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やっぱりこの人の書く物語が好きだなぁと改めて思った。
電話や手紙をキーワードに展開される短編集。
一話一話短く、大変読みやすかったです。
短い中にもどんでん返しがあり、面白かった。
特に「時効」は函館の街のノスタルジックな雰囲気も表現されていて印象的でした。
しかしこれから今邑彩さんの短編集を読もうという方には『よもつひらさか』の方が読み応えがあったので、そちらをお勧めします。
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電話と手紙によって運ばれるミステリー短編集。どのお話も冒頭から惹きつけられ、ストーリーが二転三転する面白さと恐ろしさと温かさが秀逸。中でも、ゴーストライターだった夫が本物の幽霊になって帰って来るお話は、最後の一行での反転がお見事!短編なのでさらっと読めますが、後からじんわり心に響く読後感もさすが。お勧めです。
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どのストーリーも、二転三転!あるいは四転まで!
粒揃いな短編集で、読み甲斐がある!
そして読みやすい。スーッと引き込まれる。
「茉莉花」は、他の短編集にも掲載されてなかった?
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8作の短編ミステリー小説が収録されていて、どの話も最後にちょっとしたどんでん返しがある。最後のオチが小気味よく、どの作品も面白かった。主人公自らが問題に顔を突っ込んでいく作品が多かったように感じる。今邑さんの良さが全面に出ているので、今邑さんの作品を読んだことがない人はまずこの本を読んでみて、自分の好みにあうかどうか探ってみるのが良いと思う。
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この人の作品を読むと、いつもぞわーっとする。
穏やかに語る内容がとてもおぞましいから。
でも、そのおぞましさも、過去のものとして冷静に、憎しみとか恨みとか怒りとか、すべて超越したような語りだから、なんだか不思議。
彼女の使うトリック?には多分お気に入りなんじゃないかと思われるパターンがあって、違う本を読んでも、それを見つけてしまうととても嬉しくなる。
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電話と手紙が絡んだミステリィ短編集。
心温まる物語だったり、残酷な物語だったり、短めな作品が多数掲載されている。
推理は基本的に「想像」が多くをしめるのだが、その「想像」が真実なのか? 妄想なのか? 結果によって作品に対する見方が大きく変わってくる、人によって感想が異なる作品集に仕上がっているのが面白い。
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ひとひらの殺意★★★
盗まれて★★★
情けは人の……★★★
ゴースト・ライター★★
ポチが鳴く★★★
白いカーネーション★★
茉莉花★★
時効★★
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ひとひらの殺意
盗まれて
情けは人の……
ゴースト・ライター
ポチが鳴く
白いカーネーション
茉莉花
時効
少し古いからか、その当時の流行りなのか、急展開ミステリー。読む側が推理するってよりは、思いもしない展開に強引に持って行かれる感じ。
若かったら面白く読めたかもしれない。今は、無理無理〜笑って感じ
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ルームメイトの著者と知り、購入しました。短編で読みやすく、ゴーストライターの話はひっくり返されて、さらにひっくり返された感じで良かったです。読んでる途中に、展開がわかってしまう物語はありましたが、それでもこの想像力は羨ましい。他の著書も読んでみたいです。
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短編9作、既読2作。
短い作品はこうあるべきだと。
オチがわかろうとも、ニヤリとしたり、ウッとなったり、しみじみ怖かったり。
話の持って行きかた、文脈がとても好ましい。
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電話や手紙をテーマにした9編の短編集。
今邑彩さんのミステリはホラーとミステリの中間のような独特のひんやり感があって好きです。「盗まれて」「情けは人の…」「ゴースト・ライター」がお気に入り。「茉莉花」は「よもつひらさか」で既読でした。
Posted by ブクログ
うーん、内容も被っているし(茉莉花の話、他の本にも同じの入ってたよね?)今回は期待以下ということで星3つ。
個人的には、ポチの話が好き。時効もなんだかドラマでいこういうのありそうっていう安定感が好きだった。時効の話で読後感がぐっと良くなったかも。
でも読後感うんぬんよりも、今邑さんの「おぉ・・」っていう本格派が読みたいよう。
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中学時代の同級生から15年の歳月を越えて送られたきた手紙とは(「時効」)
ミステリーはいつも電話と手紙によって運ばれる。