桜木紫乃のレビュー一覧
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北海道のキャバレーの下働き青年が、ドサ回りの出演者達と一時的に同居するお話
以下、公式のあらすじ
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「血のつながり」はなくても、そこには家族があった。
【第13回 新井賞受賞決定!】
切ない事情を持ち寄って、不器用な四人が始めた同居生活。
ギャンブルに溺れる父と働きづめの母から離れ、日々をなんとなく生きる二十歳の章介。北国のキャバレーで働きながら一人暮らしをする彼は、新しいショーの出演者と同居することになった。「世界的有名マジシャン」「シャンソン界の大御所」「今世紀最大級の踊り子」……店に現れたのは、売り文句とは程遠いどん底タレント三人。だが、彼ら -
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アイヌ民族の赤城ミワをめぐる6遍の物語。
登場人物はミワの立ち居振る舞いやストレートな言葉によって、自分の感情の気づきを得る。
始めのほうは、民族問題というテーマを扱っている恋愛小説かと思っていたけど(★3)、最後の2遍が特にアイヌ民族を深掘りしているように感じた(★4)。
責任を取りたくないから当たり障りのない意見が溢れているし、自分はそんなこと全然気にしないよっていう意見も、当事者にとっては慰めでもなんでもなくて、逆にその無関心さに腹が立つ人もいるんだろうなと思った。でも知りたいっていうのもお節介だという。こういうのはアイヌ民族に限らずだけどね。じゃあどう接したらいいんだって向き合うこと -
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明日から夏休みと言う日に水谷貢が行方不明になる。釧路は湿地帯が広がり、誰もが考える事は最悪のケースを想定する、姉の比呂が見た最後の人物湿原と言うのは大量に水分を含み、そこに動物人間が落ち込むと出来る事も出来なく成る。姉の比呂と相棒の片桐修平はこの事件とは別に営業の鈴木洋介の死を探っていた。洋介の青い目の事で両親は離婚。母親は死に父親と姉が残っている。主人公の長部キクは樺太でソ連に家族を殺されキクは生き抜く、白い物を色々な色に染め上げる。そのキクの人生も色々な色に染め上げた。十河キクに成りこの釧路は沼地であるので、霧 モヤ が立ち込め上を向いても下を見ても鼠色。そしてあまり自分のルーツを気にしな
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ネタバレアイヌ民族の女性の物語で、章ごとに未来へ過去へ飛ぶのが読んでいて、ああ、この時代の主人公はこんなだったんだ、ああ、あれからまた歳を重ねたんだと読むたびに主人公の新たな面が見えてくるのが面白い。これほど強い女性像に久しぶりに出会えたって感じで、でも自分には決して立ち向かうことはできないだろう程の力強さが圧倒的で、その生い立ちがまた感慨深く最後まで常に新たな一面に出会わせてくれるのが読んでいて飽きさせない。ぜひとも一度は背中を見てみたい気もするが、やはり怖いと思ってしまうのだろう、この”ミワ”は強い。自立している人はいつでも強い。