【感想・ネタバレ】人影花のレビュー

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Posted by ブクログ

「いつかの朝に」で知った今邑彩さん。最近ハズレが多かったので、きちんと読ませてくれそうだなーってことでこれ。
どうやら亡くなった後に未収録の短編を集めて出されたみたい。

それにしても裏切らないなー。どの話もすごくハマる。ゾクゾクしてラストにああ!ってなる。読んでいて楽しい。

個人的には「人影花」と「私に似た人」「鳥の巣」あたりがゾクゾクした。「人影花」なんて、意味がわかると主人公最悪やな、ってなったしな(笑)
読後感の良さはラストの「いつまで」かな。「もういいかい……」もある意味読後感はいいかも。


いやぁ。面白いなぁ……今邑さん、ハマりそう。

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2019年08月13日

Posted by ブクログ

ホラーミステリ短編集。単行本に収録されていないものがまだこんなにあったとは……嬉しい限りです。
お気に入りは「鳥の巣」。恐怖が一番じわじわと迫りくる一作でした。ネタとしてはありがちな話なんだけど、そんなことをまったく感じさせない圧倒的な迫力です。
「人影花」もいいなあ。予想できるような展開なんだけど、そこからが捻りもあって見事。そしてラストにはぞくりとしたものが残ったり。

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2014年10月20日

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ありそうでなさそうな話。なさそうでありそうな話。
そのリアルさゆえに想像力をかきたてられて、怖くなりました。

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2023年01月16日

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人影花の最後の数文字に驚いた。

印象に残ったのは
私に似た人
人影花
鳥の巣
いつまで

はじめての作家さんだったけど読みやすさが気に入った。あとがきに書かれてある短編集も読んでみたい。

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2020年11月30日

Posted by ブクログ

私に似た人★★★★
神の目★★★★
疵★★★★
人影花★★★★
ペシミスト★
もういいかい……★★
鳥の巣★★★★
返して下さい★★★★
いつまで★★★

冒頭の不可思議、中盤のサスペンス、結末のひねり、と。
どの作品も面白く、文章も読み易かったです。

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2019年09月17日

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ネタバレ

*見知らぬ女性からの留守電、真実を告げる椿の花、不穏に響く野鳥の声…ささいなことから平和な日常が暗転し、足元に死の陥穽が開く。没後なお読者を惹きつけてやまない今邑ミステリの精華がここに*
今邑作品はもう読めないと思っていたので、本当に貴重でありがたい一冊。いつになく丁寧に読み込み、改めて著者の素晴らしさを堪能した。

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2016年03月01日

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ネタバレ

滅多に読まない短編集。ミステリーだったり、ちょっと怖かったり、昔の「世にも奇妙な物語」のような感じです。
短編にも関わらず、構成、展開、よく出来てると思います。でも怖がりの私は、普段なら読まないかもです。

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2015年04月12日

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ホラーテイストの短編集。意外なオチが待っているものが多く、面白い。「鳥の巣」が特に傑作。他にも10ページに満たない超短編などがあり、これらもキレがよく充分楽しめた。

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2014年12月23日

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1994年から1998年、短編集未収録の作品を集めたもの。
私に似た人 / 神の目 / 疵 / 人影花 / ペシミスト / もういいかい… / 鳥の巣 / 返して下さい / いつまで

どれも面白かった!!
ホラー風味の意外な結末系。
58歳で亡くなられたのが本当に残念です。

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2014年10月25日

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ネタバレ

今邑さんの良さが出ている素晴らしい作品であった。短編9編で構成されているが、中でも「私に似た人」と「返して下さい」が良かった。前者は間違い電話に嘘で応じて相手の反応を楽しんでいるうちに、恫喝されるようになり、その後意外な結末を迎える作品である。後者は、「返して下さい」という奇妙な留守番電話が発端で、美人な女性と知り合うのだが、その美人な女性が…、という恐怖の伴う作品である。短編でありながら、しっかりとどんでん返しが含まれており、物語の進むテンポも良い。フジテレビで放送されている「世にも奇妙な物語」に使えそうな作品でもある。個人的に今邑さんの作品を愛読していたのだが、乳がんで闘病されていたらしく、2013年にお亡くなりになってしまったらしい。とても残念でならない。心よりご冥福をお祈りします。

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2014年10月19日

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短編集。
表題にある人影花は、短いながらも毒がつまっていて面白かった。
全体としては少し物足りないかも。

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2022年10月06日

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シンプルで登場人物が少ないのでサクサク読める。最初の電話の話、どうなるか全く予想できずにドキドキした!! 最後のいつまで、も悲しい話だけど、別れを選ばなかった夫のおかげか読後感は悪くなかった。

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2021年02月05日

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好んで読んでいた作家・今邑彩。なのに数年前に急逝。しかも自宅でひとりで病死していたために、死亡時期もおおよそでしか判明していないのは衝撃的でした。そんな最期を遂げた作家の本だから、なんとなく辛くて怖くて、しばらく読まずにおいてしまった1冊です。

雑誌やアンソロジーに掲載されていながら、今邑彩個人の短編集には未収録だった短編を集めたもの。彼女が書くジャンルといえば、ホラー、ファンタジー、ミステリー、サスペンス。そのどれかひとつには絞れない作品も数多い。本書は9編をジャンル分けして各ジャンルごとに収録というわけではなく、わざとジャンルを混ぜた構成にしたそうです。収録タイトルは、『私に似た人』、『神の目』、『疵』、『人影花』、『ペシミスト』、『もういいかい…』、『鳥の巣』、『返して下さい』、『いつまで』。中にはこんな作品までお書きになる人だったんだと驚くショートショートも。

間違い電話にシャレで応対してとんでもないことになった主婦の話、『私に似た人』。自分の不運が鳥の巣を焼き捨てたことに発すと信じて疑わない女性の話、『鳥の巣』。ある日突然、留守電に狂気じみたメッセージが入っていた男性の話、『返して下さい』などなど。どれもこれもラストの数行にひょえ〜。ホラーが苦手な私でも読める本ですから、怖くてたまらんというものではありません。が、ホラーとミステリーの境目の話が多く、本当にこんなことがあったら、こんな人がいたら怖すぎると思って苦笑い。

短編の名手だった今邑さん。もう読めないと思うと非常に残念です。心からご冥福をお祈りします。

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2017年05月10日

Posted by ブクログ

未収録作品を集めて文庫化したとのことですが、
「語り手が実は…」なオチが続き、少々食傷気味でした。

ただ、解説にもあったように
最後まで、ミステリーで落ち着くかホラーで落ち着くかわからないところは
この作品集の醍醐味だと思います。

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2016年08月06日

Posted by ブクログ

【収録作品】私に似た人/神の目/疵/人影花/ペシミスト/もういいかい…/鳥の巣/返して下さい/いつまで

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2014年11月08日

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