山崎豊子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全4巻通してのレビュー
毎朝新聞政治記者、弓成亮太。
政治家・官僚に食い込む力は天下一品、自他共に認める特ダネ記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成はある密約が結ばれようとしていることに気づいた。
熾烈なスクープ合戦の中、確証を求める弓成に、蠱惑的な女性の影が……。
読み進めていくうちに、久しぶりに胃がキリキリした。
裁判に向けた準備や法廷でのシーンは特に圧巻。
国家権力のあり方、外務省の伏魔殿ぶり、個人のあり方…どれもこれも、いつの世も変わらないものである。
最も本質的なことが隠し立てされ、最も多くの被害を被った方々がいつまでも救われない世の中。
山崎豊子氏の