山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
絶筆だから読みたいと思いつつも、未完だからと躊躇する気持ちもあり、これまで横目で見ながら手に取らなかった作品。
加齢によって体力は低下し、その反面自分の立ち位置と存在意義を確認したいという欲求にも駆られ、自分のやりたいこと、やるべきこと、そして出来ることの線引きがぼやけ、なんとも心許ない毎日を過ごしてきた中で、またこの本と対面した。
爽やかで正義感が強く、いかにもヒーロー然としていながらも、迷いや弱さを抱えて時には間違うことも、誰かを傷つけることもある、著者が描く人物像に触れたくなり、とうとう頁をめくることにした。
著者の構想の半分にも満たない作品からは、迷いの中でどう進んでいくかのヒン -
ネタバレ 購入済み
物語が完結しなかったのが残念
読み手を惹きつける話の展開で、最後まであっという間に読みました。第一部で絶筆になってしまったのが残念です。この後、主人公を含めた登場人物がどのように生きていくのか、とても気になるところでした。一方で、自衛隊の存在意義をあらためて考えてみる機会になりましたし、自衛隊について、国防について知らない事が実はたくさんあるということに気がつき、不安にもなりますが、自分の知らないところで、平和の維持のために頑張っている人がいるということを、時々感じることも必要だということを感じさせる本でした。
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Posted by ブクログ
(上下巻合わせてのレビューです。)
久しぶりの山崎豊子。やっぱりテッパンです。
姉妹3人の遺産相続にからみ、その周囲も巻き込んだドロドロ劇に
読み手である自分もあっという間に飲み込まれていきます。
山崎豊子のやり口が分かっているだけに、何となく先の展開が読めてしまいますが、
それでも面白い小説であることには変わりありません。
眠い目をこすって、あっという間に読んでしまいました。
残念なのは、著者がもう亡くなってしまっていて、
こんなにも素晴らしい小説にも作品数が限られているということ。
もっともっとたくさんの小説を生み出して欲しかった。。
全ての作品を読み切るのがあまりにもったいないので -
Posted by ブクログ
長かった…。3月末にドラマが放送され、原作がすごく気になりちょこちょこ読み進めてました。
読んですごくよかった。長いけどおすすめ。特に若い人へ。
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日米開戦と同時に、12万人の日系人が強制収容所へ入れられたのは事実。
この小説に出てくる主人公やそれを取り巻く人々はフィクションだけども、
著者の相当に膨大な取材、調査による事実を織り交ぜた歴史小説です。
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日系二世の主人公は、アメリカ人として生きるべきなのか、日本人として生きるべきなのか、痛烈な問いを突きつけられます。
米国籍を持つ主人公は、収容所に入れられながらも語学兵としてアメリカ人の立場で戦い、最後は東京裁判で言語調整官として法廷に臨み -
登場人物が今風
登場人物が今風ですがそれはそれでいいですよ。里見准教授が小腸癌の患者の検査にカプセル内視鏡を使う所は感動ですね。オリジナルなら造影剤を飲ませてXray photoで小腸内の通過障害を突き止めるところだけど。花森ケイ子もきっとかなり色っぽいお姉さんとして描かれると思ってたが現代受けすると思うw
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Posted by ブクログ
収容所を出た賢治は、教官として米陸軍日本語学校の教官となった。
一方、両親と娘は、忠誠テストに背きツールレイク収容所に送られた。
父が夢を見、努力してきたアメリカでの暮らし、日米開戦により家族はバラバラとなり、不幸な形で再会することとなる。
物語だから、賢治とその家族の元にばかり色々なことが起こるのは仕方がないこと。
でも、どれもあちこちで起こっていたことと思うと胸が苦しくなります。
エミーもなんで自分で不幸を呼んでしまうのか。賢治の奥さんなのだから、幸せになれたはずなのにと歯がゆい思いでいっぱいです。
終戦を迎え東京裁判へ。
三巻に続きます。 -
Posted by ブクログ
日本の真珠湾攻撃から太平洋戦争が始まり、アメリカに住む日系二世天羽賢治らの周囲に大きな波が起こり始めた。
ドラマを見て、さらに深く知りたくなり、原作を手に取りました。
ドラマは原作にかなり忠実でした。
日系人にとって、父祖の国と今住む国との戦いという悲劇がどんな不幸なことなのか、恥ずかしながら数年前まで知らずにいました。ナチスのユダヤ人迫害にも次ぐような事実に驚かされます。
「父祖の国日本に殉じるような生き方をするもの
アメリカ人として生きようとするもの
絶えず日系二世としてのアイデンティティを模索し苦悩しながら生きるもの」
一世と違い日系二世だからこその苦悩。
一巻は賢治がマンザナ