山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大分前に古本屋で購入してそのまま読まずにいた本です。今日読み始めて暇を見つけ見つけ読み、今読み終わりました。
やはり文章が上手ですね。畳み掛けるような物語の展開にいつの間にか引き込まれてしまいます。
一言で言うとこの本の主役は時代と言うものだろうな、と思いました。今の日本でも勿論旧家のしきたりなどはあるでしょうがこれほどの重みと執念にも似た確執で受け継がれはしないだろうと思うのです。
そして解説にもありましたが実は一番不幸なのは婿養子だったのでは?と思わなくもありません。
いまや携帯電話やメールで世界の端まで連絡がすぐに取れる時代。便利になったけれども物語性は大分薄れたかもしれない -
Posted by ブクログ
最後で、「ざまあみろ!」って思っちゃったかな(笑)
男でも、女でも、特定の人をないがしろにしたりしちゃいけないよって感じかしら。
でも宇市は少々かわいそう。
ずーっと仕えてきたのに、な〜んにも仕分けをしてもらえず仕舞いなんて。
ならばといろいろ画策してしまうのもわからないではない。
あと気になったのは次女の千寿。
長女と三女がお稽古事なんかで家を出て遊びまわっているのに、千寿だけ家にずーっと閉じこもっているらしい。
楽しいの??
まあ、私もインドア派なので家にいるの大好きだけど、それだって本を読んだり編み物したり刺繍したりと、家の中でやりたいことがあるから。
だけど千寿は、どうやら部屋で庭とか -
Posted by ブクログ
極端な人たちばっかりの集まりだなぁ〜と無理を感じるも、主人公と同じように家だの格式だのの呪縛で一生を過ごしてしまった明治生まれの女性を何人か身近に見たことあり、あたまから「ばかばかしい」とは言えない。
自らが選んだのではない人生をイヤイヤ、ブツブツ、憎しみや怨念にかられて生き、毛穴から内蔵した憎悪、恨みをフツフツとさせていた類と、観念諦観して(心中は淋しかったかもしれないけれど)飄々と生きていた類と二通り見た。
ま、両方いやだけど、後者の方がマシだろう。
主人公が自分の不幸な情感のみで生きていたのにとても歯がゆい思い。いづれにせよ、21世紀の今日、家だの伝統だのの呪縛に無理矢理押し