山崎豊子のレビュー一覧

  • 女の勲章(上)

    Posted by ブクログ

    そうなのか?これはひょっとしてそうなのか?と思ってたら、
    やっぱりそういう結末。
    わかっているのにとまらない。

    0
    2009年10月07日
  • 女の勲章(上)

    Posted by ブクログ

    山崎豊子の一番最初の新聞連載小説だったという「女の勲章」。
    新聞連載ものだけあって短いスパンでヤマが設定されており、
    一気に読まずにはいられない内容でした。
    しかし・・・衝撃のラストに愕然。
    いつこの「男性マネージャー」が痛い目をみて主人公が女性の
    幸せを掴むのかが気になって気になって、
    一気に朝まで読みふけってしまったのに、
    最後がこれじゃ、あまりにも悲しすぎる・・・・。



    解説によると、山崎豊子は「究極の現実主義」なのだそう。
    結局現実はオンナを弄びながらビジネスのダシに使って、
    上手く立ち回る者の勝ちなのか???
    ・・・悲しすぎる(涙)


    でも、ビジネスの世界を知るという意味では、勉強になる部分も多い
    内容でした。

    0
    2009年10月04日
  • 女の勲章(下)

    Posted by ブクログ

    式子は、銀四郎の強引なまでの求愛を受け入れる。だが銀四郎は、なぜか三人の弟子たちとも次々に関係を結ぼうとする。そうしたなか、式子は学院の理事に招請した銀四郎の恩師の静謐なたたずまいに心を奪われるのだが・・・。銀四郎の辣腕で、服飾デザイナーの頂点に昇りつめる式子。愛人の死亡記事をも広告料に換算する銀四郎。不照りのたどる愛と打算の相克をリアルに追った野心作。

    0
    2009年10月04日
  • 女の勲章(上)

    Posted by ブクログ

    大阪船場に生まれ若くして両親を失った大庭式子は、三人の若い弟子たちと甲子園に聖和服飾学院の新校舎を建設する。一方、学院に出入りし、さまざまな場面で式子をサポートする八代銀四郎は、東京の名門大学を卒業し、一流会社に就職しながら、一年でサラリーマンに見切りをつけた経歴の持ち主。銀四郎の商才にたけた巧の手腕で、式子は虚飾のファッション界の階段を昇っていく。

    0
    2009年10月04日
  • 白い巨塔(五)

    Posted by ブクログ

    舞台となる昭和30年代は自分の両親が生まれた年代。写真は白黒だしテレビも一般家庭に普及はしておらず、洗濯もまだ洗濯板だったと聞く。片や自宅に風呂がなく銭湯通い、片や薪で湯を湧かしていたらしい。現代から見ると随分遠くに感じるが、本作は人間の内面にスポットが当てられており、時代を感じる背景描写はあっても内容に古臭さは感じられない。何度も映像化されている所以なのだろうなと思った。

    しかし主要な登場人物の誰にも全幅の感情移入は出来なかった。それぞれに良いところと悪いところがあったように思う。
    主人公の財前五郎は傲慢で自尊心が強く、上にへつらい下には厳しく、過失を隠蔽しようとしたり、いけ好かない悪人のように描かれるが、しかしながら母思いであったり、アウシュビッツや黒部ダムを見学して畏怖したりとごく普通の人間性も併せ持っている。決して褒められた人間ではないが、カリスマ性やお調子者といった側面もあり、憎らしいだけの人物でなない。裁判は主人公の不遜と怠慢が招いたことであり、亡くなった患者も家族も不憫ではあるが、かと言って遺族の感情的な様子に全面的に寄り添うことは出来なかった。会社が倒産した、生活が苦しい、全部財前五郎のせいだと言うが本当だろうか。患者がひとりで回していたという中小企業のリスクを存分に把握していながら普段から何のリスクヘッジも取っていなかったのは自分達の過失だろうし、亡くなった患者に顔向け出来ないというような思い込みで店の維持に拘ったり、財政が苦しいのに弁護人の厚意に甘えて控訴したり、取り立てに薄情だと泣き縋る姿は理解し難かった。また弁護人の争点についても結果論ではと思うところが多い。理想論を振りかざして様々な課題や背景を抱えた現実の事情を無視して殴りかかっているように感じられたし、医学的見地という観点からは財前側の言い分の方にも理があると思ったので、作中でもそのように反論されていたり、判決でも棄却されたのは現実的で良かった。振り返って見ると主人公はやはり医者としては本当に優秀でしかないのだが、真摯な性格だったなら遺族に訴えられて拗れることも無かったのでないのかなと思う。一体どうしてこんなに増長してしまうことになったのかと考えると封建的な医療の世界にもひとつ原因はあるように思える。主人公の末期に義父、学長、前任教授は何を感じただろう。
    主人公との対比で描かれた里見は真摯で実直な姿から好感度も高いが、裏を返せば融通の利かなさに危うさも感じた。患者に肩入れし過ぎたり、家族を顧みなかったり、清濁併せ呑むことを知らないと言うのは時に周囲を無自覚に傷つけてしまうなと痛ましく思った。紆余曲折ありながらも本人にとってはより良い環境に身を置けたのは見守るこちらとしても幸いだった。
    色んなあくどい人物達も出てきたが、個人的に一番不快だったのは東教授の娘だった。訴訟に熱心だったが被害者がかわいそうというより里見への下心を行動原理として動いていたようにしか見えない。元婦長の都合や心情を無視してしつこく絡み、時に父の権威を持ち出しながら説得し、そうしながら里見と比較して父をなじったり、一体どういう立場で何様のつもりなのかとその振る舞いには終始苛立ちを覚えた。

    本書は本来3巻までで一度は完結しており。4〜5巻は反響を経た上で描かれたということで確かにやや蛇足に感じたが、それでもあの結末は印象的だった。財前五郎は人としては本当に問題の多い人物だったが医学に身を置く者としては間違いなく一流だったのだと感じられた。それだけに憎まれながらもその才が惜しまれるという強い余韻の残る読後感になっていたと思う。

    0
    2026年11月02日
  • 不毛地帯 第一巻

    Posted by ブクログ

    悲しいシベリア抑留の記憶、その場で自決した方が楽だったのでは無いかと思うほどでした。第二の人生どうなるか楽しみです。

    0
    2026年10月26日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

    Posted by ブクログ

    某ドラマの倍返しだ!なんて展開はもちろんなく、現実は厳しい。
    事実を元に小説的に構築されたとのことだが、よく出版されたと思う。あの痛ましい事故を詳しく知れてよかった。
    ずっと忘れないでいたいです。

    0
    2026年10月07日
  • 不毛地帯 第四巻

    Posted by ブクログ

    しばらく中断していた瀬島龍三がモデルの小説を再開。ロッキード、フォード・マツダ提携話の次は油田開発の話。現地の描写、トローリングの場面などディテールが極めてリアル。
    瀬島は毀誉褒貶の激しい人物であるが、この本ではとてもいい人。

    0
    2026年10月05日
  • 不毛地帯 第五巻

    Posted by ブクログ

    堂々の完結編。シベリアという白い不毛地帯で始まり、イランという赤い不毛地帯で終わる。遂に石油が出たときは思わず興奮してしまった。
    恩人である社長と刺し違えるなどちょっとかっこよすぎの感あり。

    0
    2026年10月05日
  • 華麗なる一族(中)

    Posted by ブクログ

    父親・大介と長男・鉄平の確執は、その出生の秘密と相まってエスカレートし、かなりドロドロして来た。しかし話をかなり忘れていることにすこし呆然としてしまう。。。

    0
    2026年10月05日
  • 華麗なる一族(上)

    Posted by ブクログ

    大学のときに読んだのを再読。10数年経ってから読むと印象もだいぶ違う。万俵一族の外面の華麗っぷりと内面の荒廃っぷりは相変わらず。
    銀行に統一会計基準が適用されるという話など隔世の感があるが、預金獲得戦争中の下関支店長のセリフで「銀行員は頭ではなく足で稼ぐもの」というのが印象的。

    0
    2026年10月05日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

    Posted by ブクログ

    主な舞台はナイロビ。そもそもJAL便が就航してない所に飛ばされて、鬱々とした日々を過ごす主人公。
    ハンティングの場面が多く出てくるが、山崎豊子の狩りの場面はいつも臨場感があっていい。

    0
    2026年10月05日
  • 沈まぬ太陽(五) -会長室篇・下-

    Posted by ブクログ

    シリーズ完結編。後味は何とも悪いが、結局体質は変えることが出来ず、結局は破綻に至ったということか。
    また瀬島龍三が出てきたが、不毛地帯と違ってここではかなり感じ悪い人物に。

    0
    2026年10月05日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

    Posted by ブクログ

    今回は御巣鷹山編ということで、全面的にJAL御巣鷹山事故の話が続く。現場や犠牲者が機内で書いた遺書など、かなりリアルな描写が続く。
    これを読むと飛行機に乗るのがちょっと怖くなる。

    0
    2026年10月05日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

    Posted by ブクログ

    新たに会長が送り込まれ、それに伴って主人公も会長室の部長に抜擢される。しかしそこから苦難の道のりが。。。
    新労組幹部の腐敗ぶりは高杉良の「労働貴族」を彷彿とさせる。

    0
    2026年10月05日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

    Posted by ブクログ

    JALの組合委員長が経営層から疎んじられ、カラチ、テヘラン、ナイロビと10年もたらい回しにされる。
    実在の人物モデルとなっているらしいが、よくこんな目に遭いながらも耐えられるもんだと思う。
    根性なしの自分なら半年もたなそう。

    0
    2026年10月05日
  • 大地の子(一)

    Posted by ブクログ

    ずっと積んであったやつにようやく着手。中国残留孤児が散々な目に遭いながらも善良な中国人に育てられ、これからという時に
    文化大革命で労働改造所送りになってまた散々な目に遭うという全面的に悲惨な話。

    0
    2026年10月05日
  • 大地の子(二)

    Posted by ブクログ

    親友の尽力もあり、ついに労働改造所を出た主人公。命の恩人の看護婦との運命的に再会し、結婚する。
    その後、日本語と技術力を買われ、日中共同で最新鋭製鉄所を作る巨大プロジェクトに参画することに。

    0
    2026年10月05日
  • 大地の子(三)

    Posted by ブクログ

    製鉄所プロジェクトの日本サイドの責任者・松本は、かつて満州で妻子と生き別れていた。製鉄所を巡り松本と
    激しくやり合う主人公だが、皮肉な運命が待っていた!という展開に。

    0
    2026年10月05日
  • 運命の人(二)

    Posted by ブクログ

    弓成が入手した極秘文書、実は外務省女性事務官と懇ろになって持ち出させたものだった。。。ここからは殆ど法廷場面で、とことん下半身ネタで攻めてくる国(検察)サイドとの戦いに。

    0
    2026年10月05日