梶山あゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
カエサル、クレオパトラといった超有名人もいれば、馴染みのないガーフィールドなる大統領も(第20代アメリカ合衆国大統領)。
猫かとおもたよ・・・
さて、本書はタイトル通り、偉人たちの「死に様」だ。
役者あとがきにある通り、当時は「最善の治療法」を施された結果とはいえ、この死に方の苦しみは如何程だろうと思わざるを得ない。
本書にたびたび出てくるのが「瀉血」だ。
悪い血を抜けばいい、確かに、発想は悪くない、だが、抜いてその後どうするのよ……。
ワシントンは2.4Lもの血を抜かれたそうだ。
私はたった400mlの血を抜かれた後、駅の階段を駆け上がり如何にもこうにもひどい気持ちで家に帰ったというのに。 -
Posted by ブクログ
作りはちょっとしたエッセイ風で、あっさり読み終えることができる中身自体は濃いというわけではないけれど、食材としての昆虫が持つアドヴァンテージや、昆虫食そのものの魅力なんかは分かりやすく伝わってくる。
虫が世界の食糧難を救う、という説はかなり昔から唱えられているが、実際そのポテンシャルを示すエヴィデンスも年々整えられてきているはずだから、もう少し広まってもいいのに、と思わなくもない。
残念なのは、訳文の体裁が、まるで洋画に出てくるギャルの吹き替えのようになっていること。
なんでわざわざこんなアホっぽい手法を採ったのか、くだけた言い回しにしたらウケやすいだろう、などという単純なポピュリズムに従っ -