山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ逮捕,起訴,証人尋問と裁判がクローズアップ。『白い巨塔』もそうだったけど山崎豊子の小説って法廷シーンがよくあるな。『不毛地帯』でも東京裁判の場面があったっけ。
ドラマとの違い。
・由里子の兄が登場。大手電気メーカーの技術者。
・ぎばちゃんがやってた大野木弁護士は,奥さんも弁護士で同期。由里子が離婚訴訟する場合に「私が不適格なら家内に担当させましょう」と言ってる。
・弓成が取り調べで受けた屈辱,ドラマより生々しい。現場検証(引き当り)で腰縄をつけられたまま,密会をしたホテルの部屋で,機密文書の受け渡しの様子を細かく言わされる場面。「機密文書を見せてほしいと哀願したのは、あの布団の中で -
Posted by ブクログ
外務省の機密文書漏洩問題に絡む男女の不倫というスキャンダラスな面に視線が集まりがちであるが、原作を読み進めて行くにつれ、本書の主題は実は「沖縄」。
著書は太平洋戦争で日本で唯一の地上戦が行われた沖縄戦の事を多くの人に知ってもらいたいという一心から、この小説の構想が出来上がったんだなと感じる。
酸鼻極まる沖縄戦では15万人もの生命が奪われた。取材を重ねれば重ねる程、沖縄は本土の犠牲になり続けていることを思い知らされる。
後書きにて、著者は「早期の文庫本化を出版社に依頼した」と語っている。戦時中、徹底した皇民化教育を施し、10代の若者を「本土の日本人以上の日本人たれ!」と鼓舞し続け挙句に見捨 -
Posted by ブクログ
ネタバレあちこちに矛盾がある、というか。キャラプロットがいまいちなのだよね、この話。特に脇役の男性キャラの。
主役『御室みやじ』と語り部『よし』はいい。丁寧に作られている。が、『みやじ』の息子は前半に語られた人物像と『よし』が語る人物像とが無夜の中で合致しない。
内容。
時代は戦前から戦直後。
大地主の総領娘として気位高く育った『みやじ』。本名、郁子。歌の天才。ろうたけた美貌。類まれな才能。金。家柄。
彼女を見守るのは「よし」という小作の娘。生涯を郁子のために費やす。
郁子はわがまま。冷たいところもあって、主役を張るよりは意地悪なライバル役といったところ。これに振り回されて狂死すること