桜木紫乃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
北海道を舞台にした7編の短編を集めた作品。デビュー作を含む単行本『氷平線』と通じる設定のものが多く、いい意味でトーンも似ていた。
静かに運命を受け入れる諦めと、ひっそりと生きながらも芯の強さをもつ女性。対する男性は、女性に寄生しすることしかできない意気地なしがしばしば登場する。
タイトルは演歌のようで、これにはちょっと苦笑い。桜木紫乃じゃなかったら買わないな。でも、不幸を乗り越えてさらりと進んでいく女性の底力に支えられて、中身には演歌ほどの湿り気はない。
耐え忍ぶ姿を、涙ながらにじくじく描いていたら、自分とは考え方も生き方も異なる人たちの登場する作品に、こんなにも強くひきつけられることはな -
Posted by ブクログ
『ラブレス』に圧倒されて即借りた、直木賞受賞作。ラブレスほどではなかったけど、釧路の潰れたラブホテルにまつわる群像劇ということでしみじみ読めました。
短編集となっており、その中に先生と女子高生の話が一篇あった。この二人の話には一切ローヤルが出てこないためふんふんと読み飛ばしてしまい後からはっ!?と気付いたんだけれど、他の話のどこかでローヤルが潰れるきっかけになった心中事件、というのが出てきていて、1回だけ教師と生徒、という表現があったためこの二人か!!と。先生は尊敬する校長と妻に20年不倫をかまされており、JKは家がめちゃくちゃで一家離散から行くところがなくなり、、、という話。その短編自体は