吉村昭のレビュー一覧
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前半はあたかもプロジェクトXのように、世界最大級の戦艦建造プロセスが描かれる。突然の工期短縮や機密保持のための無理難題、図面紛失等様々な事件事故を踏み越えて、無事進水に至るとき、リーダー達の頬に熱いものが流れる〜という一連の流れは、まさにプロジェクトX的で、昔から日本の企業人には好まれるタイプの物語だろう。
そこから一転し、後ろ三分の一は実戦に配備された以降の武蔵の物語である。吉村の筆は前半と変わらず、数字や人事、無惨な兵士の死に様を克明に記すことで、即物的なリアリティの壁を構築していく。吉田満が『戦艦大和ノ最期』で文語調の短文により臨場感を惹起した手法と対照的に、当事者ではない吉村は確固とし -
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ネタバレ長崎の通詞から幕末には外国奉行支配調役まで取り立てられた森山栄之助だが、彼は外国公使からこそ注目を受けていた、英国公使オールコックは「官職名よりもはるかに重要な人物」と評されて、外国へ赴いての交渉団に推薦されるほどアノ時の日本に欠かせられない人物、国内事情でオランダ語しか知り得ていないので英語の通訳が未熟だと思い知らされた森山、当時密入国で日本に囚われていたラナルド・マクドナルドの牢に押しかけて学ばなければどうなっただろうか?
作品中にあった中川五郎治の種痘の話、見た事あるなだとおもっていたら北海道神宮の開拓神社の祭神のひとりだった -
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沖縄戦を取り上げた作品はいろいろあると思うが、本作は14歳の学徒兵の目を通して、ミクロの視点から、悲惨極まりない体験を描いている。
昭和25年3月25日、沖縄の全中等学校の3、4、5年生は正規の陸軍兵として召集された。
主人公の比嘉真一は、小柄で下級生にも引け目を感じてきたが、やっと一人前の資格が認められたと優越感を抱く。
砲兵隊に配属された真一だったが、任務は壕掘り、炊事、負傷兵搬送、食糧徴集など雑役ばかり。命をかけて、敵を撃滅させることに従事させてもらえない淋しさを覚えながら、「その日」を待っていた。
しかし、戦況は悪化、爆撃、砲弾、火炎放射器、一歩の違いが生と死を分ける戦場に巻き -
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初めてですね、こういうドキュメンタルもの?読むのは。
何で読んだかと言うと、私は現在北海道に住んでおりまして、親戚からヒグマの話をされた上に読みなよってもらったからですね。
別に読みたかったわけでもなく、なんか聞かれた時用に読んでみるか、くらいのノリです。200ページくらいやし、そんな頭使わんやろうしすぐ読めるか的な。
それなのにあいつ渡したこと忘れてやがった。
果たして読んだ意味とは。
まぁ、おもろいかおもろくないかと言われたらおもろかった。感覚としてはジュラシックパーク見とるような気分だね。
一応人間的な部分の描写も色々あったし、時代を感じさせるような描写もあったしで、そんな楽しみ方もでき