山崎豊子のレビュー一覧

  • 運命の人(一)

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    ネタバレ

    政治に疎く、以前挫折したもの。再読。
    ・・・めっちゃ面白いやないか。
    時間はかかるけど、読み解けるようになった感じがするのは大人になった証拠かしら。

    機密文書を巡り、幾人かの人生が狂い出す1巻。
    自信に満ちていて、類い稀なる資質も兼ね備えた弓成亮太は魅力的だが向かうところ敵多し。
    新聞って、国民の知る権利のためにあるとばかり思っていた。
    国政にメディア操作は欠かせない要素で、記者たちはどちらかというと国民のほうより政治家を向いて仕事をしてるような印象を受けた。安倍さんなんかはその操作がほんと上手なんだろうなあ。
    しかしこんな人たちを相手に、抜いた抜かれたとまさに生き馬の目を抜くような仕事をす

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    2015年05月28日
  • 花紋

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    河内長野出身なので、地名など懐かしく読みました。現代シーンはいらない気がしましたが・・
    この時代の女性の生き方、葛藤、興味深く読めました^^

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    2015年05月01日
  • 華麗なる一族(中)

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    中巻もすごくおもしろくてサクサクと次が気になって読み進めてあっという間に読んでしまった。
    ただ、中巻は相子の度が過ぎていて、読んでいるこっちも腹が立ってきた(笑)
    ああいう女マジ見ていてムカつくけど、はっきり言えない寧子も腹立つし、相子をかばう万俵頭取も腹が立つ(笑)
    こんな家庭で育ったら銀平のようにニヒルにもなるわ(笑)
    まぁあと中巻は本当に鉄平がいたたまれなくていたたまれなくて、それでもガッツのように抗ってるのを見ると、三雲頭取じゃないけど、読んでいるおれまで鉄平を応援したくなってきた(笑)
    下巻は本当に相子消えねぇかな~っていうのと、鉄平の高炉が完成してマジ成功しねぇかな~っていうのを期

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    2015年04月29日
  • 運命の人(一)

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    ネタバレ

    ドラマを先に観ていたから、わたしの中で、主人公で敏腕新聞記者の弓成はもっくんでその妻が松たか子。外務省事務官の三木昭子は真木よう子でその夫が原田泰三。
    時代は1971年。沖縄返還交渉を背景とした西山事件がベースになっています。政治、警察、司法などの国家権力と報道の関係、沖縄返還時の不平等な密約など、問題は今日のマスコミのありかたや、辺野古でおこなわれていることに至るわけです。
    全4巻の最初の1巻は、弓成逮捕まで。

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    2015年03月31日
  • 暖簾

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    暖簾の重さの良い部分と悪い部分が、上手く描かれています。

    伝統を守ることと進化することのバランス。

    お客様に良い商品を渡すためにする努力の大切さと、店を大きくしたいという私欲。

    見た目は同じでも、志という土台が重要だとわかります。

    何かを始めようとする人に薦めたいです。

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    2015年03月27日
  • 暖簾

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    いまよむと、いわゆる大阪弁でも聞かないことば、
    だせぇ、やぜぇ等が連発。
    大阪弁なのか、船場言葉なのかわからないが。
    正直大阪について見直す。
    暖簾の重みと。

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    2015年07月15日
  • 不毛地帯 第四巻

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    自動車会社の提携、イランでの石油採掘、色恋話に戦争の記憶、ライバルの心臓病やトローリング。話がかなり拡散してきた。登場人物が多く、文体は読みやすいのに読みにくい。長すぎてだんだんとだれてきた。それでもだれさせる手前で色恋話が入ってきたりして絶妙。主人公に全然魅力は感じないけど。

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    2014年10月10日
  • 不毛地帯 第三巻

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    自動車業界との関わりが続き、退屈になってきた。相変わらず主人公は魅力的じゃないし。そんなことを思ってたらキタキタ濡れ場が。この話、単調にならないよう、ときどきそうしたイベントが発生する。巧妙というかなんというか。

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    2014年09月26日
  • 運命の人(二)

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    逮捕され、屈辱とも思われる方法で貶められていく。
    権力に逆らうということはこういうことなのか。
    今の時代には起こりえないのではと思いつつ、実は様々なところでこのようなことが残っているのかもしれないと怖くなりました。

    本来ならば自分がペンを取っていたはずの事件を目の当たりにしても、それが叶わない辛さ。
    ものすごく伝わってきました。

    裁判シーンは手に汗握るものです。
    のらりくらりと話を受け流そうとする官僚側が追い込まれるのは痛快感があります。

    いよいよ中盤。
    後半への盛り上がりを期待して、3巻へ突入します。

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    2014年09月05日
  • 不毛地帯 第二巻

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    どろどろした商社の世界。シベリア抑留の話が終わって平和な話が続くのかと思ったら、下山事件ばりの鉄道自殺のシーンがあったり、中東での戦争の影響があったり、飽きさせなかった。

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    2014年09月02日
  • 女系家族(下)

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    ネタバレ

    再読。
    やった!この気持ちのいいい終わり方。代々続いた女系家族が音を立てて崩れるこの瞬間。すっきりー。
    人の欲望ってのは怖いもんだ。そして欲を出しすぎると痛い目に合う。やっぱり山崎豊子は面白いなー。

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    2014年08月08日
  • 女系家族(上)

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    ネタバレ

    再読。
    すごく生々しい。人間の欲望ってこんなに汚いものか。さすが豊子先生。描写が細かいなあ。
    古い関西弁?のせいもあって、より一層、登場人物がネチネチいやらしく思える。。せっかくお金持ちのお家に生まれたお嬢さまなのに、遺産相続争いで感情剥き出しとか、ほんと台無し。。上品さのかけらもない。普通の家に生まれてよかった。。
    面白くって一気読み。再読だし先日のドラマ再放送も見たから結果は知ってるんだけど、やっぱり下巻が楽しみ!!

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    2014年08月06日
  • 不毛地帯 第四巻

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    壱岐正の勤める近畿商事はいよいよ石油開発に挑む。
    壱岐は専務に昇格し、社内での地位をますます高めてゆく。しかし昇進すればするほど周囲との確執も大きくなり、里井副社長と激しく対立する事になる。
    石油開発ではイランの油田の開発権を得るために、日本の商社グループを抜け、アメリカの会社と組んで落札を狙うという、ある意味日本を裏切ったとも受け取られかねない決断をする。一方、千代田自動車とフォードの提携では東京商事の鮫島の暗躍もあり、敗れる。そこでもすぐに次の手を打ち、千代田自動車とユナイテッドモーターズの提携を画策する。

    この巻でもっとも印象に残ったのは、中東の不毛地帯での石油利権を巡る争いだ。五菱商

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    2014年06月25日
  • 運命の人(三)

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    外務省機密文章漏洩事件の公判がすすむ。一審で弓成は無罪、三木は有罪。新聞記者を辞めた弓成は家業の青果商を継ぐが事業は衰退、さらに再審では有罪判決を受け控訴するが棄却され有罪が確定する。妻子とは別居が続く。
    キャリアが閉ざされた弓成はどん底に落ちていく。

    複雑な裁判の経過だけど、すっきりと読ませる筆力がすごい。

    【同僚Tさんから拝借】

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    2014年06月01日
  • 運命の人(二)

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    公判開始。

    主人公「弓成=西山」が外務省女性事務官「三木」と男女の関係にあったことから、公判の争点が検察側と弁護側でずれていく経由を描写。くどい説明をせずに登場人物の台詞で状況を進めていく著者の筆力はさすが。

    政府は自らの施政に都合の悪いことは虚偽の説明をしてでも隠したい。しかしそのことを新聞記者が公務員から知り得た場合、それは犯罪なのか。入手方法によって扱いは変わるのか。

    2013年末に特定秘密保護法案が成立し、同法の施行を待つ現在だからこそ考えさせられた。

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    2014年05月30日
  • 不毛地帯 第三巻

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    この長い長い物語もようやく三巻。元大本営参謀の壱岐正は商社マンとしてメキメキと頭角を現し、わずか7年で常務に昇格という異例の出世を遂げる。しかし、次期社長と目される里井副社長との軋轢など、急激な出世は周囲との摩擦を引き起こす。この巻で壱岐の手がけた仕事は千代田自動車とアメリカのフォーク社との提携の仲立ちをする事。商社マンにとっては人脈が大事で、壱岐と里井はそれぞれの人脈を駆使し、仕事をリードしようと競争する。

    商社の世界は命がけで恐ろしい。この巻の後半で里井副社長が激務で倒れるのだが、それでも仕事をしようとする、その執念は何だろう? 壱岐にしても、24時間仕事の事を考え自らを酷使している。現

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    2014年05月28日
  • 運命の人(一)

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    第1巻は、沖縄返還の外交交渉を新聞記者の視点から俯瞰。

    当時の自民党内の派閥政治のパワーバランスが書かれており、興味深い。

    昭和時代の東京の風景が脳裏に浮かぶ。

    主人公の新聞記者「弓成」と外務省事務員「三木」の間に何があったかは詳述がされず、読者の想像に任される形となっている。

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    2014年05月27日
  • 花紋

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    ネタバレ

    『大地の子』『沈まぬ太陽』で知られる作者だけに、ヒューマニズムあふれる救いを期待したのだが、救いようがない。旧家の総領娘でありながら歌人としての才をもつ貴婦人の半生。てっきり初恋の学者に懸想して家を傾けた内儀の話かしらんと思っていたが、そっちの淡い想いは軽く、むしろ夫との泥沼の愛憎劇がとにかくひどい。女性の権利が制限されていた時代の悲劇なのだろうなと思う。解説では養子婿に同情的であったけれど、いちばん人間として外道なのは、この人だろう。

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    2014年03月27日
  • 女系家族(下)

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    巧みな駆け引きで登場人物たちが遺産相続で自分が損をしないように交渉を進めていきますが、最後はどんでん返しになります。

    ラストに向かって大きくなる高揚感を裏切らない痛快な結末でした。

    時代劇じみた語り口調とお金の怖さが印象的な作品です。

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    2014年03月08日
  • 女系家族(上)

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    山崎豊子ここにあり。

    女性ならではの豊かな情景描写で登場人物の感情の機微を巧みに描いてます。強欲、憎しみ、嫉妬、色欲など人間のギトギトした生々しい本性を遠慮なく盛り込んでいてぐいぐい物語りに引き込まれました。

    登場人物のキャラも立ってるし、物語りも骨太で文句なしです。

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    2014年03月08日