梶山あゆみのレビュー一覧
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購入済み
挑戦的な読書体験
内容が非常に密度が高く、歴史に詳しくない読者にとっては理解が難しいと感じられることがあります。また、映画的表現が強調される一方で、歴史的細部や文脈の深い理解が必要な部分も多く、一般読者には挑戦的な読書体験になる可能性があります。
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Posted by ブクログ
ネタバレなんかムダな時間過ごしちゃったなーと思うことが続いたときに、思わず手に取ってみた本。
いわゆる時間やお金の面だけでなく、一方では良いと認識されているリサイクルのことまで、ありとあらゆる場面での「ムダ」について書かれていた。
結論、万人にとってのムダってないんだな、と。
一方向から見れば効率的に見えることでも、逆方向から見ればムダではないことであったり、そもそもムダとそうではないことの厳密な境界線を引くのも難しい、というのが分かったかな。
リサイクルとかも、もちろんするに越したことはないのだろうけど、結果的にリサイクルしたことによる発生するプラスのエネルギーはムダではないのかと考え出したら -
Posted by ブクログ
人が視覚や聴覚、または身体の一部を失った時に脳内ではどのようなことが起きるのか?
脳を「ライブワイヤードな装置」=絶えず自らを改造する汎用的パターン認識器等捉え直す著者が明かす、脳科学の最前線。
脳はエネルギー効率が悪いので極力、エネルギーォ節約するため、予測できる物事は無視して、変化にのみ気づきやすくなる傾向がある。
様々な錯視がその反映である。
夢を見る理由を筆者は、脳内の細胞が互いに存続を争っており、視覚野は眠っている間に、他の感覚に神経領域を乗っ取られないように活動するために、人間は夢を見るのだと説明する。
しかし私は、夢は視覚野を使ってみているのかに疑問を感じる。夢は映像を見てい -
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Posted by ブクログ
目次
はじめに ムダのない世界に向けて
ムダとは何か
【第Ⅰ部】ムダと環境
ゴミ処理はムダだらけ?/透明なプラスチックの不透明な問題/
リサイクルがかえってムダを生む?/水問題に潜むムダ
【第Ⅱ部】ムダと経済
スマートフォンから生まれるムダ/ファッションの大量消費/
返品文化が消費行動を変える?/誰もが嫌悪する食品ロスの真実
【第Ⅲ部】ムダの科学
CO2がどのように生まれ、悪影響を及ぼすのか?/
発電方法と電気使用から見るムダ/非効率な太陽エネルギーの使われ方
【第Ⅳ部】ムダの哲学
お金のムダ/時間のムダ/発揮されない潜在能力/浪費される命 -
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Posted by ブクログ
【自由研究】人はなぜ老いるのか?①
本書はおそらく壮大な【プレゼンテーション+プロモーション】なんだと思います。研究資金を得るための。
■本書の主張は明快です
・老化は病である
・ゆえに細胞を入れ換えれば長生きできる
・結果、人生130年時代になる
・人生の終わらせ方は選択制になる
■今後予想されること
・NMNというサプリが爆売れするでしょう!
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本書が正しいかどうかは別としても、今後健康寿命を延ばすことはますます盛んになるでしょう。
我々は寿命をいじることへ本能的に「違和感」を覚えます。著者はこうした批判や「諸問題」に対し、反論や解決索を提示します。
ただ、どの説明もどこか〈詭弁〉 -
Posted by ブクログ
老化は避けて通れない自然な現象などではなく、病気だという大前提で、ではどうして筆者がそう言い切るのかを科学的に説明し、どのようにすれば健康寿命を延ばせるのか、いつまでも若々しくいられるのかについて10年以上を費やして書かれた本。
遺伝子研究における専門用語が多く、初めは挫けそうになったが巻末のイラスト付き用語集を何度も参照しながら根気よく、しかし一日○ページと決めて集中して読み進めたが、読み進めるうちに専門用語も何度も出てくるので後半は素直に面白く読むことが出来、10日で読み終えた。
生涯をかけて老化の研究をし、老化は全ての病気の根源である故にこれを遅らせることに全てを注ぐその熱意は強烈なも -
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Posted by ブクログ
カエサル、クレオパトラといった超有名人もいれば、馴染みのないガーフィールドなる大統領も(第20代アメリカ合衆国大統領)。
猫かとおもたよ・・・
さて、本書はタイトル通り、偉人たちの「死に様」だ。
役者あとがきにある通り、当時は「最善の治療法」を施された結果とはいえ、この死に方の苦しみは如何程だろうと思わざるを得ない。
本書にたびたび出てくるのが「瀉血」だ。
悪い血を抜けばいい、確かに、発想は悪くない、だが、抜いてその後どうするのよ……。
ワシントンは2.4Lもの血を抜かれたそうだ。
私はたった400mlの血を抜かれた後、駅の階段を駆け上がり如何にもこうにもひどい気持ちで家に帰ったというのに。