山崎豊子のレビュー一覧

  • 運命の人(一)

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    (一巻から四巻まで合わせたレビューです。)

    大好きな山崎さんの(もしかすると最後になるかもしれない)長編小説。

    沖縄返還時の機密文書漏洩事件(西山事件)をテーマに、
    相変わらずの取材力&構成力で読者をぐいぐい引っ張っていきます。

    この分野は完全に無知でしたが、小説を通じて、
    昔の自民党の政治のやり方を目にすることができました。
    主人公の機密文書を入手した手段は、
    倫理的によい方法だとは言えませんが、
    それ以上に、臭いものに蓋をする昔の自民党の政治家や官僚にも、
    沖縄の人たちだけでなく、日本人全員が
    もっと憤りを感じるべきなんでしょう。
    現在も普天間基地移設問題で民主

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    2021年06月24日
  • しぶちん

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    長編が注目される山崎豊子作品。でも短編は、そのあまりの短さに(長編が本当に長い反動もあって)一気に読める。

    船場のごりょんさんを目指す女の生き方、婚約に大金が動くわけ、倹約とは、商売とは何か。人生の生き方の一例がちりばめられた一冊。

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    2011年06月11日
  • 暖簾

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    なにわのあきんどのど根性はすごいなぁー。今はもうこれほど暖簾に誇りとプライドをかけてる船場の商人なんて大阪にはおらんかもなぁ。戦争や震災にあっても裸一貫で立ち上がるこのど根性見習いたいもの。

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    2013年05月09日
  • 大地の子(二)

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    一巻は激動の時代と言う感じで、この二巻で物語りが繋がり、急展開します。
    やはり考えさせられるのは中国との戦争ですね。
    日本軍が行った事は事実として恐ろしい事ですし、許される事でもありません。
    やはり日本はもっと、過去行った事の教育が必要だと思います。
    確かに、中国の教育を見る行き過ぎた教育にも思いますが、間違い無く事実です。
    でももっと酷い現実は、アメリカは日本に原爆を落としているのです。

    物語は奇跡的に社会的地位を作った、陸一心が表舞台に出始めます。
    それぞれの過去を抱えつつ人間関係も複雑に絡みます。
    本当に傑作です。

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    2010年12月06日
  • 運命の人(二)

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    山崎が超高名な作家でありながら、「ユーザ数」が伊坂や村上に比べて異様に少ないということは、Mediamarkerを使う人は、TVドラマ化された作品か、わざわざ自分たち世代向けにオピニオンリーダ?やマスコミが宣伝してくれる小説しか読まないということか・・。

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    2018年10月14日
  • ぼんち

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    2010/02/12

    初 山崎豊子。

    船場の古いしきたり
    関西人は野暮だと聞くけど、これは粋な文化だと思った。

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    2010年03月15日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    ネタバレ

    やばいやばいやばい。
    おもしろいおもしろいおもしろい。

    山崎豊子さんの本は、「白い巨塔」「女系家族」「華麗なる一族」などを読んで来ましたが、なんとなく文章(特に会話の部分)に古さを感じて、おもしろいんだけど読むのに疲れる…という感じでした。
    しかし、しかし! (一人盛り上がる)これは、比較的最近に書かれた物だからなのか、その古臭さがまるでなく、もう夢中で読みました。
    恩地元のやってることは正しい、まっすぐで正しくて、こうあるべきなんだろうけど、やっぱり私は妻と子供の母親としての目線で見てしまうので、「私たちのためを思うなら、もうちょっと妥協しても…」と感じてしまう。
    でもそれじゃあダメなんだ

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    2023年09月20日
  • 女の勲章(下)

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    そうなのか?これはひょっとしてそうなのか?と思ってたら、
    やっぱりそういう結末。
    わかっているのにとまらない。

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    2009年10月07日
  • 女の勲章(上)

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    そうなのか?これはひょっとしてそうなのか?と思ってたら、
    やっぱりそういう結末。
    わかっているのにとまらない。

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    2009年10月07日
  • 女の勲章(上)

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    山崎豊子の一番最初の新聞連載小説だったという「女の勲章」。
    新聞連載ものだけあって短いスパンでヤマが設定されており、
    一気に読まずにはいられない内容でした。
    しかし・・・衝撃のラストに愕然。
    いつこの「男性マネージャー」が痛い目をみて主人公が女性の
    幸せを掴むのかが気になって気になって、
    一気に朝まで読みふけってしまったのに、
    最後がこれじゃ、あまりにも悲しすぎる・・・・。



    解説によると、山崎豊子は「究極の現実主義」なのだそう。
    結局現実はオンナを弄びながらビジネスのダシに使って、
    上手く立ち回る者の勝ちなのか???
    ・・・悲しすぎる(涙)


    でも、ビジネスの世界を知る

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    2009年10月04日
  • 女の勲章(下)

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    式子は、銀四郎の強引なまでの求愛を受け入れる。だが銀四郎は、なぜか三人の弟子たちとも次々に関係を結ぼうとする。そうしたなか、式子は学院の理事に招請した銀四郎の恩師の静謐なたたずまいに心を奪われるのだが・・・。銀四郎の辣腕で、服飾デザイナーの頂点に昇りつめる式子。愛人の死亡記事をも広告料に換算する銀四郎。不照りのたどる愛と打算の相克をリアルに追った野心作。

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    2009年10月04日
  • 女の勲章(上)

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    大阪船場に生まれ若くして両親を失った大庭式子は、三人の若い弟子たちと甲子園に聖和服飾学院の新校舎を建設する。一方、学院に出入りし、さまざまな場面で式子をサポートする八代銀四郎は、東京の名門大学を卒業し、一流会社に就職しながら、一年でサラリーマンに見切りをつけた経歴の持ち主。銀四郎の商才にたけた巧の手腕で、式子は虚飾のファッション界の階段を昇っていく。

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    2009年10月04日
  • 白い巨塔(四)

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    【選挙活動範囲の拡大と控訴審/人を動かすものは結局何なのか?利か?義か?】
    ・物語は大きく3つの方向へ
     1.浪速大学病院を辞めた里見は近畿医療癌センターで研究と診療活動を続け、知見を深めながら信頼出来る仲間を増やしていく
     2.裁判に勝利した財前は、権力拡大に向けた鵜飼医学部長の思惑もあり、注力研究領域や予算等を議論する日本学術会議への立候補を決め、控訴審と並行して政治活動を進める(*注力分野や予算を議論する「医者の国会議員」に当たる)
     3.手術で亡くなった佐々木庸平の遺族は、残された佐々木商店の経営と控訴審の準備に奔走する。経営状況が日々悪化し生活が追い詰められていく中、裁判に勝つことを

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    2026年07月05日
  • 白い巨塔(三)

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    【医事裁判の難しさ/正義とは何か】
    ・ドイツ出張中に、短時間での胃癌摘出手術を成功させ賞賛を受け、ドイツ外科学会の名誉会員資格を得る等、最高の成果を獲得したかに見えた財前は、自身の誤診を訴えられた医事裁判に帰国直後から向き合うことになる
    ・『①断層撮影等の検査を怠り肺転移を見逃し、②また適切な手術・術後治療を行わなかったことにより患者が死亡した』と誤診を訴える原告と、『③転移の可能性を理解しながら肺結核の名残りと合理的に診断し、④手術・術後治療の指示も適切に行った』という被告(財前)双方の主張が真っ向から対立、夫々の主張を裏付ける為の、別大学医学部教授の専門的意見、証言をコントロールする為の根

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    2026年07月04日
  • 白い巨塔(二)

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    【権力を手にした人間がどう変わるか/人の顔が変わるとはどういうことか】
    ・3人の候補者(財前、菊川、葛西)が教授選に出揃い、一回目の投票では誰も総票数30の過半数を取れず、選挙は決選投票にもつれ込む
    ・選考委員長の大河内教授に「不正と欺瞞に満ちた気配が濃厚な選挙」と喝破された教授選を財前は2票差で勝利し、晴れて教授になる
    ・その決め手になったのは、1回目で落選した葛西に投票した野坂派7票であり、それが財前、菊川夫々に割れたもの
    ・財前陣営に対して野坂はおめでとうと言い、敗れた菊川(東)陣営にはその参謀(今津教授)の力不足だと非難し、絶妙なバランスで切り抜ける
    ・教授となった財前の態度は尊大にな

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    2026年07月04日
  • 運命の人(四)

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    最終巻は、沖縄の話。私自身、まだ沖縄に行ったことはなく、沖縄の地上戦や米軍基地、米兵の暴力問題などは、新聞やニュースである程度の知識はあっても、どこか他人事でした。

    4巻を読んでいる時に、6/23の沖縄の慰霊の日をニュースで目にし、日本人として現地に行って、沖縄の歴史を学ばなければ。。。と思わされました。

    最後に、弓成と由里子が再会し、ハッピーエンドとは言えないが、夫婦愛も感じられたのは良かったと思います。

    著者 山崎豊子さんのあとがきに、ご自身の戦時中やひめゆりの塔にお参りした体験が綴られ、「基地の統廃合には、日本の外交、防衛のありようが集約されている。再び取り返しのつかない不幸な事故

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    2026年06月28日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    利権に関してのそれぞれの立場、考えなどが描かれていて、3巻とはまた違った苦々しさを覚える作品でした。500ページ以上読んで人間の嫌な面を感じて、最後の最後に残された被害者家族の声が出てきたとき、思わず涙ぐみました。次が最終巻、恩地さん、国見会長、どのような立ち回りをしてフィナーレとなるのか期待しています。

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    2026年06月07日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    実際に自分の利益のことしか考えていない悪人が一人いると、そこまで悪どい考えを持っていなくても己の出世のために同調する者が生まれ、こうして企業や政治家の腐敗が進んでいくんだと思った。
    4巻では、そこで良心を持ち続けたまま働くことがいかに過酷かを思い知らされた。

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    2026年06月06日
  • 約束の海

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    潜水艦好きで山崎豊子が題材にしてるというので読んでみた。文庫1冊だし山崎豊子スタートとしてはいいかなと思ったらまさかの未完!三部構想なのに第一部(2013年7月)のみで著者逝去。あとは取材メモからの概略が載っていた。「二つの祖国」も絡むという二部三部が気になって仕方ない。

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    2026年06月06日
  • 二つの祖国(一)

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    小栗旬スペシャルドラマで存在を知った本作。やっと原作を読めた。
    大好きな山崎豊子作品なだけあって、当時の時代情勢から人物や周囲の描写、空気感までリアルに味わうことができた。
    この時代を日本アメリカでない別の視点で描くとこうなるのか…とより解像度高く当時の記憶にアクセスできたように思う。
    シンプルに戦争、核兵器、差別が生むものは何ひとつない。排他主義が蔓延る現代にこそ、もう一度読んでもらいたい作品。
    ラストの主人公の結末にはやや不満である。

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    2026年06月05日