山崎豊子のレビュー一覧

  • 白い巨塔(二)

    Posted by ブクログ

    医学部まで出て医者になってスキルだけじゃなくて政治力コミュニケーション力がないと、教授になれないなんて結構無理ゲーだな。医学科なんてどっちかと言うと学級肌で寡黙なひとが多いのに。
    オーディブルで聴いてると、ラジオドラマ聞いてるみたい。2巻は財前五郎の絶頂期から、遠くに雨雲が見えるくらいの感じ、、、。

    0
    2026年10月10日
  • 白い巨塔(一)

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。この本を読んで特に覚えていることは、財前助教授と東教授の手術の方式について討議するシーン。側から見ると医者同士の理知的な会話に見えるものが、双方の感情的な思惑によってギスギスしており、医療の世界における人間関係の歪さを象徴しているようであった。

    0
    2026年10月09日
  • 大地の子(四)

    Posted by ブクログ

    同僚にはめられて、またも僻地に飛ばされる主人公の運命やいかに!最後の最後で題名の意味が明かされる演出がにくい。
    現地取材のハードルが高い中、当時の胡耀邦総書記の支援が得られ綿密な取材ができたという
    僥倖もあったようで、一読の価値あり。

    0
    2026年10月05日
  • 二つの祖国(一)

    Posted by ブクログ

    戦時中の日系人が、この様な扱いを受けていた事。ある程度、苦労しただろうとは思っていたが、この本を読み驚いた。次号を早く読みたい

    0
    2026年10月05日
  • 二つの祖国(四)

    Posted by ブクログ

    賢治は最後の最後まで不器用な生き方で、なんとなく予想はしていたけで、やっぱりハッピーエンドにはならなかった。器用に生きるチャーリーとの対比も読んでいて面白い。
    第二次世界大戦の戦中・戦後を知る上でも、参考になる本だった。特に3・4巻は東京裁判について詳細に書かれており、「勝てば官軍」を思い知らされる。今日の日本が親米なのは、東京裁判を通じて、「戦争責任は軍部にあって、自分たちは被害者だ」という意識が、日本国民の中に生まれたからかもしれない。

    0
    2026年10月02日
  • 白い巨塔(一)

    Posted by ブクログ

    学生の時読んだりドラマで見たりしたけど、サラリーマン生活を経験して読み直して見ると沁みるなあ。里見助教授みたいな生き方に憧れるよなあ。
    財前五郎のように、内政も外交もできる助教授は珍しい。教授からすると、働きの良い女房を持ったようで、使い得だよ、とか痺れるなあ。
    女使用人とか、結構今だとアウトな思想が垣間見えて面白い。

    0
    2026年10月01日
  • 不毛地帯 第一巻

    Posted by ブクログ

    シベリア出兵の話が終わるまで鬱すぎるが、その後の高度経済成長期における各商社の熾烈な争いが、かなり面白い、大本営の参謀が第二の人生として、商社マンとなり、謀略を尽くしながら経済界を渡り歩く。

    0
    2026年08月22日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

    Posted by ブクログ

    ー 無責任体質と派閥人事が横行している社内では、良心に基づいて、監査を行うことは、非常に勇気がいることであった。

    和光自身は、五年前、監査役に就任した時、監査役たる者の「五シンの戒め」を自らの言葉で記し、座右の銘としていた。

    一、私心を捨てること。
    二、保身を捨て使命に生きること。
    三、邪心を捨てること。
    四、野心を捨てること。
    五、慢心を捨てること。

    この五シンの戒めをもって、公正に職務を行おうとすると、周囲からそれとなく疎外され、孤立して、会社が抱えている重大な問題が真剣に論議されることはなかった。 ー

    涙無くしては読めない作品。
    こんな名作を今まで読まなかったなんて後悔。
    人としてどうあるべきか、考えさせられる作品。

    0
    2026年08月08日
  • ぼんち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。面白くなかったら結構長いなと思ったけど心配無用だった。一気に読んだ。
    途中まで女好きすぎるやろって思ってたけど(感想が浅すぎる)、最後はカッコいいとさえ思ってしまった。めっちゃぼんちじゃんって。
    わからんけど今の時代では書く人によっては、しきたりを壊す的な物語にもなりそうだけど、しきたりはしきたりとして生まれ育った環境とかを受け入れて、というか受け入れる以外になかったのかもしれんけど、、でも皆、人生って感じで小説としてとても良かった。

    0
    2026年07月18日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

    Posted by ブクログ

    この結末、ストーリー的には星3だなあ、と思いつつ読み終わりました。ここまでアフリカ篇、御巣鷹山篇、会長室篇、それぞれ読んで最後どうなるんだろうと思っていたら何ともいえない締めくくり。ですが、あとがきを読んで評価が変わってしまいました。この話が事実に基づかれて構成されていること、この事実を書き記そうとしたこと、事前調査、聞き込み量、現地視察を考えると評価を上げざるを得ませんでした。現在において、このような結末の作品は少ないと思います。貴重な作品に出逢えたなと感じています。

    0
    2026年07月15日
  • 運命の人(四)

    Posted by ブクログ

    1巻から3巻までは沖縄返還交渉の密約問題の行方が気になり、あっという間に読みきったが、4巻は沖縄の歴史と現実に改めて絶句するとともに、作者の思いを受け取るために一字一句読み漏らすまいと時間をかけて読んだ。
    これからは、沖縄のことはもちろん、日本の外交、防衛について、他人事ではなく自分のこととして真摯に考えたい。

    0
    2026年07月11日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『沈まぬ太陽』最大のハイライト。
    御巣鷹山に縁のある場所に住んでいるのでページをめくる手が止まらなかった。
    元自衛官で実際の事故被害者の遺体収容作業に携わった人の話も少し聞いたことがある。
    自衛官のほか、地元の医療関係者の奮闘の描写が凄まじくてもう忘れられない。
    このドキュメンタリーを読めてよかった。
    実在の名前を出した被害者の描写は唯一無二だろう。

    私は家族が胴体の一部、足一本、腕一本、指先ひとつになったとして探し当てられるだろうか。

    0
    2026年07月10日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

    Posted by ブクログ

    これまでは恩地の物語だったが、突如ルポルタージュに変貌。
    御巣鷹山で起きた凄惨な事故についてただただ実直に綴られた一冊。
    遺体が完全な状態で戻らず、遺灰がほんの少ししか残らなかった描写に接し、涙が止まらなかった。

    0
    2026年07月07日
  • 運命の人(四)

    Posted by ブクログ

    長い歴史を早送りで見てきたような4冊でした。
    この本に出会えてよかった。
    運命の人ってどんな人のことだろうと読み始め最後で題名に辿り着けた

    0
    2026年07月04日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

    Posted by ブクログ

    カラチ、テヘラン、ナイロビの10年もの僻地左遷の歳月、組合員長時代の回想、そして次第に蝕まれてゆく会社、、、
    壮絶なアフリカ篇だった。

    0
    2026年06月28日
  • 不毛地帯 第五巻

    Posted by ブクログ

    最終巻。まさに会社は生き物で、それぞれの正義あり。権利と責任。同じ会社人として、覚悟を胸に進めねばならぬ時はあるということを学んだ。これから商社勤めをしたい方には必見の小説。

    0
    2026年06月28日
  • 花のれん

    Posted by ブクログ

    多加の激しい生き方にびっくりしながら夢中で読みました。なりふり構わぬ商売人ぶりは、かっこよく思いました。

    0
    2026年06月22日
  • 二つの祖国(四)

    Posted by ブクログ

    東京裁判についてよく知ることができた。この本を読みながら、小林正樹監督「東京裁判」を視聴して、理解が進んだ。

    本で書いてあることは、全体の一部ではあろうが、この史実を知ることは日本人にとって大切なことであると思う。

    勝者である連合国側において、アメリカが戦争責任を天皇に負わせようとしないことに必死であったことを初めて知った。

    0
    2026年06月07日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

    Posted by ブクログ

    空港という場所、飛行機という乗り物が大好き。広くて清潔でサービスが行き届いていて、何人もの人生が交錯していて、飽きることがない。

    その背後には、あらゆる国のあらゆる航空会社のあらゆる社員、管制官が「安全に人とモノを運ぶ」という一つの目的のために陰に日向に働く姿がある。
    そのはずなのに、という物語。

    やっぱり山﨑豊子の社会ものが大好き。引き込まれる。
    労働組合のあたりは、自分の職場の組合と対比しながら読んだ。
    うちの職場の組合もその昔ストを打ち逮捕者も、、、という話は何となく聞いたことがるけど、今やただの御用組合。労働環境が冴えなさは組合活動を盛り上げて是正しようというパワーも奪うんだよね。

    そんな中で何年もどこに飛ばされても組合員のことを忘れず正義のために耐え続けるってすさまじいことだ。

    巨大な組織の中にありながら、その力に流されずあるべき姿を突き詰める姿は『不毛地帯』や『白い巨塔』にも通ずる。要領よく生きるのが下手である意味ピュア。こういう共通点があると、応援したい、報われてほしいという気持ちが読者に芽生えて長い物語でも飽きさせないのかな。

    0
    2026年06月03日
  • 約束の海

    Posted by ブクログ

    未完は非常に残念ながら、色々と想像することができる作品でした。やっぱり山崎さんの本は深く考えさせてくれると思います。

    0
    2026年06月03日