今邑彩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
再読。
訃報を知り思わず手に取りました。
今邑さんのデビュー作です。
タイトルにもある卍の形の屋敷を舞台にした館モノ。
物語の舞台は88年頃ということで、一昔前の昭和を感じさせます。
伏線も分かりやすく犯人は結構直ぐに分かってしまうのですが、卍形の屋敷の構造を活かしたトリックはなかなか面白いです。
文体の読みやすさや余白を残した終わり方はデビュー作からだったのかと改めて思います。
正直なところ本格ミステリとしては荒削りで詰めが甘い部分もあるにはあるのですが、後の今邑さんらしさの片鱗が伺え、ここがスタートで次第に昇華されていったのだと感慨にふけってしまいます。
ご冥福を心からお祈りします。 -
Posted by ブクログ
本屋に行くと今邑さんの本を探すことが日課になっているので、見つけた時は嬉しかったなー!!もちろん即購入です。
今回はタイトルが古めかしくて、昭和な雰囲気かな?とワクワク。
出だしがどこかのドラマを見ているようでにやりとしてしまった。設定は古くて(古いいい過ぎ?笑)私好み。
ただ、あんまりぞくぞくする感じが無かったのが残念。犯人も途中で予想がついたし。子供が殺されるというのも心情的に気持ち良い殺人では無いな、と思う。推理に集中出来ないよね:(
最後のエピローグが今邑さんの醍醐味ですが、今回も「な~る」という感
じ。最後の最後できちんと話にオチをつけてくれるところはさすがです。
早く新作書いて -
Posted by ブクログ
久しぶりの今邑さんの新作!と思ったら1990年代の本の改訂だったのかと知りがっかり…。それが今回一番のどんでん返しだった(笑)
舞台設定と謎の手紙を誰が出したのか…。登場人物が少ないけれどよく分からないまま作者の考える通りにダラダラとひっぱられ、最後は「へー」となっている。これぞ醍醐味、ではあったが帯のあおり文句ほどの衝撃は無し。エピローグの最後の場面は結構好きだった。おまけではあるけど、話の幅(?)がぐっと深くなる気がする。そういう仕掛けが今邑さんはとてつもなく上手。
今回は、それほどハラハラ感が無かったので星3つ。
改訂版ではなく頼むから新作出してー!