山崎豊子のレビュー一覧

  • ムッシュ・クラタ

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    女の怖さや粘着質なところがよく描かれている短編集です。

    僕は、山崎豊子は短編よりやはり長編の方が好きです。

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    2012年05月30日
  • 運命の人(二)

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    ネタバレ

     逮捕,起訴,証人尋問と裁判がクローズアップ。『白い巨塔』もそうだったけど山崎豊子の小説って法廷シーンがよくあるな。『不毛地帯』でも東京裁判の場面があったっけ。

     ドラマとの違い。
    ・由里子の兄が登場。大手電気メーカーの技術者。
    ・ぎばちゃんがやってた大野木弁護士は,奥さんも弁護士で同期。由里子が離婚訴訟する場合に「私が不適格なら家内に担当させましょう」と言ってる。
    ・弓成が取り調べで受けた屈辱,ドラマより生々しい。現場検証(引き当り)で腰縄をつけられたまま,密会をしたホテルの部屋で,機密文書の受け渡しの様子を細かく言わされる場面。「機密文書を見せてほしいと哀願したのは、あの布団の中で

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    2012年03月30日
  • 運命の人(三)

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    弓成さんが交渉の裏情報を入手して報道したことに罪はないと、改めてこの本を読んで思うが、弓成さんの人間性は好きじゃない

    特に奥さんに対する態度は最低!
    嫌いやわ、こういう男

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    2012年03月26日
  • しぶちん

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    短編集.船場の商家をめぐる「船場狂い」と「しぶちん」が面白い.谷崎潤一郎の「細雪」が江戸人から見た船場なら,これらの話はその内側からの視線になる.そこに東京と大阪の気質の違いも際立って感じられる.

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    2012年03月17日
  • 女の勲章(下)

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    白石教授の登場で、式子が普通の女性になり、あっけなく幕を引いてしまったのが残念。銀四郎に一矢報いるのでは?と予想していたのだけれど。それは他の3人の弟子も同様で、結局、銀四郎ばかりが得をしているようなのは納得できない。
    富枝には一番期待してたんだけどな。

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    2012年03月15日
  • 運命の人(四)

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    外務省の機密文書漏洩問題に絡む男女の不倫というスキャンダラスな面に視線が集まりがちであるが、原作を読み進めて行くにつれ、本書の主題は実は「沖縄」。

    著書は太平洋戦争で日本で唯一の地上戦が行われた沖縄戦の事を多くの人に知ってもらいたいという一心から、この小説の構想が出来上がったんだなと感じる。

    酸鼻極まる沖縄戦では15万人もの生命が奪われた。取材を重ねれば重ねる程、沖縄は本土の犠牲になり続けていることを思い知らされる。

    後書きにて、著者は「早期の文庫本化を出版社に依頼した」と語っている。戦時中、徹底した皇民化教育を施し、10代の若者を「本土の日本人以上の日本人たれ!」と鼓舞し続け挙句に見捨

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    2022年01月30日
  • 女の勲章(上)

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    ネタバレ

    「女系家族」「華麗なる一族」と比べるとちょっと安っぽい昼ドラのような雰囲気…。「これは下巻は読まないかも」と思いつつ読み進めるうち、後半3分の1くらいのところで俄かに面白くなってきた。下巻では富枝も銀四郎の手に落ちるのかがポイント?!

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    2012年03月02日
  • 運命の人(三)

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    「三木さん、こういうところに来て、人をかばったて仕方がないよ。あんたのほうが人を信じていても、相手はあんたのことなんか考えていないかも知れない。人間はみな自分のことだけ考えればいいんだよ」

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    2012年03月01日
  • しぶちん

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    【キーアイデア】
    臨場感

    【目的】
    社会派の巨匠が描く短編をどのような構成で作り出しているのかを知りたかったため。

    【引用】
    ・民四郎は咽喉の奥から奇妙な乾いた声を出した。
    一千万円の招待は痘痕を埋める肉色ドーランの豆粒であった。

    【感じたこと】
    ・初めに何を書くのかあらすじが決まっており、それに肉付けしている感じが判る。というよりもまずラストをどうするかを決めているようだ。
    ・文章が上手い。人物描写が巧みで躍動感がある。

    【学んだこと】
    ・構成をしっかり捉えること。
    ・書いてみること。

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    2011年11月06日
  • 不毛地帯 第四巻

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    20110612 仕事は堂々と進めているのに、女性関係は何となく男らしく無く感じる。真面目な男だから?

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    2011年06月12日
  • 花紋

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    ネタバレ

    あちこちに矛盾がある、というか。キャラプロットがいまいちなのだよね、この話。特に脇役の男性キャラの。
     主役『御室みやじ』と語り部『よし』はいい。丁寧に作られている。が、『みやじ』の息子は前半に語られた人物像と『よし』が語る人物像とが無夜の中で合致しない。

     内容。
     時代は戦前から戦直後。
     大地主の総領娘として気位高く育った『みやじ』。本名、郁子。歌の天才。ろうたけた美貌。類まれな才能。金。家柄。
     彼女を見守るのは「よし」という小作の娘。生涯を郁子のために費やす。

     郁子はわがまま。冷たいところもあって、主役を張るよりは意地悪なライバル役といったところ。これに振り回されて狂死すること

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    2011年05月25日
  • 運命の人(四)

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    「沈まぬ太陽」と同じく、現実社会の事件の叙述に筆が走りすぎて小説としてはイビツな印象だが、沖縄問題が日本にとって大きな意味をもっている時勢であるから、多くの人に読まれてほしい作品だ。

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    2018年10月14日
  • 女の勲章(下)

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    富枝のくだりから、面白くなってきた。結末は、ポルトガルの辺りから何とな~くそうかな?と思ったけど、それにしても救いようなさすぎ。銀四郎には痛い目見てもらいたかった!

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    2011年01月09日
  • 二つの祖国(三)

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    個人的には特に後半の裁判部分が楽しめました。で、あのオチは白い巨塔で無理くり続編かく羽目になってその反省が生かされたっていうことでいいんですかね?

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    2010年11月27日
  • しぶちん

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    山崎豊子の短編集。どれも主人公がケチ(→しぶちん)な話。
    といっても、ただケチなだけではなくて、夢や希望をかなえるために徹底的にしぶちんになっている、むしろ根性の物語集。
    特に、「船場狂い」と「しぶちん」は秀逸で、本書の面白さはこの二編に凝縮されていると言っても過言ではない。

    このほか、「死亡記事」と「遺留品」には著者ならではの女心の繊細な描写が見られ、また違った楽しみを読者に与えてくれる。

    それにしてもこれだけ昔の作品でありながら、文体や表記が現代に生きる我々にもまったく違和感なく、読める文に仕上げらている点には驚く。

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    2010年09月14日
  • 仮装集団

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    労働組合系のクラッシック集団内の闘い。

    かつて真剣に組合運動をしていた時代に受け入れられたと思う。
    今となってはリアル感が薄い。

    でも、人間関係の複雑さ時代背景の描写力。どちらも流石に上手い。

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    2010年08月29日
  • ぼんち

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    山崎豊子らしい重厚さ。船場の一族の姿を描く。
    女系家族おどろおどろしいと思いつつ、最終的に、女系が終わって、男系に変わってしまうところは流れ的にはしょうがないのだろうけど、少々残念。

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    2010年05月08日
  • 女の勲章(上)

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    昭和のドロドロ愛憎劇。
    華やかな世界でもつれ合う、一人の男と4人の女達の意図…。
    失礼ながら、これなんてギャルゲ?
    古風な言い回しや大阪弁が楽しい。

    山崎豊子さんの作品は「大地の子」や「沈まぬ太陽」など、
    シリアスなテーマを扱った作品ばかりかと思っていたら、
    ちゃんと娯楽(?)的なものも書いていらっしゃるのか!
    と新たな発見をしました。

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    2010年05月01日
  • ムッシュ・クラタ

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    あら?ムッシュクラタは実在の人物だとばかり思っていましたテレビで見たような気がしたんだけどなぁフランスかぶれもここまで極めればもうフランス人かもしれないなただの”かぶれ”でないことは後半の戦争体験のところでも明らかにされるしダンディズム!短編集なのでほかのお話もへんねし は大阪弁だと思って読んでたらそういうことなんだこわ〜w

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    2011年09月29日
  • 女の勲章(上)

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    後味の悪い作品でした。

    「女って哀しい・・・」って思ってしまった。
    騙されるのも騙すのも両方が悪いのかもしれないけど。。

    ただ、本の中ででてくるヨーロッパの風景の描写は
    とても良かったかなと思いました。

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    2010年01月20日