桜木紫乃のレビュー一覧

  • 二周目の恋

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    好きな作家さんが 何人も入ってて 豪華なメンバーのアンソロジー。テーマが決まってて 書くって言うのは 難しそう。でも どれも面白かった。

    窪美澄さん 一穂ミチさん 島本理生さん 綿谷りささん 遠田潤子さんが良かった。

    遠田さん 波木さんは初めましての作家さん 
    短編集は 初めての作家さんに 出会える楽しみもあります。

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    2023年09月12日
  • 砂上

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    桜木紫乃の世界でした。
    初めは、この本はどうかな?的な感じでしたが、引き込まれて行きました。
    母ミオ、娘令央、令央の姉妹として育った美利の親子が織りなす物語でした。女編集者の乙三が良い感じ。

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    2023年09月07日
  • 風葬

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    釧路で書道教室を開く篠塚夏紀は、出生の謎をとくために根室へ向かう。

    桜木紫乃らしさ満点です。
    結構パワフルな展開でした。

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    2023年09月01日
  • 砂上

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    地元だからこの辺かな、あの辺かな、と想像するのが楽しかった。
    ただ読み終わる頃には偶然だけど似たようなことが自身にも起きていて、読み返すのは少しつらい。
    数十年後、自分はこの作品をどう思うかもう一度読み返してみたい。きっと感想が違う気がする。

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    2023年08月23日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    帯は、
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    あなたなら、
    この旅に誰と出かけますかーー?
    豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに
    7人の人気作家が紡ぐ「旅と人生」
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    小説5編と随想2編が収められています。

    表紙の暗闇のなかの流れ星と、
    車窓から漏れる灯りが素敵で。

    以前、文学YouTuberの寝台列車のなかでひたすら読書する動画を見たことがありますが、列車とか旅は非日常感があってドキドキワクワクしますね。

    列車をテーマにしても、オーソドックス(私の中では熟年夫婦やカップル)な物語だけでなく、友情や幽霊が出たり、感染症の流行で乗

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    2023年08月20日
  • 硝子の葦(新潮文庫)

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    暗くてひんやりしていて怖い。
    でも引き込まれてしまった。
    登場人物の不気味さとリアリティがすごくて、特にまゆみちゃんが怖かった。
    自分の周りに現れてほしくないなと思ってしまった。

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    2023年08月15日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    アンソロジー。
    どの作品も いいな、と思えた。ほのぼのだったりしみじみだったり。

    中でも特にいいなと思えたのは、恩田陸の作品だった。とても、素敵だと思う。

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    2023年08月07日
  • 風葬

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    話しがどう絡まっていくのだろうと思いながら読み進むと「そうかあ」と。舞台が道北であることやノワールというけれど、やっぱり馳星周辺りとは違うんだなあ、って。当たり前か。

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    2023年08月03日
  • 風葬

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    今んとこの桜木紫乃作品の中で1番好きだ
    オムニバスかと思いきや行ったり来たりでつながる。そして伏線回収。ミステリー
    怪物と言われて、いろんなことに手を汚した婆さんが、身体を売ることだけはやったらおしまいと言うたのが印象的。桜木紫乃作品は身売りは多いから、その台詞がひっかかった
    夏紀と風美はどんな容姿なんだろう
    風美はかざみとよむのかな

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    2023年07月12日
  • ラブレス(新潮文庫)

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    ラブレスって題名から若い人の話かと思ったら大違い。
    北海道だし、昭和だし
    たくましい女性、だらしない男性
    50年を超える期間の話
    人を描きたかったのは伝わる
    不倫とか、未婚の妊娠とか、あまり気持は良くない
    良かった、面白かった、一気に読んだ

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    2023年07月02日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    電車のお話は馴染みが深くて
    卒論で観光列車について書いた私には
    まず題材がたまらなく感じた

    本のデザインも素敵だなぁと思ったら
    吉田篤弘さんが関わっていて
    あったかい気持ちになった

    特に好きだったのは
    小山薫堂さんの旅する日本語
    とても綺麗だった

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    2023年06月30日
  • 裸の華

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    ネタバレ

     桜木さんの作品の傾向から、
    この人が裏切るのかな?と途中で何度か予想しましたが、酷い人は出ず、良い人達ばかりで読み終えてホッとしました。

     お店を閉じるという展開に寂しさを感じましたが、ノリカの踊り続けるという決断には感服しました。また桜木さんの作品読みたいです。

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    2023年06月15日
  • 裸の華

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    よい本だった。若い時は「恋人」「友達」「先輩と後輩」みたいなわかりやすい関係に集約されるけど、歳とると色んな関係性があるよなって改めて認識させられた。
    何かを始めるにも、何かを終わらせるにも勇気をもらえる本。

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    2023年06月11日
  • ラブレス(新潮文庫)

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    タイトルに惑わされてはいけない
    愛いっぱいの百合江だったのだ、と。
    北海道開拓村の貧困家庭で育った一人の女性の一生。
    壮絶なのに、カラリとした生き様がすごい。
    小池真理子氏の解説が素晴らしく、心に沁みる

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    2023年05月13日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    豪華寝台列車の「ななつ星」を題材に5人の作家と糸井重里さん、小山薫堂さんが物語や想いを綴る。寝台列車はセンチメンタルな気持ちになる。闇夜を走り抜ける中、人は過去を思い出し、その時にしかできない話しをし、解決できなかった想いを投げかける。5つの物語はどれも労りがあり、癒しもある。旅(ななつ星は旅というより乗ること自体に価値があるのだが)は不思議だ。自然と自己に向き合わせていく。
    自分を見つめ直したくなる一冊だった。
    お気に入りは「夢の旅路」「アクティビティーは太極拳」。

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    2023年05月02日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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     豪華列車ななつぼしに関するアンソロジー。作家さん、それぞれに特徴的な物語だが、すべて、心に沁みる物語。

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    2025年12月07日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    死ぬまでにしたいことの一つ、豪華クルーズトレインの旅を、豪華執筆陣のアンソロジーで擬似体験。「ななつ星」をめぐる7編、どれもいい話だった。中でも印象に残ったのは、ラストが切ない、井上荒野さんの「さよなら、波瑠」と、母娘リモート旅が和む、川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」。老春、相生、家苞etc…単語をお題にした小山薫堂さんの随想「旅する日本語」も刺さった。

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    2023年04月13日
  • 蛇行する月

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    女性作家による、女性を主人公にしたオムニバス形式の小説です。各章の主人公は、仕事、パートナー、親から継いだ店、ダメ母性分など、何かを抱え、もがきながらも幸せを見つけようとします。きっかけになるのは順子という女性の過酷ながらも真っ直ぐな生き方。最終話の主人公は順子に問います、幸せなのかと。この会話に本作に込められた作者の人生の美学が垣間見えます。

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    2023年03月05日
  • 砂上

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    ネタバレ

    「ケチは生き方、せこさは性分」
    「屈託とか葛藤とか、簡単な二次熟語でおさまらない話が読みたいんですよね」

    舞台が江別 珍しいな~とおもいつつホテルローヤルに続いて手に取った一冊。本当は前回書店に行ったときも気になったんだけど、読むのを延期しておいた作品でした。小説を書く40歳女性、柊令央を取り巻く関係が母親の死をきっかけに大きく変化していくお話。彼女が16歳で産んだ娘を、妹として育てる母親。彼女の人生を小説として表すために、令央はミオ(母親)の人生を追っていく。

    「一人称じゃなく三人称で書く」自分の人生も嘘で覆い、作家に作品を描かせる編集者、小川乙三がなかなかインパクトがある。言語力堪能な

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    2024年03月31日
  • それを愛とは呼ばず

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    大好きな作家さんです。
    桜木紫乃さんのミステリーは、一般的なミステリーと呼ぶ作品とは違う世界観でした。
    人間の心のミステリーを描いているような感じでした。

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    2023年01月31日