山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ政治に疎く、以前挫折したもの。再読。
・・・めっちゃ面白いやないか。
時間はかかるけど、読み解けるようになった感じがするのは大人になった証拠かしら。
機密文書を巡り、幾人かの人生が狂い出す1巻。
自信に満ちていて、類い稀なる資質も兼ね備えた弓成亮太は魅力的だが向かうところ敵多し。
新聞って、国民の知る権利のためにあるとばかり思っていた。
国政にメディア操作は欠かせない要素で、記者たちはどちらかというと国民のほうより政治家を向いて仕事をしてるような印象を受けた。安倍さんなんかはその操作がほんと上手なんだろうなあ。
しかしこんな人たちを相手に、抜いた抜かれたとまさに生き馬の目を抜くような仕事をす -
Posted by ブクログ
中巻もすごくおもしろくてサクサクと次が気になって読み進めてあっという間に読んでしまった。
ただ、中巻は相子の度が過ぎていて、読んでいるこっちも腹が立ってきた(笑)
ああいう女マジ見ていてムカつくけど、はっきり言えない寧子も腹立つし、相子をかばう万俵頭取も腹が立つ(笑)
こんな家庭で育ったら銀平のようにニヒルにもなるわ(笑)
まぁあと中巻は本当に鉄平がいたたまれなくていたたまれなくて、それでもガッツのように抗ってるのを見ると、三雲頭取じゃないけど、読んでいるおれまで鉄平を応援したくなってきた(笑)
下巻は本当に相子消えねぇかな~っていうのと、鉄平の高炉が完成してマジ成功しねぇかな~っていうのを期 -
Posted by ブクログ
壱岐正の勤める近畿商事はいよいよ石油開発に挑む。
壱岐は専務に昇格し、社内での地位をますます高めてゆく。しかし昇進すればするほど周囲との確執も大きくなり、里井副社長と激しく対立する事になる。
石油開発ではイランの油田の開発権を得るために、日本の商社グループを抜け、アメリカの会社と組んで落札を狙うという、ある意味日本を裏切ったとも受け取られかねない決断をする。一方、千代田自動車とフォードの提携では東京商事の鮫島の暗躍もあり、敗れる。そこでもすぐに次の手を打ち、千代田自動車とユナイテッドモーターズの提携を画策する。
この巻でもっとも印象に残ったのは、中東の不毛地帯での石油利権を巡る争いだ。五菱商 -
Posted by ブクログ
この長い長い物語もようやく三巻。元大本営参謀の壱岐正は商社マンとしてメキメキと頭角を現し、わずか7年で常務に昇格という異例の出世を遂げる。しかし、次期社長と目される里井副社長との軋轢など、急激な出世は周囲との摩擦を引き起こす。この巻で壱岐の手がけた仕事は千代田自動車とアメリカのフォーク社との提携の仲立ちをする事。商社マンにとっては人脈が大事で、壱岐と里井はそれぞれの人脈を駆使し、仕事をリードしようと競争する。
商社の世界は命がけで恐ろしい。この巻の後半で里井副社長が激務で倒れるのだが、それでも仕事をしようとする、その執念は何だろう? 壱岐にしても、24時間仕事の事を考え自らを酷使している。現