山崎豊子のレビュー一覧

  • 白い巨塔(二)

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    前回からすぐ2巻も読みました。

    自分の地位に溺れ、どんな手を使ってでもさらに上を目指そうとする者と、医者としての役割、在り方を貫き、患者に寄り添う者が今後どのような道を歩んでいくのか、先々が楽しみになる1冊でした。

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    2021年01月26日
  • 白い巨塔(二)

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    【感想】
    とても面白かった為、かなりのスピードで2巻目も読破。
    2巻目は、外科の次期教授選挙が描かれていました。
    ドラマや原作を読んでいない僕でも、「財前教授」というワードをどこかで聞いたことがありましたので、「問題なく教授になるのだろうな~」と構えて読んでいましたが、教授選の過程がエグイ・・・笑
    次期教授の決定には他診療科の教授の投票によって決まるのですが、そこには清い1票などというモノなど殆ど存在せず、それぞれの教授個人のメリットや思惑、今後の考えなど欲望が渦巻いており、生臭い工作が沢山行われていて権力者たちの汚さがかなり生々しく描かれていました。
    そこに巻き込まれてしまった菊川先生とかは

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    2021年01月24日
  • 華麗なる一族(上)

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    金融界、官僚、政治家などを巻き込んだ万俵一族の物語。筆者もインタビューで答えているが、執筆当時の金融界は新聞も書けなかった聖域だったとか。 主人公、万俵大介は様々な策を練り自身の野望を果たすために周囲の人々を利用してゆく。家族も然り。頭取である銀行の合併がどうなるかは次巻に続く。

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    2021年01月15日
  • 運命の人(四)

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    返還後も続く沖縄の戦後。そして、運命の人とは、最後まで心がつながっていた、それを信じて長い刻を待っていた。その描写が、よかった。

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    2021年01月09日
  • 運命の人(一)

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    綿密な調査をもとにしたリアリティの高い作者ならではの作品。新聞記者を主人公にどう展開してゆくのか楽しみ。そして、運命の人とは。

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    2021年01月03日
  • 約束の海

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    さすが山崎豊子作品。
    当たり前だけど壮大なプロットがあって作られてるんだと改めて認識。最後まで読めなくて本当に残念。

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    2020年12月30日
  • 華麗なる一族(下)

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    名作。本音を言うと、巻末の展開の続き、つまり阪神銀行のその後、万俵大介のその後が見たかった。高須相子も。

    3つの本で下巻が1番面白い。ハラハラドキドキするのが止まらなかった。

    この本では悪人が勝つようなストーリーだが、最後の最後でそのどんでん返しの兆しを残して終わっている。

    1人の人間の死をきっかけに、家族に変化が見られるのも見もの。どんなに悪党も所詮は人間。

    また時間が経ってしばらくしてから読み直そうと思える本。

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    2020年12月07日
  • 二つの祖国(四)

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    とても勉強になる本でした。
    日系二世の差別、語学兵の苦しみなどこの本で初めて知りました。
    昔、「不毛地帯」はドラマで観ましたが小説でも読んでみようと思います。

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    2020年11月12日
  • 運命の人(四)

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    西山事件の表層のスキャンダラスな事柄に終わらず、沖縄戦・沖縄の少女暴行事件・米軍ヘリ墜落事件まで沖縄の問題を深く描いている。未だに沖縄の米軍基地問題は解決していないことに虚しさを覚える。山崎豊子作品には珍しく救われるラスト。

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    2020年11月05日
  • 女系家族(上)

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    ずいぶん前に買ったままだった本。
    思い出して読む。
    ドロドロしていて、一昔前の昼ドラマのよう。
    いわゆる善い人は出てこない。大阪モノだが、笑うシーンも無し。
    調べたら、ドラマ化されていたそう。
    役者に、かなりの力量が求められると思った。
    秋の夜長に、充分楽しませてもらった。

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    2020年10月28日
  • 運命の人(四)

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    その後の話も、読んでみたかった。
    夫婦がどうなったのかも、気になってしまう。
    沖縄に旅行に行く前に、読んでおきたかったな。

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    2020年10月09日
  • 華麗なる一族(中)

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    ネタバレ

    上巻はかなりのスピード感を持って読み進めることができた。しかし、中巻は下巻への布石の意味もあって、大介と鉄平の間の埋まらない溝が阪神銀行と阪神特殊鋼という会社同士の摩擦にまで発展していく様子がじりじりと描かれていて、鉄平にどうしても肩入れしてしまう自分としては読んでいて辛い部分も多くあった。

    血も涙もない怪物ばかりが登場する山崎豊子作品に親しんでいるといわゆるふつうの小説を読んでも主人公が青臭すぎて、冷ややかな視線しか送れなくなってしまうのは副作用としか言いようがない笑

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    2020年10月08日
  • 運命の人(二)

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    少し登場人物が多くなって、内容も難しくなってきたけれども。
    知らなかった事は自分で調べたりと、歴史にも興味がわいて楽しい。
    続きも、楽しんで読めそう。
    ドラマの方も、見たかったな。

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    2020年10月05日
  • 華麗なる一族(上)

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    山崎豊子らしい徹底的な取材に裏づけされた、生々しすぎる政財界、産業界の人間模様。
    妻妾同居の生活を平然と続ける父大介に対して、その子達はそれぞれ複雑な胸中を抱えながらもこの華麗なる一族万俵家に生まれたことの運命を受け入れている。行動力に富む鉄平と慎重に事を進めていく大介の対立構造が浮き彫りになったところ上巻は終わるが個人的には次男銀平のニヒルな雰囲気に惹きつけられた。

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    2020年10月04日
  • 運命の人(一)

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    全4巻通してのレビュー

    毎朝新聞政治記者、弓成亮太。
    政治家・官僚に食い込む力は天下一品、自他共に認める特ダネ記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成はある密約が結ばれようとしていることに気づいた。
    熾烈なスクープ合戦の中、確証を求める弓成に、蠱惑的な女性の影が……。

    読み進めていくうちに、久しぶりに胃がキリキリした。
    裁判に向けた準備や法廷でのシーンは特に圧巻。
    国家権力のあり方、外務省の伏魔殿ぶり、個人のあり方…どれもこれも、いつの世も変わらないものである。
    最も本質的なことが隠し立てされ、最も多くの被害を被った方々がいつまでも救われない世の中。


    山崎豊子氏の

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    2020年09月25日
  • 華麗なる一族(上)

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    読み終えるのに2週間くらいかかった。阪神銀行をより太く大きくするために閨閥を利用していく万俵家の物語。上流社会ではこのようなことが実際行われているのだろうか。今はもう廃れた文化なのだろうか。知る由もないが、知らないのも幸せ?

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    2020年09月24日
  • 大地の子(三)

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    3/4が終わり、いよいよクライマックスへ!

    高炉建設計画の話になると、日中の民族性の違いがかなり露わになっているなと感じた。中国駐在の日本メンバーは郷に従うの大変そう笑

    丹青の株がここに来て上がってきた。
    元夫を父の権力により左遷させるなど勝手なところもあるけれど、仕事への熱量は人一倍。最終巻、一心が仕事で壁にぶつかった時のキーマンか。その壁を丹青の夫が作りそうだが笑

    鄧平化政権指導。高炉の完成はいかに、一心の日本との関わりなどまだまだ見逃せない。

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    2020年08月10日
  • 大地の子(二)

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    半分終了。

    鉄鋼という国策を媒介し、生き別れた人々の運命が交錯し始めた。日本というものがより身近となり、自分の運命を翻弄してきた「日本」と一心は今後どう向き合うのか。

    丹青はそういうキャラだったのね。
    学生の頃は分からなかったけど、社会に出て露骨になったのかな笑

    製鉄所建設がスタートし、建設を推し進める一心には、これから苦難が始まりそう。

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    2020年08月08日
  • 二つの祖国(四)

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    東京裁判の途中は飽きちゃいそうになった。歴史の教科書読んでるみたいな気持ち。でも一般教養としては読んで面白かったかも。

    最後がびっくりやった。あっさり、まじか!って感じ

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    2020年08月05日
  • 不毛地帯 第四巻

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    自動車編からいよいよクライマックスの石油編へ。

    実際はどうか分からないが(100%とは言えないまでもだいぶあるのだろうが)、石油というのはもろ政治だというのが率直なところ。

    資源開発であるし、動くカネの膨大さからしても、まあ当然か。

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    2020年07月07日