山崎豊子のレビュー一覧

  • 大地の子(二)

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    一巻は激動の時代と言う感じで、この二巻で物語りが繋がり、急展開します。
    やはり考えさせられるのは中国との戦争ですね。
    日本軍が行った事は事実として恐ろしい事ですし、許される事でもありません。
    やはり日本はもっと、過去行った事の教育が必要だと思います。
    確かに、中国の教育を見る行き過ぎた教育にも思いますが、間違い無く事実です。
    でももっと酷い現実は、アメリカは日本に原爆を落としているのです。

    物語は奇跡的に社会的地位を作った、陸一心が表舞台に出始めます。
    それぞれの過去を抱えつつ人間関係も複雑に絡みます。
    本当に傑作です。

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    2010年12月06日
  • 不毛地帯 第一巻

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    大本営参謀、伊藤忠会長の瀬島龍三さんがモデルの長編小説
    (山崎豊子さんは否定しているが)

    シベリア抑留であったり、
    日本の高度成長期のビジネスだったり

    なんだか読んでて熱くなる本でした。

    この頃の方が今よりビジネスは色々と夢があって
    面白かったんだろうなと。

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    2019年01月16日
  • 運命の人(二)

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    山崎が超高名な作家でありながら、「ユーザ数」が伊坂や村上に比べて異様に少ないということは、Mediamarkerを使う人は、TVドラマ化された作品か、わざわざ自分たち世代向けにオピニオンリーダ?やマスコミが宣伝してくれる小説しか読まないということか・・。

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    2018年10月14日
  • 女系家族(下)

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    実は私も船場生まれ。こいさんですぅ。米倉涼子主演のドラマで興味を持ち読みました。山崎豊子さんは人間の欲とか書かせたら天下一品です!

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    2010年11月27日
  • ぼんち

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    2010/02/12

    初 山崎豊子。

    船場の古いしきたり
    関西人は野暮だと聞くけど、これは粋な文化だと思った。

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    2010年03月15日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    ネタバレ

    やばいやばいやばい。
    おもしろいおもしろいおもしろい。

    山崎豊子さんの本は、「白い巨塔」「女系家族」「華麗なる一族」などを読んで来ましたが、なんとなく文章(特に会話の部分)に古さを感じて、おもしろいんだけど読むのに疲れる…という感じでした。
    しかし、しかし! (一人盛り上がる)これは、比較的最近に書かれた物だからなのか、その古臭さがまるでなく、もう夢中で読みました。
    恩地元のやってることは正しい、まっすぐで正しくて、こうあるべきなんだろうけど、やっぱり私は妻と子供の母親としての目線で見てしまうので、「私たちのためを思うなら、もうちょっと妥協しても…」と感じてしまう。
    でもそれじゃあダメなんだ

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    2023年09月20日
  • 女の勲章(下)

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    そうなのか?これはひょっとしてそうなのか?と思ってたら、
    やっぱりそういう結末。
    わかっているのにとまらない。

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    2009年10月07日
  • 女の勲章(上)

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    そうなのか?これはひょっとしてそうなのか?と思ってたら、
    やっぱりそういう結末。
    わかっているのにとまらない。

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    2009年10月07日
  • 女の勲章(上)

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    山崎豊子の一番最初の新聞連載小説だったという「女の勲章」。
    新聞連載ものだけあって短いスパンでヤマが設定されており、
    一気に読まずにはいられない内容でした。
    しかし・・・衝撃のラストに愕然。
    いつこの「男性マネージャー」が痛い目をみて主人公が女性の
    幸せを掴むのかが気になって気になって、
    一気に朝まで読みふけってしまったのに、
    最後がこれじゃ、あまりにも悲しすぎる・・・・。



    解説によると、山崎豊子は「究極の現実主義」なのだそう。
    結局現実はオンナを弄びながらビジネスのダシに使って、
    上手く立ち回る者の勝ちなのか???
    ・・・悲しすぎる(涙)


    でも、ビジネスの世界を知る

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    2009年10月04日
  • 女の勲章(下)

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    式子は、銀四郎の強引なまでの求愛を受け入れる。だが銀四郎は、なぜか三人の弟子たちとも次々に関係を結ぼうとする。そうしたなか、式子は学院の理事に招請した銀四郎の恩師の静謐なたたずまいに心を奪われるのだが・・・。銀四郎の辣腕で、服飾デザイナーの頂点に昇りつめる式子。愛人の死亡記事をも広告料に換算する銀四郎。不照りのたどる愛と打算の相克をリアルに追った野心作。

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    2009年10月04日
  • 女の勲章(上)

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    大阪船場に生まれ若くして両親を失った大庭式子は、三人の若い弟子たちと甲子園に聖和服飾学院の新校舎を建設する。一方、学院に出入りし、さまざまな場面で式子をサポートする八代銀四郎は、東京の名門大学を卒業し、一流会社に就職しながら、一年でサラリーマンに見切りをつけた経歴の持ち主。銀四郎の商才にたけた巧の手腕で、式子は虚飾のファッション界の階段を昇っていく。

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    2009年10月04日
  • 約束の海

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    2025/10/27 読み終わった

    山崎豊子さんの遺作。3部構成を予定されていて、第一部完結、までが完成している。第二部第三部は大まかな流れのみが決まっていて、それもこの本に収録されている。

    秘書の方による解説が圧巻で、山崎豊子さんの飽くなき執筆意欲が伝わってきた。

    オーストラリア旅行のために持って行った。奇しくもシドニー海洋博物館で潜水艦の中を見学できて、この作品で描写されていた潜水艦の内部のディティールの正確さを確認できた。

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    2025年11月27日
  • 大地の子(一)

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    社会人になって久しぶりに読んだ山崎作品。残酷な話から前を向く話への起承転結がすばらしい。悪者を偏って悪者に描く嫌いはあるものの、丹念な取材と構築力はよむものを唸らせる。

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    2025年11月27日
  • 華麗なる一族(下)

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    一族の衰退の暗示まで丁寧に描かれていて、『華麗なる一族』全体を通して“盛者必衰”がテーマだったのだと強く感じました。登場人物の多くが報われない結末を迎える中で、二子がヨシヒコと結ばれたことだけが、わずかな救いになっています。

    また、物語の背景として物価高騰に悩む描写があり、現在の経済状況と重なる部分があることにも気づかされました。半世紀以上前の作品でありながら、今の時代にも通じるリアリティがあるのは、山崎豊子の筆の力だと思います。

    こうして読み終えると、華やかな一族の姿もその裏に潜む影も、すべてが心に残る余韻となり、まさに“時代を超える作品”だと感じさせられます

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    2025年11月20日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

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    読書本のオススメ本に載ってて、読んだ。
    当時の時代感や不条理に引き込まれて、一気に読んだ。
    総理帰国便の直前に社初のスト決行はスケールがでかすぎすると感じたけど、実話は、皇室の帰国便で更に、スケールが大きいのかなと感じた。

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    2025年11月20日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    WOWOW版ドラマを何度も見た。フジテレビ版の『不毛地帯』と並んで素晴らしいドラマだ。あちらは原作を読んだが、こちらはまだだったので、読んでみることにした。山崎豊子の小説は、テーマは硬派だがおもしろく、あっという間に読んでしまう。ドラマが予習にもなり頭にも入りやすい。スペクタクルはないが、淡々とおもしろい。

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    2025年11月19日
  • 大地の子(四)

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    今まさに中国様の虐めにあっている日本君ですが、とりえあずはこれでオーバーツーリズムが多少なりとも改善されるようなら心置きなく京都に遊びにいけるのでいい事ばかりじゃないですか。それとは別に先日底だと思って買った資生堂株が、ど真ん中の中国銘柄の為に更に底を掘り続け、地球の裏側まで突き抜けそうな勢いで、おい、今度は俺を虐める気かと今泣きながらキーボードを連打しております。涙で画面が良く見えねえなー、ああ、そうです、老眼ですよ。はい、皆様いかがお過ごしでしょうか。

    文化大革命から始まり、鄧小平の時代が舞台ですが、かの国の根本的な考え方は今でも何も変わってないと実感しますね。中国は戦後賠償を小日本鬼子

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    2025年11月18日
  • 華麗なる一族(中)

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    読み進めるほど、許せない登場人物が増えてきます。特に相子。二子には結婚を強要するくせに、自分は好き放題に恋愛していて、その神経を疑います。もともと大介の愛人で、しかも家庭教師だった立場を考えると、なおさら理解しがたい存在です。

    次に銀平。万樹子が流産したときの、あのあっけらかんとした態度には本当にがっかりしました。ただ一方で、銀平の考え方には現代のZ世代にも通じる部分があり、どこか自分の人生を諦めているような空気が伝わってきます。

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    2025年11月17日
  • 華麗なる一族(上)

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    山陽特殊製鋼や岡崎財閥をモデルにした社会派小説だと思って読み始めましたが、いい意味で期待を裏切られました。万俵家の家族関係は想像以上にこじれていて、「自分はこんな家に生まれなくて本当に良かった」と思うほどです。
    一方で、戦後日本の“貴族”のような暮らしぶりが細かく描かれており、その華やかさには引き込まれました。

    また、銀行の融資交渉のシーンは、後の『半沢直樹』がこの世界観をモデルにしたのではないかと思うほど緊迫感があり、独特の魅力があります。続きがますます楽しみです。

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    2025年11月14日
  • 大地の子(一)

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    81/100

    秒で吸い込まれる
    理不尽さ、そしてやるせなさのもと少しの希望や幸せを見いだして生きることへの執着が伝わってくる
    何がいいって日本人を美化せずに中国人と日本人の関係性を忠実に書いてくれるからこそしっかりと作品に向き合うことができる

    中国行く前に読み始めたからドキドキしながら旅行スタートした笑

    陸先生まじいい人

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    2025年11月09日