山崎豊子のレビュー一覧

  • 白い巨塔(三)

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    読んだ本 白い巨塔 3 山崎豊子 20250606

     被告に立たされた財前が、自分の立場だけを守ろうとする人たちと結託して裁判に向かう。
     心正しい者は組織から弾かれ、強者に寄り添おうとしながら心弱い者は傷ついていく。
     自我の強い組織内の群像劇、良心の正体を見失うような登場人物の行動原理、高村薫や横山秀夫何かのひりつくような人間ドラマの原点って、山崎豊子なんだろうな。
     裁判に決着ついて終わりでもいいじゃんってところから、まだ2冊もあるんだけど、ますます先が読みたくなるのがすごい。
     ドラマ観てるのにね。もう一回観ようかな。

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    2025年06月08日
  • 華麗なる一族(下)

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    ネタバレ

    うーん、面白かった!華麗なる一族の内外からの見え方を意識して読むと興味深い。
    そして最後、一枚上手の悪党として大蔵大臣がさらなる合併を示唆している点も、いくら大介が一族の総帥として振る舞っても制御できぬことがあると感じた

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    2025年06月07日
  • 華麗なる一族(下)

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    全員狂人。

    家族とは、愛とは、派閥とは、名声とは、、、。

    いろいろなものがぐるぐる回って整理ができない。

    妻妾同衾ってすごいパワーワードすぎる。

    本中に出てくる男たちはどれもかれも猛烈サラリーマンすぎる。

    盛者必衰。

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    2025年06月04日
  • 華麗なる一族(中)

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    上巻からの煌びやかさから一転。じわじわと万俵家に忍び寄るさまざまな災厄。
    盛者必衰の理をあらわす。
    いやいや、最期は大団円が待っているのかも。

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    2025年06月01日
  • 白い巨塔(二)

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    読んだ本 白い巨塔 2 山崎豊子 20250530
     いよいよ教授選に決着が、争うのは権力欲や名性欲に駆られた財前とそれを取り巻く人たちで、財前の対抗馬の人たちはむしろポストへの執着がない。むしろ静かに研究に埋没したい無欲な人たち。これが敗者は惨めではないけど勝者への反感を育てていく材料になっている。これが3巻以降も同じ構図で別のストーリーが展開されていく感じで目が離せない。
     時を超えてドラマ化されてるのがホントに納得できるほど、重厚な人間ドラマです。

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    2025年06月01日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    今まで日本航空123便墜落事故について、航空史上最大の飛行機事故というのもピンとこず、多くの方が亡くなる痛ましい事故があったという認識だった。しかし、本作品を読んで、過酷な現場の様子や残された遺族の気持ちを知り自身の無知と残酷さを恥じた。

    事故は起きただけでは終わらない。事故はその後を生きる人達にも襲いかかる強大なモノだというのを、本作品を読んで強く感じた。


    ーー亡くなった方々のご冥福をお祈りします。

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    2025年06月01日
  • 女の勲章(下)

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    山﨑豊子の小説はドラマチックで面白い。
    この本はファッション業界における、女たちの虚栄心に満ち溢れた物語。
    人間の心の中のドロドロした部分がストレートにかかれていて面白い。
    私はこういう人間の心の汚い部分を書いた物語が好きなので楽しく読みました。ページを捲る手が止まらなかったです。

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    2025年05月31日
  • 白い巨塔(一)

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    読んだ本 白い巨塔1 山崎豊子 20250526

     ちょっとびっくりしたんだけど、山崎豊子の本って「沈まぬ太陽」以外読んでないんだ。ドラマとか映画でさんざん観てるから読んだ気になってたけど、自分のことながら意外。
     で、もう何回も読んだような気がする白い巨塔を読み始めたんだけど、いや、本当に面白い。何も始まらない最初の数ページから面白いってどういうことなんだろう。登場人物の全てが灰汁が強くて権力闘争に明け暮れ、昭和的善人が踏みつけにされるだろうって予感のする話の進み方が、お決まりのようだけどのめりこんじゃいますね。
     主人公の財前なんてピンチに陥るんだけど、全然肩入れできない。だのにどこか権

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    2025年05月26日
  • 運命の人(四)

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    4冊の単行本という長篇作品でしたが、あっという間に読み進めてしまいました。近代史・現代史をもとに執筆された小説なので、場面ひとつひとつに臨場感があり、生き証言を聴いているかのような感覚でした。日本が沖縄に強いてきた犠牲の重みを受け止め、今後の日米外交のあり方を注視していきたいです。

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    2025年05月25日
  • 白い巨塔(五)

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    圧倒的な濃厚な壮大なストーリーでした。

    財前教授を自業自得、因果応報、医者の不養生など言ったらあまりにも薄いのだが、彼自身もこの白い巨塔の中で歯車の一つとして翻弄された犠牲者のひとりなのではと考えると完全に悪と決めつけられない自分がいました。

    40年以上も前の話なのに今読んでも決して色褪せないと感じるのは時代背景、社会状況以外の人間ドラマが強く息づいていたことなのだと思います。

    読み終わってもしばらくはなにか心に重くおりみたいなものがずーんと感じます。

    また読み返すべき名作です。

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    2025年05月24日
  • 大地の子(四)

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    最後は結局、中国人であると自分のことを思うんだと言う感想。日本人であっても、その地で様々な試練を乗り越え、様々な人に出会い形成した人生は、そう簡単には覆らないんだと強く感じた。昼顔すと、そのような状況に陥る一心のような人を生み出した。戦争の残酷さも身に染みて感じた。血の繋がった本当の父親、自分の命にも変えて育ててくれた。中国の父親のどちらを選ぶかと言う選択を迫られる一心の辛さが、身に染みて感じた。

    コールを立てる工程の描写については、自分の今の仕事上も、のような思いで建てられた頃なのかと思うと、鉄鋼業に対する見方がかなり変わったように思える。一方で、このようにして、日本が技術供与した中国の製

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    2025年05月23日
  • 大地の子(四)

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    ネタバレ

    今の時代、ほとんど聞かなくなったが、自分が子供の頃によく耳にした「中国残留孤児」の一面をこの小説を通して知ることができたのは自分にとって大きなものでした。
    どんな苦難や逆行にも負けずに貫き通した生き様は、中国人として生きることを選択しながら、古き良き日本人的な考え方だと感じた。
    妹あつ子の生涯を思うと本当に胸が張り裂けそう。
    そしてラスト近くかつての恋人、趙丹青が活躍してくれた!なんとスカッとした顛末か!

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    2025年05月23日
  • 白い巨塔(四)

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    この本を読んで、さまざまな思いが湧いてきました。

    正直に言うと、私は里見先生にあまり共感できませんでした。
    一見、誠実で患者想いに見えますが、患者自身の意思を置き去りにしてまで、自分の理想とする医師像を押しつけているように感じたのです。それが、私には偽善のように映りました。

    一方で、財前教授もまた、手術の腕は確かでも、人として相手を敬う気持ちが欠けており、尊大な人物に見えました。

    法廷シーンや、当時の医師たちの過酷な労働環境など、医療をめぐる社会的な問題が描かれており、考えさせられることが多くありました。

    登場人物の中で、私が一番好感を持てたのは大河内教授です。
    彼だけが「公正さ」とい

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    2025年05月22日
  • 白い巨塔(三)

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    圧巻の法廷シーン。

    手汗握るとはこういうことを言うのかってほど熱中しました。

    山崎豊子氏の圧倒的な取材力にはほんとに感服です。

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    2025年05月19日
  • 白い巨塔(二)

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    長編小説の最初の1巻目の前提知識を得たことで2巻目は止まらぬ勢いで一気に読んでしまいました。

    とんでもなくおもしろすぎる。

    これからの展開に目が離せません。

    どのキャラも粒ぞろいでおもしろい。

    ほんと政治って大変ですわ。

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    2025年05月19日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

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    2週間ほどで5巻まで読み終える。
    ものすごくエネルギーを使ったが、恩地と国見会長の結末にはなんとも言えない気持ちになった。
    時代は違えど、同じように組織に生きる者として、こんな扱いがあっていいのか、という虚無感に苛まれながら、ではあったが、これがこれでリアルなのかもなぁ、とも思った。

    また数年後に手を取ることになる気がするかもな。大切に置いておこう。

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    2025年05月07日
  • 不毛地帯 第五巻

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    伊藤忠商事をモデルにしたフィクション。
    某夫人も登場。
    読み応え十分で、戦争3部作の中ではこれが一番好き。

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    2025年05月03日
  • 不毛地帯 第一巻

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    これ、ほんと辛い。
    シベリア抑留の言葉は知っていたものの、現実はどうだったか全く知らなかったので、酷すぎる内容に言葉を失う。
    この世の地獄と言っても過言じゃない。

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    2025年05月03日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

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    どこまで会社は社員をいじめ抜くことができるのか。恩地はそこまでのことをしたであろうか。ただ会社は恩地の正しさを恐れているだけではないか。果たしてこの先どのような展開になっていくのか楽しみで仕方がない。

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    2025年04月26日
  • 二つの祖国(四)

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    これは全国民に読んで欲しいと思う。特に若い人に。日本とアメリカの暗い過去に正対して欲しい。強制収容所、戦争、原爆、占領。あの時代の日本人とアメリカ二世に想いを馳せてほしいです。

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    2025年04月26日