山崎豊子のレビュー一覧

  • 運命の人(二)

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    少し登場人物が多くなって、内容も難しくなってきたけれども。
    知らなかった事は自分で調べたりと、歴史にも興味がわいて楽しい。
    続きも、楽しんで読めそう。
    ドラマの方も、見たかったな。

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    2020年10月05日
  • 華麗なる一族(上)

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    山崎豊子らしい徹底的な取材に裏づけされた、生々しすぎる政財界、産業界の人間模様。
    妻妾同居の生活を平然と続ける父大介に対して、その子達はそれぞれ複雑な胸中を抱えながらもこの華麗なる一族万俵家に生まれたことの運命を受け入れている。行動力に富む鉄平と慎重に事を進めていく大介の対立構造が浮き彫りになったところ上巻は終わるが個人的には次男銀平のニヒルな雰囲気に惹きつけられた。

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    2020年10月04日
  • 運命の人(一)

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    全4巻通してのレビュー

    毎朝新聞政治記者、弓成亮太。
    政治家・官僚に食い込む力は天下一品、自他共に認める特ダネ記者だ。昭和46年春、大詰めを迎えた沖縄返還交渉の取材中、弓成はある密約が結ばれようとしていることに気づいた。
    熾烈なスクープ合戦の中、確証を求める弓成に、蠱惑的な女性の影が……。

    読み進めていくうちに、久しぶりに胃がキリキリした。
    裁判に向けた準備や法廷でのシーンは特に圧巻。
    国家権力のあり方、外務省の伏魔殿ぶり、個人のあり方…どれもこれも、いつの世も変わらないものである。
    最も本質的なことが隠し立てされ、最も多くの被害を被った方々がいつまでも救われない世の中。


    山崎豊子氏の作品は重厚感と臨場感が深く、読み応えがある。
    「この作品は事実を取材し、小説的に構築したフィクションである」と冒頭にあるが、事実は限りなく小説に近いのではないだろうか。

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    2020年09月25日
  • 華麗なる一族(上)

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    読み終えるのに2週間くらいかかった。阪神銀行をより太く大きくするために閨閥を利用していく万俵家の物語。上流社会ではこのようなことが実際行われているのだろうか。今はもう廃れた文化なのだろうか。知る由もないが、知らないのも幸せ?

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    2020年09月24日
  • 大地の子(三)

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    3/4が終わり、いよいよクライマックスへ!

    高炉建設計画の話になると、日中の民族性の違いがかなり露わになっているなと感じた。中国駐在の日本メンバーは郷に従うの大変そう笑

    丹青の株がここに来て上がってきた。
    元夫を父の権力により左遷させるなど勝手なところもあるけれど、仕事への熱量は人一倍。最終巻、一心が仕事で壁にぶつかった時のキーマンか。その壁を丹青の夫が作りそうだが笑

    鄧平化政権指導。高炉の完成はいかに、一心の日本との関わりなどまだまだ見逃せない。

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    2020年08月10日
  • 大地の子(二)

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    半分終了。

    鉄鋼という国策を媒介し、生き別れた人々の運命が交錯し始めた。日本というものがより身近となり、自分の運命を翻弄してきた「日本」と一心は今後どう向き合うのか。

    丹青はそういうキャラだったのね。
    学生の頃は分からなかったけど、社会に出て露骨になったのかな笑

    製鉄所建設がスタートし、建設を推し進める一心には、これから苦難が始まりそう。

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    2020年08月08日
  • 二つの祖国(四)

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    東京裁判の途中は飽きちゃいそうになった。歴史の教科書読んでるみたいな気持ち。でも一般教養としては読んで面白かったかも。

    最後がびっくりやった。あっさり、まじか!って感じ

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    2020年08月05日
  • 不毛地帯 第四巻

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    自動車編からいよいよクライマックスの石油編へ。

    実際はどうか分からないが(100%とは言えないまでもだいぶあるのだろうが)、石油というのはもろ政治だというのが率直なところ。

    資源開発であるし、動くカネの膨大さからしても、まあ当然か。

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    2020年07月07日
  • 不毛地帯 第三巻

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    “自動車編”とでも呼べる話で、アメリカが主な舞台。

    里井副社長は、壹岐を必要以上に意識しすぎているため、かえって自分の首を絞める方向へ向かっている。焦らず自分の仕事をしっかりやれば良いと思うのだが、そこはまぁ物語上必要なのだろう。

    東京商事の鮫島氏は厄介な役柄だが、商社マンとして相当優秀な人物だと思う。

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    2020年07月04日
  • 不毛地帯 第二巻

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    【感想】
    入社10ヶ月で次長になり、戦闘機の受注抗争に身を粉にし、7年後には業務本部の常務へと異例の昇進を遂げる主人公・壱岐。
    1巻では浦島太郎のような商社マン1年生だったのが懐かしく思えるくらいの成長っぷりですね。
    部下の兵頭、海部、東京商事の鮫島など、1巻から出てきた魅力的な登場人物も活躍し、ますます面白くなってきました。
    戦闘機の受注を巡って友人を失い、また最愛の妻をも亡くした壱岐に、これからどのような運命が待ち受けるのか、楽しみ!


    【あらすじ】
    商社マンとして生き抜くことを宿命と感じるようになった壹岐は、防衛庁の次期戦闘機選定に伴う商社、メーカーの熾烈な受注合戦に巻き込まれる。
    国防のため、真に優れた機を採用させようと奔走するが、背後には次期総裁選をめぐる暗闘が横たわっていた。
    壹岐は政界や防衛庁内の利害が複雑に絡み合う「黒い商戦」で水際立った手腕を発揮する。
    しかし、その代償もまた大きかった。

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    2020年06月04日
  • 沈まぬ太陽(四) -会長室篇・上-

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    御巣鷹山航空機事故を受けて、後任人事として全く業種の異なる会社に会長職を要請した。世間の風当たりが強い会社の会長職に就くというのは、爆弾飛び交う戦場に突如派遣されるようなもので、受けた人間の覚悟も相当なものに感じる。抜本的な社内改革のために政府主導で依頼されたものではあるが、当然旧体制化で甘い汁を吸ってきた輩からはきつい反発があり、事故から1年経っても改革は進まない。
     自分の身を案じること(地位など)に一番の人間、そのためには他者のことなどお構いなしという風潮は今の世の中でも変わることなく、特に組織の中でいい地位にいる人たちに多く存在し続けているように思う。それを変えようとすると異端とも捉えられかねない。会社再建の道のりは果てしなく遠い。

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    2020年05月30日
  • 女の勲章(下)

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    ネタバレ

    「白石教授に式子を奪われまいとする自分の嫉妬と未練でもあったのだ。」
    この1文が泣ける。
    式子も銀四郎も、どっちも。
    異性に対する関係を、きちんと愛情として考えたことがなかった。それが不幸だった。

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    2020年01月19日
  • 女の勲章(上)

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    生き馬の目を抜く、デザイナー業界でのし上がっていく式子。
    利用し、利用され、男に翻弄されながら、徐々に力強くなっていく。
    女同士の欲にまみれた、ドロドロの関係。
    男と女の打算的な関係。
    全てにおいて、読み応えあり。

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    2020年01月06日
  • 運命の人(三)

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    想いを貫く。挫けそうになっても、想いを貫く。

    (以下抜粋)
    ○一人になった弓成は、抑えていたものが奔り、落涙した。(P.149)

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    2020年01月01日
  • 運命の人(二)

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    縒れた糸は張りを戻すこと無く、絡み縺れ落ちていく。

    (以下抜粋)
    ○「事情は承りました。事件について詳しいことは解りませんが、学校にはいろいろな事情を持つ児童がおり、そういうお子さんを守るのも、私ども教師の務めです、ご推察するに今、一番、大変なのはお母さんだと思います、確か四年生のお兄ちゃんもいますね、二人のためにも、ここはお母さんが気丈にしていて下さい」(P.109)

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    2020年01月01日
  • 運命の人(一)

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    力を持った期待と憤懣が空高く飛び上がり、急襲する。

    (以下抜粋)
    ○日々、国政を国民に伝達するーー、それは新聞社にしか出来ない事であり、それ故に新聞記者は常に勉強し、政治家、官僚と対等にわたり合える優秀な人材であらねばならないというのが、弓成の信条であった。(P.19)

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    2020年01月01日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

    購入済み

    つまされる思いが、、

    とにかく読んで!

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    2019年11月18日
  • 花のれん

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    山崎豊子氏の直木賞受賞作品。裏表紙を見たら、昭和33年発行となっていて驚いた。著者は大阪人であり、この作品は大阪出身の人にしか書けないと思う。山崎氏の他の大作とちがい、1冊で完結の読みやすい本である。
    大正時代に、呉服屋に嫁入りした多加が、商売がうまくいかず、遊び人の夫に悩まされ、一人になった後落語の寄席を開いて奮闘する話。行動力がある多加のバイタリティに感心する。歴史小説ではないが、どうやら小説のモデルとなる女性がいたようだ。大阪のお笑い、今でいうと吉本興業のような、特有の文化が発達していく過程が楽しめる。読んでいると、主人公の女性を応援したくなってくる。今も昔も、女性がビジネスで成功するには、男性以上の努力と犠牲が必要なのだなとつくづく思った。
    大阪が舞台なので、会話がすべてコテコテの大阪弁である。それも風情があってよい。

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    2019年10月18日
  • 花のれん

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    ◯大阪の商人の描写がやけに詳しいので、例によって緻密な取材の賜物かと思ったが、山崎先生はもともと大阪の商家の生まれで、大阪商人の話し方、商人の考え方、生き方がリアルなのも頷ける。
    ◯一気に読ませる展開の妙は流石。落ちて上がっての波乱万丈で、テンポが良い。
    ◯ただ、物語自体に滲み出る、金への業の深さが引き起こす因果が悲しく切ない。
    ◯決して金だけに囚われているわけではないが、その生き方が果たして幸せだったのかはわからないが、筋の通った強い生き様に惹かれるものがある。

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    2019年10月12日
  • 白い巨塔(一)

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    人間の嫌らしさがよくわかる 面白い、よく取材してある。50年以上前に書かれているのに古さをかんじない。

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    2025年12月18日