Posted by ブクログ 2014年03月23日
今邑作品は、昔に『ルームメイト』を読んだきりだったの
だけど、思っていた以上に読みやすかった。
ホラーちっくな要素を含んだミステリなのに、暗さが
あまり感じられず、スムーズに作品に入り込める。
作品の面白さはもちろん、城島刑事の魅力も大きい。
彼の過去が気になる。シリーズが進めば全てが明らかに
なる...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月02日
貴島刑事シリーズ第1弾。
タイトルに「鏡」って言葉がはいってて、殺人現場を見ても、鏡から出てきた?鏡に入って行った?みたいにしか思えん!とか言う割には、はなから、そんな事信じてるとは思えん感じに話は進み、捜査も進む。
なかなかのトリックで、こら、鏡に入ってるようになるわ!
現実に実行できるんか?って...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月09日
ミステリとホラーのバランスが絶妙で、それぞれの特色がよく出ていると思います。
トリック自体はシンプルだけど、ホラー的な雰囲気で幻惑するあたりは巧みですね。また、一旦解明された真相を反転させる手法も見事で、最後の最後まで楽しめる作品でした。
ちょっと謎めいた主人公の過去も気になるので、続編も読んでみよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月01日
「密室」や「鏡に向かって消えていた血の足跡」の真相は、ホラーのような印象を強く与えつつきっちり理詰めで解決しています。非常に良く出来ていると思いました。
ラストはホラーを意識し過ぎた為か、中途半端な終わり方でやや消化不良でした。
また、「警視庁捜査一課・貴島柊志シリーズ」と銘打っているのに、貴島の存...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月15日
ホラーだっけ?
あ、違った・・・
でも、やっぱり少しホラーっぽい。
とても、面白い。
先が気になってしまって、結局夜更かしして読み切った。
入れ替わりには多少の無理はあるかと思うけど、
それでも、結構良かった。ゾクゾクっとする感じがいい。
1990年の作品。
パソコンではなくて、ワープロでフ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月14日
貴島柊志シリーズ1作目。
冒頭の作中作から心をぐっと掴まれてしまった。
シンプルでいてミステリアスな雰囲気を纏いながら事件→解決へと向かうのですが、この作中作が終始活きていて惑わされてしまう。
鏡のトリックも見事で、最後にはあのどんでん返し。
今邑さんのこの独特の後味の悪さと鮮やかなどんでん返しは癖...続きを読む