吉村昭のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
吉村昭氏を初めて知りました。
あの有名な平家物語をこんな読みやすい現代語訳にしちゃうなんてすごい。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり...
って冒頭部分は中学生の頃だったか暗記させられた記憶しかなく、読んでみたいっていう好奇心だけではどうにもならない高いハードルがありますからね。
大河ドラマで見た『平清盛』と今放送中の『鎌倉殿の13人』の理解を深めるのにいいと思う。
こんな読みやすいのに、正直言って清盛の孫たちの名前を把握してるわけじゃないから、途中で飽きてくる。あはは。
でも読み切りましたよ〜
終盤の平家没落の物悲しさが痛々しい。
身内を信じない頼朝の哀れも痛々しい。 -
Posted by ブクログ
短大生のとき、造形の授業の講師に
おすすめされた一冊。
いや、なんでおすすめしてくれたんだ…?と
思いつつやっと読んだ。
というか、やっと読みきった。
(去年の夏あたりから読んでる笑)
描写が本当にキツい。本当にあってもなくても
そういう考え方を持っている人が少なからずとも
いるんだよね。怖い。
どうしようもない気持ちになる。
腹立つし、悔しいし、悲しい。怒り。
私が4年生まで通っていた小学校は
戦争学習や人権学習に力が入っていて
毎年終戦記念日のあたりに合わせて、夏休みにもかかわらず戦争の授業(自由参加)が設けられていたなぁ。
なんか思い出しちゃった。
その時はまだ、可哀想だな戦争 -
Posted by ブクログ
日露戦争の講和条約締結に尽力した小村寿太郎の話。
日露戦争の海戦を描いた海の史劇の後に読んだ。
前半は出来事の羅列が多く、若干読みづらいが、後半のロシア全権ウィッテとの緊迫した交渉は、息詰まるものがあった。
また、当時のロシアのマスコミ(新聞)操作も印象的で、時代は違えど、戦争におけるマスコミ、民衆の印象操作が重要なのは、今も昔も変わらないことが分かる。
日露戦争後の民衆の暴動、軍部の権力拡大など、このあたりから日本の外交はおかしな方向へと進んでいくことになり、あとがきにあるように、小村の行った外交は、全然日本の最後の英知といえるそうだ。