山崎豊子のレビュー一覧

  • 白い巨塔(五)

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    山崎豊子、、人生88年の中でこのレベルの小説を何作品も執筆していることが信じられない。すごい。
    山崎豊子小説は、沈まぬ太陽、大地の子に続いて3作目。江口洋介のイメージが強かったけど、主役の財前五郎を演じたのは唐沢寿明だったのね!

    白い巨塔では、教授選挙、医事裁判、学術会議選挙、と、普通ならそれ単体でテーマになるであろう大きな出来事が息つく暇なく次々と展開されるため、読む手が止まらない。その長編の中で、初期に描いた登場人物の行動を、動機や伏線としてその後展開されていく仕掛けのおかげで、キャラクターの価値観や背景をすんなり理解しながら読み進めることができる。

    面白いなと思ったのは、主人公が「イ

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    2026年05月22日
  • 大地の子(一)

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    中国人に育てられても日本語は一言も話せなくても元は日本人だと言う事で吊るし上げられ寃罪を着せられる。過酷な労働を強いられる。
    中国歴史ドラマもよく見るが寃罪はよくあったことのようだ。
    だったはず、のようだった、聞いた話だ、と言うだけで何の証拠もなく人間の扱いもされなく精神崩壊寸前まで働かされる。
    まだ一冊目、早く育ての父に会ってほしい。

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    2026年05月19日
  • 華麗なる一族(下)

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    面白かった。人間の業、所詮は自分のため、自分の信念のために人は生きる。奢れるものも久しからず、栄枯盛衰、生きているうちに栄華など長い目でみるとかわいいもの。

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    2026年05月18日
  • 二つの祖国(三)

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    第三巻は、東京裁判(極東国際軍事裁判)が中心であった。この裁判について、まだまだ知らなかったことが多く、ためになった。読んでいる最中、「東京裁判」の映画も見て、理解を深めた。

    東京裁判を知るうえで、有用な資料である。

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    2026年05月17日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    ご遺体の描写が残酷過ぎて、夜読んでいて恐怖を覚えました。
    でもこれが実際。乗客、乗員の味わった恐ろしさを思うと言葉では言い表せないです。
    事故後の大黒柱たる夫を失った妻や子どもの生活が一変する様子。
    ご遺族から罵声を浴びながら電卓を持って補償金の計算をするのは窓際族の社員たち。
    ボーイング社の修理担当者たちは出てこない。
    本当に考えさせられる良書です。

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    2026年05月10日
  • 白い巨塔(五)

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    本小説は筆者が入院した経緯本小説の執筆にあたったらしい。最初は3巻までで1度完結していたが、社会的反響を受けて4巻5巻の続編が作製されたことを知った。私の中では3巻までで良かったと思う。4巻以降については善人であると思い込んでいる人が社会的弱者に寄り添っている描写が多々見受けられたが、その描写に私が納得できないからである。
    関口の厚かましさが本当に腹がたった
    筆者が入院した経緯から教授選からここまで話を膨らませる筆者の才能に敬服する。

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    2026年05月09日
  • 華麗なる一族(下)

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    主人公は悪人。こういう人が脚光を浴びて銀行のトップに居続けられることは、今の時代では難しいと思いたい。天下を得るには一つの不義もなさず、一人の罪なき者も殺してはならぬ的な言葉が、主人公にかけられていたが、それとは対極にある主人公。
    私の好きなめでたしめでたしという話ではなかったけど、それを想像しながら読み終わりました。
    とにかくストーリー展開にハラハラドキドキ、圧倒されました。面白かったです。

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    2026年05月08日
  • 二つの祖国(一)

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    江藤淳「占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間」からの本。

    第二次世界大戦中の日系人に対する差別や強制収容のうち、アメリカでは、1942年の大統領令9066号により、約12万人の日系人が強制収容所に送られ、そのうちの一つに主人公らが収容されたマンザナール収容所があったことを初めて知った。

    バイデン前大統領が戦時中の日系人差別について2021年に謝罪したことが報道されていたとき、あまり何のことかよく分からなかったが、この第1巻を通してよく理解できた。

    山崎豊子は、世の不条理を描くことにかけては天才的文才であり、ただただ恐れ入る。

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    2026年05月03日
  • 不毛地帯 第五巻

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    戦後のシベリア抑留から総合商社のビジネスマンとしての戦いを描いた物語。時代背景に思いを馳せながら熱い気持ちにさせてくれる。時代は違えど何かに熱く取り組むことの素晴らしさと儚さ。名作だと思う。

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    2026年05月03日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    これほど胸が締め付けられる本に出会ったことはありません。それもそうですよね。実話です。

    520名の尊い命。
    もうダメだと思いながら過ごした機内でのことを想像するだけで、恐ろしく何度でも涙が込み上げる。

    山崎さんの真実を伝える使命感に感謝
    事故現場の凄まじさと、ご遺族の叫び。
    航空会社は安全性を重く受け止めてほしい。
    安全第一に目的地まで送ってほしい。

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    2026年05月02日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    令和の現代から見ると時代設定の古さを感じるが、こんなに激しく団交していたことは初めて知った。
    今私の職場では組合の組織率が低く、自分たちの権利が他人事になっている。
    騙し討ちのような形でさせられた組合委員長であるのに、組合員のため、声を上げられない弱者のために身を粉にして働く恩地さんは、神や仏のように尊い存在だ。
    続きがとても楽しみ。

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    2026年05月01日
  • 二つの祖国(四)

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    戦争が賢治や椰子に与えた傷はあまりに深く重く、なんとも言えない読後感が残った。戦争は誰も幸せにせず、生き残ったとしても多くの人間の人生を台無しにし、心をズタズタに引き裂かれる。賢治たち当事者は一体自分はどこから来た誰で何のために誰と戦っているのだろう、と感じざるをえない。あまりにも重すぎて、時代と国家と自己のアイデンティティに翻弄されながら生きることさえ諦めてしまった賢治に思いを馳せることもできない。
    未だ世界のどこかで戦争が起きている現代において、答えは見つからないがこの小説から何を学ぶべきなのだろうか深く考えたい。

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    2026年04月30日
  • 二つの祖国(三)

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    東京裁判の真実を知り愕然としながら読んだ。この不条理の中で祖国とは一体何か、自分の出自や信念や運命など、自分ではコントロールできないものに抗いながらも敗戦国の指導者として生きていくために自分の感情にどう整理をつけるのか。決して正しい答えのない問いに向き合いながら葛藤を重ねていく様が痛々しくもあり、何とも例えようがない感情に襲われる読後だった。

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    2026年04月27日
  • 大地の子(一)

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    第1巻を読み終えた。中国残留日本人となった主人公一心が、過酷な運命により、魂が削られるような悲惨な境遇に陥るさまは、読んでいて胸が苦しくなった。満州開拓団と文化大革命はどちらも歴史的な事実であり、国家という巨大な装置による個人の運命の蹂躙である。一心のように、国の都合によって不条理な悲劇に見舞われた人々が多くいたのだと思うと、個人の努力や幸福など、奔流に飲み込まれる木の葉に過ぎないのだと気づかされる。
    しかし、そんな奔流のなかでも、輝く希望がある。残留孤児であった一心を無条件に愛した養父・陸徳志の愛情とその愛に報いるために生き続ける一心の報恩の精神だ。どんなに悲惨な状況にあろうと、この二人の精

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    2026年04月26日
  • 華麗なる一族(中)

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    私自身が作者の意図をどこまで理解できたのか分からないところが悔しいけれど、内容が濃くて重くて未知の世界を垣間見せてもらっている。

    ちょうど、テレビで再放送しているので、下巻を先に読むべきか、ビデオをみてしまうか、悩んでますwww

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    2026年04月25日
  • 大地の子(四)

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    松本に育ての親が過去の一心の状況を語る箇所はたまらなく辛い。息子を返して欲しいと言わないのも辛い場面。ただし、最後はものすごくいい。この作品が世に出て本当に良かった。

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    2026年04月23日
  • 二つの祖国(二)

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    戦争は国家と国家の問題であるが、そこに身を投じる一人の人間まで解像度を上げると、なんとも理不尽で残酷で、読んでいて辛かった。なんの容赦もなく人生を狂わせアイデンティティの拠り所も奪い人間をズタズタにしていく営みであることがよくわかった。戦争は絶対に起こしてはいけないことだが、それでもなくならないのも戦争であり、この小説から発せられる問いが深く刺さる。

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    2026年04月23日
  • 白い巨塔(三)

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    今回の『白い巨塔』第3巻は、主として医療裁判を中心に構成された内容であった。読み進める中で、最終的に重要となるのは、患者が十分に納得できるような説明を行うこと、そしてその前提として、日頃から信頼関係を築いておくことであると感じた。また、本巻を通して、医師が患者と真摯に向き合う姿勢に、医の倫理と静かな厳粛さを見いだすことができた。

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    2026年04月18日
  • 大地の子(三)

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    並行して話が進む主人公のルーツ探しが気が気でない感じ。妹に会う希望が主人公を強くさせているものと読んだ。最終巻に期待したい。

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    2026年04月18日
  • 白い巨塔(一)

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    唐沢版白い巨塔を視聴後、原作小説も読みたいと思い読み始めた。
    医療物の小説はこれしか読んだことがないので比較も何もできないが、今後もし医療物を読む時がある際比較してしまう自分がいそうで嫌だ…と思うくらいに印象に残り、且つ重厚な内容でした。

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    2026年04月18日