今邑彩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めてすぐ、これは面白い作品になりそうなにおいがプンプンしていましたが、中盤辺りから読むペースが格段に落ちてしまいました^^;
「i鏡に消えた殺人者」ってタイトルからしてミステリー好きにはツカミはOKって感じ。
密室で殺された砂村悦子(作家)の部屋に残された謎、彼女が残した未完の遺作「ミラージュ」の内容と巻頭で語られた彼女の幼少時代。
現実にはありえない事が起こった感満載のにおわせ。
警視庁の貴島刑事がその謎を解き明かす。
(あっ、本作の主人公って貴島刑事なんだと今この瞬間に気づきましたσ^_^;)
でも、なんか貴島刑事が謎解きをし、スカッとした気分を味わえなかった...
確かに密室殺人の謎は解けたんですがね...
説明
内容(「BOOK」データベースより)
作家・砂村悦子が殺された密室状態の部屋には、鏡の前で途絶える足跡の血痕が。遺された原稿には、「鏡」にまつわる作家自身の恐怖が自伝的小説として書かれていた。鏡のなかから見つめているのは、死んだはずの「アイ」―!?貴島刑事が鏡に消えた殺人者に挑む、傑作本格ミステリ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
今邑/彩
1955年(昭和30)、長野県生まれ。都留文科大学英文科卒。会社勤務を経て、フリーに。1989年(平成元)鮎川哲也賞の前身である「鮎川哲也と十三の謎」に応募し“十三番目の椅子”を『卍の殺人』で受賞。以降、推理小説を中心にホラーなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) -
Posted by ブクログ
刑事・貴島柊志シリーズ 第4弾。
プロローグ
第一章 不可解な転落死
第二章 二人の友人
第三章 過去へ
第四章 第二の殺人
第五章 ピザパイの謎
第六章 崩れたアリバイ
第七章 生還
第八章 赤い手帳
第九章 転落の真相
エピローグ
アルバイトの帰宅途中に誘拐された女子大生・日比野ゆかり。
同時期に男子大学生が何者かに襲われ、7階から転落死する事件が発生。
しかも現場は密室状態。
男子大学生転落死事件を担当した貴島は、交友関係から6年前の中学生自殺事件にたどり着く。
誘拐事件と転落死事件が重なり合う時、悲しい真相が明らかになる。
解説にありましたが、このシリーズ最終話だそうです。
今回は前作より比較的分かりやすかったですが、もっと続けて欲しいです、このシリーズ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新人作家が仕事場で刺殺体で発見された。犯人のものと思われる足跡は姿見に向かって消えている。作家の遺稿には、かつて自分が殺めた従姉妹が鏡の中で生きて自分を恨んでるという未完の物語が語られる。果たして作家の死の真相は。的な話。
刑事モノは自然に捜査にかかれるという点で無理がなくていい。私、刑事モノが意外に好きらしい。
トリックは、分かってしまえば今となっては既視感のあるものだったけど、読んでる時は全く思い当たらずに楽しめた。
終盤の大どんでん返しは、かなりビックリ。それこそ180度ひっくり返る見事なモノだった。
でも、ずっと実母か疑ってきた娘と、実母でないことがバレてるんじゃないかと娘を疑ってきた母親が、結局同居してるってシチュエーションに、怖いもの見たさ的な説明がなされてたのが、全く説得力がなく、せっかくのどんでん返しの高揚感がすぐに薄れてしまった。
それに、いくら母とその妹が双子のようにそっくりでも、5歳の実子ならさすがに母親かどうか判別できるんじゃない?
子供の設定を3歳にするとか、いっそ双子の姉妹にするとかしたほうが、無理がなかったかな…(双子にしちゃったら替え玉殺人は読者にさっさと見抜かれそうだけど)。
そして何より、最後の最後、やっぱり鏡に棲む故人の仕業でした、ってほのめかしが、ミステリだったはずのこの作品を台無しにしてると思う。
やっぱりミステリは現実的に説明のつく方法で決着しないとダメでしょ。
最後の最後で大失速。残念。
(そういう作風の作家さんなんだから全否定するなら読むなって話ですよね…)
貴島は闇深っほいけど、キャラとしては存在感が薄い。
まぁこの作品書いた時点ではシリーズ化する予定ではなかったようだし、仕方ないかもしれない。