【感想・ネタバレ】鋏の記憶のレビュー

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Posted by ブクログ

再びストック全部 読み切ってしまいました。
今邑女史の『鋏の記憶』。
これも短編で纏まっていて、ストーリーに連続性があるもののそれぞれが独立した話になっているので通勤時のお供にちょうどいいかもしれません。
サイコメトリの能力を持った少女と警察官が周囲で起こる謎を解明していくのだけど、真実を暴く事がいつも最善とは限らない・・・と認識させられる場面もありました。(特にタイトルにもなっている『鋏の記憶』)

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2013年04月23日

Posted by ブクログ

超能力を交えたミステリー連作短編集。全4作。
●三時十分の死…ペンダントに残された記憶とアリバイ
●鋏の記憶…この鋏、小さい子を刺したことがあるわ
●弁当箱は知っている…美人妻の愛妻弁当
●猫の恩返し…お手伝いさんに恋をしちゃいました

物の記憶を読み取る力・サイコメトリーの能力を持つ女子高生・紫。
幼いころに両親を亡くし祖母と暮らしていたが祖母も亡くなり、一回り年上の親戚の進介と同居することに。
刑事である進介と共に事件を紐解いていく。

超能力系のお話は大好きです。
宮部みゆきの「龍は眠る」「クロスファイア」筒井康隆の「家族百景」「七瀬ふたたび」とか何回も読んだなぁ。
でも今回はそこまで超能力を駆使してません。

今邑さんの作品は気構えずにすらすら読めてちゃんと楽しめるのがいいところ。
派手なトリックや奇抜なこともないし読みやすい文章を軽いといってしまえばそれまでだけど、起承転結もテンポも良く、最後まで興味を持って読ませる筆力は素晴らしいと思います。

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2018年05月25日

Posted by ブクログ

ホラーって云われてることもあるようだけど、全然ホラーじゃない。立派なミステリで、かつヒューマンドラマで、なかなか良かったです。紫もいいけど、進介がなかなかいいヤツ。映像化で見てみたい。

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2014年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4編からなる連作短編。
主人公はサイコメトリー能力のある女子高生。
こう書くと気張ったチープな物を想像してしまうかもしれませんが、実際は常に彼女が前面に出てくる訳ではなく、1つのスパイスというような感。
どのお話も面白かったです。
ホラーではなくミステリですね。
それぞれのお話の終わりがなんとも今邑さんらしい。
廃刊になっていたので、こちらの中公文庫で読めて良かった。
続きを是非書いて欲しい。

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2013年12月19日

Posted by ブクログ

サイコメトリーの能力を有する主人公紫。
刑事である兄を手伝いながら、事件を解決していく4編の連作短編集。

切ない事件の中でも、人の温かみが感じられる事件も多く、
読んでいて決して嫌な気持ちにならない。
紫のキャラクターがもう少し立っていれば、より面白い小説になったと思うが、
それでも十分に楽しめ、肩を張らずに気軽に読めるミステリー小説。

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2013年02月18日

Posted by ブクログ

肩を張らずに読める、4作からなる連続短編。
今邑作品はどれもサクサク読めて割と好きなのですが、私はあともう一声欲しい!といつも思ってしまう。
表題作の『鋏の記憶』よりも『弁当箱は知っている』が私は好きでした。
ラスト切なすぎるけれど。

サイコメトリーって何だか面倒そうだなぁ。
触ったもの全ての記憶が読めちゃうのかしら。
だとしたら物凄くしんどそう。

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2017年09月30日

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サイコメトリーによって真実が見えてくる設定が面白かった。短編集なのが残念。シリーズになっていたら良かったのになあ。紫ちゃんの活躍がもっと見たかったです。二瓶乃梨子もいい味出していて好き。

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2014年10月07日

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物に触れると所有者の記憶を読み取ることができる「サイコメトリー」能力を持った、女子高生の桐生紫。その力を生かして、周囲で起こった4つの怪事件の捜査を手助けすることになったが…。

サイコメトリーを扱った小説はこれまでに朱川湊人の「わくらば」シリーズを読んだことがあるが、それより10年近く前に書かれた作品。サイコメトリーはかつてライトノベルで流行ったらしいが、本作もラノベのような感じがした。
(C)

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2014年04月20日

Posted by ブクログ

連作短編集。
可もなく不可もなく面白い。
作者も巻末で書いている通り、表題の鋏の記憶が一番設定とか面白い。
けど、どうにもこの人の作品、どれも初めて読んだ気がしないんだなぁ…。もしかしたら中学位の頃に読み漁った中にあったのかな? 懐かしくて、既視感。

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2013年11月07日

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物を触っただけで持ち主の容姿や内に秘めた心情や体験を感知できる超自然的な現象、『サイコメトリー』をもつ女子高校生の紫と親戚の桐生進介(警察官)が事件を解決する連作短編集。ホラー的な事件や一風かわったミステリー事件、はたまた心暖まる事件など本格的な感じじゃないところが逆に読みやすかった。良い意味で今邑作品らしくない一冊です。

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2013年10月25日

Posted by ブクログ

まあ、普通。ただこの時間に読んでるとちょっと怖いねwww短編だから読み易くはあったけど、わざわざ超能力者を主人公に据える必要があったかな、と。あと、紫でゆかりと読むのが最後まで頭に定着せず、主人公の女子高生のキャラが立たなかった。

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2013年07月06日

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今邑彩さん独特のヒヤリとかゾゾゾとかチクリとするような感覚はなく、
なんだかよくありそうな感じにまとまってるなー。
でも読みやすいし、サイコメトラーな感じは好きだな。

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2013年06月10日

Posted by ブクログ

物に触っただけで、物の記憶を読み取ることのできるサイトメトラーの女の子が、従兄の警視庁の刑事と物に残された事件を解明する短編ミステリー。
短編だからか、どんでん返しがなくて、少しがっかり。でも、ほのぼのとした感じはよかった。

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2013年02月24日

Posted by ブクログ

今邑さんの短編集では珍しい コンビものシリーズ連作短編集
いつもと違う感じで新鮮・・ ではあるけど らしさは?というと
うーむ・・?てカンジ^^ 悪く言うとどこにでもあるレベルの作品(え・・

宮部みゆきを彷彿させる超自然ネタが 主人公の設定にあるので
そのへんがビミョー
面白くもあるけど なんとなく紫というキャラがイメージ浮かんでこない感じ
進介は対照的にいい味出てると思うが・・^^

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2013年02月09日

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