あらすじ
新たな刑事の名は、大門真由――
寒風吹きすさぶ釧路の海岸で他殺体が発見された。被害者は札幌の元タクシー運転手・滝川、八十歳。生涯独身で身寄りもなく、自宅からは北原白秋の詩集『白金之独楽(はっきんのこま)』が見つかる。先輩刑事の片桐とともに捜査にあたる真由は、孤独な老人が最後に縋ろうとした恋心を糸口に、事件を紐解いてゆく。
直木賞作家が放つ長編ミステリー、北海道警釧路方面本部シリーズ第2弾!
解説は本作をドラマ化した映画監督の瀧本智行氏!
24年5月から桜木紫乃、4作連続刊行! 第一弾『凍原』、第二弾『氷の轍』に続き、7月『起終点駅 ターミナル』、8月『霧』と続きます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今見ないでいつ見るんだというタイミングでDVDが発掘されてドラマ見てますが、登場人物の名前以外ほぼほぼオリジナルストーリーじゃないですか。
解説に制作経緯書いてあって納得したけど、これはもう、「原作」じゃなくて「原案」では?
Posted by ブクログ
面白かったです。前作の主人公もポツポツと出てきて嬉しかったです。
犯行動機はうん…たしかに…と納得。良かれと思っても他人にとっては迷惑で…。歳を重ねると自分の考え方を変えるのは難しいですよね。
桜木さん作品、このままの勢いで次に進みます。
Posted by ブクログ
釧路での殺人事件を追う、女刑事のサスペンス。に、見せかけた、肉親の尊さを訴える、桜木さんの家族小説。北海道本の中でも、道東の寒さを思い出させるのが魅力の一つ。4連作だそうですが単独でもOK。