感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年11月29日
2017年57冊目。
今邑彩作品は2作目。いやー、最初は苦手なファンタジーホラー的な話かと思ったけど、なぜかどんどん引きまれた。
いったんあまり納得のいかないカタチで終わるように見せかけて、実は・・ってところで、えーっ!ってなって、あらためてエピローグもそっちかー!!!って感じでしたw
・・・期待し...続きを読むてなかった分、めっちゃ楽しめたので得した気分です。
Posted by ブクログ 2014年03月23日
今邑作品は、昔に『ルームメイト』を読んだきりだったの
だけど、思っていた以上に読みやすかった。
ホラーちっくな要素を含んだミステリなのに、暗さが
あまり感じられず、スムーズに作品に入り込める。
作品の面白さはもちろん、城島刑事の魅力も大きい。
彼の過去が気になる。シリーズが進めば全てが明らかに
なる...続きを読むのかな。
Posted by ブクログ 2022年05月04日
面白かったー!
けどラストのどんでん返し後が長かった。
的場と貴島がほぼ交流なく終わったのが残念だった。
ってか、母と叔母が入れ替わるとかどんなに似てても絶対分かるくない?!
Posted by ブクログ 2021年11月02日
貴島刑事シリーズ第1弾。
タイトルに「鏡」って言葉がはいってて、殺人現場を見ても、鏡から出てきた?鏡に入って行った?みたいにしか思えん!とか言う割には、はなから、そんな事信じてるとは思えん感じに話は進み、捜査も進む。
なかなかのトリックで、こら、鏡に入ってるようになるわ!
現実に実行できるんか?って...続きを読む話はあるけど。
30年ほど前の出来事の真相も明らかになって(証拠はない)。そらそうなるわな!っとスッキリ読み終わるかと思えば…
これが、「怪奇と本格推理の融合」ってヤツですか!
なかなかでした!
Posted by ブクログ 2018年03月22日
*作家・砂村悦子が殺された密室状態の部屋には、鏡の前で途絶える足跡の血痕が。遺された原稿には、「鏡」にまつわる作家自身の恐怖が自伝的小説として書かれていた。鏡のなかから見つめているのは、死んだはずの「アイ」―!?貴島刑事が鏡に消えた殺人者に挑む、傑作本格ミステリ*
まさしく「怪奇と本格推理の融合」...続きを読むが一番の魅力で、お見事としか言いようのない絶妙さ。ベースに本格推理での丁寧な筋書きがありつつ、何とも言えない間合いで差し込まれるホラー部分が秀逸。この作品からシリーズに繋がるらしいので、是非続きが読んでみたい。一粒で二度美味しい作品。
Posted by ブクログ 2017年08月13日
最後はちょっとホラーの要素も交えつつ、ありったけのどんでん返しを詰め込んだ作品。
貴島柊志シリーズらしいが、彼である必要はなかったかな。。。加賀恭一郎だったら、「鏡へ向かう足跡」の違和感でトリックを見破ってそうな気が・・・(汗)。
Posted by ブクログ 2014年12月09日
ミステリとホラーのバランスが絶妙で、それぞれの特色がよく出ていると思います。
トリック自体はシンプルだけど、ホラー的な雰囲気で幻惑するあたりは巧みですね。また、一旦解明された真相を反転させる手法も見事で、最後の最後まで楽しめる作品でした。
ちょっと謎めいた主人公の過去も気になるので、続編も読んでみよ...続きを読むうと思います。
Posted by ブクログ 2013年12月12日
ホラーと本格ミステリーの融合がすごい!まったく最後まで犯人は誰なのか?鏡から出てきた幽霊なのか?この小説にドップリ浸かっている自分がいました。しかも最後の綺麗などんでん返しはヤバい。
Posted by ブクログ 2013年10月01日
「密室」や「鏡に向かって消えていた血の足跡」の真相は、ホラーのような印象を強く与えつつきっちり理詰めで解決しています。非常に良く出来ていると思いました。
ラストはホラーを意識し過ぎた為か、中途半端な終わり方でやや消化不良でした。
また、「警視庁捜査一課・貴島柊志シリーズ」と銘打っているのに、貴島の存...続きを読む在がとても薄いのも残念な点でした。
Posted by ブクログ 2013年05月15日
ホラーだっけ?
あ、違った・・・
でも、やっぱり少しホラーっぽい。
とても、面白い。
先が気になってしまって、結局夜更かしして読み切った。
入れ替わりには多少の無理はあるかと思うけど、
それでも、結構良かった。ゾクゾクっとする感じがいい。
1990年の作品。
パソコンではなくて、ワープロでフ...続きを読むロッピー。
携帯なんてないし、電話も黒い感じで(笑)
そんな時代だったなーと少し懐かしくもあって
よかったな。
Posted by ブクログ 2013年03月28日
再読。密室トリック自体はかなりシンプルなトリックなのだけれど。作品自体に漂う怪奇的な雰囲気と、ラストに明かされるとある真相の衝撃にぞくりとさせられます。すべてが論理だけで解決できるとは、限らないのかもしれません。
Posted by ブクログ 2013年02月14日
貴島柊志シリーズ1作目。
冒頭の作中作から心をぐっと掴まれてしまった。
シンプルでいてミステリアスな雰囲気を纏いながら事件→解決へと向かうのですが、この作中作が終始活きていて惑わされてしまう。
鏡のトリックも見事で、最後にはあのどんでん返し。
今邑さんのこの独特の後味の悪さと鮮やかなどんでん返しは癖...続きを読むになります。
ミステリファンとして欲を言うなら、あの人物と貴島のミステリ談義が読みたかったかな。
貴島は何か背負っているものがありそうですが、今後のシリーズ内で明らかにされていくことを期待して、続きを読みたいと思います。
Posted by ブクログ 2012年10月10日
「鏡」に映る自分が、自分ではないような気がする…。
鏡の中の女は誰なのか。
悦子の書いた小説。
殺されたときに無くなった小説。
少女が見た「誰か」って?
面白かった~!
夜、一人で読んでるときは怖かったけど。
トリックも納得できたし。
ルームメイトを読んだときも、最後に驚かされた。今回も期待して読...続きを読むんだけど、期待はずれにならずに読めました。
いろいろ疑って読んだんだけど、私には見破る事は出来ませんでした。
貴島シリーズ読んでみようと思います。
Posted by ブクログ 2012年09月01日
4+
ほぼ完璧な迷彩。シンプルなトリックに気付かせない怪奇な雰囲気作りが巧妙。本格とホラーとのバランスも絶妙。上手さが目立つ。概ね文句はなく、期待値を上回るほぼ満足な読後感。ただ中途半端に回想される主人公の過去や、相方刑事の人物造形に多少の居心地の悪さを感じ、スッキリしないところも。
Posted by ブクログ 2023年04月28日
読みやすくて面白かった。
鏡どうこうより、絨毯の足跡トリックが納得でよかった。
怪奇は実際あったのかな。不気味さも好みな感じで面白かった。
Posted by ブクログ 2022年06月13日
警視庁捜査一課・貴島柊志シリーズ第1作。文章が読みやすく一気読み。謎が少し残るものの作者が言う通り「怪奇と本格推理の融合」した作品でした。シリーズ化と言うことで今後の展開に期待です。
Posted by ブクログ 2021年10月17日
もっともっと怖!!!ってなるかと思ったけども。
最初の冒頭できっとこれひっくり返るだろーなーって予想が付き、ラストであまりびっくりできなかったのはあるかなぁ。
鏡とか、双子とかは結構ありがちな流れだよなぁ。
と。
ただ、読みやすくてズンズン進んでしまうほどにさきが気になるのはある!!!
この...続きを読む方の本はホラー色の強いミステリーが多いので、ヒヤヒヤドキドキが楽しいんだけど、今回はラスト1ページで少しだけひんやりを残して終わる普通のミステリーでした。
鏡の足跡のトリックはさすが!!!!!!、と、唸ってしまったけども。
面白いし読みやすいし、怖くないので怖がりさんにもおススメです!!!!!
Posted by ブクログ 2021年10月03日
鏡を使ったトリック面白かったです。今邑作品はまだまだ良い作品があるので今回こんな評価になってしまいましたがこの作品もページをめくる手は進みました♪
Posted by ブクログ 2021年06月04日
読み始めてすぐ、これは面白い作品になりそうなにおいがプンプンしていましたが、中盤辺りから読むペースが格段に落ちてしまいました^^;
「i鏡に消えた殺人者」ってタイトルからしてミステリー好きにはツカミはOKって感じ。
密室で殺された砂村悦子(作家)の部屋に残された謎、彼女が残した未完の遺作「ミラー...続きを読むジュ」の内容と巻頭で語られた彼女の幼少時代。
現実にはありえない事が起こった感満載のにおわせ。
警視庁の貴島刑事がその謎を解き明かす。
(あっ、本作の主人公って貴島刑事なんだと今この瞬間に気づきましたσ^_^;)
でも、なんか貴島刑事が謎解きをし、スカッとした気分を味わえなかった...
確かに密室殺人の謎は解けたんですがね...
説明
内容(「BOOK」データベースより)
作家・砂村悦子が殺された密室状態の部屋には、鏡の前で途絶える足跡の血痕が。遺された原稿には、「鏡」にまつわる作家自身の恐怖が自伝的小説として書かれていた。鏡のなかから見つめているのは、死んだはずの「アイ」―!?貴島刑事が鏡に消えた殺人者に挑む、傑作本格ミステリ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
今邑/彩
1955年(昭和30)、長野県生まれ。都留文科大学英文科卒。会社勤務を経て、フリーに。1989年(平成元)鮎川哲也賞の前身である「鮎川哲也と十三の謎」に応募し“十三番目の椅子”を『卍の殺人』で受賞。以降、推理小説を中心にホラーなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Posted by ブクログ 2019年03月31日
私が鏡の中の私に殺される。
ミステリーと怪奇ミックスで、きちんと推理して謎は解けるものの、どこか不思議を残して終わる。途中まだの盛り上がりにグイグイ引き込まれるが、最後はもう少し衝撃が欲しい。
Posted by ブクログ 2018年06月04日
新人作家が仕事場で刺殺体で発見された。犯人のものと思われる足跡は姿見に向かって消えている。作家の遺稿には、かつて自分が殺めた従姉妹が鏡の中で生きて自分を恨んでるという未完の物語が語られる。果たして作家の死の真相は。的な話。
刑事モノは自然に捜査にかかれるという点で無理がなくていい。私、刑事モノが意...続きを読む外に好きらしい。
トリックは、分かってしまえば今となっては既視感のあるものだったけど、読んでる時は全く思い当たらずに楽しめた。
終盤の大どんでん返しは、かなりビックリ。それこそ180度ひっくり返る見事なモノだった。
でも、ずっと実母か疑ってきた娘と、実母でないことがバレてるんじゃないかと娘を疑ってきた母親が、結局同居してるってシチュエーションに、怖いもの見たさ的な説明がなされてたのが、全く説得力がなく、せっかくのどんでん返しの高揚感がすぐに薄れてしまった。
それに、いくら母とその妹が双子のようにそっくりでも、5歳の実子ならさすがに母親かどうか判別できるんじゃない?
子供の設定を3歳にするとか、いっそ双子の姉妹にするとかしたほうが、無理がなかったかな…(双子にしちゃったら替え玉殺人は読者にさっさと見抜かれそうだけど)。
そして何より、最後の最後、やっぱり鏡に棲む故人の仕業でした、ってほのめかしが、ミステリだったはずのこの作品を台無しにしてると思う。
やっぱりミステリは現実的に説明のつく方法で決着しないとダメでしょ。
最後の最後で大失速。残念。
(そういう作風の作家さんなんだから全否定するなら読むなって話ですよね…)
貴島は闇深っほいけど、キャラとしては存在感が薄い。
まぁこの作品書いた時点ではシリーズ化する予定ではなかったようだし、仕方ないかもしれない。
Posted by ブクログ 2018年03月08日
☆3.5くらい。
この仄暗いような雰囲気は作者独特の世界だなー。ホラー作品も書いてるようなのでそのせいかな。
双子のようにそっくり、とか、やっぱこう来るよね。結構面白かった。どうやらシリーズ化してるみたいなので他のも読んでみたい。
Posted by ブクログ 2016年02月13日
結局最後は軽くぼかした感じで終わったのかな。
ある新人小説家が殺され、さらにその編集者が行方不明に……その真相にたどり着いたとき、20年以上前の亡霊が現れる! なんて煽り文句とかどうでしょうか。
Posted by ブクログ 2014年10月31日
ミステリとホラーのハイブリッドなどと謳われている本書だが、その企みは成功したと言っていいでしょう。
合理的な解決がついたと思いきや不条理な結末に持っていく作品は数多くあれど、ここまで綺麗にストーリーと融合してみせた作品は稀だと思います。
ミステリ読者なら勘繰ってしまうような要素もミスリードとして用い...続きを読むているのも好印象。
Posted by ブクログ 2017年01月29日
今邑彩作品は初めてだった。
評判の一冊だったので
期待して読んだが、
なかなか個性的で良い作品だった。
名前で女性作家だと
気付かない方がどうかしているが、
文体から柔らかい印象を受けたので
調べてみて初めて
作者が女性だと知った。
文体は柔らかいのに、
怪奇的な謎を残す事件が描かれ、
ラストは...続きを読むあの終わり方。
ホラーも書く作家だと知って納得。
本格的なミステリでありながら、
ホラー色の強い特徴的な作品だった。
ただ、真相が予想を裏切る程の
ものでなかったのが残念。
それでも読み物としての面白さは
間違いない。
Posted by ブクログ 2013年08月04日
従姉妹に父の愛をとられた少女が従姉妹を殺し、鏡の中に彼女を見るという小説を書いた小説家が殺される。
今邑さんはこういうゴスでサイコなシチュエーションの雰囲気が本当にうまい。
くどすぎない文章でしっかり雰囲気は作る。
小説の組み立ても、キャラの配置もきちんとしていて、小説家のお手本のような小説家だ。
...続きを読むただ、お手本すぎてすれた読者はけっこう真相を見抜いてしまう。
でも、きっちりと書いているのでカタルシス感はすごくあります。
買って損はない作家。
嫌な後味まで美しい。