山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつもの様に通勤途中で読み始めた本も一冊が薄いからか早く読み終えたと思う。
沖縄のことは青い空、青い海、見るもの全てが南国位しか知っておらず、仕事で一度行っただけだ。
沖縄の事をもっと知らなきゃ行けないと思ったし、行って色々な戦没者の記念碑を行ける時に訪問しないと行けないね。
物語では被災者の話のシーンよりも主人公が沖縄で生涯新聞記者であるべく立ち直るシーンの方が感銘を受け、流石山崎豊子、また電車の中で涙してしまった。
昔の友人に沖縄出身者がいて、東京に来た時パスポート必要なのとか、ギャグにもならないとんでもない事を言ってしまったと反省している。
無知って怖い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったけど、御巣鷹山編からのトーンダウンが否めなかった。
1巻から通して、主人公の恩地元が活かされてないように感じた。
アフリカ篇から、正義感はあるけど決定的な行動力を振るいきれなくて怒りの発散が幼稚でわりとすぐ捨て鉢になって最後まで大企業の巨大な力に翻弄されっぱなしだった。
企業と政府の汚職についてはほぼほぼタッチすらできず、会長室編は主人公の器をすっかり会長に乗っ取られた感じ。
主人公の恩地がばっさばっさと汚職を暴いて会社の目を醒まさせてほしかった、というわけじゃないけど余りにも無力だった。
『不毛地帯』は山﨑豊子のスーパーダーリン壱岐正の魅力がたっぷり伝わったけど、恩地元は力及ば -
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【選挙活動範囲の拡大と控訴審/人を動かすものは結局何なのか。利か、義か】
・物語は大きく3つの方向へ
1.浪速大学病院を辞めた里見は近畿医療癌センターで研究と診療活動を続け、知見を深めながら信頼出来る仲間を増やしていく
2.裁判に勝利した財前は、権力拡大に向けた鵜飼医学部長の思惑もあり、注力研究領域や予算等を議論する日本学術会議への立候補を決め、控訴審と並行して政治活動を進める(*注力分野や予算を議論する「医者の国会議員」に当たる)
3.手術で亡くなった佐々木庸平の遺族は、残された佐々木商店の経営と控訴審の準備に奔走する。経営状況が日々悪化し生活が追い詰められていく中、裁判に勝つことを支 -
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【医事裁判の難しさ/正義とは何か】
・ドイツ出張中に、短時間での胃癌摘出手術を成功させ賞賛を受け、ドイツ外科学会の名誉会員資格を得る等、最高の成果を獲得したかに見えた財前は、自身の誤診を訴えられた医事裁判に帰国直後から向き合うことになる
・『①断層撮影等の検査を怠り肺転移を見逃し、②また適切な手術・術後治療を行わなかったことにより患者が死亡した』と誤診を訴える原告と、『③転移の可能性を理解しながら肺結核の名残りと合理的に診断し、④手術・術後治療の指示も適切に行った』という被告(財前)双方の主張が真っ向から対立、夫々の主張を裏付ける為の、別大学医学部教授の専門的意見、証言をコントロールする為の根 -
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【権力を手にした人間がどう変わるか/人の顔が変わるとはどういうことか】
・3人の候補者(財前、菊川、葛西)が教授選に出揃い、一回目の投票では誰も総票数30の過半数を取れず、選挙は決選投票にもつれ込む
・選考委員長の大河内教授に「不正と欺瞞に満ちた気配が濃厚な選挙」と喝破された教授選を財前は2票差で勝利し、晴れて教授になる
・その決め手になったのは、1回目で落選した葛西に投票した野坂派7票であり、それが財前、菊川夫々に割れたもの
・財前陣営に対して野坂はおめでとうと言い、敗れた菊川(東)陣営にはその参謀(今津教授)の力不足だと非難し、絶妙なバランスで切り抜ける
・教授となった財前の態度は尊大にな -
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最終巻は、沖縄の話。私自身、まだ沖縄に行ったことはなく、沖縄の地上戦や米軍基地、米兵の暴力問題などは、新聞やニュースである程度の知識はあっても、どこか他人事でした。
4巻を読んでいる時に、6/23の沖縄の慰霊の日をニュースで目にし、日本人として現地に行って、沖縄の歴史を学ばなければ。。。と思わされました。
最後に、弓成と由里子が再会し、ハッピーエンドとは言えないが、夫婦愛も感じられたのは良かったと思います。
著者 山崎豊子さんのあとがきに、ご自身の戦時中やひめゆりの塔にお参りした体験が綴られ、「基地の統廃合には、日本の外交、防衛のありようが集約されている。再び取り返しのつかない不幸な事故 -
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ネタバレ「白い巨塔4」「5」は、以前「続・白い巨塔」の一冊でそれを読んでいた。その「続・白い巨塔」の感覚があるので、この5は後半部分の感覚。4から話は盛り上がった。泥臭い選挙の話より、緊張感のある裁判のやり取りの方に引かれる。
財前の残した自分の解剖に関する意見書は、財前に医学者としてきちんとした考えがあったことを示す。財前は策略だけで出世したのではなく、苦学して技量・知識も身に付けた医師の側面が確実にあった。
財前と里見は、方向性が相容れなくても、お互いに相手を好敵手と思っている。この裁判がなかったら、財前の死がなかったら、この先どうなっていったのだろう?そんなことを思ってしまった。
ちなみにナイト -
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ネタバレ中国へは長い歴史への償いがある。この時代の人たちがそのように感じていたことを、今の我々は引き継いでいるだろうか。
製鉄所の稼働の最後の最後まで難局続き。これを共に成し遂げたから日中は抱き合い、父と子も抱擁する。ラストの「私は大地の子」という気づきは長江の船旅で得たものであったか。舞台版ではどのようだったか改めて確認したい。
離婚完了・自由の身であるツンデレ丹青と「すわ不倫か?」という場面でキスまでさせておき、夕陽を沈めて先を書かないのはさすがにズルい。そもそも最初から拒む選択肢はなかったか。仮にキスまでは仕方ないとして、その場合は一心がそれ以上を拒む描写がないとモヤモヤしませんかね。 -
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1巻がいろいろ、というより社内政治的なところが辛くて読みにくく感じてしまい(文章自体は読みやすいのに…)ちょっと時間置いてしまってから読んだ2巻。相変わらず辛いんだけど、なぜかこちらはサクサク読めた!社内政治より左遷先のテヘランやらアフリカでの生活が中心だからかな。恩地が病んでいくところとか本当にしんどいしホンマに転職して…家族のために…と思いながら読むけど(そう言う話も作中に出るけど)恩地みたいな会社に楯突いた経歴があるとその後の就職も不利になるとかあるのかな?
エリートっぽいし、起業とか良いのではと思うけど商売っ気ないし無理かな、公務員は…とか色々考えてしまう笑
いやわろてる場合じゃないん