山崎豊子のレビュー一覧

  • 運命の人(一)

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    山崎豊子さんならではの、どこまでが事実でどこまでがフィクションなのか分からなくなる。

    しかし女はやはり弱いのか。

    いやそんなことはない。彼の妻は強かった、立派だった。
    郵政省疑惑で冤罪となった女性も本当に立派だった。


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    2020年01月11日
  • 花のれん

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    1909年、船場の呉服屋に嫁いだ多加は、家業に無関心の頼りない夫に振り回される。
    義父が亡くなった後はたがが外れたように遊び歩くようになり、苦労する。
    夫は芸事が好きで、多加はそれを仕事にしてはどうかと勧め、思いきって呉服屋を畳み、寄席を始める。
    最初はやる気になっていたが、本来のだらしなさが復活し、また働かなくなる始末。
    その後、夫は思いがけないことで死亡し、多加を最後まで苦しめる。
    しかし、一人息子を抱える多加は大阪商人として、更に人生を費やして行く。
    周りに何を言われようが、商売のためなら何でもやった。
    昔から、やはり女性は強い。
    だけど、その苦労は生半可なものでなく、時には挫けそうにな

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    2019年12月31日
  • 大地の子(二)

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    ようやく収容所から解放される主人公。製鉄所建設チームに加わり、本来の力を発揮していくが、日本との関わりが彼を新しい運命に導いていく。まさに起承転結の「承」と云える。第3巻でまた大きく運命が翻弄されそう

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    2019年12月29日
  • 華麗なる一族(中)

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    最後ページが残り少ないのに、鉄平に課せられる試練がえぐすぎる。最後にこの追い込みか!と思った。
    相子さんの宰相ぶりが際立っていた。策略家め、こんな人は嫌いだ。
    零子の影が薄い。何もできないまま終わるのだろうか?次巻が楽しみ。

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    2019年06月04日
  • 花のれん

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    山崎豊子

    お笑い界の超モンスターマネジメント会社である吉本興業の創業者がモデルになってます。同じく吉本興業の創業者がモデルになった朝ドラ「わろてんか」の原作、、、にはなってないのかな?

    でもまぁ、同じような歴史をたどってますので主人公の多加の喋りは全て葵わかなが頭に浮かびます(笑
    何も知らない船場のこいさんが頼んない旦那に嫁いだためにすんげぇやり手になって寄席を大きくしていったってお話。
    春団治やエンタツ・アチャコが実名で登場してる、、、
    こんな船場言葉いまどき誰も喋らないけど、やっぱり大阪人にとっては心地いい(って字面眺めてるだけやけど)

    とこれは多加のお話で実際の吉本の創業者は船場の

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    2019年06月04日
  • 二つの祖国(三)

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    ついに始まった東京裁判。
    言語モニターとして、裁判に参加する賢治。
    父の見舞いでアメリカに一時戻った賢治は、リトルトウキョーの裏庭に埋めた日本刀を掘り返したことで、日本人としての血が騒ぎ出す。

    東京裁判をまとめた巻、読む進めるのに苦労しました。
    賢治と梛子のシーンが出てくるとホッとします。(笑)
    梛子とエミーを比べたら、やっぱり梛子よね、と思いますが、エミーはホントに性格的に損をしてるなと…。
    彼女に起こった不幸も本人が招いたことでもあり、結果賢治との仲も上手くいかなくなるなんて。
    エミーの出方次第で修復するチャンスはあったはずなのにと思います。

    いよいよ最終巻。
    ドラマで結末は知ってはい

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    2019年04月14日
  • 暖簾

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    身近な地名が溢れ、それぞれの場所の昔の姿を想像しながら読めました。池田勇人の放言は実話?所得倍増計画の裏には、こういう思想もあったのだろうなぁと。

    途中からどんどん引き込まれましたが、終わり方が個人的にはイマイチ・・・えっ?終わり!?とびっくりしました。

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    2019年03月05日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    2018/11/6-11/18
    この話って本当にあったの?!って読みながら何回も思う。早くJALについて詳しく調べたい衝動に駆られているが、全て読んでからにしようかと。
    今のようにコンプライアンスもなければ、アナログでの処理が当たり前の世界では抜け道だらけだったんだろうなと思う。関係会社にもいるけど、上の人しか見ない体質、気持ちが悪い。彼らの仕事に対する意欲などは本当にあるのかと聞いてみたくなる。単なる自己満足、ステータスが上がればいいのかなぁ??
    訳の分からないスジだったり、交友関係など、本当に邪魔なだけ。今思えば、今の働き方ってだいぶ良くなったってことなんだよね。今も意味分からないことは多

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    2018年11月19日
  • 華麗なる一族(中)

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    ネタバレ

    自分の銀行のためなら、長男の会社でさえ見放す冷徹な銀行家、万俵大介の態度は、そら恐ろしい。
    仕事に対する暑い想いを通そうとする長男の鉄平を心のなかで応援しつつ、ハラハラしながら読み終えた。

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    2018年11月18日
  • 運命の人(四)

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    さすが山崎豊子の作品という感じ。最後まで一気に読ませてくれた。ただ4巻の沖縄の部分は小説としては少し間延びしてしまった感じで残念。もちろん史実としては非常に重要で知っておく必要がある事柄。政府はこういうことをする可能性があるということを理解して生きていく必要がある。

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    2018年10月09日
  • 女系家族(上)

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    女の憎しみと執念は凄まじい……
    莫大な遺産を巡る魑魅魍魎たちの醜い駆け引き。
    これこそ、山崎豊子の真骨頂。
    一体、誰が得をし誰が損をするのか目が離せない。

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    2018年10月07日
  • 花のれん

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    夫と一緒に吉本興業を起こした吉本せいをモデルにした小説。吉本せいをモデルにしたドラマに「わろてんか」がある。

    吉本せいの一代記も「わろてんか」も本作も一行で要約すれば同じになるが、中見は随分と違う。

    花のれんは身代を潰した道楽旦那の道楽を商売のネタにして寄席小屋をつくり、夫婦で大きくしていく。更に夭逝した夫の跡を継ぎ小屋を大きくして言うという、大阪女将のど根性小説といったものである。

    山﨑豊子の作品と言うことで読ませてくれるが、NHKが半年の朝ドラにした題材なので、この分量ではディテールが描き切れていないという気がする。ちょっと淡々とした書きぶり。まあ、簡単に読めてよいともいえる。

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    2018年09月05日
  • 不毛地帯 第二巻

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    だんだん苦手な感じの男の世界になってきた。ビジネスの駆け引き出しぬき、男の権謀術数、昇進情報接待やっかみ、なりふり構わぬ思惑と人脈と金銭の動き…
    上司と部下に受けは良くても、横の繋がりがないと足を引っ張られますよ…ヒヤヒヤしてた。
    ラッキードの話なんて、きっと当時を知る人にはピンときて当時の雰囲気や新聞の記事などが蘇ってくるのだろう。
    2巻の終わりで、いざアメリカへ。
    壱岐さんが一線を越えなくてよかった。

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    2018年09月04日
  • 大地の子(三)

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    「あつ子、すまなかった、探し出すのが遅過ぎた」-陸一心こと松本勝男は、三十六年ぶりにめぐりあった妹・あつ子に泣いて詫びた。妹は張玉花と名のり、寒村で過労の果てに病いの床にあった。兄妹の実父・松本耕次は、子供らの消息をつかみえぬまま、奇しくも陸一心とともに日中合作の「宝華製鉄」建設に参加していた。

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    2018年06月10日
  • 大地の子(二)

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    陸一心の本名は松本勝男。日本人戦争孤児である。日本人ゆえの苦難の日々を経て、彼はようやく日中共同の大プロジェクト「宝華製鉄」建設チームに加えられた。一方、中国に協力を要請された日本の東洋製鉄では、松本耕次を上海事務所長に派遣する。松本はかつて開拓団の一員として満洲に渡り、妻子と生き別れになっていた…。

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    2018年06月10日
  • 花のれん

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    吉本興業を起こした女主人 多加の物語。女である事が、今よりずっと不利であった時代に、その才覚と根性で笑の世界でのし上がっていく。大阪弁でポンポンと物語が進んで痛快だが、ラストは悲しい。仕事に全てを賭け、好きな人と結ばれる事も諦めた。戦争の陰が大きくのしかかり、全てを失ってしまう。その後が知りたい。

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    2019年05月03日
  • 不毛地帯 第四巻

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    弱小自動車メーカを外資とくっつける話がメイン。里井副社長が壹岐に嫉妬して横からごちゃごちゃやって挙句心臓病で倒れて合併も東京商事に一杯食わされてちゃんちゃん。大佐の娘との老いらくの恋が意外に長くて面倒、要らんパートだと個人的には思ってしまう。。。

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    2017年02月27日
  • 二つの祖国(四)

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    沈まぬ太陽や、不毛地帯等とダブる、正義感の塊のような主人公。山崎豊子作品にありがちではあるが、題材としては日系二世を取り扱い、考えさせられる。そういった人間ドラマはおまけなもののようで、こういった問題と向き合いなさいというメッセージであろうか。4月にハワイに行くので、このタイミングで読めてよかった。

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    2017年02月19日
  • 女の勲章(下)

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    ネタバレ

    こんな終わり方。。
    デザイン業界という華やかな世界で生きる一方、男に翻弄されていく式子。パリの描写は素晴らしかったけど、それだけエンディングの落胆が激しい。

    松嶋菜々子でドラマ化らしいけど、銀四郎は誰がやるんだろ。

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    2017年02月02日
  • 女の勲章(上)

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    ネタバレ

    手持ちの豊子先生未読本はこれが最後。読むのがもったいなくてずーっと積読でした。
    ファッション業界という華々しい世界を描いたのは珍しい。女性が活躍し女性が多い場所で、生まれるものは斬新なアイディアだけでなくドロドロの愛憎劇だった。

    ドロドロのまま下巻へー。

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    2017年01月30日