山崎豊子のレビュー一覧

  • 不毛地帯 第二巻

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    ネタバレ

     山崎豊子「不毛地帯 2」、2009.3発行。長編の第2巻は590頁。近畿商事に入社した壹岐正が第二次防衛力整備計画の機種選定に勝利し、中東戦争(6日戦争)で商機を掴み、会社に利益をもたらす話。第1巻に比べ冗長な感が否めない。第3巻もこんな感じだと読むのが辛いが、ともあれ、読み進めることに。

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    2022年09月15日
  • 白い巨塔(五)

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    1-3巻が元の"白い巨塔"、4-5巻が"続・白い巨塔"。
    大学病院内での教授の座をめぐる権力争いとその渦中で起こる医療ミスをめぐる裁判を描く。教授選挙の決着と医療ミス第一審判決までが本編、学術会議会員選挙と控訴審判決までが続編。

    昭和の金と力の時代を描き切った作品。その意味では本編完結までが純粋な作品。
    本編の医療ミス裁判の現実社会での反響が大きく、作成された続編では、裁判と主人公の身に起こる異変が並行して進む。結末は裁判と天命により主人公の人生にけりがつけられる一方、単なる悪役ではない誇り高き医療者の一面を示して終わる。

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    2022年05月18日
  • 白い巨塔(四)

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    1-3巻が元の"白い巨塔"、4-5巻が"続・白い巨塔"。
    大学病院内での教授の座をめぐる権力争いとその渦中で起こる医療ミスをめぐる裁判を描く。教授選挙の決着と医療ミス第一審判決までが本編、学術会議会員選挙と控訴審判決までが続編。

    昭和の金と力の時代を描き切った作品。その意味では本編完結までが純粋な作品。
    本編の医療ミス裁判の現実社会での反響が大きく、作成された続編では、裁判と主人公の身に起こる異変が並行して進む。結末は裁判と天命により主人公の人生にけりがつけられる一方、単なる悪役ではない誇り高き医療者の一面を示して終わる。

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    2022年05月18日
  • 白い巨塔(三)

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    1-3巻が元の"白い巨塔"、4-5巻が"続・白い巨塔"。
    大学病院内での教授の座をめぐる権力争いとその渦中で起こる医療ミスをめぐる裁判を描く。教授選挙の決着と医療ミス第一審判決までが本編、学術会議会員選挙と控訴審判決までが続編。

    昭和の金と力の時代を描き切った作品。その意味では本編完結までが純粋な作品。
    本編の医療ミス裁判の現実社会での反響が大きく、作成された続編では、裁判と主人公の身に起こる異変が並行して進む。結末は裁判と天命により主人公の人生にけりがつけられる一方、単なる悪役ではない誇り高き医療者の一面を示して終わる。

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    2022年05月18日
  • 白い巨塔(二)

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    1-3巻が元の"白い巨塔"、4-5巻が"続・白い巨塔"。
    大学病院内での教授の座をめぐる権力争いとその渦中で起こる医療ミスをめぐる裁判を描く。教授選挙の決着と医療ミス第一審判決までが本編、学術会議会員選挙と控訴審判決までが続編。

    昭和の金と力の時代を描き切った作品。その意味では本編完結までが純粋な作品。
    本編の医療ミス裁判の現実社会での反響が大きく、作成された続編では、裁判と主人公の身に起こる異変が並行して進む。結末は裁判と天命により主人公の人生にけりがつけられる一方、単なる悪役ではない誇り高き医療者の一面を示して終わる。

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    2022年05月18日
  • 白い巨塔(一)

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    1-3巻が元の"白い巨塔"、4-5巻が"続・白い巨塔"。
    大学病院内での教授の座をめぐる権力争いとその渦中で起こる医療ミスをめぐる裁判を描く。教授選挙の決着と医療ミス第一審判決までが本編、学術会議会員選挙と控訴審判決までが続編。

    昭和の金と力の時代を描き切った作品。その意味では本編完結までが純粋な作品。
    本編の医療ミス裁判の現実社会での反響が大きく、作成された続編では、裁判と主人公の身に起こる異変が並行して進む。結末は裁判と天命により主人公の人生にけりがつけられる一方、単なる悪役ではない誇り高き医療者の一面を示して終わる。

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    2022年05月18日
  • 大地の子(四)

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    中国残留孤児を主人公に中国の戦後、共産党社会の有様を描いた長編小説。日中友好の証として計画された製鉄所建設プロジェクトとともに、主人公の人生は一つの転機を迎え、そして"大地の子"として決断を下す。

    筆者の綿密な取材に基づき描き出された物語は、重厚かつディテールもしっかりしている。
    主人公の養父の気高さには感動するが、それ以外の筆者が描く中国の姿は正直好きになれなかった。大元は日本の戦争のためとはいえ、作中主人公は散々苦杯をなめ、また生き別れた妹の末路はあまりに哀れ。技術協力も結局は同床異夢だったのだろう。

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    2022年05月18日
  • 大地の子(三)

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    中国残留孤児を主人公に中国の戦後、共産党社会の有様を描いた長編小説。日中友好の証として計画された製鉄所建設プロジェクトとともに、主人公の人生は一つの転機を迎え、そして"大地の子"として決断を下す。

    筆者の綿密な取材に基づき描き出された物語は、重厚かつディテールもしっかりしている。
    主人公の養父の気高さには感動するが、それ以外の筆者が描く中国の姿は正直好きになれなかった。大元は日本の戦争のためとはいえ、作中主人公は散々苦杯をなめ、また生き別れた妹の末路はあまりに哀れ。技術協力も結局は同床異夢だったのだろう。

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    2022年05月18日
  • 大地の子(二)

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    中国残留孤児を主人公に中国の戦後、共産党社会の有様を描いた長編小説。日中友好の証として計画された製鉄所建設プロジェクトとともに、主人公の人生は一つの転機を迎え、そして"大地の子"として決断を下す。

    筆者の綿密な取材に基づき描き出された物語は、重厚かつディテールもしっかりしている。
    主人公の養父の気高さには感動するが、それ以外の筆者が描く中国の姿は正直好きになれなかった。大元は日本の戦争のためとはいえ、作中主人公は散々苦杯をなめ、また生き別れた妹の末路はあまりに哀れ。技術協力も結局は同床異夢だったのだろう。

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    2022年05月18日
  • 大地の子(一)

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    中国残留孤児を主人公に中国の戦後、共産党社会の有様を描いた長編小説。日中友好の証として計画された製鉄所建設プロジェクトとともに、主人公の人生は一つの転機を迎え、そして"大地の子"として決断を下す。

    筆者の綿密な取材に基づき描き出された物語は、重厚かつディテールもしっかりしている。
    主人公の養父の気高さには感動するが、それ以外の筆者が描く中国の姿は正直好きになれなかった。大元は日本の戦争のためとはいえ、作中主人公は散々苦杯をなめ、また生き別れた妹の末路はあまりに哀れ。技術協力も結局は同床異夢だったのだろう。

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    2022年05月18日
  • 二つの祖国(三)

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    戦勝国側だけでなく、敗戦国の弁論も確りと描かれている。

    もどかしさとやるせなさが残る三巻目でした。

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    2022年05月12日
  • 約束の海

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    何かで聞きかじった約束の海
    面白いかなと読み始めて
    さすが山崎豊子さんと思いながら 引き込まれていった。
    先が読めないなぁと ワクワクしていると
    えっ!
    ああ 仕方ない事だった

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    2022年04月17日
  • 二つの祖国(二)

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    起きて欲しく無い悲劇がまさに二つの祖国
    に分け隔てられ、戦場で合間見れてしまう。
    兄弟がそれぞれ戦争という名の悲劇の渦に飲まれ
    また、賢治の妻エイミー、チャーリー、椰子
    も二世への偏見、そして広島への原爆投下
    と日系二世の苦難の新たな歴史が始まってしまう。

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    2022年04月07日
  • 女系家族(下)

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    下巻になって勢い落ちました。山林とかどうでもいいんだが、、最後は予想つく展開です。死んだお父さんが、藤代の別居とか、三女の結婚にも口出してたけどそんなの聞く必要ないのではと気にはなりました。

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    2022年01月19日
  • 大地の子(二)

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    ほんの数十年前の出来事なのだけど、大きく政情は変わり、中国は大躍進した。
    でもこの小説の中に書かれている中国は今の中国と変わらないように感じる。
    日本の最新の技術を欲しがり、さらに納期短縮を要求している。
    一心が中国共産党員に入党申請する際の描写など、他国の私からしたらおぞましく感じるほどだ。
    この時代の中国で「勉強する」思想が、普遍性があるものではないだろうに、勉強家の一心は心から学ぼうとしている。
    優秀な人材が何を学んだら国家に役立たせることができるのか、それは国にとっては都合のいい人材を育成させることに他ならない。
    日本人として虐げられてきた一心に罪はないし、育った国が母国になるのだろう

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    2022年01月16日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

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    幾度と無く会社に裏切られながらも、ある時ある時、恩地に寄り添ってくれる上司や仲間が登場した時の安堵感は大きい。でもそんな人達に限って早く恩地から離れてしまう。

    家族との離れる時間の長さの影響は計り知れない。
    それでも乗り越えて行く恩地を応援しながら読み進めて行くばかりだった。

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    2022年01月11日
  • 沈まぬ太陽(一) -アフリカ篇・上-

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    組合員、、、高校を出て就職した会社で年一回組合の集まりでスーツを来て三重から名古屋まで行っていた事を懐かしく思った。

    当時組合とはなんぞや?のまま言われるがまま参加し一回りも上の先輩お兄さん達がまとめてくれていたが、さらにその上のリーダー達が実は会社と振り幅は違えど大変なやり取りをしてくれてたんだなぁ、!としみじみ。

    主人公の恩地の人柄の良さ実直さ、強すぎるほどの正義感、、、それが故におそまつな経営陣に振り回される。

    アフリカの広大な自然や職場や家庭での恩地の姿が鮮明にイメージ出来き、読む手が止まらなかった。

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    2022年01月11日
  • 大地の子(二)

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    あらすじ
    太平洋戦争の敗戦によって、満州で残留孤児となった主人公・陸一心(中国名)が、中国人養父母への愛情と日本の実父との愛憎に揺れながらも、文化大革命の荒波を越え、日中共同の製鉄プラント事業を完成させるまでの物語。
    感想
    これが山崎豊子かって感じがした。

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    2021年12月09日
  • 大地の子(三)

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    あらすじ
    太平洋戦争の敗戦によって、満州で残留孤児となった主人公・陸一心(中国名)が、中国人養父母への愛情と日本の実父との愛憎に揺れながらも、文化大革命の荒波を越え、日中共同の製鉄プラント事業を完成させるまでの物語。
    感想
    これが山崎豊子かって感じがした。

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    2021年12月09日
  • 白い巨塔(五)

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    選挙の勝利。
    裁判の敗北。

    柳原にも、里見にも正義はある。
    それが実った結果と言えるが、大学教授という多忙な中で、どこまで診察しなくてはいけないのか、ものすごく重たい投げかけだと思う。

    僕はエンジニアなので、開発中はバグがよく出る。たくさんバグが出た時、納期が短ければ顧客と交渉してできる範囲で行う。
    だが、医者はそれができない。治るか死ぬまで、全力でみることを求められる職業。

    そして、患者が来るときはすでに何らかの症状が出ている負け戦であることが多い。

    とても過酷な仕事だと思う。

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    2021年10月27日