桜木紫乃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
核家族などと言われて久しいけれど、もはや核家族どころかおひとり様世帯の時代と言っても過言ではない。
「ママがね、ボケちゃったみたいなのよ。」
長女である智代の元へ届いた、妹乃理からの一本の電話。
身勝手でワンマンな父について行けず、実家とは疎遠となった智代に「これはお姉ちゃんにも関係あることなの!親は親でしょ。」と妹の言葉が重くのしかかる。
28歳バツイチの陽紅は、農協の窓口業務について間もなく、3日に1回は訪れる80歳過ぎのおばあちゃんから「ウチの嫁にきてくれ」と迫られていた。
55歳未婚。
結婚離婚を5回も繰り返した母は、悩む娘に「ありだね」と言った。
とうとうテレビも映らなくなって -
Posted by ブクログ
絵本に纏わる5つの短編集。
さまざまな形で絵本に関わる人々が、絵本を通じて過去と対話し再生する姿を描いている。
絵本は、短いことばでいちばん伝えたいことを表現していると思う。
その1行に込められた思いが、今の自分の心に届いたときに感動し何度も読み返す一冊となる。
そんな絵本を誰もが持っているのだろう。
卒婚旅行〜大人のための絵本読み聞かせに出会ってから絵本セラピストの資格を取得していた妻に読んでもらったのは『ほら、みて』。
なにもない一日〜やや子が朗読する短編小説の話から義母が昔、夫に読んであげた記憶があった絵本が『だいすき だいすき』。
鍵key〜小説家の夫を亡くし、閉店するまで