今邑彩のレビュー一覧

  • 金雀枝荘の殺人

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    クリスマスに起こった金雀枝荘の密室連続殺人。その真相を明らかにしようと従兄弟たちが春にもう一度金雀枝荘に集結。そこで新たな連続殺人が....。

    面白く読めた。
    立派なお屋敷での密室連続殺人。
    でも、やっぱり、一昔前の小説って感じ。

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    2017年06月04日
  • 少女Aの殺人

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    2017年28冊目。
    あたしにしては珍しく途中で気づいてしまったので、あとはあーやっぱりなーとさらっと読んでしまった。
    気づいてしまってからはラストまでがちょっと長いかなと感じたが、全体的に読みやすくていいかな。2サス向きの作品というところにも共感できるw

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    2017年06月02日
  • 人影花

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    好んで読んでいた作家・今邑彩。なのに数年前に急逝。しかも自宅でひとりで病死していたために、死亡時期もおおよそでしか判明していないのは衝撃的でした。そんな最期を遂げた作家の本だから、なんとなく辛くて怖くて、しばらく読まずにおいてしまった1冊です。

    雑誌やアンソロジーに掲載されていながら、今邑彩個人の短編集には未収録だった短編を集めたもの。彼女が書くジャンルといえば、ホラー、ファンタジー、ミステリー、サスペンス。そのどれかひとつには絞れない作品も数多い。本書は9編をジャンル分けして各ジャンルごとに収録というわけではなく、わざとジャンルを混ぜた構成にしたそうです。収録タイトルは、『私に似た人』、『

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    2017年05月10日
  • 「裏窓」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    可愛がっているセキセイインコの異変から始まる物語。
    異常に怯えるインコに不審を抱く飼い主。
    けれど、部屋の中には自分しかいない。
    何にインコは怯えているのか。
    途中で明らかになるエピソードが伏線だろうとは気付いた。
    けれど、真犯人はかなり最後になるまで予想が出来なかった。
    復讐とか憎しみで殺人を犯すのは納得しやすいけれど、壊れてしまった心が起こす犯罪は理解しがたい。
    不思議な絵画も絡めて、どうにも怖さが先にたってしまう物語だった。

    シリーズ第1弾はもっとオカルト色の強い物語らしい。
    読んでみたいような気もするけれど、どうやら昼間に読むのはやめたほうがよさそうだ。

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    2017年04月02日
  • 蛇神

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    長野の奥地に、天照大神~物部氏という、日本の神話から創生に関わった子孫が隠れ住んでおり、その隠れ里で行われる奇祭に、村から離れ住んでいた、日女(ひるめ)の「血」を受け継いだ親と子が関わっていく。

    ホラーというよりは、日本書紀を下敷きにした現代版ダークファンタジーで、第一部(親)と第二部(娘)で20年の隔たりが有る。「八日目の蝉」パターン?文章は非常に丁寧で、この直前に安部公房を読んでいたのもあって、読みやすいことこの上なし。

    第二部も、第一部の未解決条項をきちんと消化していて、基本的に破綻もなく安心して読める。

    ただし2点。一つは登場人物がこれっぽっちも人間味がなく、魅力がないため、ほと

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    2016年10月27日
  • 「裏窓」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    ネタバレ

    *自殺と見えた密室からの女性の墜落死。向かいのマンションに住む足の不自由な少女は、犯行時刻の部屋に男を目撃していた。少女に迫る、犯人の魔の手…また、同時刻に別の場所で起こった殴殺事件も同一人物の犯行とみられ―。衝撃の密室トリックに貴島刑事が挑む!本格推理+怪奇の傑作、貴島シリーズ第二作*
    今邑さんらしい練りに練った構想と、ミステリー&ホラーが織りなす不気味さ、二転三転する推理が面白かった。エピローグは不要、な方も多いようですが、個人的にはこのラストこそが今邑ワールドの醍醐味かと。

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    2016年09月27日
  • 人影花

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    未収録作品を集めて文庫化したとのことですが、
    「語り手が実は…」なオチが続き、少々食傷気味でした。

    ただ、解説にもあったように
    最後まで、ミステリーで落ち着くかホラーで落ち着くかわからないところは
    この作品集の醍醐味だと思います。

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    2016年08月06日
  • 蛇神

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    伝奇ミステリシリーズの一作目。
    神話をモチーフとした話。
    閉鎖的な村に昔から伝わる蛇神信仰。
    集団狂気の恐ろしさがジワジワきます。

    面白いし、楽しんで読めたのですが
    何だか惜しい気がします。
    他の方もレビューで書かれていますが、もう少し丁寧に突っ込んでくれていたら、更に心を掴まれただろうなぁ。

    高橋克彦の作品をライトにした感じ。
    あそこまで口説い方が好み。

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    2016年05月20日
  • 名探偵の饗宴

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    アンソロジーは、初読みの作家さんを手に取るきっかけにもなるのだけど、今回は、お馴染みの作家さんに大軍配な感じ。
    「ウシュクダラのエンジェル」
    他の国の宗教や慣習を安易に批判・否定するわけではないのだけど、なんとも切ない展開だった。そういうお話に、京介の語り口がやけに似つかわしい。

    「禁じられた遊び」
    ずっと綸太郎パパの入院話で、どんな事件に関わるのかと思ったら。
    あの映画を一ひねり二ひねりした展開はさすが。
    でも、名探偵の本領発揮はなかったような(笑)

    「詩人の死」
    なんていう毒を含んだ作品なんだろう。
    いかにも葉村晶、いかにも若竹七海。

    「バルーン・タウンの裏窓」
    懐かしのバルーン・タ

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    2016年05月08日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    結局最後は軽くぼかした感じで終わったのかな。
    ある新人小説家が殺され、さらにその編集者が行方不明に……その真相にたどり着いたとき、20年以上前の亡霊が現れる! なんて煽り文句とかどうでしょうか。

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    2016年02月13日
  • 「裏窓」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    貴島柊志シリーズ二作目。
    物語が進むにつれて徐々に緊張感を高めていく雰囲気作りがとても巧いですね。
    前作と同様にミステリとホラーの融合が試みられているのですが、ホラーの要素はあまり感じられず、個人的にはちょっと残念。
    でも、狂気に満ちた犯人の造形は迫力十分。背筋がぞくりとする様な恐怖感を覚えます。
    伏線回収や捻りを効かせた真相も見事で、最後まで楽しめる作品でした。

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    2016年01月11日
  • i(アイ)~鏡に消えた殺人者~

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    ネタバレ

     刺殺された作家「砂村悦子」が,自らの遺作となる作品に見立てるような形で,殺害される。砂村悦子の遺作には,、自分が5歳のときに従妹である「アイ」を殺害したこと,「アイ」が鏡の中から自分の悦子の命を狙っていることなどが書かれている。
     「悦子」の殺害現場は,鏡に向かって歩いていく血の跡が残っていた…。本当に,「アイ」が悦子を殺害したのか?…という設定だが,トリックは殺害現場が悦子のマンションではなく,悦子の実家であったというもの。悦子の母である里見充子が真犯人で,殺害時間に悦子の実家にいたというアリバイを,絨毯ごと移動させて,殺害現場を悦子のマンションに見せかけた。
     これはなんというか…バカミ

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    2016年01月03日
  • 金雀枝荘の殺人

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    ネタバレ

     いわゆる「館モノ」。館の名前の読み方のむつかしさは,全「館モノ」の中でもトップクラスだろう。「えにしだ」と読む。
     完璧に封印された館で,グリム童話の「狼と七匹の子やぎ」に見立て,6人を殺害するという事件が起こる。金雀枝荘では,70年近い前に使用人の無理心中事件も起こっており,完璧に封印された館での殺害は,その呪いのようにも思われた。
     金雀枝荘は,実業家の「田宮弥三郎」が建てた館である。ドイツからエリザベートという娘を妻に迎えたが,わずか二年しか一緒には住まなかった。
     大量殺人事件が起こってから1年後のクリスマスに,生き残った田宮乙彦,松田杏那,松田類,鈴木冬摩の四人の田宮弥三郎のひ孫と

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    2016年01月02日
  • ルームメイト

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    ネタバレ

    終盤はちょっと「無茶な!」と思いつつも楽しく読み終わりました。
    映画化もされてるんですね。
    気になるかも。

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    2025年05月28日
  • 卍の殺人

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    文章がこなれていて、ミステリとしても手堅くまとまっておりデビュー作としては申し分ないでしょう。
    館の形が卍、という設定からしてそれを使ったトリックがあるのは見え見えですが、それを成立させるための工夫が随所見られ、デビュー作からして卒のなさが際立っています。
    示唆的なプロローグや、滲み出る怪奇色も相変わらずで、やっぱり僕好みの作家なのだと再認識しました。

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    2015年07月12日
  • つきまとわれて

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    連作短編集ですが、全作を通じて共通の人物が登場するのではなく、他の作品で脇役として登場した人物が、別の作品では主人公として登場するといった形式で、面白いなと感じました。
    ストーリー的には、短編集ということもあり、凝りに凝ったトリックといったものはありませんが、どんでん返しもあり、楽しい作品に仕上がっているのではないでしょうか。

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    2015年05月25日
  • 時鐘館の殺人

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    六編収録された本格短編集。オマージュと思われる作品やホラー落ちの作品などバラエティに富んでいてあまり統一感はありませんが、一筋縄ではいかない作品が揃っています。
    ベストは【黒白の反転】ミステリーとしての納得の解決と、ゾッとさせるオチまでついた良作です。
    【時鐘館の殺人】はプロットが凝っていますし遊び心もあります。完成度は一番だと思います。
    残念なのは【恋人よ】。ラストの二行ははっきり言って蛇足だと思います。

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    2015年05月18日
  • 金雀枝荘の殺人

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    ホラーテイストの強いミステリ。

    見立て殺人の派手さに期待し過ぎると裏切られるかも。
    トリック自体は単純なものなので、雰囲気を楽しめる人向き。

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    2015年05月18日
  • 繭の密室 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    今邑さんの本を読んだのは『ルームメイト』に続いて2作目。
    後で調べてみたら貴島シリーズ物の完結だったんですね、読む順番にちょっと後悔。
    さて、ストーリーの方は2つの事件が絡み合い真相に迫っていく内容になっている。
    本書も普通に楽しめたけど、トリックを考えた場合『ルームメイト』の方が面白かったかな。

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    2015年03月08日
  • つきまとわれて

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    高水準の短編集。各話の登場人物がゆるやかにつながりつつ、大仕掛けはほどこされていないので、短編内の謎を上回る思わせ振りな前ふりとかなくてすんなり読める。もっとたくさん作品を読みたかったなぁとかえすがえすも残念だ。

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    2015年02月19日