梶山あゆみのレビュー一覧

  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

    Posted by ブクログ

    本は難しいので漫画で。農耕、宗教、人種差別、女性軽視の文明が形成された様子をものすごくわかりやすく説明してくれてる。

    0
    2025年11月05日
  • あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている

    Posted by ブクログ

    2019年に撮影されたブラックホールの画像を見た時から興味をそそられ色々調べてみましたが、憶測ばかりの話でイマイチよく解らずそのまま放置していたらこの本と本屋さんで出逢い手にしました。

    文章が上手且つ翻訳も素晴らしいのでスイスイ読み進める事が出来ました。また、取っ付きにくい方程式もE=MC ²くらいなので文系の自分にも解りやすく書かれていて理解が深まりました。

    数々の発見を過去に遡って整理されているので、知っているものから何となく知っているもの、知らなかったことまでこの一冊に凝縮されています。
    こうしてみてみると宇宙にはまだまだ解らない事がありすぎて古い情報誌を読むよりも2025年発行のこ

    0
    2025年10月19日
  • あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    漠然と思い描いていたブラックホールのイメージが変わりました。吸い込まないというのが1番衝撃的。おそらく何かのアニメだと思うけどそんな表現があったと思うんだが。
    内容は天文学の歴史と量子物理の難解な話も多いが、分かり易く書かれている。それでも最後の方は難し過ぎた。まぁ完璧に理解出来なくても面白い事には変わりない。

    0
    2025年10月12日
  • とんでもないサバイバルの科学 恐竜絶滅から、ポンペイ、黒死病、タイタニックまで、史上最悪レベルの大事件をどう生きのびる?

    Posted by ブクログ

    本書は書店でも科学コーナーに置いてあったが、どちらかというと歴史書。恐竜、小惑星の衝突は人類誕生以前の話だが、それ以外は歴史上のイベントに対して詳細に調べて、その中でどう対処すれば生き延びられるかという観点から描写したもの。臨場感もあり、歴史好き、科学好きには面白く読める。
    【原題】
    HOW TO SURVIVE HISTORY : How to Outrun a Tyrannosaurus, Escape Pompeii, Get Off the Titanic, and Survive the Rest of History's Deadliest Catastrophes

    0
    2025年10月01日
  • 漫画 サピエンス全史 文明の正体編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    漫画を読みなれていないので、けっこう読むのに時間がかかったけど、「サピエンス全史」のおさらいをするのにはとても良いです。「文明の正体」編では、最初の方は、人間が麦の奴隷になっていく過程が描かれる。
    これは、原作を読んで衝撃を受ける人が多い部分で、非常におもしろい。狩猟・採集をして暮らす人々から見れば、朝から晩まで畑で働いて、農耕をする人々は、全く自由がなく、不幸そうに見えるが、麦を手なずけた人々は「我々は素晴らしいことを成し遂げた!これからは豊かになる!」と信じている。中盤から後半にかけては、人類が築いてきた虚構(フィクション)は、人類が作ったものであって、決して生物学的に決定されたものではな

    0
    2025年09月28日
  • IT’S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう 世界の見え方が変わる特別講義

    Posted by ブクログ

    苦手であった化学を身近に感じられた。
    何かと何かを混ぜたらこうなります、みたいな表面上の話が気に食わなくて化学が好きではなかったのだが、ちゃんと物理的な裏付け…所詮は電子の移動であったり、分子間力など…があるのが分かり、何となく理解できた気がする。
    日常の生活を例にさまざまな話が出てくるので、とても読みやすくラフな文章と合間って気軽に楽しく読めた。

    0
    2025年09月27日
  • LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今までの医療というのががん治療だったり、
    特定の何か病気に対してのアプローチだったところがメインで病院もそのように設計されていたけど、
    老化という新たな病気と言う捉え方をされて、
    いろいろな病気はそもそも細胞分裂とか細胞の中の何かの異変といったところでから始まってるって言ったところが新しい視点だなと感じた。

    最後にはどのようなサプリメントをとっているかとか、そういった話も具体的にされていて、とても参考になるんだなと思った。

    0
    2025年09月23日
  • あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている

    Posted by ブクログ

    あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている ベッキースメサースト 山と渓谷社
    翻訳もいいのだろうが
    文章がうますぎて楽しい
    ブラックホールは眩く輝いていると言われて
    宇宙の常識が根底から入れ替わってしまいそうだ
    歴史を紐解きながら今議論されている宇宙論の実況を絶妙に語る
    知っていたはずの常識さえ「そうだった!」と改めて気づき直す

    1
    2025年09月07日
  • とんでもないサバイバルの科学 恐竜絶滅から、ポンペイ、黒死病、タイタニックまで、史上最悪レベルの大事件をどう生きのびる?

    Posted by ブクログ

    会社帰りに立ち寄った本屋では売ってなくて、探し回ってようやく見つけた。
    タイタニックに乗っていたら?恐竜のいる時代に生まれていたら?など大ピンチなシチュエーションの中で生き延びる方法を解説している。
    個人的にはかなりハマってしまって、家に永久保存したいぐらいの本でした。
    本気の解説をしている割にサクサク読める。

    1
    2025年09月06日
  • 脳の地図を書き換える 神経科学の冒険

    Posted by ブクログ

    脳(とくに新皮質)の各部の役割は必ずしも固定的なものではなく、環境や経験に応じて変わりうるーー逸話やエピソードもまじえながら、そのことを示すエビデンスを列挙してゆく。
    確かに、著者が言うように、新皮質の組織は一様。これは、汎用性、つまり臨機応変に用途を決められるということを示しているのかもしれない。最後のほうでは、可塑性のある時期や時間(臨界期or感受期)の問題にも言及している。
    原題はLivewired。脳内の配線はつねに変化してるんだよ、の意。
    全体的に、メタファーが豊富、豊富すぎる(ちょと煩いかな)。

    0
    2025年08月05日
  • LIFESPAN(ライフスパン)―老いなき世界

    Posted by ブクログ

    生物学の知識がなければ読むのは厳しいけれど、とても興味深い内容だった。これまでの老化のメカニズムについて端的にまとめられており、面白く話もまとめられている。
    長寿遺伝子について理解するにはうってつけの本。

    0
    2025年07月14日
  • 人類の歴史をつくった17の大発見 先史時代の名もなき天才たち

    Posted by ブクログ

    樹上生活のサルの仔は生まれてすぐでもしがみつくぐらいはできる。地上に下りたヒトの赤ん坊は1年以上無力で、親がいないと泣きわめくほど無防備/300万年前の《ママ》は画期的発明をした『だっこ紐』!
    DNA分析やその他史料から当時、大発明をした天才の風貌を提示/天才の周囲も発明を真似ることが上手かった…/3万年前の洞窟絵画400点は創造的破壊をするヒトの本性/ヨーロッパは殺し合いばかりだがホモ・サピエンス完成以降、豊富な史料で文明の中心を名乗る/ハワイは絶海の孤島で3700キロ離れたたマルケサスの住民により千年前に移民された

    0
    2025年04月04日
  • IT’S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう 世界の見え方が変わる特別講義

    Posted by ブクログ

    リケジョのモデルとして何て理想的な存在だろう。女子枠優遇をしながらまだまだ数少ない東工大などは、彼女のようなスターを作る所から始めてみてはどうか。こんなエキサイティングでセクシーな授業を受けたら、化学者志望がグッと上がるに違いない。とても面白かった。

    クッパみたいに火を噴く表紙。そこから始まっている。原子の二重結合を男女が両手を繋ぎ合う例えで説明しておいて、では三重結合は…と。もう授業を受けながらタジタジである。

    他にも価電子とは原子のいちばん外側の「上着」だとか、陽子と中性子、軌道や距離感、構造についても分かりやすく例えながら説明してくれるが、これはもう天性とも言えるし、意識的に化学を楽

    0
    2025年02月24日
  • 脳の地図を書き換える 神経科学の冒険

    Posted by ブクログ

    脳科学の地図を書き換える新理論的話かと思いきや(ある意味そうなんだけど)、脳の機能地図自体を書き換える話。

    ライブワイヤード 自ら配線を変え機能を変える的な

    これ脳AI融合時代に必須の考えやん
    もう攻殻機動隊

    0
    2025年02月01日
  • 生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学

    Posted by ブクログ

    学生時代の恩師に頂いた本だが、ここ最近読んだ中で一番面白かった。生物の進化の過程を論理的にかつ分かりやすく述べている。これを読んで古生物とかに興味を持った。
    教え子とこういう繋がりを作れる先生は素晴らしい。自分もこうありたいと思う。

    0
    2025年01月13日
  • アルツハイマー病研究、失敗の構造

    Posted by ブクログ

    アルツハイマー病に係るこれまでの歴史を他の本などで検証したことがないので、この本を100%の純然たる事実として受け止めることは難しいという前置きをする必要はある。
    その上で、この本の提示する失敗は、失敗の本質を読んだ時のような、どんなに頭の良い人達が集まって進めたとしても途方もなく間違えてしまい、軌道修正ができない絶望感があった。

    翻訳の妙もあり、元々ユーモアありつつ軽妙な語り口でとても読み易い。良い本です。

    0
    2024年12月22日
  • アルツハイマー病研究、失敗の構造

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容については言うに及ばず、和訳が良い。本書は下記のような注釈から始まる:
    "本書は現在「アルツハイマー型認知症」と呼ばれる疾患の研究について記述しており、この疾患名が頻出語となるため「アルツハイマー病」と略記する。また、「若年性」「家族性」などの断りが特にない場合は、弧発性アルツハイマー型認知症を指す。"
    本書は「アルツハイマー病とは結局、なんなのか?」という本なので、和訳にあたって慎重に言葉を定義するのは極めて誠実な姿勢と考える。自分は原書をあたっているわけではないので原書と和訳書の比較まではできないが、この注釈が最初にあるお陰で全編にわたって安心して読み進めることがで

    0
    2024年11月12日
  • 漫画 サピエンス全史 歴史の覇者編

    Posted by ブクログ

    今回は歴史の覇者はだれか、という話。
    まず人類の歴史は果てしなく続く文明同士の対立だというクラッシュウーマン。しかし文明の対立は出会いでもある。こうして世の中はグローバルに発展してきた。
    次はサイクル。しかし地球全体から見れば、1万年前には地球上に一万を超える別々の世界があったが、現在はほぼ1個になってしまった。サイクル説は視野が狭い。
    そして帝国レディエンパイヤ。帝国主義は民族の一体化や壮大な文明の成立にも大きく関与し、現代の国家観を形成するうえで大きな効果を与えたことは否めない。史上大きな成功を収めた帝国は、多数の異なる文化を混ぜ合わせ、新しい文明を作ってきた。さらに民主主義・市場経済・人

    0
    2024年10月05日
  • この世からすべての「ムダ」が消えたなら 資源・食品・お金・時間まで浪費される世界を読み解く

    Posted by ブクログ

    ムダのない世界はどんな姿になるのか。

    ムダを、望まれておらず、差し引きするとマイナスになり、避けることができる物事と定義する。

    私たちは「AかBか」から議論を始めようとするが、本来ならそれは最後の問いでなければおかしい。最初に問うべきは「私たちは何に価値を置いているのか」である。

    0
    2024年12月22日
  • 精密への果てなき道 シリンダーからナノメートルEUVチップへ

    Posted by ブクログ

    人にスポットを当てながら精密さがどのように進歩してきたかを解説する本。各章に公差が振られており、段々と精密さが上がっていくのが面白かった。

    精密さを語るにつれて、長さの単位をどのように決めるべきかまで考える必要があるというのは確かにと感じた。

    0
    2024年09月14日