米澤穂信のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
再読。
というよりも、湊かなえさんワールドに浸かりたくて
湊さんの話だけ読もうと思って手に取ったら
他のも結局読み返してしまった!
アンソロジーなので、一つ一つのお話は短くて
でもしっかりと世界観を魅せてくれる安心の4名……
湊かなえさんの「長井優介へ」がすごくすき。
15年は長すぎるけど、またこれからの15年は
長井にとって明るい15年であってほしいなと思いました!
そして辻村さんの「タイムカプセルの八年」は
胸が熱くなった。
親父たちがすごい!かっこいい!
小学校卒業から成人までの八年と、
成人からの八年は本当に全く違うだろな。
他二編はファンタジー?要素もあり
不思議な感覚で面白いです。 -
Posted by ブクログ
12巻での発売予告から半年遅れての刊行となった13巻。原作者や漫画家のコメントに影を落とすのは去年の「京都アニメーション放火殺人事件」、あのような事件がもう2度と起きませんように。
さて内容は、前巻から続く『遠まわりする雛』の終盤、そしてアニメ化されていない2年生編『ふたりの距離の概算』の序盤で、新入生「大日向友子」が登場。ただし原作と違って、漫画は時系列順で話が進行しており、主人公「折木奉太郎」の誕生会に入ったところで話は終わる。時系列順が『ふたりの距離の概算』内にとどまるか、はたまた『いまさら翼といわれても』や『米澤穂信と古典部』収録の「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」をも含めたものになるかは未知数。今後の展開に期待。
※「TVアニメ「氷菓」10周年記念フィルムコンサート~神山高校の小さな音楽会~」、2023年1月29日(日)に開催。詳細はこちら→ ttp://event-info.kadokawa.co.jp/event/hyouka.html -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
前にメロスの感想文を読んだ時に、ホータローの読書感想文をもっと読んでみたいと思っていたのでとても満足。感想文の中身はもちろん、ホータローが実は楽しんでいたということにニヤニヤしてしまう。
加えてホータローが読書をしている描写を読むたび本棚を見てみたいと思っていたので、そちらに関しても満足。まさか古典部メンバーみんなの本棚が覗けるなんて。知らない本も多くあったので、ぜひ読んでみたい。実はこの本と同時にモモを買ったので(小学生の時に読んで良かった覚えがあり読み返したくなった)、千反田の本棚にモモがあってなんだか嬉しくなってしまった。
そして多くのインタビュー。ミステリは元々好きだったけど、まだまだ「ミステリ好き」とは言えないなと改めて実感。このインタビューを参考にもっとミステリの世界、また読書の世界を広げていきたい。 -
Posted by ブクログ
十人の人気作家が作る、妖しげな世界。
「ANNIVERSARY」は言葉の持つ明るい世界とは異なる、なんだか奇妙な、悲しい世界だ。
世界がループするのだ。
ちょうど今読み返している『D.Gray-man』にも、繰り返される日々の話が出てきていた。
この漫画について語るのはまた別の機会として、とにかく元の世界においてきた子供のことが気になってしまう。
愛する者との離別を考えると、胸が苦しくなる。
『李果を食む」は、私が感じ取ったおぞましさは二つあった。
どちらだ。
どっちなんだ。
いや、どちらでも構わないだろう。
もうすぐ、スモモの季節。
あの甘酸っぱいすももを、私はこの話を思い出さずに食べられるだろうか?
「かぐわしきひと」「喪中の客」はどちらも気味の悪さで際立つ。
前者は自分の思い込みに騙され、そして、終わりの凄惨さに胃液が上がってくる。
後者は、自分の見ている世界が本当に正しいのか、わからなくなる。
それにしても、あの客人は一体なぜきたのだろう?
そちらの方が、より、恐ろしい。 -
Posted by ブクログ
【怪異】をテーマに描く奇譚小説。
アンソロジーシリーズ。
この面子だし、と思って読み始めたのが
間違いだった…
想像のはるか上の上をゆく怖さだった…
夜、部屋で一人で読んでいられないページが
何度もあった。
大好きな米澤穂信の
「わたしキャベンディッシュ」も、
あーー、これが伏線でこうなる感じかぁ
のんきに思っていたあたし。
伏線は伏線でも回収先が違っていて
安定の穂信のぞわぞわ感。
乾ルカの「かぐわしいひと」なんか
ここから先は、もう読めない……と
次の日に
持ち越したくらいなのに
その怖さに上塗りされるように
壊れていく人間の怖さがくる。
えーーー??そっちーーー??!みたいな…
そんな中、
なんとも言えない感情と思いに溺れたのが
窪美澄の「真珠星スピカ」
母と娘、父と娘。
このそれぞれの【2人きりの時間】には
切なさとやりきれなさ、
それに希望が詰まってる。
まだ読んだことがない作家さんも多かった。
少しずつ読んでみたい。