今邑彩のレビュー一覧
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ラジオ番組の人気DJの元に養父から性的虐待を受けており、このままではいつか養父を殺してしまうかもしれない、という主旨の手紙が届く。
匿名の手紙であったが、F女子学院という学校名と養母は亡くなっている、という手紙の内容から手紙を受け取った女性DJは差出人の少女Aを特定しようとする。しかし、その矢先に少女Aの候補の一人である女子高生の父親が殺されてしまう。
少女Aはこの女生徒なのか、手紙にあったように養父を殺してしまったのか、そしてF女子学院の教師でもあった父親は女生徒を虐待していたのか?
途中、少しややこしい感もありましたが、最終的にはスンナリ腑に落ちる感じに落ち着きました。
ただ、一学年に三 -
Posted by ブクログ
短編集でありながら、前の話に脇役で出てきた人が次の話の主人公に…という感じでつながっている構造の短編集。
で、最初ざーっと読んだ時に3話目の主人公が前の話のどこで出てきた人なのかが分からず
分からないまま、ミステリ好きの友人にこの本を貸したら
人物繋がり一覧を作って、返してくれたので
その一覧を片手に、もう一度頭の中で人間関係を整理しながら再読。
人間関係を忘れないうちに再再読して、やっと
それぞれの登場人物の人物像にまで気が回るようになって
やっと、楽しめたー!という感じ。
構成が凝っているだけに、この人はこういう性格なのね
とか、こんな感じのひとなのかなーとか
物語を味わえるまでにだいぶ -
Posted by ブクログ
ネタバレトケイ館の殺人と言えば、真っ先に思い浮かぶのが綾辻先生の時計館の方なのですが。今邑先生の時鐘館の方も、なかなか捻くれてて良いですね~(笑)。
謎の提起を「作家から読者への出題」という体裁にしておいて、「掲載する為には字数制限を守らなければならない」という問題をクリアする為に作家が取った解決策が面白い。プロローグすらも伏線なのですね~(^^)これは面白い!
他の作品もホラーなオチがついていたり、巧妙な叙述トリックがめぐらされていたり。全体を通して「意外なラスト」が楽しめる短編集です。
◎生ける屍の殺人…有名作家の別荘で男女の死体が発見された。現場の状況から、女が男を殺害したように考えられたが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ密室状態の古い館での連続殺人。それも過去2回にわたって。そして今回・・・。ということで掴みは面白いので読んでみた。なるほど緻密なプロットで多彩な人物を配して物語が展開するが、肝心の人物造形に全く魅力が無い。探偵役のライターなんてあまりに強引に登場しすぎ。人物も多いが、これも結局は童謡を見立てにしたというより、同様に合わせて強引に作ったキャストみたいなもの。人物が薄いので却って謎もあいまいになった。動機も方法も弱い。密室トリックもう~ん、どうなんだろう?
被害者がカギをかけてたというのが2回も続くと…。
雰囲気は良いし、これは古い作品なので新しい作品を読んでみたい。