今邑彩のレビュー一覧

  • 金雀枝荘の殺人

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    ネタバレ

     いわゆる「館モノ」。館の名前の読み方のむつかしさは,全「館モノ」の中でもトップクラスだろう。「えにしだ」と読む。
     完璧に封印された館で,グリム童話の「狼と七匹の子やぎ」に見立て,6人を殺害するという事件が起こる。金雀枝荘では,70年近い前に使用人の無理心中事件も起こっており,完璧に封印された館での殺害は,その呪いのようにも思われた。
     金雀枝荘は,実業家の「田宮弥三郎」が建てた館である。ドイツからエリザベートという娘を妻に迎えたが,わずか二年しか一緒には住まなかった。
     大量殺人事件が起こってから1年後のクリスマスに,生き残った田宮乙彦,松田杏那,松田類,鈴木冬摩の四人の田宮弥三郎のひ孫と

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    2016年01月02日
  • ルームメイト

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    ネタバレ

    終盤はちょっと「無茶な!」と思いつつも楽しく読み終わりました。
    映画化もされてるんですね。
    気になるかも。

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    2025年05月28日
  • 卍の殺人

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    文章がこなれていて、ミステリとしても手堅くまとまっておりデビュー作としては申し分ないでしょう。
    館の形が卍、という設定からしてそれを使ったトリックがあるのは見え見えですが、それを成立させるための工夫が随所見られ、デビュー作からして卒のなさが際立っています。
    示唆的なプロローグや、滲み出る怪奇色も相変わらずで、やっぱり僕好みの作家なのだと再認識しました。

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    2015年07月12日
  • つきまとわれて

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    連作短編集ですが、全作を通じて共通の人物が登場するのではなく、他の作品で脇役として登場した人物が、別の作品では主人公として登場するといった形式で、面白いなと感じました。
    ストーリー的には、短編集ということもあり、凝りに凝ったトリックといったものはありませんが、どんでん返しもあり、楽しい作品に仕上がっているのではないでしょうか。

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    2015年05月25日
  • 時鐘館の殺人

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    六編収録された本格短編集。オマージュと思われる作品やホラー落ちの作品などバラエティに富んでいてあまり統一感はありませんが、一筋縄ではいかない作品が揃っています。
    ベストは【黒白の反転】ミステリーとしての納得の解決と、ゾッとさせるオチまでついた良作です。
    【時鐘館の殺人】はプロットが凝っていますし遊び心もあります。完成度は一番だと思います。
    残念なのは【恋人よ】。ラストの二行ははっきり言って蛇足だと思います。

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    2015年05月18日
  • 金雀枝荘の殺人

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    ホラーテイストの強いミステリ。

    見立て殺人の派手さに期待し過ぎると裏切られるかも。
    トリック自体は単純なものなので、雰囲気を楽しめる人向き。

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    2015年05月18日
  • 繭の密室 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    今邑さんの本を読んだのは『ルームメイト』に続いて2作目。
    後で調べてみたら貴島シリーズ物の完結だったんですね、読む順番にちょっと後悔。
    さて、ストーリーの方は2つの事件が絡み合い真相に迫っていく内容になっている。
    本書も普通に楽しめたけど、トリックを考えた場合『ルームメイト』の方が面白かったかな。

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    2015年03月08日
  • つきまとわれて

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    高水準の短編集。各話の登場人物がゆるやかにつながりつつ、大仕掛けはほどこされていないので、短編内の謎を上回る思わせ振りな前ふりとかなくてすんなり読める。もっとたくさん作品を読みたかったなぁとかえすがえすも残念だ。

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    2015年02月19日
  • 少女Aの殺人

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    ラジオ番組の人気DJの元に養父から性的虐待を受けており、このままではいつか養父を殺してしまうかもしれない、という主旨の手紙が届く。
    匿名の手紙であったが、F女子学院という学校名と養母は亡くなっている、という手紙の内容から手紙を受け取った女性DJは差出人の少女Aを特定しようとする。しかし、その矢先に少女Aの候補の一人である女子高生の父親が殺されてしまう。
    少女Aはこの女生徒なのか、手紙にあったように養父を殺してしまったのか、そしてF女子学院の教師でもあった父親は女生徒を虐待していたのか?

    途中、少しややこしい感もありましたが、最終的にはスンナリ腑に落ちる感じに落ち着きました。
    ただ、一学年に三

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    2018年10月09日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    読み始めはホラーかと思ったら、トリックのある殺人事件で、ホッ。登場人物の描写が、ちょっと物足りないかも。

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    2015年01月03日
  • つきまとわれて

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    短編集でありながら、前の話に脇役で出てきた人が次の話の主人公に…という感じでつながっている構造の短編集。

    で、最初ざーっと読んだ時に3話目の主人公が前の話のどこで出てきた人なのかが分からず
    分からないまま、ミステリ好きの友人にこの本を貸したら
    人物繋がり一覧を作って、返してくれたので
    その一覧を片手に、もう一度頭の中で人間関係を整理しながら再読。
    人間関係を忘れないうちに再再読して、やっと
    それぞれの登場人物の人物像にまで気が回るようになって
    やっと、楽しめたー!という感じ。
    構成が凝っているだけに、この人はこういう性格なのね
    とか、こんな感じのひとなのかなーとか
    物語を味わえるまでにだいぶ

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    2014年12月07日
  • 時鐘館の殺人

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    ネタバレ

    トケイ館の殺人と言えば、真っ先に思い浮かぶのが綾辻先生の時計館の方なのですが。今邑先生の時鐘館の方も、なかなか捻くれてて良いですね~(笑)。
    謎の提起を「作家から読者への出題」という体裁にしておいて、「掲載する為には字数制限を守らなければならない」という問題をクリアする為に作家が取った解決策が面白い。プロローグすらも伏線なのですね~(^^)これは面白い!
    他の作品もホラーなオチがついていたり、巧妙な叙述トリックがめぐらされていたり。全体を通して「意外なラスト」が楽しめる短編集です。

    ◎生ける屍の殺人…有名作家の別荘で男女の死体が発見された。現場の状況から、女が男を殺害したように考えられたが、

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    2014年11月20日
  • 人影花

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    【収録作品】私に似た人/神の目/疵/人影花/ペシミスト/もういいかい…/鳥の巣/返して下さい/いつまで

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    2014年11月08日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    ミステリとホラーのハイブリッドなどと謳われている本書だが、その企みは成功したと言っていいでしょう。
    合理的な解決がついたと思いきや不条理な結末に持っていく作品は数多くあれど、ここまで綺麗にストーリーと融合してみせた作品は稀だと思います。
    ミステリ読者なら勘繰ってしまうような要素もミスリードとして用いているのも好印象。

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    2014年10月31日
  • 金雀枝荘の殺人

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    ネタバレ

    密室状態の古い館での連続殺人。それも過去2回にわたって。そして今回・・・。ということで掴みは面白いので読んでみた。なるほど緻密なプロットで多彩な人物を配して物語が展開するが、肝心の人物造形に全く魅力が無い。探偵役のライターなんてあまりに強引に登場しすぎ。人物も多いが、これも結局は童謡を見立てにしたというより、同様に合わせて強引に作ったキャストみたいなもの。人物が薄いので却って謎もあいまいになった。動機も方法も弱い。密室トリックもう~ん、どうなんだろう?
    被害者がカギをかけてたというのが2回も続くと…。
    雰囲気は良いし、これは古い作品なので新しい作品を読んでみたい。

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    2014年10月30日
  • ルームメイト 中

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    ネタバレ

    かなり気になる感じで終わる中巻。
    怪しい人物がちらほら出てくるものの、
    どうも結びついていかない…。
    結局「ルームメイト」とは何なのか。
    それは下巻へ…。

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    2014年10月16日
  • つきまとわれて

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    タイトルからどんなに怖い作品なんだろうとワクワク。実際読んでみると軽めのサスペンスでした。読後感はすっきりしてますが、もうちょっと怖くても良かったなあ。前作に出てきた人物が次にも登場するという形式が良かった。特に最終話に出てきた人物の繋がり方はなるほどと思いました。

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    2014年10月13日
  • 鋏の記憶

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    サイコメトリーによって真実が見えてくる設定が面白かった。短編集なのが残念。シリーズになっていたら良かったのになあ。紫ちゃんの活躍がもっと見たかったです。二瓶乃梨子もいい味出していて好き。

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    2014年10月07日
  • 盗まれて

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    「茉莉花」は既読でした。残念です。
    どのお話も楽しめましたが全体的にインパクトが薄く、あまり印象に残りませんでした。

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    2014年07月24日
  • i(アイ) 鏡に消えた殺人者 警視庁捜査一課・貴島柊志

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    今邑彩作品は初めてだった。
    評判の一冊だったので
    期待して読んだが、
    なかなか個性的で良い作品だった。

    名前で女性作家だと
    気付かない方がどうかしているが、
    文体から柔らかい印象を受けたので
    調べてみて初めて
    作者が女性だと知った。

    文体は柔らかいのに、
    怪奇的な謎を残す事件が描かれ、
    ラストはあの終わり方。
    ホラーも書く作家だと知って納得。

    本格的なミステリでありながら、
    ホラー色の強い特徴的な作品だった。

    ただ、真相が予想を裏切る程の
    ものでなかったのが残念。
    それでも読み物としての面白さは
    間違いない。

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    2017年01月29日