山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
山崎豊子の一番最初の新聞連載小説だったという「女の勲章」。
新聞連載ものだけあって短いスパンでヤマが設定されており、
一気に読まずにはいられない内容でした。
しかし・・・衝撃のラストに愕然。
いつこの「男性マネージャー」が痛い目をみて主人公が女性の
幸せを掴むのかが気になって気になって、
一気に朝まで読みふけってしまったのに、
最後がこれじゃ、あまりにも悲しすぎる・・・・。
解説によると、山崎豊子は「究極の現実主義」なのだそう。
結局現実はオンナを弄びながらビジネスのダシに使って、
上手く立ち回る者の勝ちなのか???
・・・悲しすぎる(涙)
でも、ビジネスの世界を知る -
Posted by ブクログ
一巻では、陸一心(松本勝男)が日本人孤児であるがゆえに冤罪で労改に送られて囚人として働かされる辛苦を舐める。二巻では、のちに妻となる看護婦月梅の勇気ある手紙により養父陸徳志は献身的に人民来信来訪室に働きかけ陸一心は釈放される。
養父陸徳志と一心の再会のシーンは感動する。
一心は日中共同プロジェクト「宝華製鉄」建設チームに加えられることで日本との関わりを持つようになる。月梅との間に一人娘も設け、中国人として幸せに生きている一心。
日中共同プロジェクト側には陸一心の実の親松本耕次が関わっており、読者として実の親と育ての親の心情のどちらにも味方したくなる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ未完の作品。
約束の海とは、父親が兵士として訓練した愛媛の海で、父親と息子の戦争の無い平和を約束することであった。
あらすじ
潜水艦くろしおのクルーである花巻は、海上自衛隊として働く。日本を守るために働いているが、その仕事の認知度は低く、家にも帰れず、彼女もいない。
そんな花巻がフルート演奏者の頼子と出会い好きになる。演奏会を聞きに行き、少し話す中で互いに好意を抱く。
しかし、そんな中悲劇が起こる。花巻の乗るくろしおが海上運転中に遊漁船と衝突し、遊漁船に乗られてた乗員30人以上が犠牲となる事故を起こす。社会は海上自衛隊を非難し、取り調べも辛い時期を過ごす。
そんな中でも真実を知りたいと思う頼 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全編通しての感想。
こんな面白い小説が1965-1969年に完成していたなんて!
里見が財前のことを「可哀想な奴」と表現していたけど、本当にその通りだと思う。
財前は周囲の期待に応えようと必死だったんだ。
最初はお母さんの期待や助けになりたいという思いが、だんだん周りの金と権力に溺れたタヌキ親父たちにいいように使われて…。
途中、「はやく失脚しろ」などと思ってしまったけど、財前はただ必死だっただけなんだと思うとやるせなくなった。
大河内教授への封書は、最期に財前自身が本当に願ったことだったのかな。そうと思いたい。
里見は、善人・ヒーローに見えるけど危うい人だと思った。
行いを否定するもの