桜木紫乃のレビュー一覧

  • 誰もいない夜に咲く

    Posted by ブクログ

    ダメな男の話ばかりで、「世の中に、普通の男はいないのか?」と叫びたくなる。
    女性の方が、ずいぶんまともでしっかりしている。

    0
    2014年04月09日
  • 情熱

    Posted by ブクログ

    激しさはないが、情を感じる6つの短編集。

    なかでも好きな2編。
    「ひも」〜ボケたら関係解消が条件の70代ホストが、美容師のひもになる。
    互いを思い合っているのが伝わってくる。

    「らっきょうとクロッカス」〜常に100点街道を逸れずに走ってきた芙美が、出世コースから外れた地に転勤。
    しかしそこで得たものは、損得の計算をしなくなったことやものごとに対する寛容さ、そして運転免許と行きたいところ。



    0
    2025年12月16日
  • 情熱

    Posted by ブクログ

    短編集。
    「兎に角」「スターダスト」「ひも」「グレーでいいんじゃない」「らっきょうとクロッカス」「情熱」の6篇。

    読売新聞の書評を見て読んだが、書評とはだいぶん感想が違った。登場する男がみな人生に達観しているようで、魅力を感じられず、筋を追うだけになってしまった。描写も上手いし、こういう小説は好きな人もいると思うが、自分には合わなかった。

    0
    2025年12月01日
  • ワン・モア

    Posted by ブクログ

     桜木さんにしては珍しく、ハッピーエンドのお話でした。途中はなかなか暗いですが…。
     
     連作短編集でその中でも特に「おでん」の章が好きでした。

    0
    2025年11月29日
  • 砂上

    Posted by ブクログ

     作家と担当者のやりとり…と簡単な内容ではありませんでしたが、桜木さんにしては異色の内容な気がしました。変わらず、テンションは低く、暗い内容でしたが…。

     面白かったですが、もう少しパンチが欲しい気がしました。

    0
    2025年11月28日
  • 情熱

    Posted by ブクログ

    北海道が舞台なので、ほんのり思い出しながら読む。ボケたら関係解消なんておもしろい。そんな関係があってもいいな。色々やってくれる人がいるなんて羨ましい。

    0
    2025年11月23日
  • ホテルローヤル

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞作ということで、著者も、はじめてだが読んでみた。

    連作短編集で、各章の終わりが中途半端であとは読者の想像で愉しむものかと思ったが、普通とは違い現代から過去へと流れていって、これは面白い。と思った。

    ラブホテルという、ある意味世間から隔離された空間に、深みのある物語を嵌め込む技量を感じた。
    まあ、評価は普通なんだけど。

    0
    2025年11月20日
  • 砂上

    Posted by ブクログ

    編集者の言葉が、
    少しずつ今の自分に突き刺さる感じだった。
    共感も褒めもせず、原稿を仕上げさせるためだけに言葉を発する乙三。
    主人公の主体性のなさが、どこか自分に重なり、『結局ここまで突き放して言ってくれる人っていいな』って思えた。

    0
    2025年11月03日
  • 誰もいない夜に咲く

    Posted by ブクログ

     どれも暗いお話。

    短編集は、どれかひとつは気に入り、のめり込んで読み込むことがあるのですが、今回は珍しくどれもピンと来ず…。ザンネン…。

     また桜木さん作品を探しに行きます。

    0
    2025年10月29日
  • 人生劇場

    Posted by ブクログ

    昭和から平成を生きる主人公のモデルは、桜木さんの実のお父さんだとは分かっていた。しかし、これほど嫌な主人公が居ただろうか。気弱なくせに承認欲求がめちゃ強い上に感情が昂ぶると妻に手をあげる猛夫。養母であるカツに可愛がられ、うまくいかなくなると親戚でもある幼馴染の駒子に慰められにいくのだが、最後まで掴めない男だった。彼だけでなく小説中に登場する男性陣は理解できない男が多かった。読んでいて胸糞が悪くなり途中で放棄するつもりだったのに、いつかはまともな男になるだろうと期待して最後まで読み終える。
    最終章では猛夫が認知症になった妻の里美の面倒を看ながら二人の暮らしぶりが描かれていて、次第に私の憤りも収ま

    0
    2025年10月30日
  • ヒロイン

    Posted by ブクログ

    ずっと読みたいと思っていて、やっと。
    はじめての作家さん。

    好きなあらすじの感じだったのだけど、
    苦手な場面が合間にちょくちょくあって、
    気持ちが落ちてしまって。
    腑に落ちないとこもあったりで、
    なんとなく終わってしまいました。

    ちょっと合わなかったな〜

    0
    2025年10月27日
  • 情熱

    Posted by ブクログ

    短編の話が五つ。兎に角という話が一番面白かった。年を取ってから自分の新たな立ち位置を見つけることができれば、充実した人生と言えるのではないかと思った。

    0
    2025年10月26日
  • 情熱

    Posted by ブクログ

    *情熱と分別のあわいに揺れるあなたへ。
    40年ぶりに再会を果たした同級生のカメラマンとスタイリスト――「兎に角」
    「ボケたら関係解消」が条件の70代ホストと美容師――「ひも」ほか、全6編。
    直木賞受賞作『ホテルローヤル』、中央公論文芸賞受賞作『家族じまい』に連なる、生き惑う大人たちの物語*

    ひととし重ねた大人たちの、静かな諦観と受容が沁みます。
    人生の軌道修正が必要となった時に、こんなふうにさらりとゆるやかにこなしていける大人っていいなあ…と。
    淡い読後感の残る一冊。

    0
    2025年10月23日
  • 情熱

    Posted by ブクログ

     桜木紫乃の作品はいつ読んでもイイね〜

     北海道を舞台にして、時代、置かれた環境に流されながら、自分で決めた人生を懐かしむ主人公たち❢❢
     物悲しいくて、それでいて少し前向きになれる❢

    0
    2025年10月22日
  • ホテルローヤル

    Posted by ブクログ

    煙のような透明感があって、生臭いのにさっぱりしていて、
    不思議な連作小説だった。
    せんせぇ、という作品が一番好きかも。
    でも、どの作品もみんな一生懸命生きている人ばかりで、泣ける。

    0
    2025年10月17日
  • ホテルローヤル

    Posted by ブクログ

    オーディブルで聴きました。
    「ヒロイン」がとても良かったので期待して選びました。

    暗くてみじめで少々エロいお話の数々。読後感も良くない。多少のハッピーはあるものの、アンハッピーが圧倒的に多い。現実ってそんなものなのか。。?私が無駄にポジティブなのか。

    マウント取られている男に嫌と言えずにヌード写真を撮らせる女性。見かけが悪い故、檀家相手に売春することに納得している住職の妻(ってどんだけ設定が昭和エロいんだ)。。人生山あり谷ありかもしれないけれど、谷部分多すぎでは?

    映画にもなってるけど、原作とはかなり違うっぽい。見てみようかな。

    オーディブルのナレーションは極悪だったので、紙の本をお勧

    0
    2025年10月09日
  • 氷の轍

    Posted by ブクログ

    なんだか切ない気持ちで終わった。
    どちらの気持ちも分からないわけではないが、あなたの為を思ってはやっぱり自分の為なんだなと思う。

    0
    2025年10月08日
  • 誰もいない夜に咲く

    Posted by ブクログ

    良かった。短編集だからさくっと読める。なのに1つ1つしっかり内容が厚い。内容のせいで引き込まれるからさくっと読めるのかも。

    特に「フィナーレ」が良かった気がする。ストリップの踊り子さんの話。

    0
    2025年10月04日
  • 家族じまい

    Posted by ブクログ

    家族じまい

    タイトルにすごく潔さを感じました。
    認知症になった母を中心に、夫・娘たち・姉妹それぞれ役割が生まれ、過去の葛藤と向き合いながら折り合いをつけていく話。
    家族とは何?
    娘の責任は果たさないといけないの?
    って思いながら、それぞれの立場が抱える事情にも同情してしまって読み応えのある内容でした。

    0
    2025年10月04日
  • 情熱

    Posted by ブクログ

    還暦世代が主人公の短編集
    70代ホストの哀愁、還暦のミュージシャンや、作家
    その世代で体はボロボロでも、まだ夢や恋がある
    私も今年50歳を迎えた
    まだまだ萎みたくないと思った

    0
    2025年10月03日