山崎豊子のレビュー一覧

  • ムッシュ・クラタ

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    山崎豊子を長編小説の人と思っていた私は、短編集を読むとまるで別人が書いているんじゃないかと思うほど、毛色の違う作品に驚かされる。

    長編大河とはまた違った、一話完結型の物語は、山崎作品を読破しようとするときのいいアクセントになると思う。

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    2011年06月12日
  • 女の勲章(上)

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    久々に山崎豊子さんの作品を読んだが、おもしろい!
    大阪の服飾学校を舞台に繰り広げられる女性の戦い。そこにつけ込み、女性たちを翻弄する銀次郎。
    下巻でどんな展開が待っているのか、楽しみだ。

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    2011年06月07日
  • 不毛地帯 第三巻

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    ネタバレ

    不毛地帯、第三巻。
    壱岐正は前巻にも増して、商社マンとして八面六臂の大活躍。

    なんですが、この巻ではついに奥さんの佳子が交通事故で他界。悲しいです・・・川又が亡くなった時以来の衝撃。
    佳子の初七日の後、家を出る誠、しのび泣きをする直子、そして、弔問に訪れた谷川元大佐に、自分の後悔と自責の念を吐露し、慟哭する壱岐・・・・。涙なしには読めません!

    さてビジネスの方ですが、第三巻ではフォーク社と千代田自動車の提携が中心に物語が進みます。
    壱岐の思うようにやれば、スムーズに事が運ぶのに~とやきもきしながら、エキサイト里井副社長の様子を伺います。エキサイト里井、略してエキサトイ。男の嫉妬が渦巻き、ま

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    2011年05月29日
  • 女系家族(下)

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    遺産相続を巡り対立する姉妹とその裏で巧みに糸をひく大番頭。
    そこにあらたな遺言が…愛人を交え壮絶な遺産争いにようやく幕が降りる。
    異様とも言える女系家族の執拗さに目が離せない。

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    2011年01月22日
  • 女系家族(上)

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    大阪老舗の女系家族。四代目が亡くなり、遺産相続に女の執念が渦巻く。更に四代目の妾まで加わり、激しい女の戦いが始まる。身内であろうがなかろうが、その激しさはえげつない。

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    2011年01月16日
  • 女系家族(下)

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    長女、次女、三女、そして、それぞれに加担する人間達が財産を少しでも多く得ようといろいろな策を弄する。そのときに、妾は父の子を妊娠しており物語が複雑化し、面白くなっていく。
    嫉妬や欲についてよく描写されており、いつの時代でもそういった感情は変わらないと再認識した一冊。

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    2011年01月10日
  • 花紋

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    先日訪問した富田林寺内町の旧杉山邸にいた歌人石上露子の自伝小説だったので興味津々で読みました。小説なのであくまでもフィクションでしょうけど、旧家の因習ってことのすごさ、家の大切さ。うーん、現代でもこういうのに縛られるってのはなかなか苦労するやろなぁ。と・・でも、皇室の方々なんかはもっとすごい縛りがあるんやろうなぁ。
    大きな家の中ほど、色々なものが渦巻いてドロドロとしている典型的なものなのか・・・
    身近に土地だけに、風景を想像しながらのめりこんで読みました

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    2010年12月26日
  • 大地の子(三)

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    ネタバレ

    妹の人生が悲しい。
    これはビジネス書ではないかと思える。
    山崎先生、あまりにスケールが大きくて、
    先生の本は自分が元気な時ではいと読めません。
    本に自分のエネルギーを吸われてしまいそうだからです。

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    2022年07月18日
  • 大地の子(二)

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    ネタバレ

    文化大革命の意味がわからない。
    どうして、優秀な若者の才能を潰そうとしたのだろう。
    それでも頑張った一心はすごい。

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    2022年07月18日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    「会社」のひどさに呆れます。
    実際にこんなことが起こっているとしたら
    コワい。JAL!!

    山崎豊子さんの取材力は、半端じゃないです。

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    2019年01月16日
  • ムッシュ・クラタ

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    山崎豊子作品は『女系家族』に続いて2作品目。
    短編4作品からなるこの本ですが、表題の『ムッシュクラタ』はほかの3作品とは異なる感じでした。
    一人の人物を違う人の目で見るという書き方。
    人によってこんなにも違う、しかし同じ人物。

    ・・・・・
    こんなにレビュー書くのが難しいとは。。。

    こうなってしまうと読んでくださいとしか言いようがない気がします。
    たぶん、感じ方も人によって違うと思いますし、読んでいる時の気持ちのあり方で捉え方も違うのですから。
    山崎豊子作品はもっと読んでみたい作家の一人になりました。

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    2010年11月28日
  • 二つの祖国(二)

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    二世の目でみる戦争の本は、初めてです

    必死で抵抗する日本兵が 気味悪くコワイです

    沢山ビラを撒いたのに
    降伏しなかったから、原爆が落とされたのかな

    沢山の被害...

    戦争は、おそろしい...


    だから、痴話喧嘩は要注意です
    夫婦、親子、仕事、友達...
    相手を受け入れたら 争い事が小さくおさまって
    笑顔が増えるかなぁ


    ...エイミー どうなるのかな...

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    2010年11月16日
  • 仮装集団

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    音楽が政党や経営者に利用され、大衆は翻弄される。作者の真骨頂は文章力に加え取材力だが、本著でも充分にうかがえる。著者の作品で一貫しているテーマは「正義」といってもよいだろうか。10.10.2

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    2010年10月02日
  • 二つの祖国(三)

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    二世の人と聞けば、生まれながらに母国語が2つも出来るから羨ましいと単純に英語で苦労している私は思ってしまうのだが、その両国が戦火を交えることになったとき、どれほど苦しむだろうか。
    主人公の天羽賢治には弟が二人いて、次弟は日本の大学に学んでいる間召集にあい、日本兵として出征する。一方アメリカに生まれ育ってそこから出たことのない末弟は、合衆国に対する当然の義務として米軍の志願兵となる。アメリカ市民としての義務を果たしたいと願う一方、両親の母国であり自分も10年間育った日本に対し、限りない愛着を持つ賢治は、その狭間で苦しむ。どれほど個人の能力が優れていたとしても、一介の市民に大きな歴史は容赦なく牙

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    2010年07月01日
  • 女系家族(上)

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    最初っから目が離せない展開で、とにかく先が気になって、一気に読んだ小説だった。
    大阪の老舗呉服問屋の当主が死んだ後、繰り広げられる遺産相続の壮絶な争い。しかも、四代続いた矢島家には、女系を尊ぶ伝統があるために、我儘放題に育てられた三人姉妹のいずれもが、自分の相続権を一分たりとも譲ろうとはしない。

    「華麗なる一族」も「白い巨塔」も「沈まぬ太陽」も、権力をめぐる闘争が大きなテーマだったけれども、この「女系家族」は、その中心にあるのが女性たちなので、その描き方もまた、男社会での争いとは様子が一味違っている。

    遺産相続の当事者である三人姉妹だけではなくて、その周りの、遺産管理人である大番頭や、長女

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    2020年07月15日
  • 不毛地帯 第四巻

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    「そんなこと心配しなくていいんだよ、会社で借りられるし、お父さんのことだ、贅沢なのを買わないから金の心配はいらないよ、総務部に、手頃なのを探して貰うことにしているよ」

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    2012年02月16日
  • 不毛地帯 第三巻

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    「いや、神森君や水島君が、よく手伝ってくれるので助かる、この間も三人で会員たちの原稿を整理しながら、思えば、あんな心身ともに極限状態の生活をしていた時のことが懐かしく、今のように物資は豊かでも、精神的な不毛の中に生きる方が、生き辛いと話し合っていたんだ」

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    2012年02月16日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

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    ネタバレ

    荒むさぁ………。
    そりゃ荒むよね、恩地さん。
    希望したわけでもないのに僻地勤務を10年間。
    最後には家族とも離れ離れで、隣家も見えないだだっ広い家に一人ぼっち。
    丸一日、日本語をしゃべらない日もある……。
    そんな生活によく耐えたなぁ。
    私だったらすぐ泣き入って、八馬とかに「組合とは縁切るから日本に戻して」なんて言っちゃうな。
    恩地さんには実在したモデルがいるとか。
    その強い精神力はどこからくるのか。
    見習いたいものです。
    でもなんとか恩地さんも、日本に帰ってくることが出来そうだとわかったときは、ホントに「よかったねぇ」という感じでした。

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    2023年09月20日
  • ムッシュ・クラタ

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    社会派小説を書くことに定評のある山崎豊子であるが、この短編小説も非常に面白い。
    どろどろした人間関係を克明に描き出している、というか怖い。

    一番気に入ったのはやはり「ムッシュ・クラタ」であろうか。あんまりどろどろした人間関係を描いているのは好きではないというのがありますが^^;
    もちろん全て読みましたけどね。

    結構薄いので、初めて山崎作品に手を出す人にはちょうどいいかもしれません。

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    2009年10月04日
  • 女系家族(上)

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    山崎豊子にしてはあまり社会派小説という感じではなくエンターテイメント性が高いかな。大阪船場の老舗を舞台に3姉妹と番頭、親戚たちのエゴと欲望がこれでもかというほど書かれてて、多少しつこいけど面白いですよ。

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    2011年07月16日