あらすじ
私は彼女の事を何も知らなかったのか……? 大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが……。
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Posted by ブクログ
大学へ通うために上京してきた春海は京都から来た麗子と出会う。お互い干渉しない約束で麗子とルームメイトになるが麗子が失踪。跡を追ううちに彼女の二重、三重生活が判明し、死体と化した麗子が…。真相が驚き!後味が悪い結末のオマケつき。
チョー突っ込みたくなるミステリ
⚫️冒頭から結末まで中だるみがなく疾走感が凄い。一昔前のTVサスペンスドラマを文芸ミステリ小説に仕立てた趣がある。⚫️さて、最終モノローグ前にあとがきが差し込まれ「ラストは、ハッキリ言って後味がチョー悪い」から「ここで読むのをやめる事」をおすすめされる。そうは言っても「ここまで読んで最後まで読まねぇ奴いねーよ」と1人でチョー突っ込んだ。⚫️余談だが、北川景子と深田恭子共演の映画版は、ミステリの核心部分において小説版を堅持しつつ、全く異なる展開に肝を奪われる見事な原作改変であった。
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この方の本は
初めて読みました。
多重人格、ミステリー小説
なるほど、こーきたか、やっぱり
色んな思いをさせてもらいながら
読み終わりました。
モノローグ4という展開は
珍しかったです。
内容的に…なんと!
でした(笑)
私的にこの方の
他の本も読んでみたいと
思えた一冊です。
Posted by ブクログ
大学衛通うために部屋を探している晴海は、不動産屋で、J大学に通うために部屋を探してるという麗子に出合い、ルームシェアをしないかと誘わる。
検討の末、ルームシェアをすることを決めた。
麗子は徐々に変わっていき、数か月後、突如いなくなってしまった。
失踪した麗子を探すために大学の先輩に協力を仰ぎ、探し始めると、
ある事件に巻き込まれてしまうことに・・・。
ってことで、ミステリーサスペンスですねー
読みやすくて、読んでる最中、デジャブですかねー
読んだことあるような錯覚になりましたが、
読んだのは初めてでした(笑)。
ミステリー好きだと先読みできちゃうような優しめのミステリーですが、
それでも面白いと思います。
とても読みやすいので、ページ数の割には遅読の人でも苦労しないと思います。
ただし、この作品には隠された謎があって、文庫版では・・・って、
これは読んだ人だけのお楽しみというこにしましょう。
Posted by ブクログ
陰と陽、表と裏などの双極性質と死後にまつわる冥界と次元を超えた作品。
ひかりとのぞみの文面にも深い意味がありそうな
不透明な作品ですが私は好きな作品です。
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勢いで読み切れるような面白さがあった。
ミステリーものはあまり読まないが、感想は、あまり登場人物に深みを感じなかった点が残念。なにかと多重人格に全てを帰結しすぎなのではないかと思ったが、二重ではなく四重人格にしたからこそ複雑なストーリーにできたという面もあるため、一概に指摘できない。
最後まで誰が犯人なのかわからない点は面白かった。
Posted by ブクログ
面白かったけど、長編をあまり読まないので読むのが結構大変だった。戻って確認しながら読んでたらなかなか時間かかった。
途中のミスリードに引っかかったけど、消去法で最後は予想通り終わった…と思ったら最後のモノローグで…!
麻美の方は、架空の人格だったのに対して、晴海の方は実在する人だったから、理想とする人格を作ったのかなぁと思ったり…だから実際の人物像とはやや違っていたのかな。
Posted by ブクログ
読みにくいとも読みやすいとも言える作品でした。
内容は面白く読み進める手が止まらない!って感じでしたが、設定上やはりゴチャゴチャしてしまっていたので私的には混乱しました。
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多重人格を扱う小説を初めて読んだのもあって、とても面白かった。
推理するのに十分な情報を与えてくれるので読みやすく、考察もしやすかった。
究極のジレンマを抱えた工藤の選択を描いた部分は臨場感があった。兄妹のストーリーの中に入り、様々な可能性を抱えながら共に生きていくことを選んだ工藤の人間性が印象に残る作品だった。
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展開がスピーディーで読みやすい。多少先が予測できる話ではあるけど、緊迫感のある文章のおかげで飽きずに読めます。
後味の悪い終わり方は、さすが今邑彩だと思いました。
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早々といろんなことが解決していくので、こんな風では終わらないよね…?と読み進めていきましたが、やはり最後はびっくりな結末で
これはさすがに読めなかった…
ストーリーもすごくよくできてて読みやすい
この仰天結末が先に閃いてこの作品を作ったのではなかろうかと思ったくらい
でも最後のモノローグ4は必要なかったような
Posted by ブクログ
こえ〜〜〜〜〜〜
最近怖い話ばっかり聞いてるからこれも結構ホラーだった
古のミステリーの雰囲気好きだわ〜って思いながら見てたら、すんごい展開になった
一気に読んじゃった
こうゆう手法とか展開がミステリ界にはたくさんあってどんどん新しいのが出てくるのだとだと思うと、自分はついてけないんだよなあ
ぜいぜいなってしまう
読みたいテンポのものを読んでいけばいいんだわな
でもこれ30年前くらいなんだよな…すごいよ…
Posted by ブクログ
結構ヒットした作品で、2013年に北川景子・深田恭子・高良健吾らで映画化もされてるそうだが、全く知らなかったので、結構衝撃の内容だった。ただ、こういう話が個人的にあまり好きじゃないので、映画は知ってても見ないと思う。モノローグ4、いろいろ意見あるのね。なるほど
ついに映画化!みんな騙される!
大学に通う春海とルームシェアをしていた麗子が突然姿を消した。快適だったはずの共同生活が、麗子の失踪とともに謎めいたものに変わっていく。よくある二重人格もの?と序盤で興ざめになる暇を与えてくれない麗子の不可解な二重、三重の生活。しかし、本当の謎はもっと、もっと違うところに、深く、深く隠されているのですよ・・・。
Posted by ブクログ
もしや、この人が犯人か…?と思い、「やっぱりそうだー」と、推理が当たったと、思いきや、「え!違ってた…」。多重人格者を裁くことの難しいさを考えながら読むと、頭がぐるぐるしてきます。被害者にとっては、そんなことは関係ないと思うし、多重人格者にとっては、記憶がそもそもないのだから、えん罪に近いものになってしまうし…。どのように捉えてよいのか、非常に難しい。
Posted by ブクログ
こちらも創作の参考に読んだ。テンポ感のあるストーリーと文章が非常に読みやすい。最近では叙述トリックと題して読者を騙す手法が数多いが、こちらはその限りでない。登場人物の考え方など明確になっており、 読者側が推理に参加しやすい作品になっている。但し、クライマックスでの犯人が易々と自白するシーンは少し残念、多重人格設定のご都合を感じてしまう。また、登場人物が選んだ結末というのも、やや年季(比較的古い作品なので仕方の無いことではある)を感じた。モノローグ4は必読。
Posted by ブクログ
実家の本棚にあったものを読んでみた。
自分が疑っていたこととは全然違う真相で、またしても自分の推理力の無さに残念な気持ちになった。
スマホや携帯電話が普及していない時代ならではの描写も多くて(連絡を取る時は家の電話にかける、相手が家に居ない時は連絡がつかないなど)かえって新鮮な気持ちにもなる。
最初から読み返してみたら伏線にも気がつくのかな。
‘’穴ぼこに落ちる‘’にそんな意味があったなんて。
春海のキャラクターに好感が持てて読みやすかったし、驚きもあって楽しめた。
多重人格について、演技だとか、嘘だとか、色々言われることがあるのは知っているけど、やっぱり本当にそういう人はいるんだと思う。(医学的にどうとかはあまり詳しくないけれど)
でも実際に司法の場で多重人格者の殺人を裁く場合、いくら別人格の犯行だったとしても、それで無罪になんかしてしまったら遺族がいたたまれなさすぎる。
難しいなと思いつつ、わたしはやっぱり、ちゃんと裁かれるべきだと思ってしまうなあ。
だから2人のケンスケの選んだ春海を守る選択については、物語の上では理解もできるけど、現実的によくよく考えると、それは裁かれたとは言えないよねと思う。
あとがきが挟まってのモノローグ4は少し興ざめだったかも。ない方が好きだし、あとがきはやっぱり1番最後に来て欲しい。
Posted by ブクログ
今邑さんの長編を初めて読みました♪
どんでん返しつづきのラストです。後書きが途中に挟まるのが斬新な作品。読み終わった時には「えーっ!」と無意識にニヤけながら(予測できなかったというか、そんなのあり?とちょっとギャグ的?な意味で)声が出てました笑
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これと明け若を小林くんに買ってもらいました。ルームメイトも映画化されているそうですがこれと映画の内容は大きく異なっているそうです。 ルームメイトって二人以上居なければ成立しませんよね。ではもう一人は誰でしょうか? '229/11 '2311/19
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犯人の想像はつきやすかったけど、なんかなぁ。なんだかなぁ。面白かっただけに、ちょっと物足りない感。
ルームメイトってタイトルは内容と合ってて好き
Posted by ブクログ
初今邑彩。多重人格ものはどんでん返しに向いてるけど逆にオチを読まれやすいという欠点があると思う。そこからさらにひっくり返そうとするモノローグ4はちょっと唐突すぎ。別人格はあくまで本人の深層意識が作り出すもので(たぶん)、霊的なものが憑依しているわけじゃないんだから、目の前に実在して頼りにしている工藤をなぜ別人格として作り出すのか納得できない。春海父が出てくるほうがまだしっくりくる。
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最後の人格はいつ現れたのだろうと感じました。
また、確かに効果的に使えればそれは人類の進化なのかもしないです。
「そのシステムは、まるで生物の進化に酷似しているんだ。」
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今邑さんを好きになった一冊。
学生時代の自分にとってまさにどんでん返しの展開に圧巻した。
10年ぶりに読み返してみると、展開には無理ありまくりだけど、それでも臨場感や含みを持たせたラストが心に残る。エンタメとしてとても面白かった。
Posted by ブクログ
綺麗に終わらせるか、そうではないかを読者が選べるというのも珍しい。
物語が進むに連れて徐々に話が繋がってくることや、ラスト付近のどんでん返しもしっかりあることを踏まえれば、良くできているのかな、と思う。
Posted by ブクログ
ルームメイトはどこへ行ってしまったのかというところから何者なのかという問題への転換、そしてそのルームメイトが殺されてしまうという展開はスピード感があり、読みやすい。春海が真犯人で実は多重人格者であったというのも想定はできるが面白い展開であった。ただ、春海が謙介の人格を取り入れるという最後の展開は蛇足のように感じた。
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読み始めてすぐに、気がついてしまった。
これは読んだことがあると。
かなり昔だったのでラストはすっかり忘れていました。こんな話だったのね〜と復習になりました。
Posted by ブクログ
春海は、失踪したルームメイトの麗子の行方を追う内に彼女の二重、三重生活を知り…。 途中で犯人分かっちゃったなぁと思ってたら、作者の手のひらで何度も転がされることに。 個人的にこういう作品は気持ちよく騙されたいので予備知識無しで読んで正解◎ 作者あとがきが斬新…。