桜木紫乃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和から平成を生きる主人公のモデルは、桜木さんの実のお父さんだとは分かっていた。しかし、これほど嫌な主人公が居ただろうか。気弱なくせに承認欲求がめちゃ強い上に感情が昂ぶると妻に手をあげる猛夫。養母であるカツに可愛がられ、うまくいかなくなると親戚でもある幼馴染の駒子に慰められにいくのだが、最後まで掴めない男だった。彼だけでなく小説中に登場する男性陣は理解できない男が多かった。読んでいて胸糞が悪くなり途中で放棄するつもりだったのに、いつかはまともな男になるだろうと期待して最後まで読み終える。
最終章では猛夫が認知症になった妻の里美の面倒を看ながら二人の暮らしぶりが描かれていて、次第に私の憤りも収ま -
Posted by ブクログ
オーディブルで聴きました。
「ヒロイン」がとても良かったので期待して選びました。
暗くてみじめで少々エロいお話の数々。読後感も良くない。多少のハッピーはあるものの、アンハッピーが圧倒的に多い。現実ってそんなものなのか。。?私が無駄にポジティブなのか。
マウント取られている男に嫌と言えずにヌード写真を撮らせる女性。見かけが悪い故、檀家相手に売春することに納得している住職の妻(ってどんだけ設定が昭和エロいんだ)。。人生山あり谷ありかもしれないけれど、谷部分多すぎでは?
映画にもなってるけど、原作とはかなり違うっぽい。見てみようかな。
オーディブルのナレーションは極悪だったので、紙の本をお勧 -
Posted by ブクログ
「生き惑う大人たちの物語」という帯に惹かれて手に取ったのだけど、思っていたよりも上の年齢の設定(50〜70代)だった。
歳を重ねていくことは当然老いていくことなんだけど、決してそれだけじゃない。色々ひっくるめてみると、そんなに悪くないよねって思わせてくれる本だった。
6つの短編のうち、気に入ったのは「ひも」。老人ホストなんてものがほんとにあるの?と思わず検索してしまった。ありました!シニアホストとかジジホスって言うらしい。どんな感じか、外からちょっと覗いてみたいような…
ホストクラブの話はそんなに出てこないのに、設定が妙に気になってしまった。