山崎豊子のレビュー一覧

  • 女系家族(上)

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    読み始めてから、そういや何年か前に米倉涼子主演でドラマやってたなと思い興味本位でキャストを調べてみたら、藤代役じゃなくて文乃役だった。ふ、ふーん、そうでつか。

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    2011年10月25日
  • 二つの祖国(二)

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    実の兄と弟が、敵と味方に分かれてしまう。小説のような話だけど(小説だけど)、実際そういうことがあったんだろうな。広島の描写は細かい地名までわかるだけに、具体的なイメージを持って迫ってくる。

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    2011年09月26日
  • 女系家族(下)

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    出てくる人間すべて物欲の塊。ひとりとして善良な人物がいないところが、かえってリアル。
    最終局面で、矢島屋三姉妹が亡き父・嘉蔵を、陰険だ、計算高い、卑怯だと罵るが、そっくりそのまま自分たちの行状に当てはまることに、全く気づかないところが哀れ。

    TVドラマのキャストは、原作を読んでみて結構ぴったりだったことに驚く。
    藤代:高島礼子、雛子:香椎由宇、おば:浅田美代子、宇一:橋爪功、その女:伊佐山ひろ子、嘉蔵:森本レオ、文乃:米倉涼子、

    二女の千尋:瀬戸朝香だけは?だけど…。
    特に、橋爪の宇一は欲深ないやらしさが最高。浅田美代子もよかった。

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    2011年09月18日
  • 暖簾

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    ネタバレ

    丁稚から叩き上げた大阪商人の人生に感動です。特に丁稚から体に染み込むようにして仕事を覚えるのは、現代にも通用することだと思います。大阪商人の考え方や感覚は勉強になりました。
    「表見や誇大な宣伝などでは顧客はうごかされなくなり、他の店に追随出来ないような商品を一刻も早く市場に出すことだけが商いの勝負」
    まさに、これです。

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    2011年09月11日
  • 女の勲章(下)

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    男女、金銭、さまざまな欲情が絡み合い、駆け引きが行われる。気付いた時には、もう引き返せないところまできてしまっていた式子。
    読み始めたら止まらなくなる。

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    2011年06月12日
  • ムッシュ・クラタ

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    山崎豊子を長編小説の人と思っていた私は、短編集を読むとまるで別人が書いているんじゃないかと思うほど、毛色の違う作品に驚かされる。

    長編大河とはまた違った、一話完結型の物語は、山崎作品を読破しようとするときのいいアクセントになると思う。

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    2011年06月12日
  • 女の勲章(上)

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    久々に山崎豊子さんの作品を読んだが、おもしろい!
    大阪の服飾学校を舞台に繰り広げられる女性の戦い。そこにつけ込み、女性たちを翻弄する銀次郎。
    下巻でどんな展開が待っているのか、楽しみだ。

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    2011年06月07日
  • 不毛地帯 第四巻

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    ネタバレ

    不毛地帯、第四巻。
    フォーク千代田の提携と、石油開発を中心に物語はすすみます。

    前巻からエキサイトしていた里井副社長ですが四巻でも多いにエキサイトしてくれちゃってます。
    というか、この巻の影の主役は里井副社長だと思っています。
    病気の上に、完全に冷静さを欠いてしまった里井さん。なんでもかんでも「壱岐のせい」「壱岐の差し金」。大門社長から見ても困ったさん。
    そしてこの時の大門社長は、実に頼りがいのあるワンマン社長だったんですがねー・・・。
    角田常務も含め、会社内の人間関係はドロドロ。でもそこが面白い。

    エキサイトサトイさんは置いておいて、兵頭を筆頭とする、次世代を担う熱き商社マンたちが石油開

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    2011年06月07日
  • 不毛地帯 第三巻

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    ネタバレ

    不毛地帯、第三巻。
    壱岐正は前巻にも増して、商社マンとして八面六臂の大活躍。

    なんですが、この巻ではついに奥さんの佳子が交通事故で他界。悲しいです・・・川又が亡くなった時以来の衝撃。
    佳子の初七日の後、家を出る誠、しのび泣きをする直子、そして、弔問に訪れた谷川元大佐に、自分の後悔と自責の念を吐露し、慟哭する壱岐・・・・。涙なしには読めません!

    さてビジネスの方ですが、第三巻ではフォーク社と千代田自動車の提携が中心に物語が進みます。
    壱岐の思うようにやれば、スムーズに事が運ぶのに~とやきもきしながら、エキサイト里井副社長の様子を伺います。エキサイト里井、略してエキサトイ。男の嫉妬が渦巻き、ま

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    2011年05月29日
  • 不毛地帯 第三巻

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    すごい話だった。

    抑留されたときの描写の迫力がすさまじく、脳裏に当時想像した映像がこびりついている。
    著者の作品はどれも読んでいて絵が浮かぶ。
    内容もボリュームもかなり読みごたえがあった。

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    2011年05月22日
  • 不毛地帯 第四巻

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    すごい話だった。

    抑留されたときの描写の迫力がすさまじく、脳裏に当時想像した映像がこびりついている。
    著者の作品はどれも読んでいて絵が浮かぶ。
    内容もボリュームもかなり読みごたえがあった。

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    2011年05月22日
  • 女系家族(下)

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    遺産相続を巡り対立する姉妹とその裏で巧みに糸をひく大番頭。
    そこにあらたな遺言が…愛人を交え壮絶な遺産争いにようやく幕が降りる。
    異様とも言える女系家族の執拗さに目が離せない。

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    2011年01月22日
  • 女系家族(上)

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    大阪老舗の女系家族。四代目が亡くなり、遺産相続に女の執念が渦巻く。更に四代目の妾まで加わり、激しい女の戦いが始まる。身内であろうがなかろうが、その激しさはえげつない。

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    2011年01月16日
  • 女系家族(下)

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    長女、次女、三女、そして、それぞれに加担する人間達が財産を少しでも多く得ようといろいろな策を弄する。そのときに、妾は父の子を妊娠しており物語が複雑化し、面白くなっていく。
    嫉妬や欲についてよく描写されており、いつの時代でもそういった感情は変わらないと再認識した一冊。

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    2011年01月10日
  • 女系家族(上)

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    山崎豊子著。1963年。船場老舗の矢島家の遺産相続をめぐる話。代々が女系の家筋であり、3人姉妹とそれぞれと亡父の隠し女の間で相続争いが繰り広げられる。

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    2011年01月10日
  • 花紋

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    先日訪問した富田林寺内町の旧杉山邸にいた歌人石上露子の自伝小説だったので興味津々で読みました。小説なのであくまでもフィクションでしょうけど、旧家の因習ってことのすごさ、家の大切さ。うーん、現代でもこういうのに縛られるってのはなかなか苦労するやろなぁ。と・・でも、皇室の方々なんかはもっとすごい縛りがあるんやろうなぁ。
    大きな家の中ほど、色々なものが渦巻いてドロドロとしている典型的なものなのか・・・
    身近に土地だけに、風景を想像しながらのめりこんで読みました

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    2010年12月26日
  • 大地の子(三)

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    ネタバレ

    妹の人生が悲しい。
    これはビジネス書ではないかと思える。
    山崎先生、あまりにスケールが大きくて、
    先生の本は自分が元気な時ではいと読めません。
    本に自分のエネルギーを吸われてしまいそうだからです。

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    2022年07月18日
  • 大地の子(二)

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    ネタバレ

    文化大革命の意味がわからない。
    どうして、優秀な若者の才能を潰そうとしたのだろう。
    それでも頑張った一心はすごい。

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    2022年07月18日
  • 大地の子(一)

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    ネタバレ

    読んでいる途中、
    気持ち悪くなり吐いた。
    それだけ、リアリティがあり、
    「門が開くまで」
    がしんどかった。
    中国という国を知りたくて読んだほんだけど、
    よけいわからなくなった。

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    2022年07月18日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    「会社」のひどさに呆れます。
    実際にこんなことが起こっているとしたら
    コワい。JAL!!

    山崎豊子さんの取材力は、半端じゃないです。

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    2019年01月16日