山崎豊子のレビュー一覧

  • 白い巨塔(二)

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    教授戦という壮絶な序章を終え、話は1人の患者と外遊にクローズされていく。
    所々、周りからの今後の示唆に飛んだような伏線が見られ、そのお陰でこの先に待ち受けるだろう何やら不穏な雰囲気により、飽きずに読み進めることが出来た。

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    2024年10月23日
  • 白い巨塔(四)

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    裁判に巻き込まれていく人たちの戸惑いや苦悩が興味深い。
    柳原も、亀山君子も、それぞれに抱えたものがあるから、迷い苦しむ。
    権力と欲に飲み込まれてしまう弱者の姿が、痛々しい。

    佐枝子の想いも、なんだかひやひやする。
    加奈子爆弾がさく裂するのも、つい期待してしまう。

    それぞれ2度目の裁判と選挙の話は、パワーアップしているものの、繰り返し感は否めず、ちょっと飽きを感じる。
    結末を知っているから、身を入れて読めないだけだろうか。

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    2024年09月23日
  • 白い巨塔(三)

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    裁判の経緯で、各人物の人柄がうまく描かれていておもしろかった。
    まあ、そうなるわな。
    といった感じの巻だった。
    大河内教授がかっこよく描かれているが、彼が封建的な大学で生き残れたのは、ラッキーだったということになってしまわないか?と思ってしまうような、ドロドロ加減。

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    2024年09月23日
  • 仮装集団

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    読むのに時間がかかった。

    昭和初期の共産党と民主主義の対決を音楽鑑賞会に持ち込んだ話。

    勤音で働く流郷が会員を増やすために奮闘するが、政治偏向の局員に翻弄される。その後が知りたかった。

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    2024年07月31日
  • 花紋

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    明治大正に生きた閨秀歌人御室みやじの数奇な運命を描いた一作。

    短歌のことは分からずともその展開にトリコにさせるのはさすが山崎豊子といったところ。

    河内長野の因習に囚われ、自由に生きることが出来なかったみやじの苦悩を描く。

    昔の慣習に囚われすぎた昔の人々は今となっては納得できないものの、当時としてはシリアスだった面も伺える。

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    2024年07月30日
  • 約束の海

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    緻密な取材に基づいた確かな筆運び山崎豊子らしさ出た一作。

    潜水艦乗りの花巻と海難事故を扱った作品。

    一部完でこれからの展開が楽しくなるところだったが、作者が逝去したことにより続編は骨格しか分からないものとなった。

    本来は花巻の父が、真珠湾攻撃の捕虜第一号になった苦悩に触れ、主人公が自分の職を見直すという流れだったようだ。続きが読めなくて残念。

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    2024年07月30日
  • 二つの祖国(三)

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    天羽憲治が東京裁判のモニターを務めることで正義を貫こうとする反面、弟の忠がやさぐれで行く様子が痛ましかった。
    置かれる環境は真反対だがどちらも2世として日本人としてもアメリカ人としても忠誠心を常に問われる厳しい立場におかれてやるせない。
    二つの祖国(3)は東京裁判が描かれており、東京裁判について見識を深めるきっかけになった一方で読みこなすのはかなり難しかった。

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    2024年07月04日
  • 花紋

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    山崎豊子さん作、女主人公の作品の中では今のところこちらがベストとなりました。
    歌人御室みやじこと葛木郁子の人生を一時彼女と共に暮らした女学生が訪ね聞き歩く形で綴られる物語。
    山崎豊子さん作品としては個人的に新鮮さを感じ楽しんで読めた。

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    2024年05月17日
  • しぶちん

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    5作の短編集。5作とも全く異なる時代やテーマが描かれていました。
    個人的には遺留品が1番のお気に入りです。

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    2024年05月13日
  • 仮装集団

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    音楽を純粋に楽しみたい会員と主催者側のギャップに戸惑ったことが本作創作の動機とのこと。
    主催者の中にも会員の中にも様々な思惑が入り乱れ、汚い世界が垣間見える。
    綺麗に描かれがちな音楽業界を一風変わった目線で描いた作品で楽しめた。

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    2024年04月21日
  • 大地の子(三)

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    本作では松本耕次、陸一心それぞれが肉親探しを行いついにあつ子との再会を果たす。
    次巻が最終巻、山崎豊子さんらしい印象的な結末を期待。

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    2024年04月07日
  • 大地の子(二)

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    陸一心は労改から解放され、家庭を持ち、日中共同プロジェクトの製鉄所建設に加わる。
    プロジェクトの中で実の父松本耕次と出会う。

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    2024年04月06日
  • 二つの祖国(四)

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    軍事裁判、椰子との関係の結末は。
    裁判後賢治は身の振り方をどうするか…
    重い結末はだったがこの物語らしい納得いく内容でした。山崎豊子さんの作品はどれも印象深い。

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    2024年03月23日
  • 二つの祖国(三)

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    日系二世の主人公が日本とアメリカ、2つの祖国の間で悩みながら生きていく太平洋戦争末期〜戦後の物語。
    3巻目の本作は引き続き日本での軍事裁判が続く。
    愛する女性椰子と米国から日本にやってきたつまりエミーとの間で悩む日々も始まりいよいよ面白みが増してきた。結末が楽しみ。

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    2024年03月22日
  • 二つの祖国(二)

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    日系2世として生まれ育った賢二。
    太平洋戦争末期から始まる物語で4巻の連作。
    2巻目では戦場での弟との再会、戦勝国として日本に赴く葛藤、かつて恋仲にあった椰子と広島での再会など印象深いエピソードが沢山描かれる。
    1巻より徐々に面白味が増してきた。
    3巻も楽しみだ。

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    2024年03月20日
  • 二つの祖国(一)

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    日系二世として、日本人アメリカ人どちらからも阻害され、苦しみながら生き抜く賢治とその一家周りの人たちの第二次世界大戦中の物語。4部作。
    他の作品に比べ、主人公の印象がいまいち薄かった。2巻に期待。

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    2024年03月18日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    ご存知の様に過去に起こった墜落事故のドキュメント。
    実際に携わった方や被害者遺族の真実の描写が読みながら泣いてしまいました。
    二度と起こしてはならない史実の警鐘物語

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    2024年03月14日
  • 花のれん

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    吉本を作ったモデルの女性と言われる女興行師の波瀾万丈の生涯。
    ダメな夫、次々降りかかる試練、時代の波、その度にプライドも捨てて「ど根性」で乗り越える。
    絶妙なタイミングでの商売へのお金の投資の仕方、相手との駆け引き。
    さすがです。
    これだけのことができないと、商売を大きくすることはできないんだ、と感心。
    商売には勘とセンスが必要なんだわ。

    そして、こんなにこんなに苦労して苦労して..でも最後は..
    心が少し痛いせつない読後感。

    吉本の芸人さんたち、頑張って!

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    2024年03月12日
  • 花のれん

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    ブギウギで興味を持ち久しぶりに山崎豊子さん。
    今吉本も変わらないと行けない分岐点にいるタイミング。この時代には戻れないけど、今の時代のエンターテインメントを磨いていってほしい。

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    2024年02月27日
  • 女系家族(上)

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    山崎豊子さん作品大好きなものはたくさんあるが、男性主人公のお話の方が個人的には好み。
    まだ上巻のみですが、女性同士のドロドロがこんがらがり過ぎてやや読みづらかった。

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    2024年02月19日