【感想・ネタバレ】この世からすべての「ムダ」が消えたなら 資源・食品・お金・時間まで浪費される世界を読み解くのレビュー

あらすじ

誰もが「ムダ」を嫌うのに、どうして世界は「ムダ」であふれているのか?
資源・食品・お金・時間まで、世界にあふれるやっかいな問題を読み解く鍵は「ムダ」にあった!

・レジ袋の有料化には効果があるのか?
・リサイクルするorしない、どちらがエコな選択なのか?
・地産地消で本当にコストを減らせるのか?

良かれと思った行動がムダを生み、ムダにしか見えないものが価値を生む。
私たちがより良い世界で生きるための、正しい「ムダ」の知識を授けます。

■ ■ ■

初めは、ムダとはどういうものかを学ぶ本にするつもりでいた。
だが著者ふたりがそれ以上に興味をそそられたのは、ムダがなかったら世界がどんな姿になるかを考えることである。
これっぽっちのムダも存在しない世界。紙ゴミも出なければフードロスもない。時間もムダにならず、優れた頭脳や人の命が空しく失われることもない。
(……)探究の旅に読者をいざなうことで、なぜムダが生じるのかを理解してもらうとともに、ムダのない世界がどういうものかを思いえがいてもらうことを目指している。
(「はじめに ムダのない世界に向けて」より)

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Posted by ブクログ

ムダのない世界はどんな姿になるのか。

ムダを、望まれておらず、差し引きするとマイナスになり、避けることができる物事と定義する。

私たちは「AかBか」から議論を始めようとするが、本来ならそれは最後の問いでなければおかしい。最初に問うべきは「私たちは何に価値を置いているのか」である。

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2024年12月22日

Posted by ブクログ

「ムダ」と言うと頭に浮かぶのは「資源」「食品」「廃棄ゴミ」などだが、現代は「お金」「時間」も含めて「ムダだらけ」だという。 それは「ムダ」が増えれば増えるほど多くの人間や企業の収益が増える仕組みとなっているからだ、と言う。それは効率の悪さと誤った情報が一緒になってその世界を作り出していることが多く、「ムダ」とは全て差引した最終的な利益がコストを上回らない事であり、社会はマイナスを生み続けているが、避けることは出来るという。そのマイナスと改善の一例が下記のような場合だ。今後、何を犠牲にし、何を優先するか比較検討すべきだと、括っている。
・人口80億人の年間20億トンのゴミ、地中に埋めたゴミからのメタンガスの再利用
・海洋に毎秒250kg(毎年4億トン)のプラスティック、海水、服飾、電子ごみなどをリサイクル
・リサイクルの為の電力量の処理費用が莫大となるが、材料の鉱物使用量の減少につながる
気になった事項は:
・食品のムダ年間6千万トン、一人当たり170kg(1日平均2kgの一般廃棄物)
・発電力のムダ年間500エクサジュール(1エクサジュールは石油1億7千万トン)
・世界のエネルギー発電に年間8兆ドルを支払っている (GDPの1割)
・発電力量25兆kwhを8兆ドルで賄い=一人当たり1日$3の費用を25倍にし消費している

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんかムダな時間過ごしちゃったなーと思うことが続いたときに、思わず手に取ってみた本。

いわゆる時間やお金の面だけでなく、一方では良いと認識されているリサイクルのことまで、ありとあらゆる場面での「ムダ」について書かれていた。

結論、万人にとってのムダってないんだな、と。
一方向から見れば効率的に見えることでも、逆方向から見ればムダではないことであったり、そもそもムダとそうではないことの厳密な境界線を引くのも難しい、というのが分かったかな。

リサイクルとかも、もちろんするに越したことはないのだろうけど、結果的にリサイクルしたことによる発生するプラスのエネルギーはムダではないのかと考え出したらキリがないと思うと、そこまで自分を追い詰めなくてもいいのかなと。

「あームダだった!」でネガティブに終わる自分が多かったけど、「いや、実はそうでもなくない?」と少しだけプラスに考えられるようになった本ではあったかな。

あとは著書外国人だと、やはり文化や背景違うからどんなにいい訳者さんでも理解が難しい部分もあった。
今後本選びの際に気をつけたい。

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2024年11月12日

Posted by ブクログ

目次

はじめに ムダのない世界に向けて
ムダとは何か

【第Ⅰ部】ムダと環境
ゴミ処理はムダだらけ?/透明なプラスチックの不透明な問題/
リサイクルがかえってムダを生む?/水問題に潜むムダ

【第Ⅱ部】ムダと経済
スマートフォンから生まれるムダ/ファッションの大量消費/
返品文化が消費行動を変える?/誰もが嫌悪する食品ロスの真実

【第Ⅲ部】ムダの科学
CO2がどのように生まれ、悪影響を及ぼすのか?/
発電方法と電気使用から見るムダ/非効率な太陽エネルギーの使われ方

【第Ⅳ部】ムダの哲学
お金のムダ/時間のムダ/発揮されない潜在能力/浪費される命

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2024年08月12日

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