今邑彩のレビュー一覧

  • 蛇神

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    伝奇ミステリシリーズの一作目。
    神話をモチーフとした話。
    閉鎖的な村に昔から伝わる蛇神信仰。
    集団狂気の恐ろしさがジワジワきます。

    面白いし、楽しんで読めたのですが
    何だか惜しい気がします。
    他の方もレビューで書かれていますが、もう少し丁寧に突っ込んでくれていたら、更に心を掴まれただろうなぁ。

    高橋克彦の作品をライトにした感じ。
    あそこまで口説い方が好み。

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    2016年05月20日
  • 名探偵の饗宴

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    アンソロジーは、初読みの作家さんを手に取るきっかけにもなるのだけど、今回は、お馴染みの作家さんに大軍配な感じ。
    「ウシュクダラのエンジェル」
    他の国の宗教や慣習を安易に批判・否定するわけではないのだけど、なんとも切ない展開だった。そういうお話に、京介の語り口がやけに似つかわしい。

    「禁じられた遊び」
    ずっと綸太郎パパの入院話で、どんな事件に関わるのかと思ったら。
    あの映画を一ひねり二ひねりした展開はさすが。
    でも、名探偵の本領発揮はなかったような(笑)

    「詩人の死」
    なんていう毒を含んだ作品なんだろう。
    いかにも葉村晶、いかにも若竹七海。

    「バルーン・タウンの裏窓」
    懐かしのバルーン・タ

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    2016年05月08日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    結局最後は軽くぼかした感じで終わったのかな。
    ある新人小説家が殺され、さらにその編集者が行方不明に……その真相にたどり着いたとき、20年以上前の亡霊が現れる! なんて煽り文句とかどうでしょうか。

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    2016年02月13日
  • 「裏窓」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    貴島柊志シリーズ二作目。
    物語が進むにつれて徐々に緊張感を高めていく雰囲気作りがとても巧いですね。
    前作と同様にミステリとホラーの融合が試みられているのですが、ホラーの要素はあまり感じられず、個人的にはちょっと残念。
    でも、狂気に満ちた犯人の造形は迫力十分。背筋がぞくりとする様な恐怖感を覚えます。
    伏線回収や捻りを効かせた真相も見事で、最後まで楽しめる作品でした。

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    2016年01月11日
  • i(アイ)~鏡に消えた殺人者~

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    ネタバレ

     刺殺された作家「砂村悦子」が,自らの遺作となる作品に見立てるような形で,殺害される。砂村悦子の遺作には,、自分が5歳のときに従妹である「アイ」を殺害したこと,「アイ」が鏡の中から自分の悦子の命を狙っていることなどが書かれている。
     「悦子」の殺害現場は,鏡に向かって歩いていく血の跡が残っていた…。本当に,「アイ」が悦子を殺害したのか?…という設定だが,トリックは殺害現場が悦子のマンションではなく,悦子の実家であったというもの。悦子の母である里見充子が真犯人で,殺害時間に悦子の実家にいたというアリバイを,絨毯ごと移動させて,殺害現場を悦子のマンションに見せかけた。
     これはなんというか…バカミ

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    2016年01月03日
  • 金雀枝荘の殺人

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    ネタバレ

     いわゆる「館モノ」。館の名前の読み方のむつかしさは,全「館モノ」の中でもトップクラスだろう。「えにしだ」と読む。
     完璧に封印された館で,グリム童話の「狼と七匹の子やぎ」に見立て,6人を殺害するという事件が起こる。金雀枝荘では,70年近い前に使用人の無理心中事件も起こっており,完璧に封印された館での殺害は,その呪いのようにも思われた。
     金雀枝荘は,実業家の「田宮弥三郎」が建てた館である。ドイツからエリザベートという娘を妻に迎えたが,わずか二年しか一緒には住まなかった。
     大量殺人事件が起こってから1年後のクリスマスに,生き残った田宮乙彦,松田杏那,松田類,鈴木冬摩の四人の田宮弥三郎のひ孫と

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    2016年01月02日
  • ルームメイト

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    ネタバレ

    終盤はちょっと「無茶な!」と思いつつも楽しく読み終わりました。
    映画化もされてるんですね。
    気になるかも。

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    2025年05月28日
  • 卍の殺人

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    文章がこなれていて、ミステリとしても手堅くまとまっておりデビュー作としては申し分ないでしょう。
    館の形が卍、という設定からしてそれを使ったトリックがあるのは見え見えですが、それを成立させるための工夫が随所見られ、デビュー作からして卒のなさが際立っています。
    示唆的なプロローグや、滲み出る怪奇色も相変わらずで、やっぱり僕好みの作家なのだと再認識しました。

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    2015年07月12日
  • つきまとわれて

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    連作短編集ですが、全作を通じて共通の人物が登場するのではなく、他の作品で脇役として登場した人物が、別の作品では主人公として登場するといった形式で、面白いなと感じました。
    ストーリー的には、短編集ということもあり、凝りに凝ったトリックといったものはありませんが、どんでん返しもあり、楽しい作品に仕上がっているのではないでしょうか。

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    2015年05月25日
  • 時鐘館の殺人

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    六編収録された本格短編集。オマージュと思われる作品やホラー落ちの作品などバラエティに富んでいてあまり統一感はありませんが、一筋縄ではいかない作品が揃っています。
    ベストは【黒白の反転】ミステリーとしての納得の解決と、ゾッとさせるオチまでついた良作です。
    【時鐘館の殺人】はプロットが凝っていますし遊び心もあります。完成度は一番だと思います。
    残念なのは【恋人よ】。ラストの二行ははっきり言って蛇足だと思います。

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    2015年05月18日
  • 金雀枝荘の殺人

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    ホラーテイストの強いミステリ。

    見立て殺人の派手さに期待し過ぎると裏切られるかも。
    トリック自体は単純なものなので、雰囲気を楽しめる人向き。

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    2015年05月18日
  • 繭の密室 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    今邑さんの本を読んだのは『ルームメイト』に続いて2作目。
    後で調べてみたら貴島シリーズ物の完結だったんですね、読む順番にちょっと後悔。
    さて、ストーリーの方は2つの事件が絡み合い真相に迫っていく内容になっている。
    本書も普通に楽しめたけど、トリックを考えた場合『ルームメイト』の方が面白かったかな。

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    2015年03月08日
  • つきまとわれて

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    高水準の短編集。各話の登場人物がゆるやかにつながりつつ、大仕掛けはほどこされていないので、短編内の謎を上回る思わせ振りな前ふりとかなくてすんなり読める。もっとたくさん作品を読みたかったなぁとかえすがえすも残念だ。

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    2015年02月19日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    読み始めはホラーかと思ったら、トリックのある殺人事件で、ホッ。登場人物の描写が、ちょっと物足りないかも。

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    2015年01月03日
  • つきまとわれて

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    短編集でありながら、前の話に脇役で出てきた人が次の話の主人公に…という感じでつながっている構造の短編集。

    で、最初ざーっと読んだ時に3話目の主人公が前の話のどこで出てきた人なのかが分からず
    分からないまま、ミステリ好きの友人にこの本を貸したら
    人物繋がり一覧を作って、返してくれたので
    その一覧を片手に、もう一度頭の中で人間関係を整理しながら再読。
    人間関係を忘れないうちに再再読して、やっと
    それぞれの登場人物の人物像にまで気が回るようになって
    やっと、楽しめたー!という感じ。
    構成が凝っているだけに、この人はこういう性格なのね
    とか、こんな感じのひとなのかなーとか
    物語を味わえるまでにだいぶ

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    2014年12月07日
  • 時鐘館の殺人

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    ネタバレ

    トケイ館の殺人と言えば、真っ先に思い浮かぶのが綾辻先生の時計館の方なのですが。今邑先生の時鐘館の方も、なかなか捻くれてて良いですね~(笑)。
    謎の提起を「作家から読者への出題」という体裁にしておいて、「掲載する為には字数制限を守らなければならない」という問題をクリアする為に作家が取った解決策が面白い。プロローグすらも伏線なのですね~(^^)これは面白い!
    他の作品もホラーなオチがついていたり、巧妙な叙述トリックがめぐらされていたり。全体を通して「意外なラスト」が楽しめる短編集です。

    ◎生ける屍の殺人…有名作家の別荘で男女の死体が発見された。現場の状況から、女が男を殺害したように考えられたが、

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    2014年11月20日
  • 人影花

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    【収録作品】私に似た人/神の目/疵/人影花/ペシミスト/もういいかい…/鳥の巣/返して下さい/いつまで

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    2014年11月08日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    ミステリとホラーのハイブリッドなどと謳われている本書だが、その企みは成功したと言っていいでしょう。
    合理的な解決がついたと思いきや不条理な結末に持っていく作品は数多くあれど、ここまで綺麗にストーリーと融合してみせた作品は稀だと思います。
    ミステリ読者なら勘繰ってしまうような要素もミスリードとして用いているのも好印象。

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    2014年10月31日
  • 金雀枝荘の殺人

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    ネタバレ

    密室状態の古い館での連続殺人。それも過去2回にわたって。そして今回・・・。ということで掴みは面白いので読んでみた。なるほど緻密なプロットで多彩な人物を配して物語が展開するが、肝心の人物造形に全く魅力が無い。探偵役のライターなんてあまりに強引に登場しすぎ。人物も多いが、これも結局は童謡を見立てにしたというより、同様に合わせて強引に作ったキャストみたいなもの。人物が薄いので却って謎もあいまいになった。動機も方法も弱い。密室トリックもう~ん、どうなんだろう?
    被害者がカギをかけてたというのが2回も続くと…。
    雰囲気は良いし、これは古い作品なので新しい作品を読んでみたい。

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    2014年10月30日
  • ルームメイト 中

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    ネタバレ

    かなり気になる感じで終わる中巻。
    怪しい人物がちらほら出てくるものの、
    どうも結びついていかない…。
    結局「ルームメイト」とは何なのか。
    それは下巻へ…。

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    2014年10月16日