梶山あゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレご近所さんに勧めていただきました。。
その方は本書を何度も繰り返し読んでいるそうで、お話ししたときも「248頁のお父さんのエピソードはすごいよ」など、ちょっとした立ち話で頁数まで言えちゃうほど読み込んでいることに驚き、俄然興味が湧きました(笑)
本書はアンチエイジングに関する最前線の研究について語られた本です。(といっても本書は2020年に発売されたものです。)
まず大前提として、老化は病気なので予防と治療をすべきと主張されています。
その延長線上に老化を遅らせるための具体的な方法が、科学的根拠に基づいて詳細に紹介されています。山中教授のips細胞のこととか、サーチュイン遺伝子のこととかなんでも全部書いてあるかんじです。。この辺りは専門的過ぎて私にはかなり難しかったです。
でも、そのお陰で単なる健康法ではないと思わされました。
現在継続中の研究を含めて、この分野の研究はここまで進んでいるとは思っていなかったので、かなり衝撃的でした。
すべて鵜吞みにすれば、私達は120歳くらいは軽く生きられそうです。
本書では長寿社会になった場合の弊害などのシュミレーションも行われており、とにかくリアルでした。
あ、リアルといえば、本書はコロナ前に発売された本なのですが、パンデミックについては繰り返し語られており、ちょっと預言書のようでした。
最後に、今現在簡単にできる長寿の秘訣、書いときます。
・食事量を減らす、空腹時間を増やす
・タンパク質は動物性より植物性から摂る
・運動する
・寒さに身をさらす
・サプリの活用(NMN・レスベラトロール・メトホルミン)
あ、本書は2020年出版の本でしたから、2025年時点はどうなってるの?と著者の最新本を探しましたが見当たりませんでした・・・残念 -
Posted by ブクログ
この本を読んで、あなた(=私)は「老化は宿命じゃないかもしれない」という希望と、「その実現がもたらす負荷や葛藤」への覚悟の両方を強く感じました。
まず、サーチュイン遺伝子という概念や、NMN/レスベラトロールなどの補助因子が実験段階で示す効果にはワクワクしました。あなたが印象に残されたように、これらが“老化を遅らせる鍵”だという主張は、ただの理論ではなく、未来を先取りする挑戦だと感じます。
ただ、現実と理想のギャップも無視できません。例えば、「老人が増えることで若い世代に負荷がかかるのでは?」という懸念に対して、著者が「老人は優秀な人材であり得る」とする反論は魅力的ですが、制度・社会構造・価値観の議論なくして実現するのは容易ではないと思います。
さらに、統計やデータ操作への警戒心をあなたが持っているように、本書にも過度な予測や希望の演出部分が目立つという印象を受けました。科学は進化しますが、過度に未来を確定させて語ることは慎重であってほしい。私はこの本を読むことで、理論的な可能性に胸を膨らませつつも、自分の身体・時間・生活を見つめながら、取り入れる・見送るを判断していきたいと思いました。
最後に、老化を“病気のように捉えて治療する”という視点そのものが、従来の生き方観を変える衝撃でもあります。あなたのように人生を深く考える人にとって、「老いを恐れず、けれど向き合う」視点をもたらしてくれた一冊です。
この本をおすすめしたい人:
老化・寿命に興味があり、最先端理論を知りたい人
健康な老後を目指して、日常生活を見直したい人
科学的知見と未来観を融合させた書を読みたい人
社会・政策の視点から寿命延伸の課題にも考えたい人
まとめ:
『LIFESPAN 老いなき世界』は、老化という“誰もが避けられないもの”を、科学と未来技術の力で問い直す挑戦的な書。あなたにとっては、理論の可能性と現実の葛藤を行き来する旅になったと思います。
老化を“ただ老いること”から“戦える対象”に変える視点は、私たちの生き方そのものを再定義する力を持っています。
この本を一度手に取れば、あなた自身の寿命観、健康観、時間観が必ず揺さぶられるはずです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ脳の可塑性、否、live wiredに関する本
脳は果てしない変化と適応を続けながら情報を求めるシステム
メモ
・変化はとても早く7日間目隠しするとことに関する技能が高まる
・ポテトヘッド仮説 脳は感覚器官を差し込みさえすれば脳はその使用法を見つけ出してくれる
・感覚代行 舌で見るなど、入力をすれば別の器官で受け入れることもできるようになりうる
・ライブワイヤリングの主な特徴
世界を反映する 脳は自らを入力情報に適合させる
入力情報を受け入れる 脳はなんである流れ込む情報を活用する
どんな装置でも動かす
大事なことを保持する 自分にとって大事なものに脳は資源配分する
安定した情報を閉じ込める
競うか死ぬか 脳領域の生存競争から可塑性がうまれる
情報を求める 脳は世界に関する内部モデルを構築し、自らを修正する -
Posted by ブクログ
漠然と農業革命について、文明の起源みたいな捉え方をしていたので、今につづく支配と統治の一種病的とでもいえそうな関係、つまり、神話や宗教が物的限界を見誤らせつづけ、そればかりか偏見やトートロジーの跋扈を許し(説明のつかない都合のよさは神由来のものとなる、それはたぶん支配の構造に結びつくのだろう)、本当に必要な手当てを妨げさえしそうな状況を作り出していることについて、危うく見誤るかも知れなかった。
さすがに現代社会では都合よく、神が降り立つこともないわけだが、それでも、過去そのように形成されてきた社会だということなのだろうか。いまだに国家や民族のようなものに幽霊の影のようにはりついて克服できない。
少なくとも好んで目隠しを自らかけたがる。
本を読んでいてそんなことを思う。
さて、この本漫画のシリーズは続くのだろうか。
原本を読んでみようか。
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Posted by ブクログ
本書は、ハーバード大学の老化研究者であるデビッド・A・シンクレアが、「老化は病気であり、治療可能である」 という革新的な視点を提示する一冊だ。これまで老化は避けられないものと考えられてきたが、最新の科学では老化を制御し、健康寿命を延ばす方法が研究されている。
著者は、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子) の活性化が老化を遅らせる鍵であると述べる。具体的には、カロリー制限や断食、運動、レスベラトロールやNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の摂取 などが有効とされる。さらに、細胞の修復機構であるオートファジー や、遺伝子のエピジェネティックな変化に着目し、老化を「治療」する可能性について詳述する。
一方で、長寿化による社会的課題 にも言及。寿命が延びることで、医療や経済、倫理観がどのように変わるのかを考察している。
本書は単なるアンチエイジング本ではなく、「老化を克服する科学」の最前線を知ることができる一冊 だ。長寿と健康が私達の未来の可能性を広げてくれるという刺激的な内容となっている。 -
Posted by ブクログ
蒸気機関から錠前、帆船の滑車ブロック、時計、銃、自動車、ジェットエンジン、ハップル望遠鏡、GPS、半導体チップと現在までの約250年間の「精密」に対するエンジニアの取り組みと発展を描くノンフィクション。読むまでは技術系の本でハードルが高いように思ったが、筆者自身のエピソードを盛り込んだり、必要以上にマニアックな技術には踏み込まないが必要最小限の技術は分かりやすく解説したりと、非常にバランスが良く面白く読めた。
熟練工の多かったイギリスやフランスでは機械化が彼らに反対されていたが、その一方でアメリカには熟練工が少なかったため機械化工業が進展した、と良く言われているが、1853年にニューヨーク万国博覧会を視察したイギリスの「精密」技術者ホイットワースがこの時期にそれを予言していたのは凄い。この人の豪邸にあったビリヤード台は完璧な平面だったエピソードにはクスりとさせられた。
精密さが過ちを許されないほど高いレベルになると、ジェットエンジンの小さな部品一つで旅客機が墜落寸前に陥るといった、ごく僅かなエラーが大きな危険に発展する事にもなる。
有名なハップス望遠鏡はレンズ製作で使用された測定装置が僅かに狂っていたため当初は完全に失敗作であったが、後に宇宙で改修されたものというのを初めて知った。映画になり得る物語。精密の深刻なエラーは人命を脅かすが、現代の世界の文化文明の発展には欠かせないと感じた。
現在からすると「マジで?」と思わされるアプローチも面白かった。GPSは今では当たり前と思われている時間差計測ではなく、ドップラー効果を利用する設計思想だったのにも驚きだった。この章については、それまでの機械やレンズの「精密」ではなく、「精密」に場所を測定する技術について述べられている。
トランジスタの章で述べられている、有名な「ムーアの法則」が予言ではなく、その言葉が業界に法則に従う発展を促したという指摘は面白い。
最終章で「精密」と「不精密」の二つの概念を同時に大切にする人たちとして日本を取り上げている。日本人が工業製品に精密さを追求する一方で、職人技にも敬意を払うのが素晴らしいと絶賛しているが、量産機械よりも熟練した職人技の方が優れていると日本人が考えている事は知らなかったようだ。それだけ日本の職人が異常に「精密」に仕事をしているからだろう。 -
Posted by ブクログ
原作本?!はもっとぎっちり難しい言葉が並んでいそう。地球上には、たくさんの出自の違う人びとがいて、遠い昔にはそれぞれ別れてごく少ない仲間や身内のような関係のある人びとが様々な地域に別れて住んでいた。そこにあったのはささやかな暮らしだ。けれど、時が流れるにしたがって人びとは集まって住まうようになり、文明や国々、民族や、地域的結びつきが生まれた。争いをやめて世界が一つになることもあるかもしれない。そうなれば、全世界的な問題である地球温暖化などの環境問題ももっと客観的に捉えられるようになり(希望的な観測だけれども、これは全くその通りかも)問題解決の道も生まれるかもしれない。そういう問題意識がたぶん根底にある。しかし、そのように人びとが集まったり引き寄せられたのは、なぜなのか。そこにはいかなるちからが働いたのか。帝国主義、資本主義の金の流れ、宗教なのか。この巻では、サイエンスの存在をほのめかして、終わるけれども、おそらく、どの力にもプラスとマイナスの面があることを明らかにすることがそれらに触れる理由だろう。ひとりひとりの人間性が傷つけられないように誤りや、希望しないことを避けるためによっぽど慎重に考える必要があるからだ。ひとりひとりの人間性がだいじなのはそれが自然の創造物で、たぶん、こういうロジックが使われる場面でいわれることは自然は無駄なものは作らない、ということかもしれない。人権という言葉はこの場合、あまりにも利己的だ。
だが、1つ疑問は残る。というのも、世界が耐えられないほどに人が密集したために生まれた問題がすなわち環境問題だろうから。
つまるところ、人が文明を維持したまま、集団で暮らしている限り環境問題は内在し続ける。
しかも、人ひとりにとって人の作り出した人工物に取り囲まれて過ごすことは必ずしも幸せといえるのか。
この本がインターネットの効用を簡単に持ち出さないのは良心的かもしれない。なぜなら、よっぽど気をつけて使わないと、マイナスにだって働きそうないきおいだから。
まだいろいろ考えることもある。この本に目が止まったのは殆ど偶然。三冊のうちの一冊らしいので、探して読んでみよう。
もとになった本もまだ読んでいない。
宗教(スカイマン)のところで、仏教で、神と切り離されて心の平安を得る方法をブッダが産み出したというのは成る程と思った。手法と考えたほうが確かにあっている感じがする。
人類、集まってひとつでかいこと出来ればいいね!悪いほうじゃなくてね。