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物に触れると所有者の記憶を読み取ることができる「サイコメトリー」能力を持った、女子高生の桐生紫。その力を生かして、周囲で起こった四つの怪事件の捜査を手助けすることに。殺人、失踪、家族の秘密……「物」だけが真実を知っている! 傑作ミステリー。
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Posted by ブクログ
再びストック全部 読み切ってしまいました。 今邑女史の『鋏の記憶』。 これも短編で纏まっていて、ストーリーに連続性があるもののそれぞれが独立した話になっているので通勤時のお供にちょうどいいかもしれません。 サイコメトリの能力を持った少女と警察官が周囲で起こる謎を解明していくのだけど、真実を暴く事がい...続きを読むつも最善とは限らない・・・と認識させられる場面もありました。(特にタイトルにもなっている『鋏の記憶』)
超能力を交えたミステリー連作短編集。全4作。 ●三時十分の死…ペンダントに残された記憶とアリバイ ●鋏の記憶…この鋏、小さい子を刺したことがあるわ ●弁当箱は知っている…美人妻の愛妻弁当 ●猫の恩返し…お手伝いさんに恋をしちゃいました 物の記憶を読み取る力・サイコメトリーの能力を持つ女子高生・紫。...続きを読む 幼いころに両親を亡くし祖母と暮らしていたが祖母も亡くなり、一回り年上の親戚の進介と同居することに。 刑事である進介と共に事件を紐解いていく。 超能力系のお話は大好きです。 宮部みゆきの「龍は眠る」「クロスファイア」筒井康隆の「家族百景」「七瀬ふたたび」とか何回も読んだなぁ。 でも今回はそこまで超能力を駆使してません。 今邑さんの作品は気構えずにすらすら読めてちゃんと楽しめるのがいいところ。 派手なトリックや奇抜なこともないし読みやすい文章を軽いといってしまえばそれまでだけど、起承転結もテンポも良く、最後まで興味を持って読ませる筆力は素晴らしいと思います。
ホラーって云われてることもあるようだけど、全然ホラーじゃない。立派なミステリで、かつヒューマンドラマで、なかなか良かったです。紫もいいけど、進介がなかなかいいヤツ。映像化で見てみたい。
サイコメトリーの能力を有する主人公紫。 刑事である兄を手伝いながら、事件を解決していく4編の連作短編集。 切ない事件の中でも、人の温かみが感じられる事件も多く、 読んでいて決して嫌な気持ちにならない。 紫のキャラクターがもう少し立っていれば、より面白い小説になったと思うが、 それでも十分に楽しめ、...続きを読む肩を張らずに気軽に読めるミステリー小説。
肩を張らずに読める、4作からなる連続短編。 今邑作品はどれもサクサク読めて割と好きなのですが、私はあともう一声欲しい!といつも思ってしまう。 表題作の『鋏の記憶』よりも『弁当箱は知っている』が私は好きでした。 ラスト切なすぎるけれど。 サイコメトリーって何だか面倒そうだなぁ。 触ったもの全ての記憶...続きを読むが読めちゃうのかしら。 だとしたら物凄くしんどそう。
サイコメトリーによって真実が見えてくる設定が面白かった。短編集なのが残念。シリーズになっていたら良かったのになあ。紫ちゃんの活躍がもっと見たかったです。二瓶乃梨子もいい味出していて好き。
物に触れると所有者の記憶を読み取ることができる「サイコメトリー」能力を持った、女子高生の桐生紫。その力を生かして、周囲で起こった4つの怪事件の捜査を手助けすることになったが…。 サイコメトリーを扱った小説はこれまでに朱川湊人の「わくらば」シリーズを読んだことがあるが、それより10年近く前に書かれた...続きを読む作品。サイコメトリーはかつてライトノベルで流行ったらしいが、本作もラノベのような感じがした。 (C)
連作短編集。 可もなく不可もなく面白い。 作者も巻末で書いている通り、表題の鋏の記憶が一番設定とか面白い。 けど、どうにもこの人の作品、どれも初めて読んだ気がしないんだなぁ…。もしかしたら中学位の頃に読み漁った中にあったのかな? 懐かしくて、既視感。
物を触っただけで持ち主の容姿や内に秘めた心情や体験を感知できる超自然的な現象、『サイコメトリー』をもつ女子高校生の紫と親戚の桐生進介(警察官)が事件を解決する連作短編集。ホラー的な事件や一風かわったミステリー事件、はたまた心暖まる事件など本格的な感じじゃないところが逆に読みやすかった。良い意味で今邑...続きを読む作品らしくない一冊です。
まあ、普通。ただこの時間に読んでるとちょっと怖いねwww短編だから読み易くはあったけど、わざわざ超能力者を主人公に据える必要があったかな、と。あと、紫でゆかりと読むのが最後まで頭に定着せず、主人公の女子高生のキャラが立たなかった。
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鋏の記憶
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今邑彩
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