桜木紫乃のレビュー一覧

  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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     豪華列車ななつぼしに関するアンソロジー。作家さん、それぞれに特徴的な物語だが、すべて、心に沁みる物語。

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    2025年12月07日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    死ぬまでにしたいことの一つ、豪華クルーズトレインの旅を、豪華執筆陣のアンソロジーで擬似体験。「ななつ星」をめぐる7編、どれもいい話だった。中でも印象に残ったのは、ラストが切ない、井上荒野さんの「さよなら、波瑠」と、母娘リモート旅が和む、川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」。老春、相生、家苞etc…単語をお題にした小山薫堂さんの随想「旅する日本語」も刺さった。

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    2023年04月13日
  • 蛇行する月

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    女性作家による、女性を主人公にしたオムニバス形式の小説です。各章の主人公は、仕事、パートナー、親から継いだ店、ダメ母性分など、何かを抱え、もがきながらも幸せを見つけようとします。きっかけになるのは順子という女性の過酷ながらも真っ直ぐな生き方。最終話の主人公は順子に問います、幸せなのかと。この会話に本作に込められた作者の人生の美学が垣間見えます。

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    2023年03月05日
  • 砂上

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    ネタバレ

    「ケチは生き方、せこさは性分」
    「屈託とか葛藤とか、簡単な二次熟語でおさまらない話が読みたいんですよね」

    舞台が江別 珍しいな~とおもいつつホテルローヤルに続いて手に取った一冊。本当は前回書店に行ったときも気になったんだけど、読むのを延期しておいた作品でした。小説を書く40歳女性、柊令央を取り巻く関係が母親の死をきっかけに大きく変化していくお話。彼女が16歳で産んだ娘を、妹として育てる母親。彼女の人生を小説として表すために、令央はミオ(母親)の人生を追っていく。

    「一人称じゃなく三人称で書く」自分の人生も嘘で覆い、作家に作品を描かせる編集者、小川乙三がなかなかインパクトがある。言語力堪能な

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    2024年03月31日
  • それを愛とは呼ばず

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    大好きな作家さんです。
    桜木紫乃さんのミステリーは、一般的なミステリーと呼ぶ作品とは違う世界観でした。
    人間の心のミステリーを描いているような感じでした。

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    2023年01月31日
  • 光まで5分

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    流されて竜宮城。 ツキヨがいるのは、幸せや希望の光が届かない海の底。 「どんつき」まで来てしまった人は暴力とお金の支配に無抵抗。 共感や救いなんて、初めから終わりまで一切ない。 それでも、玉手箱の煙を吸えば月夜の光を浴びるまで5分とかからない。

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    2023年01月28日
  • 氷平線

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     どの話も静寂と暗さと、どうしようもない、しがらみ?みたいなものが漂っていて、
     そして、決して幸せにはなれなくて…。

     でも読み応えがあって個人的には好みでした。

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    2022年12月24日
  • 裸の華

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    おもしろかった。
    夢を見るため、夢の続きを見るため、今日をしっかりと生きている人の話。
    登場人物の過去のことは、さらりと触れられるだけ。ノリカの足のけがにしても、その呪縛を受けている感じはしない。明日のために今日をどう生きるかを考えている。

    解説の次の文がよいし、重い。
    大切なもののほとんどすべてを無くし、どれほどどん底まで堕ちたとしても、たったひとつ真に打ち込めるものを持っているというそのことこそが、明日を生きるための(今日死なずにいるための)原動力になり得るのだ。

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    2022年10月22日
  • 蛇行する月

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    何が幸せかは、
    自分自身で決めるものなんだなと思った。

    出来事だけに目を向けると
    幸せとは言い難い人生をだけれど、
    無理にプラス思考になろうとせず
    純粋に今を楽しみ生きている順子だからこそ
    みんなの忘れられない人になっているのだろうと思う。

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    2022年10月22日
  • 砂上

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    ネタバレ

    面白くて苦しくて、読んでも読んでも読み終われなかった。

    女3人のうち、ミオは令央の再構築した虚構からしか探れない。他人への興味が薄い令央のである。

    ただ、最後の令央と美利の実際のやりとりで、息をつける。

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    2022年09月09日
  • 無垢の領域

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    ネタバレ

    生活能力には欠けるけれど書道の天才である林原純香が、民間に運営を委託されその館長となっている兄の元にやってきて起こす、周りへの人々の心のさざ波をえぐり出した問題作。書道家の秋津龍生はなかなか書道界で力を認められず、妻であり養護教員の怜子に経済的に支えられていたが、純香の件で林原館長に相談を受けてから男女の関係を持つ。秋津は純香の天才さに衝撃を受けつつ、そばに置くことを望んで自分の書道教室の教師として迎え入れる。林原館長には純香も馴染んでいる里奈という彼女がいるが結婚までは考えていない。秋津の母は、もうろくしているのか正気なのか定かではない状況。こうした人たちが抱える静かな嫉妬と羨望を、林原純香

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    2022年07月24日
  • ブルース

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    『ラブレス』(新潮文庫、2013)が面白かったので立て続けに同じ著者の小説を読んだ。こちらもなかなか。
    影山博人という両手両足の指が6本ある男の人生が、人生のそこここでかかわりのあった数人の女たちの視点を当てながら描かれる。顔がよくてセックスもうまかったみたいだけど、悲しい生い立ちを背負ってダークな仕事に身を染めてという人生は決して魅力的には思えない。北海道内でほぼ話がまとまっているのでスケール感もそんなに大きくない。でも、北海道が舞台というのが効いていると思う。自分にとっては現実離れした奇譚があたかもあり得そうで、ちょっと幻想的な気分を伴いながら読んだ。

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    2022年07月10日
  • 光まで5分

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    底の底まできてしまうと
    ある意味安心してしまうのだろうか
    怖いものなしって
    なんだか憧れてしまう自分もいる。

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    2022年06月22日
  • 裸の華

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    桜木紫乃のいい。
    ストリッパーのノリカ、なんと気風がいいのか。
    ジャンレノのレオンと何故か重なった。

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    2022年06月21日
  • ふたりぐらし(新潮文庫)

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    ふたりの日常を覗いているようで我に返った時隣をふと見てしまいたくなる。
    色んなふたりがあってそれを解ってもらえなくともふたりが分かり合っていければ到底問題はない。とそう思わされた。

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    2022年06月13日
  • ブルース

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    私の期待してた終わり方ではなかったけど、1人の男が年齢を重ねて色んな女性と関わっていくという書き方は好きだった。影山博人さんという1人の人生を見ているのに、視線がその時々の女性たちなのが面白い。ちょっと影がある人がモテるってほんとだよなーと思った。笑
    私の中で影山博人という人物像が出来上がりすぎているので、実写化はして欲しくないタイプだ。笑

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    2022年05月20日
  • それを愛とは呼ばず

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    恋愛小説かと思ったら
    やはり、そこは桜木紫乃っぽい

    簡単な恋愛じゃなく、サスペンスも孕む展開に
    引き込まれて読み進めたラストがまた驚きː̗̀(☉_☉)ː̖́

    やっぱり好きな作家さんです

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    2022年03月29日
  • 硝子の葦(新潮文庫)

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    ドラマ仕立てで色んなことが次々と起こります。ゾクゾクしたい時におすすめ。冒頭に事件が起こり、そこから遡って節子を主人公とした物語が始まり、ラストまた現在に戻ります。いつも冷静で賢く、無感情にも見えるが思いやりも見え隠れする。恐ろしいけど魅力的な節子さん。果たして真相はいかに。

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    2022年02月01日
  • 氷平線

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    オホーツク海。流氷。
    どこまでも広くて、冷たい大地。

    デビュー作「水平線」を含む作品集。

    孤独を抱えた人々の、くっつきそうでくっつかない、くっつけない、
    苦しい切ない哀しい思い。

    どうして、って思うけれど、
    どうにもならないこともある。

    北海道には一度しか行ったことがないけれど、
    そこで暮らしたことのある人にしか分からない、
    重く張り詰めた空気が描かれているのだろうと思った。

    「雪虫」が好き。
    ”青白い時間は、苦く美しく変化する。”

    あと「水の棺」。
    愛と憎しみと。

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    2022年01月31日
  • ブルース

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    出会った女性、出会った女性に忘れられない感覚だけ残して、次の場所へ消えていく。欲からする行為っていうより、相手に図らずも記憶させてしまう行為。

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    2022年01月22日