山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あくまでも三木昭子を庇い続ける弓成に対し、自分の汚名挽回か弓形への復讐で弓形を貶め続ける三木昭子の行動、それに乗じる政府の画策で追い詰められていく弓形。せめて嫁には真実を語り詫びるのが筋と思うが…そこにどんな矜持があるのか。
作者の描く主人公はやり手でありながら、一貫して筋を通す潔癖な傾向があり、作者の理想の男性像なんだろうなと考える。
文面については、裁判の場面であるが故、表現がとてもまどろっこしい。
最高裁での上告棄却はどのような経緯だったのか、おそらく政府の画策があったはずだか多く語られず…、4巻で出てくるのかな。もしそうなら三権分立のげんそくが覆る大事件なのだけど。4巻を引き続き読みま -
Posted by ブクログ
ネタバレ問題の文書は、国益に影響を与える「国家の機密」なのか、国民の「知る権利」に基づき公表されるべきものなのか。
国民の税金の使い道にも繋がるものだから無論知る権利がありそうだが、全てを知らせる必要があるのか。
文書を入手した経路が記者と国家公務員の不倫関係からだったことが波紋を呼ぶ。
弓成氏はそそのかし罪に問われるのか。
裁判の内容はやはりわたしには難解であるが、「密かに情を通じー」という起訴状の文言は検察の上手な策やなあと思う。
2巻では何と言っても由美子さんの苦悩が読んでて辛い。
氏の思いやりのなさは言語道断だが、こういうマスコミの格好のネタになった家族は、心ない文字の暴力にさぞかし苦しめら -
Posted by ブクログ
ネタバレ政治に疎く、以前挫折したもの。再読。
・・・めっちゃ面白いやないか。
時間はかかるけど、読み解けるようになった感じがするのは大人になった証拠かしら。
機密文書を巡り、幾人かの人生が狂い出す1巻。
自信に満ちていて、類い稀なる資質も兼ね備えた弓成亮太は魅力的だが向かうところ敵多し。
新聞って、国民の知る権利のためにあるとばかり思っていた。
国政にメディア操作は欠かせない要素で、記者たちはどちらかというと国民のほうより政治家を向いて仕事をしてるような印象を受けた。安倍さんなんかはその操作がほんと上手なんだろうなあ。
しかしこんな人たちを相手に、抜いた抜かれたとまさに生き馬の目を抜くような仕事をす -
Posted by ブクログ
中巻もすごくおもしろくてサクサクと次が気になって読み進めてあっという間に読んでしまった。
ただ、中巻は相子の度が過ぎていて、読んでいるこっちも腹が立ってきた(笑)
ああいう女マジ見ていてムカつくけど、はっきり言えない寧子も腹立つし、相子をかばう万俵頭取も腹が立つ(笑)
こんな家庭で育ったら銀平のようにニヒルにもなるわ(笑)
まぁあと中巻は本当に鉄平がいたたまれなくていたたまれなくて、それでもガッツのように抗ってるのを見ると、三雲頭取じゃないけど、読んでいるおれまで鉄平を応援したくなってきた(笑)
下巻は本当に相子消えねぇかな~っていうのと、鉄平の高炉が完成してマジ成功しねぇかな~っていうのを期