山崎豊子のレビュー一覧

  • 白い巨塔(五)

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    ネタバレ

    圧倒的。その一言に尽きる。

    各人の心理と謀略を事細かに表現されてある。

    財前の手術に東教授が執刀し、開腹した場面で得た感情はどんな言葉を使っても表現できない。

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    2023年05月06日
  • 不毛地帯 第五巻

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    素晴らしいの一言に尽きる。
    彼女の作品は、読後の言葉にならない
    高揚感に突き上げられる。
    五味川氏の人間の條件とあい通じるものがある。

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    2023年04月27日
  • 大地の子(一)

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     実は本よりも先にNHKのドラマを見てしまいました。上川隆也のデビュー作!もちろん若い!そして涙なしでは見られない感動巨編。満州での悲惨な歴史を知らない人も多いと推測するが、本かドラマに是非とも触れてもらいたい。最近は漫画版まであるそうで。でも、やはりドラマが素晴らしい。中国の父がとにかく泣ける。

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    2023年04月14日
  • 白い巨塔(五)

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    通勤途中の電車内で読んでいたので、眠い日や飲み会があったりして遅々と進まなかったけど、この巻は勢いよく、外出時は早めに家を出て現地で読んだりしていた。
    今読んでも全然面白かった。
    タイトルが白い巨塔とあったので、大学病院の医療関係者の権力争いの様なものが中心だと思ったが、加えて医事紛争裁判がその割合を大きく占めていた。
    裁判は互いの主張も理解出来るので良い悪いでは簡単に片付けられないけど、原告は進める過程で嘘偽りなく事実を事実として証言し、被告は名誉や権力を得るために事実を捻じ曲げる証言をするが、自分だったらどうだろう。
    この様な選択は多くはないけど何度かあった。
    普段の生活でも思いもしていな

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    2023年03月31日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    久しぶりの小説だったが、全く飽きずに一気読みしてしまった。

    組合と会社の対立、溝の深さはそのまま見応えとなっている。
    恩知の頭のキレの良さ、弁の立ち振りの格好良さと言ったらない。


    …一言、
    「ナショナル・フラッグ・キャリアか知らんけど、
    自分だったらこんな会社、即辞めてるね!」

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    2023年03月25日
  • 暖簾

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    現代から見れば時代遅れな部分も多々あるかもしれないけど、仕事をする上での気持ちの根幹部分を教えてくれる作品だと思う。
    儲けを得る事の難しさや、時代の流れを考える事の重要性等何も考えずに働いちゃいけないと思った。
    明治、大正、昭和の大阪商人のど根性と言うかそう言ったものを見せてもらえる名作だと思う。

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    2023年03月16日
  • 大地の子(四)

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    中国残留孤児の主人公が日中共同製鉄所建設プロジェクトに奔走する話。中国という国の融通がきかないお国柄に呆れるシーンは多々あるものの、そのような困難に何度も立ち向かっていくシーンは非常に勇気づけられる。養父母との関係や実父、妹との再開が主人公への感情移入を促進させられる。最終的にどちらを選ぶのか気になるところだったが、タイトル回収にて締めくくる様は納得の一言である。
    中国特有の難解な表現は多いものの、ストーリーは圧巻で目を見張る作品です。このような作品は個人的に避けていた節がありますが、また読んでみたい作品の1つです。

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    2023年03月12日
  • 不毛地帯 第五巻

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    ネタバレ

    この小説を書くのに、著者はどれくらい取材したのだろう。 経済や石油開発の細かな情報は、正直ピンと来ない部分も多くあったが、その背後に膨大な取材、調査があったことが想像できる。いまいちわからない専門的な話があっても、全体として面白くて中盤以降は一気読みした。

    登場人物のなかでは大門が一番魅力的だった。当初は豪胆な社長として壱岐を抜擢し会社を成長させるも、終盤は綿花相場にのめり込んで部下を発狂させてしまう。壱岐との関係が悪化すると、かつて自ら切り捨てた里井に本社復帰を要請するなど、なりふり構わない。壱岐が私情を排して淡々と仕事をこなすぶん、終盤に至って弱みや焦りをさらけ出す大門が魅力的に見えた。

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    2023年07月05日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

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    やっと読み終わった。現実にあった話とは思えないほど衝撃だった。最後に報われていたことが救いだったが、その後のどんでん返しも読みたかったかも。どこかで見たけど、人間の欲望はほんとうに怖い。でも欲望がないと成長できないので、自分のしてきたことに胸を張れる人になりたい。

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    2023年03月10日
  • 不毛地帯 第五巻

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    圧倒的なスケール感。これまで多くの作品を読んできたが壱岐正は1番かっこいい小説の主人公かもしれない。とても学ぶことが多い作品だった。

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    2023年03月05日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    華やかにみえる航空会社でも、機長は髪が1週間で白くなることがあったりと、どの仕事にも想像を絶する大変なことがあるのだと感じた。正論だけを言ってもまかり通らないこともあるのかもしれないが、自分の信念をもって自信と責任を持って発言・行動できるようになりたいと思った。今の社会にもこのように頑張ってくれている人がいるのだと思うと自分がぬくぬくしすぎだと思わさせられる。

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    2023年02月21日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    事故は死んだ者だけでなくその一家も破壊するという言葉がささった。ここまで事故処理や対応が大変ものだとは思っていなかった。国民航空の反省しない態度も嫌になる。でも世界的大企業の実情や一部が知れてよかった。はやく報われてほしい。

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    2023年02月08日
  • 大地の子(一)

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    知らないこといっぱい。いい悪いではなくてそういう考えで生きてきた、そういう支配で生きてきた体制、を持つお隣の国。

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    2023年02月05日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    10年以上前に読みました。
    当時は仕事のトラブルが続き、読書好きでも無いのに何かを変えたく気まぐれに手に取った作品。
    謝罪を通じて遺族に何かしらの提案をする姿勢は、以後仕事への姿勢に影響を与えてくれた印象深い作品です。

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    2023年01月30日
  • 不毛地帯 第一巻

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    圧倒的なボリューム感。早くこの小説に出会いたかった。ここまで命懸けで生き抜いた人が生きていた時代に我々の時代が勝てるはずがないと思ってしまった。

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    2023年01月29日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

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    続きであり、時系列が順番なので読みやすかった。
    それもあって、恩地さんが置かれている状況の不遇さがより感じられた。組合のことや会社の仕組みについては、難しいのでもっと勉強したいと思うが、家族の温かさ重要さが感じられた。最後の証言の場面では涙が出そうになった

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    2023年01月23日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    沈まぬ太陽という題名からは想像つかない話だった。
    アフリカにいる場面から始まり、現在・過去と場面が切り替わることにはじめは戸惑ったが、理解できていくととても面白い。もっと早く読めばよかった。航空業界についてなんとなくわかる

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    2023年01月23日
  • 大地の子(四)

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    ネタバレ

    すごい考えさせられる内容だった。
    文化大革命とか、初めて知る歴史が多くあった。

    最後、一心が日本の父を取るか中国の義父母を取るのか、どっちを取っても、どちらかが悲しむから、どんな結果でも私は納得できない気がすると思っていた。けど、「私は、この大地の子です」と日本の父に一心が言った時に、すっと納得がいった。
    すごく納得のいく結論だったし、タイトル回収してて、すごく良いラストだった。
    中国で何度も辛い目に遭い、それでもなお中国に住もうと思うルーイーシンの強さ、郷土愛とも違う"大地の子"という言葉でしか表せないものを感じた。

    ずっと悲しく辛い場面が続いて、それが取材で聞いた事

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    2022年12月06日
  • 不毛地帯 第一巻

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    山崎豊子の小説は初めて読んだ。フジテレビのドラマが面白かったので、原作はどんな感じなのかと手にとってみた。全5巻だし、テーマも重厚なものなので、読むのはさぞ大変だろうと思っていたが、かなり読みやすかったし、面白かった。知らなかった言葉もたくさんあり勉強になった。わくわくしたり犯人が気になったりするような小説ではないのに、先へ先へと読み進めたくなる面白さがあった。

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    2023年03月17日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

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    日航の腐敗の酷さは怒りを通り越して呆れる限りです。こんな航空会社に搭乗し、命を預けるわけにはいかない。

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    2022年11月09日