山崎豊子のレビュー一覧
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国家、司法、マスコミのみならず、登場人物一人ひとりの生き方、主人公の生き方にも、色々と考えさせられるところがある。
「正義とは、何ぞや?!」。このあたりにも、現在、NHK白熱教室でマイケル・サンデル教授が脚光浴びている理由が潜んでいるのかもしれない・・・などと思いながら読んだ。Posted by ブクログ -
面白かった!!!
粋で華やかで人間くさくて嫉妬ぶかくて、どきどきした。
芸妓のきのきいた振る舞いや戦前のしきたりが描かれてて読んでてたのしかった。
ラストも素敵。女は強いなあPosted by ブクログ -
社会人になったものの、へこたれそうな毎日を送っている人。ぜひ、読んでほしい。丁稚からたたき上げられた一人の人間が、いかに生きたかが長いスパンで描かれている。
たたき上げ、という言葉がこの本を読んでから使いづらくなった。簡単にたたき上げと使うと、主人公に怒られそうだからだ。Posted by ブクログ -
山崎作品の中で一番好き。素晴らしい骨太歴史ドラマ。在米日系人の話、むしろ太平洋戦争事体、とても大切なことなのに学校では詳しく習わないので、誰もが学生時代にぜひ一読するべきと思う。それにしても賢治さんは優秀すぎる。Posted by ブクログ
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長編が注目される山崎豊子作品。でも短編は、そのあまりの短さに(長編が本当に長い反動もあって)一気に読める。
船場のごりょんさんを目指す女の生き方、婚約に大金が動くわけ、倹約とは、商売とは何か。人生の生き方の一例がちりばめられた一冊。Posted by ブクログ -
どんどん話が加速していき、一気に引き込まれていきます。
仕事に打ち込む男たちの気概が素晴らしい。
己の全てをかけ情熱的に仕事をこなしていく姿は胸を打ちます。Posted by ブクログ