あらすじ
火、衣服、外科手術、ビール、石けん、ジョーク……。さまざまな「はじめて」はいつどこでどんな人物が達成したのか? 最新研究を駆使して、先史時代の「天才」の偉業をいきいきと描く!
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Posted by ブクログ
樹上生活のサルの仔は生まれてすぐでもしがみつくぐらいはできる。地上に下りたヒトの赤ん坊は1年以上無力で、親がいないと泣きわめくほど無防備/300万年前の《ママ》は画期的発明をした『だっこ紐』!
DNA分析やその他史料から当時、大発明をした天才の風貌を提示/天才の周囲も発明を真似ることが上手かった…/3万年前の洞窟絵画400点は創造的破壊をするヒトの本性/ヨーロッパは殺し合いばかりだがホモ・サピエンス完成以降、豊富な史料で文明の中心を名乗る/ハワイは絶海の孤島で3700キロ離れたたマルケサスの住民により千年前に移民された
Posted by ブクログ
火、衣服、文字、車輪など、人類史を変えるような様々な発見。
それらを「最初に作ったのは誰か」という視点から解き明かす本。
確かに、これらの偉大な発明を「誰が、何のために」という視点で考えたことはなかった。
その視点を通すことで、それにより人類がどう変わったのかがよく分かる。
今我々が当たり前のように使っているモノは、実は誰かが必要に応じて生み出した、歴史を一変させるほどの画期的な発見だった。
その歴史のダイナミズムには、言い知れぬ感動がある。
密度が濃く、教養本としてとても楽しめた。
知的好奇心を刺激したい人にオススメの一冊。
Posted by ブクログ
科学の飛躍的な進歩のおかげで、今では当たり前に使われているもの、行われていることや、出来事の起源が解明できるようになって来ている。
本書はそのような中から、17の事柄につき、それを最初に「誰が」行ったのかを、専門家の意見や証拠からストーリー仕立てで紹介している。
例えば、「はじめて何かを発明したのは誰?」、「はじめて火を起こしたのは誰?」、「はじめてカキ(貝の方:筆者注)を食べたのは誰?」、「はじめて衣服を身に着けたのは誰?」等々。
本書がユニークなのは、他の本のように、どのようにしてその事柄が始まった、発見された、等のプロセスにフォーカスするだけでなく、それを「誰が」行ったかまでを明らかにしようとしているところ。
そして、その「誰」に対して著者は文中で、その事柄にちなんだ名前を与え(例えば、衣服の項においては、ラルフ・ローレンにちなんで、ラルフとか)、その名前で「はじめて物語」を展開させていくのである。
もちろんではあるが、17の物語は前述のように、専門家の意見と各種の証拠に基づいたものであるので、著者の思い込みによる想像は極力排除されている。
とは言っても、本書にも記されているが、科学技術はこれからもさらに進歩すること、また、新たな証拠が発見されることにより、本書の説がひっくり返る可能性もあることも言及されている。
まずは、本書で17のはじめて物語を楽しんで、今後の新設にも期待することとした。