桜木紫乃のレビュー一覧

  • 谷から来た女

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    強そうだと思うのに、それは他人から見た姿にすぎないのかもしれない。何かに対峙しているから強いと感じられるのだろうか?

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    2025年04月11日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    ななつ星にまつわる小説やエッセイ集。ななつ星乗ってみたいけど、一緒に行く人を選びそう。
    糸井重里の”帰るところがあるから旅人になれる”というのは私も昔から思っていたことだから共感できた。

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    2025年04月06日
  • ヒロイン

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    逃げるぜ。
    逃げるぜ。

    なんか、時間潰しのような、他人になりすます人生。

    巻き込まれた?
    いや、運命だった?

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    2025年04月06日
  • 孤蝶の城(新潮文庫)

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    桜木紫乃『孤蝶の城』新潮文庫。

    『緋の河』の続編。カルーセル麻紀をモデルにした小説である。主人公の秀男の芸名がカーニバル真子とは良く思い付いたものだ。

    自分は、最近流行りのLGBTQなるものには、どうしても抵抗を感じる昭和世代である。昭和の時代にもゲイとかオカマと呼ばれる人たちが存在したが、今ほど権利や何だと騒ぐことも無く、一般人にその存在を容認しろと強要することは無かった。

    今や一般企業の管理職向け教育などでLGBTQを容認しろと強要してくるものだから呆れてしまう。そういう存在や生き方を嫌うのも自由であるはずだ。そういう今流行りの立派な教育を行う企業もLGBTQの皆様のために多くの種類

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    2025年04月05日
  • 人生劇場

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    「ホテルローヤル」「ラブレス」に連なる、作者の家族を描いた作品。

    作者の父親がモデルだという主人公の猛夫。卑屈で身勝手で、怒りに任せて女子供に手を挙げる、どこまでも自分本位で身勝手で、山気があって、堪え性がない。
    読んでいて本当に不快になるけれど、こういう親父昭和初期生まれにはザラにいたな〜とも思う。

    「男だもん仕方ないんだ」と我慢し、受け入れ、甘やかせてきた女がこういう男たちを育ててきた時代だったと思う。
    カツ、駒子、里見といった女たちは皆、強かでたくましい。そして作者自身投影した春生も。

    「親を肯定することは自己肯定に直結する」という作者が、この小説を書いて親の生き方を肯定できたと言

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    2025年04月03日
  • 家族じまい

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    「ママがボケちゃったみたい」
    高齢の両親を抱える苦悩
    娘たちには世話にならないという老人の意地

    誰しも訪れるであろう話に身をつまされる

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    2025年03月27日
  • 青い絵本

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    絵本にまつわる5つのお話し。
    「絵本」だし「短編」だしと、
    うっかり気楽に読み始めてしまったのだけれど
    深い。後半の二つは特に。
    じっくりと、じんわりと主人公たちの人生が心に沁みてくる。
    小説なのに、絵本を読んだ後のように
    光り輝く様々な碧い色が
    いつまでも脳裏に浮かんで来るのでした。

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    2025年03月27日
  • 青い絵本

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    表紙の青色に惹かれて手にとった。

    絵本は、子どもの頃読んでもらって幸せな想いや楽しい思い出があったり。
    大人になり、読み聞かせしての思い出が出来たり。
    子どもの頃に受けた印象と大人になり読んだ後とでは、感想などが違ったり。
    絵本といえば、子どもが対象のような感じも受けますが、大人も十分楽しめると思う。

    5編からなる話の中で、私が良かったなと思ったのは、“鍵key”と“青い絵本”。
    青い絵本の中の作品『あお』、実際手に取って読んでみたいと思った。読んでいて、色々なあおを想像した。
    表紙は、美弥子と好子が見た支笏湖の碧なのでは??と思った。
    皆さんがみた “あお”は、どんなあおですか?

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    2025年03月23日
  • 青い絵本

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    桜木紫乃さんの五編の短編集。

    表題作の「青い絵本」では、一時期親子だった2人の来し方行く末が描かれていました。

    絵本作家と漫画の背景を描くアシスタントの2人の合作の絵本は、どんな青色で表現されたのか、とても興味深くて見てみたいなと思わせてくれました。言わなくてもわかってしまった悲しい事実と向き合って懸命に作られた絵本。親子として過ごす時間は少なかった2人だけれど、この絵本がずっと2人の繋がりを残してくれることになったのが、とても印象的でした。

    もうひとつ印象的だった短編は「卒婚旅行」です。定年後の夫婦の生活は、お互いの思いがすれ違うとよく聞きます。この短編もまさしくそのとおりでした。

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    2025年03月22日
  • 青い絵本

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    湖面と同じ目線で楽しんだ支笏湖温泉に樽前山登山。青い絵本にピッタリの懐かしいさまざまな“あお”の情景目に浮かぶ。絵本も見たくなった。
    「あなたは しっていた 
    こころと こころの まじりあう
    こうふくな しゅんかんをー」
    青い絵本は⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

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    2025年03月17日
  • 家族じまい

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    核家族などと言われて久しいけれど、もはや核家族どころかおひとり様世帯の時代と言っても過言ではない。

    「ママがね、ボケちゃったみたいなのよ。」
    長女である智代の元へ届いた、妹乃理からの一本の電話。
    身勝手でワンマンな父について行けず、実家とは疎遠となった智代に「これはお姉ちゃんにも関係あることなの!親は親でしょ。」と妹の言葉が重くのしかかる。

    28歳バツイチの陽紅は、農協の窓口業務について間もなく、3日に1回は訪れる80歳過ぎのおばあちゃんから「ウチの嫁にきてくれ」と迫られていた。
    55歳未婚。
    結婚離婚を5回も繰り返した母は、悩む娘に「ありだね」と言った。

    とうとうテレビも映らなくなって

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    2025年03月13日
  • 彼女たち

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    柴崎友香さんの『つかのまのこと』と同じような感じの写真×小説の本。(『つかのまのこと』は東出昌大の写真集みたいな感じだが)こちらはどこかにいそうな彼女たちの話。

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    2025年03月11日
  • 光まで5分

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    ずっと暖かい海の底に漂っているようなお話だった。綺麗ではない影の部分、見たこともない世界がとても魅力的に感じた。

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    2025年03月08日
  • ヒロイン

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    逃げなくてもどうにかなったのでは? 逃げるから、マズいことになっていくような気がする。余りにも考えがないというか周囲に流されすぎるというか。

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    2025年03月02日
  • 青い絵本

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    人生をどのように締めくくるか。

    絵本に纏わる5つの短編集です。
    小さい時にはもちろん絵本は読みましたが、自分が好きな絵本はなんだったろうと思いました。

    各短編は短い言葉(絵本の内容)をどのように捉えるか。
    哲学的でもあり深い内容だった気がします。

    個人的には、やはりタイトルの「青い絵本」でしょうか。
    青って色々な青がありますが、いろいろな感情の青があると思うと深いです。

    心にそっと触れられた気がする小説でした。

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    2025年02月12日
  • 青い絵本

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    絵本に纏わる5つの短編集。

    さまざまな形で絵本に関わる人々が、絵本を通じて過去と対話し再生する姿を描いている。

    絵本は、短いことばでいちばん伝えたいことを表現していると思う。
    その1行に込められた思いが、今の自分の心に届いたときに感動し何度も読み返す一冊となる。
    そんな絵本を誰もが持っているのだろう。


    卒婚旅行〜大人のための絵本読み聞かせに出会ってから絵本セラピストの資格を取得していた妻に読んでもらったのは『ほら、みて』。

    なにもない一日〜やや子が朗読する短編小説の話から義母が昔、夫に読んであげた記憶があった絵本が『だいすき だいすき』。

    鍵key〜小説家の夫を亡くし、閉店するまで

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    2025年02月02日
  • 氷の轍

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    生きていく場所、生きることの難しさ、言葉にするまで時間がかかる事 人間の一生の仕事は生きて死ぬこと。そんな感じの物語の気がした。

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    2025年01月30日
  • 彼女たち

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    最近時々同じようなこと考えることあるなぁと思いながら読んだ。
    中川正子さんの写真の光の感じがあたたかくて良い。
    心にじんわりくる本。


    (引用)
    楽しいことを考えるのが苦手になったのは、子育てのせいじゃない。わかってる。

    今したいことは、なに?

    「わたし」という本。
    自分のページをめくる。

    深呼吸する。

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    2025年01月26日
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    普段さみしさってほとんど感じることがない感情だけど、
    主人公に感情移入して、ものすごく寂しくなっちゃった

    共感したのは、
    住む土地とか仕事とか、しがらみのない人に対して羨ましく思う気持ち。
    もちろん自分を大切にしてくれる場所があるのも
    自分が大切にしたい場所があるのも、とっても幸せなことなんだけど、
    それがない人を羨ましいと思ったことは、
    これまでにあったから、わかるわかると頷いちゃった

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    2025年01月25日
  • 青い絵本

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    ネタバレ

    人生の終焉に向かう人、
    自分の人生を見つめ直す人が
    たくさん描かれており、
    どれも儚く優しいお話だった。
    そしてそんな優しい話に寄り添う絵本の数々に、
    改めて絵本の偉大さに触れた気がした!

    特に好きな話は表題作。
    「あお」には碧や藍...本当に様様な種類があって、
    その色には悲しみのイメージがあったけど、
    実は温かさも表現できる色であることを
    主人公の母好子さんが教えてくれた。
    「あお」っていいな。とても好きな色になった…

    人生の分岐点になったらまた読みたい作品。

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    2025年01月23日