山崎豊子のレビュー一覧

  • 大地の子(二)

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    冒頭は1巻からの続き。苦しい感じが少し和らぐ。主人公と月梅との再会の場面は胸が熱くなる。後半は話題が変わりプロジェクトXに似た感じになってくる。今後が楽しみ。

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    2026年04月12日
  • 大地の子(一)

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    冒頭から読んでいて辛くなる極限状態が描かれる。「夜と霧」に似ている。人はこれほどまでに残忍になれるものかと、悲しくなる。

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    2026年04月05日
  • 花のれん

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    1910年

    大阪、南で一流の寄席をもつことに
    寄席を自分で商いすることに
    東奔西走した女性多加の一生の物語

    落語中心から、新しい笑い「漫才」に着目しする多加の才覚には驚くべきものがある

    当時の興行を現代の「笑いの総合商社」へと成長させる道標を作ったのが多加というバイタリティのある女性というのが驚きだった

    その溢れる行動力、気力、生命力の反面、胸にしまった恋情にグッときた


    吉本興業の成り立ちを思いがけず知れておもしろかった

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    2026年04月04日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    大企業って怖い
    理不尽人事 
    組合と会社
    組織の裏が見れる小説。。
    恩地元頑張れ!の気持ちで早く2巻読みたい。

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    2026年04月03日
  • 大地の子(一)

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    かつてNHKのドラマを観て感動した大地の子。読みたいと思っていた作品。戦争孤児となった勝男は学校教師陸徳志とその妻淑琴に慈しまれ育つ。敗戦直後に人買いによって奴隷のように扱われる日々、徳志に息子一心として育てられながらも小日本人鬼子といじめられる少年時代、大学は優秀な成績を収めるも研究室には残れない理不尽さ。鋼鉄公司で技術者として誠実に務めるも文化大革命の折、日本人というだけでスパイの冤罪で囚人としての辛い日々を送る。とにかく救いがないくらい悲惨なのである。養父陸徳志がとにかく素晴らしい人、名前のとおり徳の塊。
    そして、内蒙古の労働改造所で破傷風にかかり生死をさまよう一心を看護してくれた江月梅

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    2026年03月24日
  • 不毛地帯 第五巻

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    「もし戦争が起れば、油の価格は非常な高騰を来たしますから、この際、油の井戸元を自分の手で握っておくことは、必須のことと考えます」

    現在、ホルムズ海峡が封鎖され、物流、エネルギーの問題が国民の生活を脅かそうとしている最中に、昭和から令和に投げられている言葉の正確さに慄きながら読み進めた。

    「これは架空の物語である。過去、あるいは現在において、たまたま実在する人物、出来事と類似していても、それは偶然に過ぎない。」
    緻密な取材に基づいた作品は未来を予言するのかもしれない。

    総合商社の仕事の働き方も縁がなく知らないことが多かったが、戦後行動経済成長を支えた働き方と実績なんだと分かった。小説以外で

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    2026年03月21日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

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    ネタバレ

    読み終えてから、どんよりとした読後感に覆われてうまく言葉にできず、しばらく感想を書くことができなかった。
    最終巻でスカッとする展開を期待していたからだと思う。

    この物語の背後にあるものの大きさに圧倒され、どう受け止めればいいのか戸惑う。
    それが現実なんだと思うとさらに辛い。

    信念を曲げずに生きる恩地と、組織の中でどう動くべきかを見極めながら戦略的に立ち回る行天の対照的な二人。

    個人的には、恩地よりも行天の方が気になる存在だった。なぜ行天が気になるのか。
    読み終えてからもずっと、ふとした時に考えていてやっと気づいた。

    恩地はどこまでも真っ直ぐで、その信念もわかりやすい。
    一方で行天は、本

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    2026年03月17日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    ネタバレ

    ついに組織に新しい風が入る。
    奥深くに溜まった膿に真正面から向き合おうとする新たな存在によって、物語の空気が大きく動いたように感じた。

    長いあいだ翻弄され続けてきた恩地の立場も、新たな局面へ。
    ここまで苦しい思いをして、なぜ恩地は会社を去らないのか…何度もそう思ったけど、貫き通したことに意味があったのかもしれない。

    それにしても、思っていた以上に闇は深く、きちんと解決するのか不安になってきた。
    小説なのですべてが事実ではないけど、組織の裏側を知ると複雑な気持ちになる。

    いよいよ次で完結。
    最後はどうなるのか。
    5巻へ続く。
    Audibleにて。

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    2026年03月16日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    520名もの命が奪われた日本航空123便墜落事故。
    恩地の存在は薄く、この巻だけは小説を読んでいるというより、記録を読んでいるような緊張感がある。
    出来事そのものと、その後に残された人たちの現実が描かれていく。

    決して感情を煽るような書き方ではなく、事実を一つずつ積み重ねていく。
    被害者の名前が実名で記されていることにも強い重みを感じた。
    出来事を正確に残そうとする山崎豊子の強い意志を感じる。

    突然家族を失った遺族たち。
    その悲しみや苦しさがあまりにも生々しく、
    正直なところ今の自分の心には辛すぎて、深く沈み込まないように、申し訳ないけれど2倍速で聴いた。

    混乱、怒り、後悔、やり場のない

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    2026年03月14日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

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    露骨な報復人事により、過酷で孤独な僻地での日々に、精神的にも限界の恩地。
    あまりの不条理さに、読んでいるこちらも辛くなる。

    信念を貫きたいのはわかるけど、恩地はもう少し家族のことも考えてほしい。
    犠牲になっている奥さんや子どもたち、そして母親のことを思うと胸が苦しくなる。

    さすがに彼があまりにも真っ直ぐ過ぎて、不器用な人に思ってしまう。
    東大出身のその賢さをもう少し戦略的に違う形で生かせないのか…
    でも曲がったことができないのが恩地なんだろう。

    読み始めると止まらない。
    どんなに気持ちが沈んでいるときでも、続きが気になってしまう。

    次は御巣鷹山篇。
    未曾有の悲劇と遺族の苦悩が描かれると

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    2026年03月13日
  • 大地の子(四)

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    この作品は、山崎豊子さんが約8年かけて取材・執筆し、300人もの中国残留孤児への聞き取りを重ねて生まれた小説です。

    戦前戦後の混乱の中で中国に取り残された残留孤児の過酷な運命を背景に、主人公の陸一心が歴史や政治に翻弄されながらも尊厳を失わずに生き抜く姿が描かれ、強く心に残りました。

    入院中に読み、退院後に時間が空いても即物語に入り込めるほど引き込まれ、私の人生で「過去イチの作品」になりました。主人公の苦難に満ちた人生を知り、人生への向き合い方に深く感化されました。

    舞台化もされていますが、まずはNHKのドラマを観て、感動をもう一度味わいたいです。取材の軌跡を記した本も読んでみたいと思いま

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    2026年03月12日
  • 大地の子(三)

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    この作品は、山崎豊子さんが約8年かけて取材・執筆し、300人もの中国残留孤児への聞き取りを重ねて生まれた小説です。

    戦前戦後の混乱の中で中国に取り残された残留孤児の過酷な運命を背景に、主人公の陸一心が歴史や政治に翻弄されながらも尊厳を失わずに生き抜く姿が描かれ、強く心に残りました。

    入院中に読み、退院後に時間が空いても即物語に入り込めるほど引き込まれ、私の人生で「過去イチの作品」になりました。主人公の苦難に満ちた人生を知り、人生への向き合い方に深く感化されました。

    舞台化もされていますが、まずはNHKのドラマを観て、感動をもう一度味わいたいです。取材の軌跡を記した本も読んでみたいと思いま

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    2026年03月12日
  • 大地の子(一)

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    この作品は、山崎豊子さんが約8年かけて取材・執筆し、300人もの中国残留孤児への聞き取りを重ねて生まれた小説です。

    戦前戦後の混乱の中で中国に取り残された残留孤児の過酷な運命を背景に、主人公の陸一心が歴史や政治に翻弄されながらも尊厳を失わずに生き抜く姿が描かれ、強く心に残りました。

    入院中に読み、退院後に時間が空いても即物語に入り込めるほど引き込まれ、私の人生で「過去イチの作品」になりました。主人公の苦難に満ちた人生を知り、人生への向き合い方に深く感化されました。

    舞台化もされていますが、まずはNHKのドラマを観て、感動をもう一度味わいたいです。取材の軌跡を記した本も読んでみたいと思いま

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    2026年03月12日
  • 大地の子(二)

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    この作品は、山崎豊子さんが約8年かけて取材・執筆し、300人もの中国残留孤児への聞き取りを重ねて生まれた小説です。

    戦前戦後の混乱の中で中国に取り残された残留孤児の過酷な運命を背景に、主人公の陸一心が歴史や政治に翻弄されながらも尊厳を失わずに生き抜く姿が描かれ、強く心に残りました。

    入院中に読み、退院後に時間が空いても即物語に入り込めるほど引き込まれ、私の人生で「過去イチの作品」になりました。主人公の苦難に満ちた人生を知り、人生への向き合い方に深く感化されました。

    舞台化もされていますが、まずはNHKのドラマを観て、感動をもう一度味わいたいです。取材の軌跡を記した本も読んでみたいと思いま

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    2026年03月12日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    『華麗なる一族』が面白かったので、こちらも読み始めた。
    全5巻にわたる長い物語。まずは第一巻から。

    組織の理不尽や人事の闇に、読んでいて苦しくなる場面も多い。
    それでも、読み始めたら止まらない。

    圧倒されるのは、その取材の厚みと覚悟。
    作中の航空会社「国民航空(NAL)」は、どう見てもJALをモデルにしている。
    ノンフィクションとして書かれているだけに、どこまでが事実なのか気になり、調べたくなる。

    組織の体質にここまで切り込む勇気に、作家としての強い意志を感じる。
    小説としての面白さと、単なる物語では終わらない重みがある。

    この長い物語の続きが気になる。
    二巻へ続く。
    Audibleに

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    2026年03月12日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

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    酷い。
    人間とはこれほどまでに醜い生き物なのか。
    やはり、ハッピーエンドではなかった。

    これが実話だと最後のあとがきで知りました。


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    2026年03月02日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    物語の構成としては面白くできています。主人公、恩地の処遇を考えると会社に対しての怒りを覚え、気持ちよく読み終えたわけではないですが、評価としては5にしました。

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    2026年02月21日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    次が最終巻ですね。
    あと一巻でこの物語は本当に終わるのだろうか。
    ここまで四巻読み終えたが、面白くなかった部分が無い。最高だ。

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    2026年02月15日
  • 花のれん

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    1958年、第39回直木三十五賞受賞作。『白い巨塔』『大地の子』『華麗なる一族』など代表作がたくさんある山崎豊子さんの出世作であり、傑作小説。大阪に生まれ、若くして夫に先立たれ、商売に命を捧げた女性・多加のど根性の生涯を描いている。

    明治末期、堀江の米問屋の次女として生まれた多加は、お見合いにより船場の呉服問屋・河島屋に嫁ぐ。義父が急死してしまい、夫の吉三郎が二代目の店主となったが、商売に身が入らず、多加が店を切り盛りしていた。吉三郎は「借金返済のための金策に行く」などと言って常に外出し、寄席を見に行っていた。寄席小屋で落語を見て笑い、終わると芸人を連れて飯を食いにいく生活。しだいに借金が返

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    2026年02月13日
  • 大地の子(四)

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    ・血は日本人、育ちは中国人であり、血のつながりのある日本の父と、養育してくれた中国の父を持つ陸一心。大東亜戦争、そして文化大革命という災難の時代のなかで、日本人のルーツをもつがゆえに、想像を絶する生活を強いられてきた。義父の無償の愛、妻月梅の利他的な愛をうけ、実子燕々への愛情と生き別れた妹との再会の期待をもち、不屈の精神で生き抜いていく。
    最後は、日本と中国の間で揺れる心をもちながら、長江の雄大な景色をまえに、「大地の子」として生きていく宣言を実父におこなう。
    中国に対する見方がかわる読書体験だった。

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    2026年02月10日