山崎豊子のレビュー一覧

  • 大地の子(三)

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    改めて戦争が残した残虐な歴史を感じさせられる。
    陸一心とその家族がどのような結末を迎えるのか次巻が楽しみ。

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    2024年08月11日
  • 不毛地帯 第三巻

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    ネタバレ

    突然の妻の他界、商社での力量を試されるようなニューヨーク赴任、秋津千里との一夜、さらには自動車業界の提携交渉と難題を抱える壱岐。里井副社長に忌み嫌われながらもどこまで登り詰めていくのか、最終話に続く。

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    2024年08月07日
  • 大地の子(二)

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    親子の愛を感じた。ここまで生き延びれたのも育ててくれた両親に会いたいという強い思いがあったから。次巻以降も楽しみな2巻だった。

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    2024年07月28日
  • 白い巨塔(五)

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    ドラマを観てからいつか読みたいと思っていました、ようやくです。現代でも閉鎖的、封建的で難解であろう医学界、医療裁判をこの時代にここまで取材し、描いた著者には脱帽。
    社会派小説の名作だと思います。

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    2024年07月27日
  • 大地の子(一)

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    日本人であるが故に様々な苦難が待ち受けている。
    そんな中でも味方になってくれる人は必ずいる。
    中国と日本の歴史観、歴史教育も違う、日本人も酷いことをしてきたこと、歴史観は双方からみて初めて理解できるのだと感じた。

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    2024年07月06日
  • 不毛地帯 第五巻

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    かなりの長編であるが非常に読み応えがあり面白かった。巻末にシベリアから始まる白い不毛地帯と石油開発で終わる赤い不毛地帯と表現されているが、主人公の壱岐のように不毛でありながらダイナミックな人生を生き抜く様に心を打たれた。第三の人生に幸多からんことを願うと共に今日の日本を築き上げてきた先人達に感謝したい。

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    2024年08月17日
  • 不毛地帯 第四巻

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    中東のオイルビジネスと物語の舞台とスケールがどんどん大きくなり、読み応えが増してくる。商社マンとして国益とも言える大きなプロジェクトに臨む振る舞いや周到な準備、根回しなど生々しく迫力もあった。最終巻でどういうエンディングになるか楽しみである。

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    2024年06月17日
  • 女系家族(下)

    購入済み

    流石、山崎豊子さん

    非常に面白かった。

    #ドロドロ #スカッとする

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    2024年06月16日
  • 不毛地帯 第三巻

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    昭和の商社マンの働き方に驚愕とリアリティさを覚えるとともに、公私で主人公の壱岐を取り巻く人間模様の描写が見事で物語に引き込まれていった。
    自分も一度は憧れた商社の仕事ももはや叶わぬ夢となったが、それを小説で楽しめる幸運を噛み締めたい。

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    2024年06月14日
  • 約束の海

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    山崎豊子さんの最後の小説。
    執筆途中で亡くなってしまったので、物語は終わっていないが、それでも読む価値ある1冊。

    山崎豊子さんは人間の心象描写がすごくわかりやすく、自分もその場にいるような感覚になります。

    この小説は戦艦乗り、海上自衛隊が舞台。
    日本で自衛隊というと陸上の方が目立っているが、地政学的にシーパワーである日本において海上自衛隊の重要さを改めて実感。

    戦争と正義がテーマになっているが、その正義は何か、手探りで自分の正義とは何か向き合いながら生きていく主人公。
    自身の正義も何か非常に考えさせられる。

    山崎さんの作品は今後も読み続けたいと思いつつ、最後まで読んでみたかったと、、今

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    2024年06月11日
  • 不毛地帯 第二巻

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    第二巻では壱岐もすっかり日本のサラリーマンになってしまったと思わせる一方で仕事上での鮫島や里井など他者との戦いに元軍人らしさも見え隠れしていた。第三巻以降会社という新たな戦地でどう戦い振る舞うのか楽しみになってきた。

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    2024年06月08日
  • 不毛地帯 第一巻

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    詳細な描写からシベリア抑留を深く知ることができた。壮絶という言葉には収まり切れない凄まじい体験がそこにあったこと。また戦争は絶対にやってはいけなく、やるからには勝たねばいけない。このことが深く突き刺さる思いで、当時の人たちの心情に思いを寄せようとしても平和な時代に生まれ育った自分には想像だにできない。このことを小説で読めることに感謝したい。

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    2024年06月02日
  • ぼんち

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    「ぼんち」(山崎豊子)を読んだ。
    
これは凄いな。
船場ってのはもう独自の世界だったんだろうな。
非大阪人には理解し得ない大阪人だけの独特の響きを持った場所なのか。
『封建的な一種の特権階級』(本文より)というわけだ。
    
もし私が同じ立場に生を受けたとして、いやぁとってもこんな甲斐性は無いだろうと思う。
気が小さいんで絶対に「ぼんち」には成れんわ。
    
《大阪船場、かつてそこには独自の生態を頑なに守り続けた驚愕の種族が存在していた》
    
なーんてね。
    
終わり方も見事でした。
    
あー面白かった!

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    2024年05月24日
  • 大地の子(四)

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    胸が張り裂けそうになりながらも、読破。

    主人公、陸一心の人生は苦難の連続で、その度に自身の努力や周囲からの助けで這い上がってきた。これから自分の人生にどんなに辛いことがあっても、陸一心ほどのことではないだろう。

    戦争が市井の人にもたらした影響の大きさや、家族の絆について考えさせられた。

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    2024年05月19日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

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    ネタバレ

    背帯の文言
    「この国を覆う、おそるべき良心の不在。恩地元最後の闘い」
     今回も読んでいて、腹がたった。
    国民航空、関連会社「国航開発」の政・官・財界との癒着、私腹を肥やす利権等、魑魅魍魎が蔓延するデタラメぶりがあまりにひどい。
     この物語が単なるフィクションであるなら、腹も立たないだろうが、登場人物の氏名は実在の人物の名前をもじったもので、実在する人物だからだ。
     ここで登場する自由党の竹丸副総理など、政界のドンとして君臨し、汚職事件で逮捕されたあの人だ。
    現在も政治家の金権体質は、あいも変わらず変わらない。
     本書で、架空の人物である、常務にまで成った行天四郎の行動がひどい。
     客室乗務員と

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    2024年04月22日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

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    全巻読み終えました。
    当初、先入観無しに読み進めましたが、筆者の長きに渡る取材からの小説との事。
    圧倒されました。
    これが小説と言う設定なら、最後のくだりが無情すぎます。
    しかし、忠実に再現した内容なら人の残酷さがよく分かります。
    通勤時に読んでましたが、何度も泣きそうになりました。
    おすすめの作品です。

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    2024年04月18日
  • 大地の子(一)

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    読書会の課題本

    否応なしに引き込まれる。第一巻は、「もうそんなにまでして一心をいじめないで…」と祈りながら読み続けた…

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    2024年04月17日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

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    渡辺謙主演の映画、沈まぬ太陽を観て感動したため原作を読んでみた。
    山崎豊子さんは十年に1作書かれるということで
    すごく時間をかけられたのが、よくわかります。
    印象に残ったこと葉
    ニューヨークの動物園の鏡の間の鉄格子に埋め込まれた鏡があり、人間の上半身が映る仕掛けになっていて、その鏡の上には
    世界で最も危険な動物
    と記されていた。
    そしてもう一つは最後に
    何一つ遮るもののないサバンナの地平線へ黄金の矢を放つアフリカの大きな夕陽は荘厳な光にみちている。
    それは不毛な日々にあった人間の心を慈しみ、明日を約束する、沈まぬ太陽であった。
    なお、この小説に出てくる行天は白い巨塔の財前五郎の弟分として四郎と

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    2024年04月08日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    ネタバレ

    本の背帯の文言
    もう一度闘う決意をした恩地。企業を蝕む「闇の構図」を暴くことはできるのか

     利根川総理のたっての願いで、新会長に関西紡績の国見正之会長が国民航空の会長を兼務することになった。
    恩地は国見会長に説得され、会長室の部長に抜擢される。

     新生国民航空の会長である国見が以下の新役人事を発表した。
     社長に、前の運輸事務次官で顧問の海野昇、副社長に、もと常務の三成道夫を指名した。
     はじめは国見の意見に同調していた社長、副社長も、やがて、厳格な国見から離れていく。

     今回も読んでいて非常に、むかむか来た。
     国民航空の関連会社である国航開発のワンマン社長の岩合宗助は、ゴルフ、夜のク

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    2024年03月30日
  • 白い巨塔(五)

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    最後泣けた
    呆気なかった
    財前が権力へなびきながらも、時折不安になったりするところが細かく描かれていて、里見派か決め難かったな

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    2024年03月25日