あらすじ
鬼に我が子を食い殺された女。腹を裂かれ、血まみれの我が子は、まるで赤い着物(べべ)を着ているようだ。女はやがて鬼になり人の子を……。そんな鬼女伝説が残る町に娘を連れて20年ぶりに帰郷した千鶴は、幼なじみの知人の幼い娘が扼殺され、古井戸に投げ込まれたことを知る。それは、同じ場所で20年前に起きた幼女扼殺事件と状況がそっくりだった。やがて、他の幼なじみの子供たちも次々と殺されていく。鬼は誰か!? “ことろ”の童謡が恐怖を呼ぶ、戦慄の長編ホラー!!
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Posted by ブクログ
我が子を殺された母親が鬼となり、子どもを食らう。
腹を裂かれた子どもは赤い服を着ているようだ。
そんな鬼女伝説のある村で子どもが殺された。
一緒に遊んでいた子どもたちが大きくなり、親になったとき、その子どもたちが殺されていく。
犯人は昔殺された子の親なのか…
鬼女にとりつかれた母親は誰なのか…
最初の犯人、ギリギリ最後まで気づけなかった。
ホラーとしてじゃなく、もっとミステリーとして読めばよかったかな。
Posted by ブクログ
ホラーというよりサスペンス。
分かり易くてサクサク読めるが、深みがほとんどない。
この著者の作品の中では、これが比較的評価が高かったために残念。
Posted by ブクログ
タイトルが怖い・・でもそのタイトルが本棚にあるのはもっと怖い・・・って事で、一人になる可能性が限りなく低いハワイへの飛行機の中で読みました。
こういうのってタイトルだけ無性に怖いけど、実際読んだら全然なんですよね~。
内容はまあ普通の、昔の言い伝えにのっとって起こる殺人。
起こってる事は怖いんだけど、何か話しの雰囲気が明るめと言うか、おどろおどろしくないと言うか・・・そこまでゾクゾクしません。
多分作者が書きたかったのは殺人の怖さより、子供を殺された親がいつしか殺人者になっていくという、人間の奥底に眠る怖さだったんでしょう。
それも余り反映されてなくてがっかりでした(ちょっとね)。
心理描写をするには、登場人物が多すぎたのかな?