山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
財前が病気になるところは、ドラマの印象が強くて、本の方の筋は忘れていた。
それもあって、なんだか新鮮な気持ちで読めた。
本人に癌であることを隠して延命治療をしたとして、どういうメリットがある?
死に対する準備も何もできないではないか。
ちゃんと伝えられて、その事実を苦しみながらも受け止めたのちにしか、自分の人生や死に対する整理ができないではないか。
昔の、病気を本人に隠すというおかしな思いやりは、やはりまちがっていると感じた。
最後はややきれいにし過ぎな感がある。
加奈子爆弾がさく裂しなかったことについては、実に残念だった。
2004.3.8
ドラマと並行して読んだので、多少入り乱