桜木紫乃のレビュー一覧

  • 誰もいない夜に咲く

    Posted by ブクログ

    等身大の、生活に追われる庶民が未来も見えないような暗澹たる生活の中、一筋の光明を見つけるといった感じの短編集。「一緒にいればいるだけ、いい記憶も悪い記憶も増えて行くというのは思い違いだった。いい思い出は今を過ごすための貯金でしかなく、ふたりは記憶を引き出しては食いつぶす、夢みる貘だった。」(p53 海へ)、「後悔でも傷でも、いいんです。色鮮やかな記憶がないと、自分が死んだことにも気づかない一生になってしまう」(p164 風の女)

    0
    2015年12月06日
  • ワン・モア

    Posted by ブクログ

    物語を紡ぐことに
    長けていますね。

    桜木さんの作品の中では
    ふうわり優しく
    幸福な物語でした。

    爽やかな読後感を
    得られるかわりに、
    ズンとした重みやアクが
    ない軽めの感触。

    0
    2015年04月30日
  • ワン・モア

    Posted by ブクログ

    連作長編。

    北海道の離島で医師をしている美和から話が始まり、その友人の鈴音、鈴音の離婚した夫、それぞれに個性的に描かれています。

    ストーリーはどうと言う話でもないけれど、それぞれの視点で描かれた物語は共感できて、読後感もいいです。

    0
    2015年04月11日
  • 誰もいない夜に咲く

    Posted by ブクログ

    北海道の、しかも地方部に住む希望がない人たちを描いた短編集。
    本人がいくら頑張っても仕方がない状況に追い込まれたら、女より男の方が遥かに弱いということか。

    0
    2014年08月23日
  • 誰もいない夜に咲く

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ桜木作品。どちらかといえば、社会的にはあまり恵まれていない男女の愛を描いた短編集。
    閉塞感を覚えるような陰鬱な話が多く、人間のダメな部分を書くのが上手な作家さんなのだなと感じた。
    「プリズム」なんて救いようがないし、「絹日和」の若い嫁なんて読んでてイライラして、ノブちゃんそいつとの結婚なんてやめちゃえと思った。
    「フィナーレ」と「風の女」がまだ希望が持てて好きかな。

    0
    2014年08月22日
  • 誰もいない夜に咲く

    Posted by ブクログ

    『ホテルローヤル』より面白かった。今の日本の平均的な生活よりすこし下、と思える世界に生きる男女のストーリー。このような人生特有の、文学的な退廃感に未だ憧れる自分が居る。男女のことだから必ずと言って良いほど色事の描写があるのだが、一向にエロくないのがすごい。諦め>エロスなんだと思う。「何か」を諦めている人って魅力的だ。

    0
    2014年02月25日
  • ヒロイン

    購入済み

    ヒロイン

    何が言いたいのか、全くわからない本でした。話の展開の前後の脈絡もなく、いきなり変わり不自然でした。作者の意図がわかりませんでした。桜木紫乃の作品の中で最低の出来だと思います。こうにゅうをおすすめしません。お金と時間の無駄遣いです。

    0
    2023年09月23日