山崎豊子のレビュー一覧
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社会派小説で知られる山崎豊子の作品を初めて読んだ。
医学書を読んでいるのかと錯覚するほど専門的であり、医療現場の緊張感までもがリアルに描かれている。徹底した取材による小説といわれる意味がわかった。
大学病院の封建的な人間関係と医療の腐敗に対する痛烈な批判を感じた。Posted by ブクログ -
●若かりし頃、人事部で労働組合窓口を担当し、労使関係を学びました。それもあり、五巻を読破しました。
●主人公は労働組合幹部を勤めたばかりに、会社からひどい仕打ちを受けます。そんな会社が存在するとは、意外です。会社と労働組合は、Counter partner として、相互牽制により、社員の幸せに繋がる...続きを読むPosted by ブクログ -
お友達にお借りした本。
壬生義士伝良かったー!と言っていたらこの本を。
自分がひとときの平和ボケな時代に産まれたんだなとしみじみ。
二世に産まれても、まだイエスノウでノウと答えるのに驚いてしまったり。Posted by ブクログ -
300ページ以上続くシベリア抑留が予想以上に長くて若干退屈でしたが、それ以降はかなり面白い!!また、後々シベリア抑留での話がいろいろ伏線にもつながるとの事ですので、続きがかなり楽しみです♪Posted by ブクログ
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ドラマは観たのでストーリーは全て分かっていましたが、それでも十二分に面白かったです♪全部で2000ページ以上ありましたが思いのほかすんなり読む事が出来ました☆Posted by ブクログ
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一度読んでみようと思っていながら、やっと読み始めたところ。
医学部教授戦を巡る選挙戦が始まる。腕は確かだが、名声が却って教授から疎まれる財前。人間の欲があからさまに描かれる。
ちょっと古い関西弁が面白い。
物語のスタートが昭和37年だったとは。Posted by ブクログ -
裁判の第二審と学術会議選が並行して進む。
一見自信満々の財前が佐々木に似た患者の前でたじろぐ姿は妙におかしい。
第二審が必ずしも第1審どおり進まない様相を呈する中で、かつての病棟婦長の証言が大きな意味を持ちそう。裁判の行方は予想がつかない。Posted by ブクログ -
学生時代からいつかは…と思っていてようやく読み始めました。
駆け引きが凄いです。
ほぼ皆自分の利益しか考えてません。
ドラマも見てなく、どんな展開になるのかわからないので先が楽しみです。
財前助教授はどうやって駆け引きしていくのかを楽しみに続きをいきます。Posted by ブクログ -
最後の展開は読めなかった。
けど、財前五郎が最終的には医者の使命を全うしていたのは感動した。
財前五郎を囲んだ人間模様も最後の方のが味が出ている。
本当に良い作品でした。Posted by ブクログ -
話の展開がいよいよクライマックスへと向かっていきます。
この徐々に状況が変わっていく様を、登場人物それぞれの心境を背景に映し出されていくのがたまらなく面白いです。
最終巻も今読み始めていますが、あっという間に読み終えそうです。Posted by ブクログ -
2007年のドラマでは長男の鉄平が主人公で描かれていたので、原作でも父である大介よりも鉄平寄りで読んでいます。中巻は阪神特殊鋼への次から次へと襲いかかる危機に何もここまで...とすら思ってしまいます。家族の歪みがあちこちで軋んできている印象を受けます。大介の野望はどうなるのか...下巻に続きます。Posted by ブクログ