山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2001年(発出1999年) 512ページ
1985年の日本航空123便の墜落事故。当時中学生だった自分にも、忘れられない出来事として記憶に留められています。
凄惨な墜落事故現場の描写、損傷した遺体の描写など、ルポルタージュを読んでいるようでした。現場の過酷な状況下で、遺体の検案や整復を行った医師や看護師には頭が下がる思いです。
そして、愛する家族を失った遺族の、深い悲しみや激しい怒りが伝わってきます。
ダッチロールしながら急降下する飛行機の中で、愛する家族へ向け書いた遺書。当時、多くの人の涙を誘いました。
実名で登場する美谷島さんと健ちゃん。涙が出ます。
中東に単身赴任中に、妻と子ども3 -
Posted by ブクログ
結構な長編だったし、途中62歳のこの歳で転職活動することにし、SPIの勉強をしてたため読み終わるまで結構時間が掛かってしまった。
結局SPIは技能試験はなく性格試験のみだったので助かった(?)のだが。
という事は置いておいて、今までの山崎豊子の作品の中では、全てを読んでいないけど、最高と言ってもいい感動作だった。
オーナー企業であることの要素が強いと思うが、社長の一言で物事が決まるので、役員を主に保身のため何も言わない体質が企業文化として残っている。
会社を変えるために、会社を大きく組織力で成長させるために、変わらなければならない会社を自身が犠牲になって約束された次期社長のポジションを投げ打っ -
Posted by ブクログ
伊藤忠商事瀬島元会長がモデル。
ロシア勾留の記述、関東軍、満州の記述、日ソ中立条約、国際条約をも破り、捕虜規定を顧みず、対米のための安い労働力として酷使するロシアの卑劣さ。
第二次世界大戦、誰も得しない、その揺り戻しが大きい日本。憲法に"軍備を保有せず"を誓いながら、朝鮮戦争時にアメリカの要請で自衛隊を作る。一方、論理的なドイツ等とは異なり、憲法では軍備廃棄の文言を残したままという、矛盾に満ちた国家。説明できないことを、空気で説明する日本の悪文化を感じた。
商社エピソードについては、仕立戦の書き振りがリアルで面白い。実弾か空売りか、大勢をどう味方につけるのか。
また -
Posted by ブクログ
2001年(発出1999年) 484ページ
2巻を読み終わって感じたことは、モデルである日本航空の御巣鷹山墜落事故、そして、日本航空経営破綻をニュースで見聞きしていた過去の経験から、ナショナル・フラッグ・キャリアにはこの先も暗雲が待ち構えているのだと教えてあげたくなるような気持ちです。この小説が書かれた頃は倒産はしていないけど、さもありなんと思わせるような中身の濃い2巻でした。3巻の御巣鷹山編は心して読もうと思いました。
私事ですが、風邪をひいて小説を読むのも辛かったのですが、この2巻目は途中をAudible で聞きました。Audible といっても聴き流しでは内容が入ってこないのである程度 -
Posted by ブクログ
2001年(発出1999年) 410ページ
『この作品は、多数の関係者を取材したもので、登場人物、各機関・組織なども事実に基き、小説的に再構築したものである。』
小説の冒頭にあるとおり、この物語は日本航空と日本航空社員・小倉寛太郎氏をモデルとした作品です。山崎豊子さんの小説は初読みですが、綿密な取材によるリアリティ、スケールが大きくまた美しい自然の描写、しっかりとした人物造形、骨太な文章で、1冊目でとても好感を持ちました。
モデルとなった時代背景や登場人物も古風な趣きを感じさせますが、魅力的な人物が多かったです。
主人公の恩地、私は大好きです。確かに、立ち回りは下手くそで家族・親戚を悲し