吉村昭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
<上>
若き水主・磯吉の人間臭さのにじみ出た生々しい陳述記録をもとに紡ぎだされた、まったく新しい光太夫たちの漂流譚。
絶望的な状況下にも希望を捨てず、ひたむきに戦いつづけた男の感動の物語。
<下>
十年に及ぶ異国での過酷な日々。
ロシア政府の方針を変更させ、日本への帰国をなし遂げた光太夫の不屈の意志。
吉村歴史文学、不滅の金字塔。
著者渾身の漂流記小説の集大成。
[ 目次 ]
<上>
<下>
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険 -
Posted by ブクログ
幕末の長崎、オランダの医官ポンペから実証的な西洋医学を、日本人として初めて学んだ松本良順。幕府の西洋医学所頭取を務め、新選組に屯所の改築を勧め、会津藩で戦傷者の治療を指南、さらに榎本武揚に蝦夷行きを誘われる。幕末、そして維新の波にもまれながらも、信念を貫いた医家を描く感動の歴史長編。(親本は2005年刊、2008年文庫化)
吉村昭、最晩年の作品。史伝小説のせいか、淡々としている。
この本の良順にはイマイチ、共感を感じない。読んでいて、つまらないということではないが、水を飲んでいるような感じがして、コクとか旨味とか手応えを感じない。あるいは、良い酒は水に近くなるということなのだろうか。史伝小説 -
Posted by ブクログ
第二次世界大戦を、零戦の歴史とともに振り返る。
戦争を美化することも、零戦を美化することもできない。
ただ、特攻のイメージが強い零戦であったが、
零戦が恐れられていたのは、その捨て身の攻撃だけでなく、機体性能にもあったことを知った。
そして、開発の裏側も。
なぜ、防弾設備がない戦闘機ができてしまったのか、
なぜ、特攻のようなかたちにはしっていってしまったのか。
たしかに、設計者の苦労はすごい。
技術力があったということだろう。
しかし、
物量や資本で劣る日本の限界は、悲しいくらいである。
もどかしいくらいの悲しい歴史。
なんども言うけれど、美化はできない。
零戦や日本のパ