桜木紫乃のレビュー一覧
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題名に惹かれて読み始めた、初・桜木紫乃さん。読み終わりに「師匠〜」と章介の視線と重なって涙が出てしまった。
昭和の終わり、極寒の地、道東の港町にあるキャバレー「パラダイス」が舞台。
博打うちの父が亡くなりようやく解放された母から骨つぼを押し付けられ、綺麗好きなひとなら気絶しそうな寮で寝起きしているキャバレーの下働きの章介が主人公。
そんな折、月替わりゲストにやってきたのは、失敗ばかりするマジシャン、お寺の次男のシャンソン歌手ブルーボーイと自称28歳の口の悪いストリッパー。キャラ強めな三人となぜか一緒に住むことになって…というお話です。
読み進めるうちに当たり前だけど本のページが減ってきて、 -
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ネタバレ普段ミステリーは手にしないけど、気になってた桜木紫乃さん初めまして本。全体的に暗くてどんよりした、いつ何が起こるかわからない空気感。それが作品全体に緊張感を与えてくれてる。
2人の視点から語られる形式だけど、あくまでそれぞれの視点で都合のいいところだけ語ってるから、ほんとのところはわからない部分も多い。
芸能界で活躍することを夢見ていた紗希。その真面目すぎる性格がゆえに苦しい思いもしてきたんだろうけど、かなりやばい。書かれてないだけで紗希はほかにも殺人や自殺のほう助をしてきてるんじゃないかと思ってしまう。しかもそれを「愛」と捉えてるあたり。捕まっても反省することはないだろうな。あくまで自分の -
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でじゃぶ
ってな事で、桜木紫乃の『誰もいない夜に咲く』
波に咲く
海へ
プリズム
フィナーレ
風の女
絹日和
根無草
の短編集。
読み始めから、あれ?何か見た事ある風景が頭を過ぎる…
あっ、これ読んだ事ある…。じゃが、本のタイトルが違う
ここで自分が読んだ本がすぐ調べられる様に # を付けとるんよね。
わしの場合は#やっさん~で、~を作家さんの名前にしてるから #やっさん桜木紫乃 で調べたら自分が読んだ桜木紫乃リストが出るから調べると『恋肌』が単行本で、更に調べると恋肌に加筆・修正、未発表の風の女が入って『誰もいない夜に咲く』が文庫版になってるとの事…。
紛らわしい…
まあ、 -
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ネタバレ写真が素敵。写真に合わせてテキストを考えたのでしょうか?こういうテイストの本好きです。好きな人が多いのでは。
更には桜木さんがこういうテイストの物語をつけるということもちょっと意外性があって良かった。素敵な温かい物語を紡ぎながらもピリッとするところや切なくなるところ苦みの効いたところを感じられるのが桜木調というか「らしさ」を感じて嬉しくなりました。
本書の写真家の方と桜木さんの対談?の記事をナニカで読みましたが、写真家の方のコメントが自信が透けすぎてて正直言うとちょっと嫌な感じだなぁと思ったんですが、本書の写真を見ると自信家なのもさもありなんと思わされてしまうセンスを感じました。言うだけのこと -
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これは、とても丁寧な作り方をされている本だなと感じられ、単行本サイズの広々とスペースを取った写真と、メッセージとも受け取れる、一ページ毎に間隔を空けた、少ない文体で手軽に読める短篇小説とのバランスも絶妙な、桜木紫乃さんにとって、『Our Stories』な物語は、今を精一杯生きている、そんな『彼女たち』に贈る、新たな視点をそっと教えてくれるフォトストーリーです。
『なつかしいものなんて、ひとつもないの』
『だまって言うことをきいていたら、胸が苦しくなってくる。
本音と建前が透けて見えるのは、つらいんだ』
三つある内の、一つ目の物語は、誰も彼女の心の中に興味の無い環境で暮らしてきた、 -
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ネタバレ桜木紫乃作品にしては暗い重い気持ちにならずに、読後はあったかい気持ちになった。
短編だけど登場人物がみんな繋がっているタイプで、そこは桜木紫乃さんらしいなぁと。
「おでん」の終わり方は、ああこれ店長の自信のなさ、自分が傷つきたくないから押せないってことでしょ?ってがっかりしたのに、最後に夫婦になっててウルッとした。
赤沢さんに会う時になぜか結婚指輪をしちゃう寿美子の気持ちはわからなかったけど、それを会った途端に絆創膏で隠しちゃうとことか、赤沢さんががっかりしちゃうとこ、否定しないとこに胸が苦しくなった。こちらも最後幸せでよかった…。
登場人物の関係性を書き出して整理したいな。笑
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「最悪よりは平凡」島本理生
顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
「フェイクファー」波木銅
主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
「カーマンライン」一穂ミチ
私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に -
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