山崎豊子のレビュー一覧

  • 不毛地帯 第一巻

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    ネタバレ

    上川隆也さん主演「沈まぬ太陽」を観て以来、山崎豊子の作品を読んでみたくなったのがきっかけ。

    第二次世界大戦の終結は1945-8-15と学校で教わった。しかしそこで終わってはいなかった。シベリア抑留という形で戦争は続ていたのだ。これかが、1巻を読んだ上での、歴史に対する理解の一つ。

    シベリア抑留が如何に壮絶なものかを知れた。読み進めるのが辛くなる描写が多かった。全てが事実でないにしても作者の高い取材力から生まれた作品であれば可成りリアルに近いのだろう。京都の場面で出てくる比叡山の寺やロープーウェイには実際に行った事があるので、その当時見た風景を想像しながら心穏やかに読み進められる場面も。

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    2026年04月14日
  • 大地の子(二)

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    一巻では、陸一心(松本勝男)が日本人孤児であるがゆえに冤罪で労改に送られて囚人として働かされる辛苦を舐める。二巻では、のちに妻となる看護婦月梅の勇気ある手紙により養父陸徳志は献身的に人民来信来訪室に働きかけ陸一心は釈放される。
    養父陸徳志と一心の再会のシーンは感動する。
    一心は日中共同プロジェクト「宝華製鉄」建設チームに加えられることで日本との関わりを持つようになる。月梅との間に一人娘も設け、中国人として幸せに生きている一心。
    日中共同プロジェクト側には陸一心の実の親松本耕次が関わっており、読者として実の親と育ての親の心情のどちらにも味方したくなる。

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    2026年04月09日
  • 約束の海

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    久しぶりに思い出してみたら感想書いてなかったのか。
    山﨑さんらしく社会問題をテーマした壮大なストーリー。。。になってたんだろうね。
    本当にまだこれからと言うところで。残念ではあるけど、想像を掻き立てられるのはそれはそれでいいのかもしれない。

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    2026年03月18日
  • 大地の子(二)

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    正直思わぬ展開だった。ただひたすらに打ちひしがれる物語なのかと思い込んでいたから。
    ここまででも相当な苦難、よくぞ生き延びたと。差し出された、差し伸べられた手を、衒いなく自らも手を伸ばし、応える。過酷な状況下、ここまで素直に…いや、だからこそ、なのかもしれない。
    信じることを諦めなかった一心の、人としての在り方を見た。

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    2026年03月12日
  • 大地の子(四)

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    読破。といった感じ。
    陸一心の最後のセリフ「大地の子です」で、なんともいえない感情になった。
    自分自身も周りの家族や友人も純日本人しかいないので、自身の祖国はどこなのか、ルーツはなんなのかという点を深く考えたことがなかった。
    が、この本を読んで、改めて自身のルーツや祖国、故郷があるということは、心理的に大きな安心感をもたらすものなのだと知った。
    生活していく中で、差別を受けたり、奇異な目で見られたりしながら、常に緊張感を持たなければならないことがどれほどストレスなのだろうか。
    今日本にいる移民の方々に思いを巡らせた。

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    2026年02月21日
  • 約束の海

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    ネタバレ

    未完の作品。
    約束の海とは、父親が兵士として訓練した愛媛の海で、父親と息子の戦争の無い平和を約束することであった。

    あらすじ
    潜水艦くろしおのクルーである花巻は、海上自衛隊として働く。日本を守るために働いているが、その仕事の認知度は低く、家にも帰れず、彼女もいない。
    そんな花巻がフルート演奏者の頼子と出会い好きになる。演奏会を聞きに行き、少し話す中で互いに好意を抱く。
    しかし、そんな中悲劇が起こる。花巻の乗るくろしおが海上運転中に遊漁船と衝突し、遊漁船に乗られてた乗員30人以上が犠牲となる事故を起こす。社会は海上自衛隊を非難し、取り調べも辛い時期を過ごす。
    そんな中でも真実を知りたいと思う頼

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    2026年02月06日
  • 大地の子(三)

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    カツオとあつこの再会シーンは涙が出た
    中国の国柄や人の気質がとてもよく描かれていて、今も昔も「中国人」のキャラクターは変わらないなと思う
    一方で、日本が中国に対して戦争の賠償をしていなかったことや、日本が中国にしてきた数々の事件を考えると、中国から反日感情を向けられて当たり前だなという新たな視点も持つことができた

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    2026年02月01日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    終始、悲しい気持ちになっていた。
    そのせいであまり進みが良くなかった。読み終えるまで時間がかかった。
    四巻へ続く。

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    2026年02月01日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    「白い巨塔」を読み終えて、感動収まらぬまま「沈まぬ太陽」を読みました。やはり壮大な舞台でため息が出るほど素晴らしい作品でしたが、恩地くんにはもう少し日本の家族を大切にして欲しかったという共感しづらい部分が多すぎました。

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    2026年02月01日
  • 白い巨塔(五)

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    ネタバレ

    全編通しての感想。

    こんな面白い小説が1965-1969年に完成していたなんて!

    里見が財前のことを「可哀想な奴」と表現していたけど、本当にその通りだと思う。
    財前は周囲の期待に応えようと必死だったんだ。
    最初はお母さんの期待や助けになりたいという思いが、だんだん周りの金と権力に溺れたタヌキ親父たちにいいように使われて…。
    途中、「はやく失脚しろ」などと思ってしまったけど、財前はただ必死だっただけなんだと思うとやるせなくなった。
    大河内教授への封書は、最期に財前自身が本当に願ったことだったのかな。そうと思いたい。

    里見は、善人・ヒーローに見えるけど危うい人だと思った。
    行いを否定するもの

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    2026年01月30日
  • 不毛地帯 第五巻

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    ソ連軍に捕まり、シベリアで抑留生活を余儀なくされた主人公が、日本に戻り商社の中で成り上がっていく話です。
    戦後のどん底の日本を、先進国まで成長させた自分の祖父世代は、こんな志で仕事をしていたのかなと思うと、胸が熱くなります。
    内容も濃いですが、ページ数も多いので、読むのに結構時間がかかってしまいましたが、楽しく読めました。

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    2026年01月22日
  • 不毛地帯 第四巻

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    ソ連軍に捕まり、シベリアで抑留生活を余儀なくされた主人公が、日本に戻り商社の中で成り上がっていく話です。
    戦後のどん底の日本を、先進国まで成長させた自分の祖父世代は、こんな志で仕事をしていたのかなと思うと、胸が熱くなります。
    内容も濃いですが、ページ数も多いので、読むのに結構時間がかかってしまいましたが、楽しく読めました。

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    2026年01月22日
  • 不毛地帯 第三巻

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    ソ連軍に捕まり、シベリアで抑留生活を余儀なくされた主人公が、日本に戻り商社の中で成り上がっていく話です。
    戦後のどん底の日本を、先進国まで成長させた自分の祖父世代は、こんな志で仕事をしていたのかなと思うと、胸が熱くなります。
    内容も濃いですが、ページ数も多いので、読むのに結構時間がかかってしまいましたが、楽しく読めました。

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    2026年01月22日
  • 不毛地帯 第二巻

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    ソ連軍に捕まり、シベリアで抑留生活を余儀なくされた主人公が、日本に戻り商社の中で成り上がっていく話です。
    戦後のどん底の日本を、先進国まで成長させた自分の祖父世代は、こんな志で仕事をしていたのかなと思うと、胸が熱くなります。
    内容も濃いですが、ページ数も多いので、読むのに結構時間がかかってしまいましたが、楽しく読めました。

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    2026年01月22日
  • 不毛地帯 第一巻

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    ソ連軍に捕まり、シベリアで抑留生活を余儀なくされた主人公が、日本に戻り商社の中で成り上がっていく話です。
    戦後のどん底の日本を、先進国まで成長させた自分の祖父世代は、こんな志で仕事をしていたのかなと思うと、胸が熱くなります。
    内容も濃いですが、ページ数も多いので、読むのに結構時間がかかってしまいましたが、楽しく読めました。

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    2026年01月22日
  • 不毛地帯 第一巻

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    戦争を知らない世代におすすめ。
    現代とは違う日本人の物語。厳しく残酷な時代を生き抜く力と、社会が穏やかで豊かさに向かうとともにエゴに飲み込まれてゆく人間の未熟さ。
    グローバリズムを超えて新しい時代に向かう今、時代を跨いで生きるヒントに溢れる名作。

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    2026年01月18日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    色々言いたい事あるわ。
    でも、サラリーマン。
    気持ちはわかるが、サラリーマンなんだよ。
    恩地くん、我慢してはよ日本に帰れ。

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    2026年01月04日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    モデルとなったJALが、当時いかに腐敗していたのかがよく分かる一巻でした。
    労働組合の内情や政治との癒着、そして当時の社会情勢まで丁寧に描かれており、物語としてだけでなく非常に勉強になります。組織の論理に翻弄されながらも信念を曲げない恩地の姿が強く印象に残りました。
    この先、彼がどのような運命を辿るのかが気になって仕方ありません。

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    2025年12月28日
  • 約束の海

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    父が貸してくれた本で、実際にあった潜水艦事故とは知らずに読みました。
    過酷な潜水艦での生活や任務の様子が興味深く、これからどうなる!?と思ったところで、本が終わり、そこで未完と知りました。
    巻末に、山崎豊子さんが書き残した第2、3部の構想が書かれています。
    完成したら山崎豊子さんらしい壮大な作品になったことだろうな。

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    2025年12月27日
  • 大地の子(四)

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    ネタバレ

    85/100

    当時の中国の現状とフィクションがあまりに綺麗に描写されている。なかなかここまでリアルに切り込んでるものはないと思う。

    親子との絆が、陸一心として松本として、自身のアイデンティティに悩まされながらも、結局大地に根を張り巡らせ生きてきた中国としての誇りを忘れずに過ごしていくことへの並々ならぬ覚悟を示して終わっていた。

    労会に送られどんなに辛い目に遭わされていたとしても自分の家族を痛めつけた国であっても、それ以上に感じ取るものがあったのだろう。

    何より陸徳志があまりにできた人間すぎると言うのもありそう。

    自分の知見を広げると言う意味でもタメになる本でもあった。

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    2025年12月14日