桜木紫乃のレビュー一覧

  • 青い絵本

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    湖面と同じ目線で楽しんだ支笏湖温泉に樽前山登山。青い絵本にピッタリの懐かしいさまざまな“あお”の情景目に浮かぶ。絵本も見たくなった。
    「あなたは しっていた 
    こころと こころの まじりあう
    こうふくな しゅんかんをー」
    青い絵本は⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

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    2025年03月17日
  • 家族じまい

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    核家族などと言われて久しいけれど、もはや核家族どころかおひとり様世帯の時代と言っても過言ではない。

    「ママがね、ボケちゃったみたいなのよ。」
    長女である智代の元へ届いた、妹乃理からの一本の電話。
    身勝手でワンマンな父について行けず、実家とは疎遠となった智代に「これはお姉ちゃんにも関係あることなの!親は親でしょ。」と妹の言葉が重くのしかかる。

    28歳バツイチの陽紅は、農協の窓口業務について間もなく、3日に1回は訪れる80歳過ぎのおばあちゃんから「ウチの嫁にきてくれ」と迫られていた。
    55歳未婚。
    結婚離婚を5回も繰り返した母は、悩む娘に「ありだね」と言った。

    とうとうテレビも映らなくなって

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    2025年03月13日
  • 彼女たち

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    柴崎友香さんの『つかのまのこと』と同じような感じの写真×小説の本。(『つかのまのこと』は東出昌大の写真集みたいな感じだが)こちらはどこかにいそうな彼女たちの話。

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    2025年03月11日
  • 光まで5分

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    ずっと暖かい海の底に漂っているようなお話だった。綺麗ではない影の部分、見たこともない世界がとても魅力的に感じた。

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    2025年03月08日
  • ヒロイン

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    逃げなくてもどうにかなったのでは? 逃げるから、マズいことになっていくような気がする。余りにも考えがないというか周囲に流されすぎるというか。

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    2025年03月02日
  • 青い絵本

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    人生をどのように締めくくるか。

    絵本に纏わる5つの短編集です。
    小さい時にはもちろん絵本は読みましたが、自分が好きな絵本はなんだったろうと思いました。

    各短編は短い言葉(絵本の内容)をどのように捉えるか。
    哲学的でもあり深い内容だった気がします。

    個人的には、やはりタイトルの「青い絵本」でしょうか。
    青って色々な青がありますが、いろいろな感情の青があると思うと深いです。

    心にそっと触れられた気がする小説でした。

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    2025年02月12日
  • 青い絵本

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    絵本に纏わる5つの短編集。

    さまざまな形で絵本に関わる人々が、絵本を通じて過去と対話し再生する姿を描いている。

    絵本は、短いことばでいちばん伝えたいことを表現していると思う。
    その1行に込められた思いが、今の自分の心に届いたときに感動し何度も読み返す一冊となる。
    そんな絵本を誰もが持っているのだろう。


    卒婚旅行〜大人のための絵本読み聞かせに出会ってから絵本セラピストの資格を取得していた妻に読んでもらったのは『ほら、みて』。

    なにもない一日〜やや子が朗読する短編小説の話から義母が昔、夫に読んであげた記憶があった絵本が『だいすき だいすき』。

    鍵key〜小説家の夫を亡くし、閉店するまで

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    2025年02月02日
  • 氷の轍

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    生きていく場所、生きることの難しさ、言葉にするまで時間がかかる事 人間の一生の仕事は生きて死ぬこと。そんな感じの物語の気がした。

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    2025年01月30日
  • 彼女たち

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    最近時々同じようなこと考えることあるなぁと思いながら読んだ。
    中川正子さんの写真の光の感じがあたたかくて良い。
    心にじんわりくる本。


    (引用)
    楽しいことを考えるのが苦手になったのは、子育てのせいじゃない。わかってる。

    今したいことは、なに?

    「わたし」という本。
    自分のページをめくる。

    深呼吸する。

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    2025年01月26日
  • 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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    普段さみしさってほとんど感じることがない感情だけど、
    主人公に感情移入して、ものすごく寂しくなっちゃった

    共感したのは、
    住む土地とか仕事とか、しがらみのない人に対して羨ましく思う気持ち。
    もちろん自分を大切にしてくれる場所があるのも
    自分が大切にしたい場所があるのも、とっても幸せなことなんだけど、
    それがない人を羨ましいと思ったことは、
    これまでにあったから、わかるわかると頷いちゃった

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    2025年01月25日
  • 青い絵本

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    ネタバレ

    人生の終焉に向かう人、
    自分の人生を見つめ直す人が
    たくさん描かれており、
    どれも儚く優しいお話だった。
    そしてそんな優しい話に寄り添う絵本の数々に、
    改めて絵本の偉大さに触れた気がした!

    特に好きな話は表題作。
    「あお」には碧や藍...本当に様様な種類があって、
    その色には悲しみのイメージがあったけど、
    実は温かさも表現できる色であることを
    主人公の母好子さんが教えてくれた。
    「あお」っていいな。とても好きな色になった…

    人生の分岐点になったらまた読みたい作品。

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    2025年01月23日
  • 氷平線

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    男と女の物語。道東という地域はその土地に根をおろすことができれば、自然も豊かで食べ物はうまい。娯楽は少ないがないわけではない。だけど、一方で目に見えない檻のようなしがらみはある。3代遡れば何かしらの期待を胸に抱いて入植した同郷者。それでも道東にたどり着いたということは推して知るべし。たどり着いたとしても同様だ。先祖のつながりは本州に比べれば薄いかもしれないが、息苦しさはどこかにある。だけど、苦しいだけではない。束の間の幸せや淡い希望を抱いて、生きていくしかない。男も女も強かに愚直に愛を囁く。

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    2025年01月19日
  • 青い絵本

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    絵本って言葉が少ない分、心の奥にすっと入ってくる気がする。だから、大人になってから絵本を読むのも、子どもの時とはまた違った楽しみ方があって良い。
    そんな大人の絵本にまつわる短編集が5つ。好きだったのは「卒婚旅行」と「青い絵本」。
    「卒婚旅行」はひたすら晴美の気持ちに共感。
    「青い絵本」は美弥子の描いた青い絵を想像しながら…青って、確かに喜びも悲しみも表現できる色なのかもしれない。

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    2025年01月17日
  • 青い絵本

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    短編集5篇
    別れや再出発とそれぞれの1篇に象徴するような絵本のコラボ。手にとって読んでみたくなるような絵本が心に残る。息子の元へと列車に飛び乗った書店員の「鍵」が良かった。

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    2025年01月11日
  • 星々たち 新装版

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    昭和から平成。
    咲子 千春 やや子 
    最後の章がこの物語を語るのか、いや、そうではないのか。
    登場人物の生きてきた道のりが、幸せが少ない。人生なんてそんなものかも知れない。
    寒い北海道の地にあって、それは温もりが増すことはなくとにかく底冷えするような物語。
    だからこそ一気に読んでしまった

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    2024年12月30日
  • 青い絵本

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    好きな話は「卒婚旅行」、印象が強かったのは表題作の「青い絵本」だった。卒婚旅行はその後の2人の生活、関係が気になる。青い絵本は読んでいる最中にいろいろな青をイメージした。

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    2024年12月13日
  • 蛇行する月

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    高校時代に同じ図書部に所属していた、4人の女性の卒業後を中心に話は展開する。これは、私のような男が読むものでなく、女性が読むものだなあというのが1番の感想。
    とにかく暗い話しで、登場人物は関わりたくない人間ばかり。あまり、読んだ事のない切り口だったので新鮮だった。

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    2024年12月09日
  • 青い絵本

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    セラピスト、書店員、作家、編集者など人生の岐路に立つ女性たちのそばにある絵本。それぞれの人生と深く関わる絵本と彼女たちの来し方行く末を描く5つの短編。

    年齢的に近い女性たちが多いからか、読んでいて人生後半での迷いや諦め、これまでの人生への想いなど様々な感情が湧き起こった。
    作者の端正で乾いた文章がそういった思いを決して感情的にではなくなぞってくれて心地いい。

    ただ、その分長編の時と比べるとやはりあっさりし過ぎていて少し物足りなく思った。
    やはり桜木さんは長編がいいな。

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    2024年12月07日
  • 家族じまい

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    人ごとではいられない、親の老化、介護。

    それぞれの登場人物の正直な心情が語られる点は好み。
    ただこの先どうなるの?というところで終わってしまった
    章が多く、やや不完全燃焼だった。

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    2024年12月06日
  • 家族じまい

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    自分自身も親とは距離を置きがちですが、忘れられるとどうだろう。楽になる気持ちは分からないでもないです。

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    2024年11月22日